今年の夏休みは国内旅行へ 「友人」よりも「一人」が人気 トリップアドバイザー
2019年6月19日(水) 配信
「TripAdvisor(R)」(トリップアドバイザー)がこのほど行った、同サイトを利用する日本人旅行者を対象にした調査*1によると、8割以上が今年の夏休みに旅行すると答え、このうち7割以上が国内旅行を検討していることが分かった。
今年の夏人気のトップ3の国内旅行先は、1位が「北海道(22%)」で、2位が「長野県(17%)」、3位が「沖縄県(15%)」となった。一方、同社データを基に算出した、国内人気旅行先の7月、8月の平均宿泊費を比べた結果、滞在先によっては41%も価格変動することが分かった。
同行者は4割が「恋人または夫婦」で、約3割が「家族(子連れを含む)」だった。「友人」は1割に留まった一方、「1人」は2割を超え、個人旅行が好まれる結果となった。旅のテーマについては、42%の旅行者が「都市観光」、29%が「海・ビーチ」、 22%が「リゾート」だった。
旅行期間は、「1週間以内(38%)」に続いて「2泊(24%)」が多く、「日帰り」は3%だけだった。予算は水準が高かった。海外旅行も含めると、「30万円以上」が21%と最も多く、全体平均は約16万円となった。
□【2019年 夏休みの人気国内旅行先トップ10と平均宿泊費の比較】
今回の調査でトップの旅行先に選ばれた北海道・富良野市では、7月の平均宿泊費は夏季(6~8月)平均より14%高く、8月には平均水準まで下がった。一方、東京都千代田区では、7月に比べ8月の平均宿泊費が14%減少している。
同社は「滞在先や滞在時期をうまく選ぶことで、宿泊費を賢く抑えることができるようです。これから夏休みの旅行を計画する際には、人気の旅行先や平均宿泊費に加え、宿泊施設の口コミで評価もチェックしてみてはいかがでしょうか」とコメントした。
*1アンケート調査概要について
サンプル数: 1311 人
調査対象: 16 歳以上の男女(トリップアドバイザー利用者)
調査期間: 2019 年 5 月
*2【費用算出方法】
1.宿泊平均価格は、夏休み期間(2019 年 6 月 1 日~8 月 31 日)に、トリップアドバイザーおよび提携サービス上で予約できる全宿泊施設で、バブルチャートの評価 4 以上を得ている施設が提供する料金をもとに 1 泊あたりの平均値を算出
2.価格は米ドルから日本円に1米ドル107円として換算し、1 円単位を四捨五入して表示