滋賀県の公園がびわこ文化公園に集合 11月3日「THE シガパークフェスタ2024」開催

2024年10月31日(木) 配信

 滋賀県は11月3日(日・祝)に、びわこ文化公園(滋賀県大津市)で県内の公園が集合するイベント「THE シガパークフェスタ2024」を開く。同県は県内公園の魅力向上のため、びわ湖を中心に県全体が1つの大きな公園となり、水と緑と人がつながった姿を「THE シガパーク」と名付けて、取り組みを行っている。今回はこの取り組みを広く周知するためのキックオフイベント。

 当日は「THE シガパーク」を紹介する展示や体験会のほか、さまざまなステージイベントなどを開催する。同日は県が定める“いいサイクリングの日”の「ビワイチの日」のため、ゲストライダーが登場するスペシャルステージもある。

 また、同日は同公園内で「文化ゾーンフェスティバル」も開催されている。高校生による吹奏楽演奏やスタンプラリー、キッチンカー出展などがある。

「レジャー白書2024」発行 23年の余暇関連市場規模は前年比13・4%増の71兆2140億円に

2024年10月31日(木) 配信

 日本生産性本部(前田和敬理事長)は10月31日(木)、「レジャー白書2024」を発行した。

 これによると、2023年の余暇関連市場規模は前年比13・4%増の71兆2140億円と大きく拡大し、コロナ禍前の19年比では98・5%の水準まで回復した。

10月29日(火)に開いた概要説明会で、桜美林大学教授の山口有次氏

 とくに観光・行楽部門は、国内旅行需要の高まりにインバウンド効果が加わり、ホテルや遊園地、レジャーランドが急速に回復したことで同32・1%増と好調だった。桜美林大学ビジネスマネジメント学群の山口有次教授は、余暇関連市場が拡大した要因の一つに「全般的に値上げが進行し単価が上がったことも大きく寄与した」との見方を示した。

 コロナ禍前から続くコンテンツ配信(有料動画配信サービス、音楽配信、電子出版)は、伸び率は落ち着いたものの堅調を維持している。

 余暇参加人口の1位は、国内観光旅行の4740万人で2年連続のトップとなった。2位は外食(日常的なものは除く)の3820万人で前年の4位から上昇した。3位は、前年2位だった動画鑑賞(レンタル、配信含む)で3600万人の順。

日本生産性本部の長田亮主任研究員

 また、仕事と余暇のどちらを重視するかについての調査では、「余暇」重視が65・7%を占め、主任研究員の長田亮氏は「余暇重視派が09年以降概ね増加傾向にある」と説明した。

 余暇関連市場における全般的な傾向として、山口教授は「コスパやタイパを求める一方で、推し活のためにはお金も時間も惜しまない傾向は強くなっている」とし、「その関連消費は、商品購入やサービス利用まで総合的に取り込み、生活の一部に入り込んでいる」と分析している。

NAAとHYTEK、キャリーケース題材のアート展開催 旅客に新たな滞在価値提供

2024年10月31日(木) 配信

アート展のイメージ

 成田国際空港(NAA、田村明古社長)とアート作品を提供するHYTEK(満永隆哉・道堂本丸社長、東京都港区)は11月3日(日)~30日(土)、成田空港第1ターミナル北ウイング4階でキャリーケースを題材とした、日本のアーティストによる企画展「キャリーアート展 / CARRY ART EXHIBITION」を開く。利用客に空港で過ごす時間をより楽しんでもらいたい考え。

 NAAは2023年6月から、パートナー企業のアイデアで新事業の創出を目指す取り組み「Narita Airport OPENINNOVATION PROGRAM 2023」を始動し、「旅客への新たな価値提供」を目指した事業を募集。同企画展は採択案件の1つとして行われる。

 期間中には、7組の日本のアーティストそれぞれがキャリーケースをテーマに独自の表現手法で制作した作品を展示。HYTEKが総合プロデュースを行う。また、11月5日(火)には、2024年2月に実施し、好評だったという壁面にインクをつけることなくアートを描くことができるデジタルスプレーを活用した「DIGITAL
LEGAL WALL」のライブペイントも開催する。

