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JATA、業界初のオンライン商談会開催へ 海外セラーと5000の商談を予定

2020年7月9日
編集部:入江千恵子

2020年7月9日(木) 配信

海外旅行推進部の薦田詳司副部長

 日本旅行業協会(JATA、坂巻伸昭会長)は7月31日と8月6、7、31日、9月1、2日の6日間、日本バイヤーと海外セラーを対象とした業界初のオンライン商談会「JATA オンライン・トラベル・マート」を開く。

 アウトバウンドの再開に備え、日本の旅行会社などバイヤーと、現地サプライヤーとの商談や情報交換の機会創出が目的。個別商談会は、双方各500人ずつ合計1000人の参加を想定し、5日間で最少5000の商談を予定している。

 JATAは7月9日(木)に開いた定例会見で、海外旅行推進部の薦田詳司副部長は開催の趣旨について、「オンライン商談会は、日本の旅行業界で初の試み。業界全体が少しでも前を向けるような機会にしていきたい」と語った。

 オンライン形式の商談会ついて、「インターネット環境さえあれば、地方の旅行会社も海外のサプライヤーとビデオを通じて商談会ができるのが大きな利点」と全国各地からの参加を呼び掛けた。

 商談会は、①フォーラム②オンラインセミナー③オンライン商談会――のプログラムで構成する。フォーラムは7月31日に行われ、JTBの山北栄二郎社長と、KNT-CTホールディングスの米田昭正社長、日本旅行の堀坂明弘社長の3者が、日本の現状や考えを海外サプライヤーに向け、英語で世界に発信する。

 また、日本からの渡航者数上位国・地域の観光局、観光協会、旅行会社4社(阪急交通社、HIS、ジャルパック、ANAセールス)、世界旅行ツーリズム協会(WTTC)のゲバラ会長、JATA坂巻会長からのビデオメッセージも英語で配信する。

 日本と各国・地域の時差を鑑み、1日で午前・午後・夕方の3回の動画配信を行う。1回につき3000人、1日9000人分の枠を設け、日本の旅行会社も視聴できる。

 オンラインセミナーは、在日観光局によるプレゼンを実施。5日間で50セミナーを予定している。視聴数の目標は毎回1000人、5日間で5000人の視聴を目指す。セミナーとオンライン商談会の日程は、8月6、7、31日、9月1、2日の5日間で、並行して実施する。

 登録料は、日本の旅行会社などバイヤーは無料、サプライヤーは1登録1万円となる。登録は7月8日に開始し、7月22日締切となる。

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