「KOBE」世界へ発信 SNS活用で閲覧者数350万人突破する
2020年3月30日(月) 配信
神戸観光局(兵庫県)は誘客施策や、観光PRを素早く効果的に実施できるよう、SNS(交流サイト)を活用した情報発信を行っている。SNSや市場の特性に合わせ国内外向けに現在では主に5つのアカウントを運用しており、今年2~3月の閲覧者数が全世界で延べ350万人を突破した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各国で渡航規制や自粛が相次いでいる。世界的に見ても観光客が激減しているのが現状だ。一方、中国では、オンライン上で旅行に行った気分になる「クラウド旅行」というトレンドも生まれている。
神戸観光局は2月からターゲットを絞り動画を活用した広告運用による、神戸旅行のイメージ喚起と、フォロワーの獲得を積極的に行った。
SNSの活用の仕方として神戸牛、有馬温泉、日本酒などを全面的に打ち出したPR動画の拡散や、卒業旅行を検討する学生に向けたPRキャンペーンを展開。その結果、今年1月から3カ月で約35%増加した。
同観光局が運用するSNSアカウントそれぞれのフォロワー数はフェイスブック日本語3万人(同18%増)、英語12万5000人(同22%増)、中国語(繁体字)2万1000人(同584%増)、インスタグラム日本語1万8000人(同16%増)、Weibo(中国最大のSNS)簡体字1万7000人(同74%増)と、合計で20万人を突破した。
同観光局は「フォロワーが実際に神戸へ足を運ぶきっかけとなる情報発信を続けていき、国内外の神戸ファンの獲得に努めていきたい」と意気込みを語った。