コロナ禍で半数の観光スポットが観光客数減少 埼玉県物産観光協会
2020年12月18日(金) 配信
埼玉県物産観光協会はこのほど、埼玉みどころ旬感協議会加盟の市町村・観光協会に向けて実施した新型コロナウイルスによる県内観光地への影響調査の結果を発表した。
主要観光スポットにおける7~9月の観光客数は前年と比べて減少したとの回答は50%で、増加したと回答した14%を大きく上回った。一方で10月は、増加が25%、減少が21%と回復の兆しを見せた。
「今後3カ月間は、どこから集客をしたいですか」に対しては県内との回答が最も多く、次いで近隣市町村、同じ市町村内との回答が続いた。遠方ではなく近隣からの集客を考えていることがうかがえる。
GoToトラベルなどの観光需要喚起策終了後については、88%の会員が前年比50%以上回復させたいと回答した。市町村・観光協会を主体に宿泊補助や物産販売の補助事業を実施していると回答したのは31%。今後に向けてさまざまな取り組みをしているとみられる。
調査は11月6~27日まで、Microsoft Formsによるウェブアンケートで埼玉みどころ旬感協議会の会員である89の市町村・観光協会を対象に実施した。回答数は52件だった。