高級ホテル向けアイスクリーム製造販売の「ウッドヴィレッジ」が破産(帝国データバンク調べ)
2023年1月9日(月) 配信
高級ホテル向けアイスクリーム製造販売の「ウッドヴィレッジ」(木村中社長、神奈川県横浜市)は昨年12月12日(月)に横浜地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は1993(平成5)年6月創業、94年に法人改組した。果物などの素材を生かしたアイスクリームを製造し、著名な日本料理店や高級ホテル・旅館を主力得意先として販売実績を伸ばしていた。
本店に併設した店舗「Tsuibomi」で小売りも展開し、メディアで紹介されるなど知名度を上げ、2006年7月期には年間売上高約9800万円を計上した。
しかし、景気低迷による消費意欲減退やデフレ基調が続くなか、受注は減少傾向で推移していた。帝国データバンクによると、20年7月期の年間売上高は約5200万円にとどまり、欠損を計上」していた。その後も業況は改善せず、今回の措置となった。