国際観光施設協会 平時に読む「ホテル・旅館のための安全の手引き」と「避難絵図」の普及を推進
2020年10月8日(水) 配信
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国際観光施設協会(鈴木裕会長)は、宿泊客が平常時に読む安全の手引き「ホテル・旅館のための安全の手引き」と「避難絵図」の普及を推進している。両表ともに同協会のホームページで無料ダウンロードが可能だ。
同協会ホテル都市分科会は2010年、「ホテル旅館の安全の手引き」の研究をスタート。外国人観光客増加のなかで、安心してホテル・旅館を利用してもらうため、文字に頼らず一目瞭然で理解できるピクトグラム(絵図)を開発し、その絵図に日本語と英語、中国語、韓国語、4言語の解説を付けた安全の手引きを加えて普及に努めてきた。両者はこれまで全国のホテル6000室以上で使用されている。
直近では、プリンスホテルが9月1日にオープンした「東京ベイ潮見プリンスホテル」(東京都江東区)で「ホテル・旅館のための安全の手引き」を導入し、宿泊客への安全対策に活用している。宿泊客は、客室にあるTVモニターから4言語別の画面で手引きを見ることができる。
「これまで普及に努めてきたシート状の安全の手引き、避難絵図に加え、今後は言語選択の可能な動画版安全の手引きなど、客室内TVに投影する方法についても普及に努めていきたい。カスタマイズは、協会までお問い合わせを」(担当者)と話している。