朝日村役場、林野庁長官賞を受賞
2018年12月4日(火) 配信
木材利用優良施設コンクールの林野庁長官賞に、長野県・朝日村の村役場が選ばれた。全国的に伐採期を迎えているカラマツ材の活用モデルとして注目された。
今年5月開庁した村役場は、村産材のみを使用して建てられている。骨格は、村の山林の60%を占めるカラマツ。内装は、村民が寄贈したヒノキやスギなど7種類の木材を部屋ごとに使い分け、特徴を出している。
朝日村の中村武雄村長は、「先人が戦後植林、育林してきた木材を活用した村役場が表彰され、先人の想いに応えられたと思うとともに、感謝している」と語った。
木材利用優良施設コンクールは、木材利用推進中央協議会が主催する。木材の利用分野の拡大と利用推進事例となる施設を表彰する。今年度から新たに、内閣総理大臣賞が創設された。