JTBグループ会社、ハワイ初のAudio AR型日本語ドライブ音声ガイドアプリの提供開始
2019年6月26日(水) 配信
米国ハワイ州にあるJTBのグループ会社・JTB Hawaii, Inc.は、2019年2月に資本業務提携を行ったShaka Guide, LLC(本社:米国ハワイ州、共同創業者:Andrew Fowers/以下SG)と共同開発した、ハワイ州初のAudio AR 型日本語ドライブ音声ガイドアプリ「オアフ・サークルアイランド・ツアー」のサービスを開始した。レンタカー利用のリーピーターを想定して開発された音声ガイドアプリは、新しいハワイの楽しみ方を提案してくれそうだ。
このアプリは、現実世界に音声を付加するAudio AR (AR: Augmented Reality =拡張現実) とスマートフォンのGPSの位置情報を活用し、利用者が見ているものに対して「音声」や「音響」による独自のサービスを提供する。また、事前にダウンロードしておくことでインターネット接続ができない環境でも利用でき、あらかじめ設定しておいた場所に近づくと自動的に日本語の音声ガイドや音響が再生される仕組みだ。
音声ガイドの内容は、定番の観光名所や穴場スポット、ハワイの文化や伝説、雑学、冗談などが盛り込まれている。ナレーションは臨場感あふれる音響効果にもこだわり、旅行気分をさらに盛り上げてくれる。「オアフ・サークルアイランド・ツアー」の販売価格は600円で、今後はオアフ島南部やカイルア地区、ハワイ島など対応エリアを拡大する予定。
ドライブアプリを開発した背景には、日本人リピーターの増加に伴い、定番観光スポット以外を訪れたいという声の高まりと、交通が不便なところも手続きが簡易的なレンタカーを利用して個々の目的を達成したいという旅行者が増える見込みであることが挙げられる。利用者にはハワイをより知ってもらうとともに、地域住民や自然環境などへの悪影響を最小限に抑えることも目指している。さらに、ハワイ州で深刻な課題となっている観光ガイドの高齢化や人手不足を解決することも期待される。
「オアフ・サークルアイランド・ツアー」紹介動画:
□SG社、ドライブアプリの概要
2016年創業で従業員は10人。おもに米国人向けにAudio AR型英語ドライブ音声ガイドアプリを開発・販売。創業以来ハワイ州主要4島(オアフ、マウイ、ハワイ、カウアイ)で10ツアー以上を開発・販売しており、25万件以上のアプリダウンロード実績をもつ。Appストア(英語版)の評価は4.9と、オアフ島観光アプリNo.1評価を獲得している。