東北6県の外国人宿泊150万人泊超え 政府目標1年前倒しで達成
2020年2月28日(金)配信
観光庁が2月28日(金)に発表した2019年年間の宿泊旅行統計調査(速報値)結果によると、東北6県の外国人延べ宿泊者数は前年比21.0%増の155万7910人泊だった。20年までに東北6県の外国人延べ宿泊者数150万人泊を政府目標に掲げていたが、1年前倒しで達成した。
同外国人延べ宿泊者数は、従業者数10人以上の施設に泊まった外国人を集計したもの。
これまで、東北地域が主体となって多言語ホームページの整備、滞在プログラムの開発などを行ってきた。加えて、官民が一体となったトップセールスや集中的な訪日プロモーションを実施。国際定期便の新規就航やチャーター便の増加、訪日外国人旅行者の誘客がつながった結果とみられる。
今後、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、東北への関心が高まる。同庁はこの機会を捉え、地方公共団体や民間企業から特別なプログラムなどをとりまとめる。さらなる東北の観光需要を喚起する「東北観光復興キャンペーン」を実施し、東北の観光復興に精力的に取り組む考え。