指宿白水館 地元の魅力伝えるオリジナルチョコを開発
2022年3月13日(日)配信
鹿児島県・指宿温泉の指宿白水館(下竹原利彦社長)はこのほど、南薩エリアの6事業者と著名なパティシエ、ショコラティエ協力のもと、新たに地元の素材を生かしたオリジナルチョコレートを開発した。3月11日から、同館売店とオンラインショップにおいて、数量限定で販売する。
同商品は鹿児島県と、さらに南薩摩の魅力を全国に伝えるとともに、地元を盛り上げられるものを作れないかと社員全員で検討し、生まれた。
オリジナルチョコレート「ショコラ ドゥ カゴシマ」は、選りすぐりのカカオと、南薩摩の素材だけを使用。フレーバーの異なる6粒入りで1箱4千円(税込)。
開発は、鹿児島とも縁が深い気鋭のパティシエ、江藤英樹氏が担当。さらに、名だたるハイエンドブランドチョコレートをプロデュースしてきたトップショコラティエの野口和男氏が技術面をサポートした。江藤氏は、素材選びに際し、何度も現地に足を運び、吟味を重ねたという。
そうして完成した6粒は、マンゴー(トロピカルファーム山川)、さつま紅茶(瀬戸茶生産組合)、ハーブ(開聞山麓香料園)、金柑(清木場果樹園)、知覧茶(お茶のはまだ)、焼酎(佐多宗二商店)と、どれも個性的。いずれも南薩の風土や文化の香りを感じさせる、これまでにない風味のチョコレートに仕上がっている。
また、6粒には、南薩摩の魅力を多くの人に伝えたいという願いを込めて、それぞれ指宿・枕崎・開聞・津貫・知覧・頴娃と、地元の地名が冠されている。同館の金丸芳久常務は「今回のチョコレートが鹿児島県や南薩摩のことを知り、足を運ぶきっかけとなってもらえれば」と話す。