山口県が東京圏からの移住就業を促進 『やまぐち移住就業マッチングサイト』開設
2019年8月21日(水)配信
山口県は、2019年8月7日(水)からの「移住就業支援事業」開始に伴い、『やまぐち移住就業マッチングサイト』を開設した。人口の東京一極集中を是正し、山口県における担い手不足の解消を目指した取り組みで、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)から山口県へ移住し新規就業した人を対象に、最大100万円の「移住支援金」を支給する。
□『やまぐち移住就業マッチングサイト』概要
・本サイトの対象求人に新規で就業することが、移住支援金の支給要件の1つ。
・移住就業希望者の要望に合わせて、エリア・市町ごと、職種ごとの検索が可能。
・本サイトの求人情報は、10月以降に大手民間求人サイトにも掲載する予定。
□サイト開設の背景
総務省によると、2018年の東京圏の転入超過は13万9,868人で、一昨年の12万5,530人から拡大している(※)。一方、地方では人口の自然減に加え、進学や就職を機に若者世代が首都圏などへ流出する「社会減」も進んでいて、人口減少が加速している。
「移住就業支援事業」は、2018年に国が開催した「わくわく地方生活実現会議」からの提案で創設された制度が、山口県で事業化されたもの。『やまぐち移住就業マッチングサイト』は、この事業として実現した。県は移住支援金の予算を100人分計上していて、「わくわく地方生活実現会議」に委員として参画し当制度の提案に携わった村岡嗣政知事は、この制度の活発な利用を呼びかけている。
※住民基本台帳人口移動報告 平成30年(2018年)結果 – 2019年1月31日公表
□移住支援金の対象法人について
移住支援金は、東京圏から山口県内に移住し「山口県が移住支援金の支給対象として登録した法人等へ就業した人」に支給される。移住支援金支給対象の法人は、本サイトへの求人掲載が無料となる他、求人の作成支援も受けられる。