野外の旅行が回復傾向に 今秋の国内旅行トレンド トリップアドバイザー
2020年9月15日(火) 配信
トリップアドバイザー(ステファン・カウファー社長)はこのほど、日本人旅行者への意識調査と、同サイトの利用状況データを基に、今秋の旅行傾向についてまとめた。温泉やアウトドア・自然散策エリアの宿泊需要が回復傾向にあるほか、昨年同期と比べ長野県・白馬村や、静岡県・熱海温泉への宿泊が最も回復した。
全世界で秋のシーズン(9月1日~11月30日)の国内旅行は徐々に回復傾向にあり、旅行者の約3分の2(65%)が国内で秋の休暇を計画していることが分かった。このうち、79%が9月の旅行を考えているという。
新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以来、3密を避けられるとして人気が高まっているアウトドア関連の旅行は、今秋も引き続き人気となっている。
今秋の旅行トレンドとして、「リラックスやリフレッシュのできるところ」がトップに上がった。
宿泊日数は、日本人を含む世界の旅行者のうち、55%が2~5泊、36%が1泊で予約を検討していた。旅行者の多くが出発予定日まで1週間を切った段階で、旅の予約をしていることが分かった。
国内行き先ランキングでは、1位長野県・白馬村、2位静岡県熱海市、3位三重県志摩市、4位静岡県伊東市、5位長野県・軽井沢町――と続いた。
ラグジュアリーや、海の見えるホテルの人気が最も回復してきている。ペット同伴可や、ハイキング・ビーチなどが周辺で楽しめる施設の予約も、回復が早い傾向にある。