隠岐観光協会 E―BIKEで島旅 周遊プログラム始まる
2020年9月22日(火) 配信
隠岐観光協会(島根県隠岐郡)は9月8日から、スポーツタイプの電動アシスト付き自転車で隠岐諸島の自然観光を満喫するプログラム「E―BIKE周遊サービス『E―BIKE ADVENTURE OKI』」の提供を始めた。
同協会と、スマートフォンアプリなどを開発・運営するヤマップ(福岡県福岡市)、電動アシスト自転車の製造・販売を手掛けるパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)の3者が初協働し、新たな体験型観光を促進する。
プログラムは、マウンテンバイクタイプの電動アシスト付き自転車「XM1」に乗り、GPS地図アプリ「YAMAP」を活用しながら島を周遊するセルフツアー。
隠岐諸島のうち、島後(どうご)、西ノ島、中ノ島、知夫里島の4島で全19コースを設定した。
いずれも隠岐諸島の魅力を存分に楽しめる内容となる。海や山が近く、高低差がある同諸島では、E―BIKEが打ってつけのアクティビティだ。
コースの一例として、「西ノ島主要スポット巡りコース」(1日プラン、48・1㌔)は、隠岐を代表する景勝地、国賀海岸などを巡るもの。隠岐の雄大な自然が、放牧地で佇む牛馬の牧歌的な雰囲気とともに楽しめる。
料金は半日プラン5千円、1日プラン7500円など。4島にそれぞれある観光協会で予約を受け付ける。
なお、同プログラムは新たな旅行商品造成に向けた実証実験を兼ねており、3者は来年3月をめどに今回のプログラム提供で得た結果や知見を分析し、観光振興につなげる考えだ。