【訪日外客数・推計値 】主要・新興市場ともに過去最高
2018年3月30日(金) 配信
日本政府観光局(JNTO)によると、2018年2月の訪日外客数は250万9千人で、前年同月比23・3%の増加となった。昨年、1月にずれ込んだ旧正月(春節)休暇が2月となったことで、主要市場の集まる東アジアからの来客数が大きく伸びた。各市場で過去最高を記録している。
中国はビザ緩和によるFIT客の増加により、同40%の増加。香港と台湾、韓国も好調だった。新興市場では、シンガポールとマレーシア、英国の伸び率がとくに顕著。それぞれ同25―33%の増加となった。華人の多いシンガポールでも春節が追い風に、昨年8月に行われた「シンガポール旅行博(NATAS Holidays 2017)」でのプロモーションも功を奏した。マレーシアでは航空会社と連携した特別運賃キャンペーンが需要喚起につながった。デスティネーションとしての認知度が、英国では高まっている。