日本食に特化、訪客向けwebメディアを開設
2017年11月14日(火) 配信
シェアプロ(岸伸久代表、東京都中央区)は2017年11月9日(木)に、“日本の食”のインバウンド向けWebメディア「Foodies Go Local(フーディーズ・ゴー・ローカル)」を開設した。
2016年には約2400万人に達し、過去最高となった訪日外国人旅行者。このインバウンド需要を企業が本格的に取り込むためには、ターゲットとなる外国人に届けるデジタルメディアが欠かせない。一方で、日本企業の多くが、海外向けデジタルメディアを活用できるノウハウや、各国ターゲット層への訴求、言語対応、データ分析などの不足により、二の足を踏んでいる状況にある。同社は日本食の世界的なジャーナリストや外国人インスタグラマー、世界95カ国で導入されているマーケティングプラットフォームを展開するHubSpotを駆使し、日本食を軸にしたコンテンツを発信していく。
□「Foodies Go Local」の特長
1:訪日外国人の生の声を基にしたコンテンツ作り
訪日外国人向け料理教室「TSUKIJI COOKING」で客の生の声をもとに、世界の食好き(Foodies:フーディーズ)が求める日本食に関するリアルなニーズに基づいたコンテンツ作りに注力している。
2:日本食の世界的ジャーナリストが制作陣
「ロンリープラネット」での執筆など世界的な日本食ジャーナリストであるジョン・アシュバーン氏(当メディア編集長)、日本酒の世界普及に貢献するジョン・ゴートナー氏など、日本食のグローバル発信の権威が集結、記事を執筆する。
3:外国人目線のビジュアルコンテンツ
国内最高クラスの影響力を持つインスタグラマー(外国人フォロワー数約50万人)、「moonlightice」氏の協力のもと、外国人目線でのビジュアルコンテンツに力を入れる。
4:HubSpotプラットフォームの活用
マーケティングオートメーション機能で世界最大規模のシェアを誇るHubSpot。HubSpotを同メディアのITプラットフォームとして活用することで、多言語対応や、SNS対応のほか、クライアントの広告効果を最大化するデータ分析を行うことができる。
□主なコンテンツ
・47都道府県のご当地商品ガイド
・日本食の世界的ジャーナリストによる記事コンテンツ
・日本の食品ビジュアルガイド
□背景
今回のフーディーズ・ゴー・ローカル開設に至った背景に、2015年からシェアプロが展開する、築地市場隣接の訪日外国人向け料理教室「TSUKIJI COOKING」がある。オープン以来世界中の客に対し、日本の食に関するアンケートを行ってきた。この結果、「訪日外国人の“日本の食”に対する意外な3つのニーズがあることが分かった」(同社)という。
1:日本の食材、ローカルの食への興味が高まる
大半の訪日外国人は、寿司や丼物、カレーライス、日本酒など日本の食をすでに母国で体験している。ただ、「自分でその日本食を作ってみたい」「日本の旬の食材、調味料を知りたい」「素材の原産地を知りたい、ローカル(地域・地方)のご当地商品を知りたい」などといったより深いレベルでの日本の食に対するニーズが高まっている。
2:日本の食の基本情報に対する根強いニーズも
日本食に対するニーズが高まるなか、訪日外国人にとってコンビニやスーパーでの買い物、レストランでの注文など、まだまだハードルが高いのが現状。例えば、「自分のスマホからスクロールで寿司ネタ一覧をビジュアルで紹介してくれるようなサイトがあれば、寿司屋での注文も簡単なのに」など、手軽さ・便利さを求めるニーズが根強くある。
3: 日本の食をワンストップで理解できるWebメディアが不在
訪日外国人向けの観光Webメディアは数多く存在しているが、同社は「日本の食をワンストップで分かりやすく紹介するWebメディアが存在しないのが現状」だとみる。
□会社概要
会社名:株式会社シェアプロ
資本金(資本準備金含む):8564万円
設立:2013年7月5日
所在地:104-0045 東京都中央区築地6-22-3 ウィンド築地IIビル5F
事業内容:
日本の生産者・ものづくり企業に対して「食」「食文化」「ライフスタイル」を軸にデジタル・リアル両面でビジネスプラットフォームを世界市場に提供。
日本食のマーケティングプラットフォーム「Foodies Go Local.com」の運営。
最高品質の食材を使い、選び抜かれた料理講師陣による“楽しい”訪日外国人向け料理教室「TSUKIJI COOKING」の運営。
食/ライフスタイルを軸としたコミュニケーション施策を提供する「KITCHEN LIFE」