西武HD、23社580人の新入社員 初のオンライン入社式に
2021年4月6日(火)配信
西武ホールディングス(後藤高志社長、東京都豊島区)は4月2日(火)、西武グループで初めてオンラインによる入社式を行った。グループ23社の新入社員580人が感染防止対策を講じたうえ、各社会場に分かれて出席。後藤社長は新入社員に向け、「行動変容・価値変容の中でも原点の『グループビジョン』に立ち返り、私たちの使命を再確認してほしい。ビジネスチャンスを捉え、社員一丸となってこの難局を乗り切る」と力を込めた。
後藤社長は「現在、新型コロナウイルスの影響で行動変容・価値変容が起きているが、変わるべきものと変わってはいけないものをしっかりと見極めていく必要がある」と語る。「その変わってはいけないものの代表例が、西武グループの『グループビジョン』。今後の社会人生活において、壁にぶつかったり、判断に迷ったりした場合は、原点である『グループビジョン』に立ち返り、私たちの使命を再確認してほしい」と述べた。
また、少しずつ見通しが明るくなってきたが、感染収束は未だに見えていないと指摘。鉄道やホテルをはじめグループ施設での利用状況は、依然として厳しい状況が続いていると語った。一方で、今夏に開催を予定している東京オリンピック・パラリンピックは、西武グループにとって大きなビジネスチャンスと発信。このような機会を逃さず、社員一丸となってこの難局を乗り切っていきたい考えを伝えた。
最後に新入社員に心掛けてほしいポイントに、①明るく爽やか②仕事に対する思い入れ③心と身体の身だしなみ――の3点を挙げた。これらを意識したうえで、「プロフェッショナルとしての責任を果たし、チームワークを大事にして大いに挑戦してほしい。また、新型コロナウイルスの影響が続いている状況だからこそ、笑顔・スマイルを忘れないでほしい。共に頑張っていきましょう」とエールを送った。
入社式ではあわせて、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手からのビデオメッセージも配信した。源田選手は新入社員に向け、「皆さんは西武グループの貴重な戦力。西武グループのスローガンである『でかける人を、ほほえむ人へ。』に向けて、我われも日本一を目指して頑張ります。皆さんも一緒に、西武グループを盛り立てていきましょう」とお祝いの言葉を送った。