JALと星野がインバウンド地方誘客に共同で取り組み 「王道vs穴場キャンペーン」

2024年10月31日(木) 配信

 

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長、東京都品川区)と星野リゾート(星野佳路社長、長野県・軽井沢町)はこのほど、訪日外国人観光客向けに「王道vs穴場キャンペーン」を開始した。大都市圏以外の地方に観光客を誘客し、オーバーツーリズムの解消と地域活性化に取り組む。

 両者は特設サイトを開設し、訪日客の関心が高い、桜や祭り、紅葉、雪などのコンテンツを切り口に、多くの観光客が訪れる「王道」観光地と、海外では認知度が低いが、魅力ある「穴場」観光地を紹介。継続的に2社のオウンドメディアでも発信していく。

桜の名所穴場の例)長門市 界 長門

 また、国内外でそれぞれInstagram投稿キャンペーンを開催し、「海外に伝えたい」「実際に訪れてよかった」日本の地方の魅力発信を促す。国内居住者向けのCPは、JAL公式アカウントと星野リゾート公式アカウントをフォローし、大都市圏以外の知られざる名所の写真を場所情報と「#japanhiddengems」を付けて投稿する。応募は来年2月28日(金)まで受け付けており、最優秀賞には国内線往復航空券などをプレゼントする。

 訪日客向けには、国内外居住者を対象にフォトキャンペーンを実施する。実際に訪れてよかった日本の地方をテーマにInstagramへの投稿を呼び掛ける。JALグルーバル公式アカウントと星野リゾート公式アカウントをフォローのうえ、ハッシュタグ「#japanhiddengems」を付けて写真を投稿すると完了。応募期間は2025年3月20日(木)~7月31日(木)まで。こちらは国際線往復航空券も当たる。

 このほか、特設サイトでJAL航空券と星野リゾートの一部宿泊施設を組み合わせたJAL訪日ダイナミックパッケージ商品を売り出した。旅行対象期間は12月1日(日)から。終了時期は未定。

茨城アフターDC、“珠玉の体験”デモツアー【体験取材】

2024年10月31日(木)配信

最高級豆「パナマ・ゲイシャ」のコーヒーを体験

 茨城県やJRグループなどが一体となって取り組む大型観光企画「茨城アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」が、10月1日(火)に開幕した。「体験王国いばらき」をキャッチコピーに“想像超え”の特別企画やイベントを展開し、12月末までの3カ月間、茨城の魅力を全国に向けて発信する。これに先駆け、9月18日(水)~19日(木)に茨城ならではの珠玉の体験企画の一部を体験できるデモツアーを実施した。

 はじめに、彩り豊かな花々が四季を通じて楽しめる「国営ひたち海浜公園」(ひたちなか市)に向かった。10月上旬から下旬にかけて、約4万本のコキアが真っ赤に染めるみはらしの丘がフォトスポットとして人気で、紅葉の見ごろに思いを馳せながらグリーンライム色のコキアを観賞した。

 園内の森の中に静かに佇むカフェテラス「記念の森レストハウス」では、ひたちなか市に本店を置く「サザコーヒー」によるデモンストレーションが行われた。アフターDCの体験企画として、サザコーヒーのトップバリスタが淹れる世界一のコーヒーと朝食を楽しむプランを販売したと紹介。実際に最高級豆「パナマ・ゲイシャ」のコーヒーを淹れ、参加者は香りと味を楽しんだ。

ランチとブーケ作りウイスキーの試飲も

ブーケ作りをレクチャー

 次に、県花のバラが900種以上3万株も植栽される「いばらきフラワーパーク」(石岡市)を見学した。バラに囲まれた温室レストラン「ローズファームハウス」で、地元の食材を使った「束ランチセット」を満喫。花束に見立てたブーケサラダや野菜本来の旨味を煮出したスープ、弓豚肩ロースのグリエなど見た目も華やかなプレートランチを五感で堪能した。

