「菫」(阪急)×「界」(星野)で日本再発見のバスツアーへ
2019年5月29日(水) 配信
阪急交通社はこのほど、新年度から導入した豪華バス「クリスタルクルーザー菫(すみれ)」を利用し、星野リゾート(星野佳路代表、長野県軽井沢)が展開する温泉旅館「界」に宿泊するバスツアーを共同企画した。1本目となる大阪発の「界 加賀に宿泊する3日間」は5月28日(火)から予約を開始した。初便の出発日は12月10日(火)。
同企画のコンセプトは「旅のはじまりから終わりまで、上質な空間でディープに日本再発見できる」。バスの移動中から宿泊、観光までツアーごとに1つのテーマに沿って日本を再発見する旅を演出する。
ポイントは大きく3つ。1つ目は快適性にこだわった菫で、移動中も楽しめること。経験豊富な添乗員やガイドが同行し、旅の情報や地域ならではの飲食を振る舞う。
また、宿泊先の「界」では寝心地にこだわったオリジナルマットレスを採用したベッドなど、現代に合った和の空間を提供。また、鑑賞や体験でご当地の魅力を楽しめる「ご当地楽」のもてなしや、滞在しながら地域文化に触れる「ご当地部屋」を通して、その土地の魅力を感じられる。
さらに、立ち寄り先ではテーマに沿った内容での伝統工芸品の制作体験や専門ガイドによる案内がある。伝統工芸品の工房を訪れたあとに、その工芸品を設えた部屋に滞在するなど、テーマに沿ってツアースケジュールをアレンジしている。
□大阪発「星野リゾート 界 加賀」3日間
テーマ「武家文化の美と出会う」
初代藩主・前田利家が金沢城に入城して以降、その城下町である金沢では、武家社会中心の独自の文化が花開いた。加賀藩の文化奨励策により、加賀友禅や金沢箔、九谷焼などの伝統工芸が発展し、歴代藩主が親しんだ茶の湯が庶民に広まった。藩政期から受け継がれる美意識と職人の技に触れ、武家文化をディープに体感するツアー。
<菫にて>
季節の金沢和菓子とこだわりのドリンクを提供、使い捨てカイロ入れとして加賀友禅の袋を貸し出し。
<界 加賀にて>
加賀友禅や加賀水引をしつらえたご当地部屋「加賀伝統工芸の間」に宿泊。九谷焼や山中塗の「器と料理のマリアージュ」を楽しむ会席料理を堪能し、加賀獅子舞をアレンジしたご当地楽「白銀の舞」を鑑賞する。
<立ち寄り場所にて>
毎田染画工芸*1で加賀友禅の制作見学、もしくは界 加賀で自遊じゆう花人かじん*2の水引作家によるワークショップに参加するなど。
*1金沢市にある加賀友禅の工房。ご当地部屋のベッドルームのパネルとベッドライナーを担当。
*2金沢市の水引作家・廣瀬由利子氏のギャラリー。ご当地部屋の客室の障子を担当。
ツアー名:クリスタルクルーザー「菫」で行く~武家文化の美と出会う~加賀百万石の城下町金沢の旅 名湯山代温泉で寛ぐ「星野リゾート 界 加賀」3日間
出発日:2019年12月10日(火)15日(日)、2020年1月14日(火)19日(日)、2月4日(火)17日(月)
旅行代金:18万円(2人1室利用時1人当たり、税込)