日旅、営業損失7億3500万円 下期は黒字転換はかる
2018年9月5日(水) 配信
日本旅行がこのほど発表した2018年12月期の中間連結決算(1~6月)によると、営業収益は前年同期比3・5%減の240億2900万円となった。好調のインバウンドや、教育旅行など中核分野の強化に加え、業務の効率化にも取り組んだ。この結果、営業損失は7億3500万円(前年同期は8億1900万円の損失)、経常損失は4億1300万円(同4億2400万円の損失)と赤字幅を減らしたが、当期純損失は3億6300万円(同2億8千万円の損失)。下期は黒字への転換をはかる。
部門別(単体)にみると、国内旅行の販売高は、Web専用商品の販売強化にも取り組んだが、同2・5%減の1188億9400万円、営業収益は同4・6%減の131億7100万円。
海外旅行の販売高は、マッハ、ベストツアーが好調で同4・4%増の580億9500万円、営業収益は同2・3%減の40億1500万円。
外国人旅行の販売高は、海外の有力旅行会社との連携などにより、同19・9%増の224億8700万円、営業収益は同4・4%減の25億6200万円と堅調に推移した。
下期はJRセットプランの拡充や、西日本豪雨の被災地域への応援キャンペーンなどを積極的に展開する。通期連結は営業収益534億4千万円、営業利益8億5千万円、経常利益14億6千万円、当期純利益9億5千万円を見込む。