 同園は、自分で摘み取ったバラや季節の草花を使ったブーケ作り体験も行っている。参加者は講師であるフローリストと共に庭園で花摘みを楽しみ、それぞれブーケ作りに没頭していった。

八郷蒸留所の熟成庫

 その後、車で約5分の「木内酒造 八郷蒸留所」(同)に移動した。清酒「菊盛」の蔵元であり、独自の酒造りに挑み続ける木内酒造による「日の丸ウイスキー」の製造拠点。自社の製麦工場で加工した穀物を糖化、発酵、蒸留、熟成といったウイスキーの製造工程を見学できる。巨大な発酵樽やポットスチル(蒸留器)、さまざまな種類の樽を積み上げた熟成庫などを巡った。

 敷地内のビジターセンターで、ウイスキーの樽のチップを使って燻製した自社製の生ハムやベーコンと共にウイスキーを試飲。商品は店内に併設するショップにて購入でき、買い物も楽しんだ。

 夕方、今年7月にグランドオープンした「亀の井ホテル筑波山」(つくば市)を訪れ、新設した絶景ラウンジやビュッフェレストランを見学。2023年4月にリニューアルした「ホテル一望」(同)に宿泊し、茨城の食材を使用した彩り豊かな料理と、隣接する日帰り温泉「つくばの湯」により、大自然でリラックスした時間を過ごした。

笠間焼体験や酒蔵と、外国人が営む盆栽園

久野陶園の陶芸体験

 2日目は、笠間焼発祥の地とされ、250年の歴史を持つ「久野陶園」(笠間市)で、地元陶芸家から行程の解説を受けての陶芸体験を行った。

 笠間土の粘土の塊が用意され、両手に体重をかけて練り込み、土台用に一部を切り出して円形に整える。残りの粘土を紐状にして、それを円形の土台にあわせて段々に積み上げ成形していく、初心者でも簡単な手びねりという技法を体験した。今回の作品は陶芸家らにより窯焚きし、約1カ月後に参加者へ発送する。

 昼は、江戸末期創業の歴史があり、つくばの代表銘柄「男女川」を造り続ける「稲葉酒造」(つくば市)を見学。スパークリング「あわい恋」に加えて、アフターDCの体験企画「常陸乃国極上グルメ堪能ツアー」で提供するコース料理を試食した。江戸前鮨のほか、常陸牛の網焼き、地蛸のやわらか煮、伊勢海老の塩麹焼きなどの地元食材を使った料理を味わい、地酒とのマリアージュを楽しめる体験に期待を寄せながら、より深い日本酒の世界を堪能した。

盆栽を説明する職人のジョーンズさん

 最後に、外国人オーナーが営む盆栽園「Tree House Bonsai(ツリーハウスボンサイ)」(阿見町)を訪問。埼玉県さいたま市内の盆栽園で5年間の修業を積み、プロの認定を受けた盆栽職人のアダム・ジョーンズさんが設立し、文化間の架け橋となっている。

 ジョーンズさんは盆栽のあらゆる美しさを味わってもらおうと、ワークショップや季節限定の集中コースなどを用意し、国内外の来訪者に盆栽の歴史や技術、手入れなどを教えている。

 アフターDCの体験企画では、11~12月にかけて2泊3日の盆栽修業ツアーを実施している。

デモツアーの体験取材動画

九州産交バスなど、自家用車を貸与 若手運転士の獲得へ 

2024年10月30日(水) 配信

 エイチ・アイ・エス(HIS)グループの九州産交バス(岩﨑司晃社長、熊本県熊本市)と産交バス(小栁亮社長、同)はこのほど、運転士採用を強化する一環で通勤に必要な自家用車を貸し出す制度を始めた。若手人材の獲得で、地域のさらなる発展に貢献し、お客から選ばれる企業を目指す。

