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HIS、CROWD FARMING始める ミカン農園のオーナーになり、農家支える

2021年7月14日
編集部:木下 裕斗

2021年7月14日(水) 配信

オーナーは事前にみかんを購入することで、農家の売り上げを保証する

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)はこのほど、食に関わる生産者を支え、地域創生につなげる「HIS FOOD PROJECT」の一環として、三重県のミカン農園のオーナーになり、収穫前のミカンを購入することで農家を支援する新制度 「CROWD FARMING(クラウドファーミング)」を始めた。国内外に同県産のみかんと加工品のほか、県名の知名度向上もはかる。

 同社は三重県と食関連産業の自律的・持続的な発展と地域活性化を目的とした「食の海外展開に係る戦略的連携協定」で、同県の戦略商材“お茶”の海外輸出を推進することで合意。両者はアゼルバイジャンで加工した抹茶チョコレートを第3国へ転送するほか、現地販売や輸出向けの加工商材を開発している。

 CROWD FARMINGは、集まった大勢の人を意味するCROWDと、農業を英語で表したFARMINGを合わせた造語。7月8日(木)からは、参画するオーナー募集している。栽培や管理などは園主が行う。同社は随時、SNSでミカンの成長過程や最新情報を伝えるほか、収穫気分を楽しめるミカン狩りオンラインツアーを催行する。

 プランはスタータープランが1口4500円で、 ミカン5㌔が送られる。1口1万4000円は、Aコースの1箱5㌔のミカン5箱と、Bコースの720ミリ㍑のミカンジュース9本、Cコースの1箱に5㌔入ったミカン2箱と720ミリ㍑のジュース6本から1つを選べる。売上の一部はNPO 法人「子供地球基金」に寄付される。

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