旅工房、当期14億円の赤字 海旅販売できず売上高95%減に 2021年3月期連結決算
2021年5月24日(月) 配信
旅工房(高山泰仁代表取締役会長兼社長)がこのほど発表した2021年3月期の連結決算によると、売上高は前年比95・0%減の16億5400万円(前期は333億5500万円)と大幅な減収となった。営業損失は20億4400万円(同1億3800万円の利益)、経常損失は13億5400万円(同1億3800万円の利益)、当期損失は14億800万円(同8800万円の利益)と赤字に転じた。
新型コロナウイルスの影響で海外旅行の売上がほぼ無いなかで、販管費を前期の40億円から22億円まで抑制。さらに、雇用調整助成金などの助成金収入6億2346万円を営業外収入に計上し、経常赤字の最小化に注力した。
同社はコロナ後の事業環境の回復に備えるため、第三者割当増資や、有利子負債による資金調達を行う。
なお、次期の業績は「現時点で合理的な算定ができない」とし、予想可能な時点で速やかに開示する予定だ。