テーマは「細川幽斎の生きた道」舞鶴市、「彰古館」の展示をリニューアル
5月26日(火) 配信
京都府舞鶴市は5月26日、田辺城の隅櫓「彰古館」の展示をリニューアルした。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送にあわせたもので、主人公の明智光秀の盟友細川幽斎(藤孝)の生涯にスポットを当てる。
彰古館は、幽斎が隠居城として現在の舞鶴西地区に築城した「田辺城」本丸跡の北西に1940年、京都・二条城をモデルに復元された二層の隅櫓。これまでは、丹後地方ゆかりの浮世絵や書籍、古文書、絵図などの郷土資料「糸井文庫」のパネルを展示していた。
リニューアル後は「細川幽斎の生きた道」をテーマに、幽斎の生涯を「足利将軍直臣の時代」、「織田軍団部将の時代」、「田辺の御隠居 幽斎の時代」の3区分、25枚のタペストリーで紹介する。藤孝が着用したと伝わる甲冑や刀。「本能寺の変」の後に藤孝に援軍を要請した光秀の手紙などの写真を多く使用している。
また会場に展示されている幽斎を取り巻く相関図のパネルには大河ドラマの登場人物が多く紹介されており、幽斎を中心とする人間関係を知ることでより一層ドラマを楽しむことができるようになっている。