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「まち歩きの楽しみ」発売 旅行作家・秋山秀一氏が世界の観光事情を語る 新典社

2020年9月15日
編集部:馬場遥

2020年9月15日(火) 配信

世界観光事情 まち歩きの楽しみ 秋山秀一・著

 新典社は「世界観光事情 まち歩きの楽しみ」を9月1日(火)から全国の書店で販売している。旅行作家の秋山秀一氏が旅をした世界35の「まち歩き」の話を収録する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航が制限されている今、「『まち歩きの楽しさ』を感じていただきたい」(同氏)とした。

 同氏が旅をした35国・地域のエピソードの中で、中国・上海を「変化の速さに驚かされる、エネルギッシュな街」と紹介している。20年以上前に旅をした時と、現在の上海の街並みを比較して、その新・旧の楽しみ方を教える。

 「客家が築いた世界文化遺産の土楼群」で、福建土楼に訪れた話では、世界文化遺産に認定されてから、暮らしの場が観光地に変貌するようすを同氏の視点から解説する。

 フランスの影響が色濃く残されたカナダのケベック・シティは「北米唯一の城郭都市」として、イギリス統治下に建設されたカナダ最大の要塞・シタデルの西にある戦場公園を紹介。ケベックの400年の歴史を、まち歩きをしながら触れる。

 「アジアとヨーロッパの交差点」であるトルコ・イスタンブールでは、グランド・バザールで店主と交流した体験談や、トプカプ宮殿を堪能した思い出を語る。

 ドイツ有数の名城を擁する古都・ハイデルベルクや、「歩いて楽しむ街」としてローテンベルクを紹介した。映画の舞台ともなった美しい街並みや、人口の100倍もの観光客がやってくる「旅をする人が心に思い描く中世の街の風景」の魅力を語る。

 A5判、本文203㌻、本体1950円(税別)。

 問い合わせ=☏03(3233)8051。

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