 対象者は、2024年10月1日(火)以降に運転職またはプロフェッショナル運転士として入社した正社員。教育機関を経て、職場への配属時に車を受け取る。

 貸与する車両は、グループ会社の九州産交オートサービス(梅木博文社長、同)より提供される、新車から概ね1年程度経過した新古の自動車。2年間貸し出す。期間後に購入を希望する人は、残価を支払うことで取得できる。

金沢が「2025年に行くべき世界の旅行先25選」に選出(JNTO)

2024年10月30日(水) 配信

兼六園イメージ

 日本政府観光局(JNTO)はこのほど、米有力旅行メディア「ナショナルジオグラフィック」が発表した「2025年に行くべき世界の旅行先25選」(Best of the World)に石川県・金沢が選ばれたことを報告した。

 「Best of the World」は、ナショナルジオグラフィックの旅行専門家チームと、同社の旅行専門誌の国際編集チームによって選出された旅行先リストで、あらゆる人に向けた旅の魅力を体験できる世界の旅行先が選ばれている。

 金沢は、京都から電車でわずか2時間の城下町。木造の茶屋街、兼六園、江戸時代の武家屋敷街、400年の歴史を持つ芸術品「金箔」で工芸品づくりを体験できる点などが評価された。

 JNTOは、「今回金沢が選ばれたことは、日本の地方が観光地として認知されている証。地方誘客や消費額向上のプロモーションに引き続き取り組み、日本の各地の魅力発信に努めていく」とした。

「引き揚げのまち舞鶴」の発信強化 来年は戦後・引揚開始80年、世界記憶遺産10周年で

2024年10月30日(水) 配信

鴨田秋津市長(左)と学生語り部の今野さん

 京都府舞鶴市(鴨田秋津市長)は10月30日(水)、東京都内で報道関係者を集めた説明会を開いた。2025年は戦後・海外引揚開始80年、またユネスコ世界記憶遺産(世界の記憶)登録10周年を迎えることから、「引き揚げのまち舞鶴」を市長自らがアピールした。

 京都府の日本海側に位置する舞鶴市は、1901(明治34)年の舞鶴鎮守府開庁以来、日本海側唯一の軍港都市として栄えてきた。第2次世界大戦の終結にともない、1945(昭和20)年に旧海軍の軍港だった舞鶴港をはじめ、最終的に全国18港が引揚港として指定されたが、そのなかでも舞鶴港だけが引揚期間の13年間全期にわたり、引揚者を受け入れた。市民は戦後で自分たちの生活も苦しいなか、茶や芋を振舞うなど、心を込めて引揚者の帰国を歓迎したという。今もなお感謝の声が届くほどで、戦後の新たな第一歩を踏み出した「再出発のまち」となった。

 一方、戦後79年がたち、戦争を実際に体験した世代の高齢化が進むなかで「体験者なき戦後」のはじまりを迎えようとしている。全国的に大きな課題として捉えられており、舞鶴も例外ではないが、市では「次世代への継承から、次世代による継承へ」を目指して独自の取り組みが進められている。

 その一つが「学生語り部」の育成と活動だ。舞鶴港は13年間で約66万人を受け入れ、そのうち約46万人が旧ソ連領での強制労働を強いられた「シベリア抑留」者。こうした史実を残そうと市は1988(昭和63)年に「舞鶴引揚記念館」を開館した。そのなかで館内案内活動のために開催している「語り部養成講座」があるが、2016年度に初めて自主的に中学生3人が参加したことをきっかけに「学生語り部」が誕生した。24年度は中学生21人、高校生19人、大学生5人の計45人が所属し、館内や同館が主催するイベント、他地域の同世代の交流などを通し、自らの言葉でシベリア抑留や引き揚げの歴史を伝えている。

 これについて鴨田市長は「大きな希望」と期待を寄せる。説明会には、東京在住でありながら、祖父がシベリア抑留者だったことをきっかけに学生語り部となった、日本大学文理学部史学科3年生の今野拓実さんも登壇。今野さんは「若い世代から若い世代へ発信するからこそ伝わることがある」とし、活動の意義を語った。

