NAA、展望デッキ改修 空港滞在楽しむ新たな価値提供へ

2025年3月31日(月) 配信

展望デッキの芝生エリア

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は4月7日(月)から、第1ターミナルの展望デッキを含む5階エリアの改修工事を実施する。これに伴い、同エリアを全面閉鎖。2026年春のリニューアルオープンを目指す。

 供用再開後には、「日本の文化と精神性を育む豊かな水と四季の移ろい」をテーマに、日本の玄関口である成田空港で滞在を楽しむ新たな価値を提供する。同エリアのうち、展望デッキは、芝生エリアやウッドデッキなどを備えた空間に生まれ変わる。館内には日本らしい畳のスペースのや茶の間を備えたスペースを設置する。

居の間

 なお、5階にあるレストランとショップ、ラウンジは通常通り営業を行う。

【ANA X】人事異動(4月1日付)

2025年3月31日(月) 配信

 

 ANA Xはこのほど、4月1日付の管理職者(部長級)の人事異動を発表した。

                 ◇

 旅行顧客戦略準備室室長(旅行事業推進部部長)森田將裕

 経営戦略部部長(事業開発部部長)金子和靖

 EC事業推進部部長(EC事業推進部副部長)髙橋渉

 ライフバリュー事業部部長 若林慶太郎

 

8月に大曲で「全国花火競技大会」を鑑賞 ジャルパックがツアー販売

2025年3月31日(月) 配信

 

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、秋田県大仙市で8月30日(土)に開かれる「全国花火競技大会」を鑑賞するツアーを売り出した。8月29日(金)出発限定の2泊3日の旅。

 同花火大会は、全国の花火師たちが日本一を目指して競い合う日本最高峰の花火競技大会。毎年約1万8000発が打ち上げられるという。ツアーでは、会場中央から花火が鑑賞できる「デラックステーブル」を用意した。大迫力の作品を間近に鑑賞できる人気の席。ノンアルコールの飲み物のほか、終了後に花火師を称えて振るペンライトをセットにする。

 また、花見大会前には秋田の観光地「角館」を案内。武家屋敷など、風情ある街の観光も楽しめる。

 出発は全国各地の空港から。募集定員は24人で予約は先着順。定員になり次第、販売を終了する。


新年度も「平日に泊まろう!」CP実施 JATA、休暇取得促進の機運醸成を

2025年3月31日(月) 配信

平日に泊まろう!CPロゴ

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は4月1日(火)から、旅行需要の平準化などを目指し、「平日に泊まろう!」キャンペーンを開始する。2024年度から継続して実施する事業で、週末や連休に旅行需要が集中するなか、平日は混雑を避けられ「ゆっくり のんびり」旅が楽しめることを訴求。平日の旅行を考えるきっかけとし、休暇取得促進の機運を醸成するのが狙い。

 CPは年間を4期に分けて実施。JATA会員会社で平日1人1万円以上の宿泊を伴う旅行商品を購入し、旅行した人のなかから抽選で次回の旅行で使える3万円、または1万円のクーポンが当たる。クーポンはそれぞれ20人ずつ用意し、各期40人・計160人にプレゼントする。詳細はキャンペーンサイトへ。

国内旅行推進部の野浪健一部長

 JATAが3月27日(木)に開いた定例会見で、国内旅行推進部の野浪健一部長は国内旅行キャンペーンについて、以前は需要の拡大を主軸にしていたが、24年度から平日旅行を促すものにシフトしたことを報告。「平日の旅行は混雑緩和になり、お客様の満足度も向上する。平日に旅行するきっかけになってほしい」と運動論として位置付けているとした。国を挙げた休暇取得促進や自治体の休み方改革、ラーケーションなどの各種取り組みと連動して進めていく考え。

 野浪部長は24年度のJATA内での効果として、会員各社でチラシ掲示やサイトでのリンク掲載などを行い、意識付けができたことを紹介した。また、自治体が平日の誘客に焦点を充てた取り組みを実施した際に合わせてJATAのCP告知があった例も挙げ、「25年度はこうした事例がもっと増え、うまく連携ができればうれしい」と意気込んだ。

