観光庁、飲食店向け「外国人ベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」作成 受入環境整備の促進を
2020年4月3日(金) 配信
観光庁は4月2日(木)、ベジタリアンとヴィーガン(以下、ベジタリアンなど)の外国人旅行者が増加していることを受け、飲食店向けの対応ガイドを作成した。事業者側が食習慣の知識や対応方法を理解し、外国人旅行者の受入環境整備の促進をはかるのが狙い。
観光庁のホームページで公開されている「飲食事業者等における ベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」(全49㌻)は、表や画像などを用いて、ベジタリアンなどの基礎知識(背景、食事制限、国別割合など)や、旅行者の飲食店の選び方、日本で食べたいもの、先行事例集などを掲載している。
2018年の推計値によると、日本を訪れるベジタリアンなどの外国人旅行者は年間145~190万人、飲食費は450~600億円にのぼるとされる。一方で、外国人ベジタリアンなどへのアンケート調査では、日本の飲食店などでの対応が不十分という意見が多数集まっていることから、対応ガイドの作成に至った。