 このほか、舞鶴工業高等専門学校と連携し、AI技術を活用した新システムの開発も進めている。開発しているのは、シベリア抑留体験者の証言動画に質問すると、体験者の実際の映像から質問にあった受け答えを聞くことができる双方向型のシステム。このほど開かれた「舞鶴引き揚げの日 平和記念式典」で実践発表会を行った。

 鴨田市長は「引き揚げをやり遂げたまちとして、国内外に発信していくことが責務。舞鶴市自体もそうだが、引き揚げに対する認知度は低く、発信に努めたい」とし、「全国から教育旅行も積極的に誘致していきたい」と意気込んだ。

白樺日誌のレプリカ

 今年度は発信事業として、12月23日(月)~26日(木)まで、東京・丸の内のKITTEで「京都舞鶴―世界記憶遺産×日本遺産巡回展in丸の内」を開く。世界記憶遺産の代表的な資料である白樺の木の皮や煤をインクにして綴った「白樺日誌」のレプリカなどを展示する。

 また、25年3月23日(日)は、東京・新宿住友スカイルームで次世代による継承を考える「ミニ平和未来フォーラム」(仮称)を開催する予定。

ゴジラを「佐賀県かたち観光大使」に任命へ 佐賀県がゴジラとコラボ、ゴー☆ジャスと観光地紹介

2024年10月30日(水) 配信

観光大使就任発表会には、ゴジラと山口祥義知事(右)、ゴー☆ジャス氏(左)も出席

 佐賀県(山口祥義知事)はこのほど、地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、今年70周年を迎える「ゴジラ」のシルエットが、佐賀県のカタチとほぼ同じであることから、「佐賀県かたち観光大使」に任命した。これにより、新たなプロジェクト「ゴジラ対(つい)サガ」を10月30日(水)から展開する。

 同日に行われた就任発表会で、山口知事とゴジラが登壇した。

 山口知事は、「70周年という大きな節目を迎えたゴジラと、こうしてコラボレーションできることは非常に嬉しい。『ゴジラに破壊された場所は有名になる』という話があるため、県内のどこを壊してもらおうか考え中だ」とにこやかに話した。

 新PJが、「サガプライズ!」の第40弾であることについて触れ、「佐賀県を知ってウィン-ウィンになるように実施している。これまでの成功体験をもとにしてまた新たなコラボを生んでいきたい」と述べた。

ゴジラを佐賀県の地図に見立てて観光地紹介

 就任発表会には、地球儀を使い国名ネタを披露することで有名なお笑い芸人のゴー☆ジャス氏も駆け付けた。ショートコントなどを披露しながら、ゴジラの体を佐賀県の地図に見立てて指差し、山口知事と共に観光地を紹介するPRアトラクションを実施した。

 観光大使となったゴジラは、今後、「ゴジラの日」でもある11月3日(日)に「2024サガインターナショナルバルーンフェスタ」でグリーティングを行うほか、佐賀県庁新館の展望ホールにてゴジラの巨大ビジュアルやゴジラの歴史を振り返るパネル展示を開催する。さらに、清掃機器メーカーであるケルヒャーの協力の下、佐賀県嬉野市の岩屋川内ダムにゴジラの巨大ダムアートを制作するなど、6つの公務を行う。

東山ホテル(会津若松市)が破産手続き開始(帝国データバンク調べ)

2024年10月30日(水) 配信

 東山ホテル(佐藤雅哉代表、福島県会津若松市)は10月9日(水)、福島地裁会津若松支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億円。

 同社は1997(平成9)年8月に「新東山ホテル」として設立された温泉旅館の運営業者。その後、「おやど東山」に変更。会津東山温泉郷では、小規模ながら料理にこだわったサービスを特色として、2001年8月期には年間収入高約8500万円を計上していた。

 しかし、新型コロナの影響で近年の年間収入高は約3000万円に落ち込んでいた。