岐阜・高鷲エリアで連携 ビッグスノーリゾートエリアが誕生
2019年9月6日(金)配信
岐阜県・高鷲エリアのスキー場6カ所とホテル4カ所が連携し、ビッグスノーリゾートエリア「TAKASU MOUNTAINS」が誕生した。国内外にウインターリゾートの楽しさを提供するため、世界に通用する日本代表のスノーリゾートを目指す。
岐阜県郡上市にある高鷲エリアは、中部、関西エリアの国内スキーヤーやスノーボーダーに人気があり、高鷲エリアの18~19年シーズンの来場者数は80万人を超えている。
名古屋市から車で80分、飛騨高山は50分、世界遺産白川郷は60分など、都市部や観光地に恵まれた場所に位置する。
中部国際空港セントレア(愛知県)や小松空港(石川県)、富山空港(富山県)からも約2時間とアクセスも良い。
同エリアの特徴は、ロングシーズン&ロングタイム。11月下旬のホワイトピアたかすの早期オープンに端を発し、高鷲スノーパークの春営業の5月上旬まで滑走が可能で、およそ半年間も楽しめる。
早朝営業やナイター営業、オールナイト営業などの環境も整備。さらに、近年需要が高まる訪日外国人観光客の「雪」のニーズにも対応し、受入環境整備に重点を置き、また来たくなるスノーリゾートを目指す。
□共通ICリフト券システムの導入
5スキー場(高鷲スノーパーク、ダイナランド、ひるがの高原スキー場、鷲ヶ岳スキー場、ホワイトピアたかす)が、共通の最新ゲートシステム(AXESS AG社製)を導入。
これにより、1枚のICリフト券で5カ所すべてのスキー場が利用できる共通ICカードリフト券を発行し、宿泊施設を拠点に複数のスキー場を楽しむことが可能となる。
□リフト券自動受取システムの導入
高鷲スノーパーク、ダイナランド、ひるがの高原スキー場には、鷲ヶ岳スキー場とホワイトピアたかす同様のECサイトを活用したリフト券自動受取端末システム「LIPACA(リパカ)システム」を導入した。
Web購入からセルフ端末機、または直接リフト乗車へつなぐことで人手不足に対する課題にも対応し、お客様はさらにスムーズにリフト券の購入が可能になる。
□名古屋―高鷲―高山間バスの運行
三重交通が運行するトライパルツアーは「名古屋駅―TAKASU MOUNTAINS―高山駅間」で、バスと雪遊びやスキー商品をセットにしたツアー商品を造成する。
雪道の車の運転に自信のないお客様や訪日外国人観光客でも安心して、来場できるようになり、スキー場を楽しんだ後に飛騨高山の町中で観光を楽しむことも可能となる。
□スキー場間無料シャトルバスの運行
高鷲エリア内では、2次交通の無料シャトルバス「SNOW SHUTTLE BUS」が毎日巡回する。これにより、各スキー場や各ホテルがシャトルバスで結ばれる。
さらに「ひるがの高原サービスエリア」にもバス停を設け、岐阜バスの高速バス白川郷線「ひるがの高原SA」の停車時刻に合わせて、シャトルバスが発着。公共交通機関を使ってのスムーズな来場が可能となる。
□今後の動向
各施設で利用客が楽しめる体験型アクティビティや文化体験プラン、スキー・スノーボードプランなどを用意。多言語化の促進と自動翻訳機の導入のほか、来場者アンケートによる市場調査とマーケティングを実施し、スキー場で取得したマーケティングデータをエリア内で共有し、より効率的なマーケティング活動をはかっていく。
□TAKASU MOUNTAINS 公式サイト
※2019年10月オープン予定