温泉+森林浴でリフレッシュ(宮城県・作並温泉)
2022年9月16日(金) 配信
宮城県の作並温泉は、仙台市街地から車で40分程度と利便性も高いところです。その歴史は721(養老5)年に奈良時代の高僧・行基が発見したと言われています。史実としての開湯は1796(寛政8)年です。
旅館組合では近くのニッカウヰスキー宮城峡蒸留所の視察に訪れたフランス飲料関係者から、ジョギングで自然に触れ合いたい、というリクエストにこたえエスコートを行ったのをきっかけに、9年前からトレイルランニングなどスポーツを通じて自然に触れる仕掛けを展開していました。
そうしたなか、スポーツ愛好者だけでなく、一般の方にも自然と触れ合える場を提供しようと昨年整備したのが二ツ岩散策路です。この場所は国有林内のため、仙台市が借り受ける形で、組合が中心となって階段や手すりを整備しました。散策路付近は良質な水道水を提供する水源の1つでもあり、その点がネックになり悩みましたが、訪れる人に温泉+森林浴も体験してもらい、心と体をリフレッシュしてもらおうと決断しました。
二ツ岩散策路は片道300㍍弱という短かさながら、入口の湯神神社は縁結びの神様、散策路終点の二ツ岩は「夫婦岩」とも呼ばれるなどカップルやご夫婦にぴったりです。無料ガイドが同行しますので、安心して作並の自然を満喫していただけます。これからの季節は鮮やかな紅葉が楽しめます。
【作並温泉旅館組合長 岩松廣行】