H.I.S.ホテルHD、満天ノ 辻のやで夏会席プラン アフタヌーンティーも用意

2025年3月31日(月) 配信 

「四季会席 夏」
 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は3月14日(金)から、運営する満天ノ 辻のや(石川県・粟津温泉)で、2024年度調理師関係功労者に対する厚生労働大臣表彰で調理業務功労者を受賞した田中剛総料理長考案の夏の新メニューとして「四季会席 夏」と「夏のアフタヌーンティー」付の宿泊プランを販売している。
 
 「四季会席 夏」は1日50食限定。食前酒に夏みかんカクテル、鱧の南蛮漬けや白身魚のお造里、一口そば、焼イセエビ、ローストビーフサラダ、鮑水貝、しらすの釜飯、デザートにガトーショコラなどを提供する。料金は2食つきで4人1室利用時、1人3万9800円(税・サ込)から。
 
 夏のアフタヌーンティーはケーキやスコーン、プリンのほか、エビの手毬寿司やサーモンのカナッペなどを用意する。利用客はチェックイン前の午後 12時30分または1時から、庭の見える「満天ノ 庭園カフェ」で堪能する。 また、3時チェックイン開始時間まで、庭を散策したり温泉を楽しむことができる。宿泊料金は2食つきで4人1室利用時、1人4万4800円(税・サ込)から。
 

日旅連 白石会長が再任 日旅創業地の滋賀で総会

2025年3月31日(月) 配信

白石武博会長

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(会長=白石武博・カヌチャベイホテル&ヴィラズ社長、1724会員)は3月5日、滋賀県・おごと温泉「琵琶湖グランドホテル 京近江」で「第63回通常総会」を開いた。任期満了に伴う役員改選では、白石会長の再任が決まった。

 白石会長は「今年は日本旅行創業120周年の節目の年であり、大阪・関西万博も開幕することから、日本旅行創業の地滋賀県での開催となった」と、例年の東京ではなく地方開催となった経緯を説明。今後の事業展開として「我われ旅ホ連の存在意義は宿泊販売を拡大させること。少子高齢化が進み、インバウンドが増加するなど、マーケットが大きく変動するなか、中長期を見据えながら新しいマーケットを開拓していきたい」と展望を述べた。

 来賓で招かれた日本旅行の小谷野悦光社長は「120年にわたって皆様に多大なお世話になってきたこと、改めて感謝申し上げる」と謝辞を延べたうえで、「創業者の南新助は、日本で初めて国鉄貸切列車による団体旅行を実施した。この“前例のないことを行った”というフロンティア精神を大切にしながら、次の100年を考えていきたい。今後ともご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつした。

 議事では、すべての議案を承認可決。宿泊販売拡大に向け、法人、個人、インバウンドの3部門への取り組みを、さらに推進していく。とくにインバウンドについては、国内旅行の最重要マーケットと捉え、事業の中心的役割を担う営業推進委員会を、新たに「GT委員会(法人)」「FIT委員会(個人)」「海外事業検討委員会」の3つに再編。個人、法人それぞれに委員会を設けることで、より有効な販売施策を進める。

また、役員改選のない年の通常総会については、理事会総会を開いて総会附議事項を審議し、総会に代えることが決まった。

【塩野 俊誉】

高知県 大阪駅で街頭宣伝 連ドラ舞台を契機に誘客

2025年3月31日(月) 配信

着ぐるみフォトセッション

 高知県は3月16日、大阪府大阪市のJR大阪駅2階アトリウム広場で、観光PRイベント「やなせたかしと暢夫妻のふるさと・どっぷり高知旅に出かけよう!」を開いた。

 同県を舞台にしたNHK2025年度前期の連続テレビ小説「あんぱん」の放送を契機に、関西圏からの誘客をはかろうと企画した。

 県と四国旅客鉄道(JR四国)、物部川DMO協議会がブース出展し、観光案内やパンフレット配布などを行った。NHK高知放送局もブース出展し、「あんぱん」のPRを行った。

 やなせさんがデザインされたキャラクターとのフォトセッションやクイズ大会、高知あるあるネタを集めた「どっぷり高知旅かるた」大会、よさこい演舞などもあり、多くの人で賑わった。

 「あんぱん」放送に合わせ、3月29日から2026年2月8日まで、南国・香南・香美3市の物部川エリアを舞台に観光博覧会「ものべすと」が行われる。

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(3月号)」

2025年3月31日(月) 配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 今年の3月号では、滋賀県を取り上げました。2014年から10年以上、滋賀県知事を務める三日月大造氏に独占インタビューを行いました。琵琶湖については、歴史的・地理的な重要性、そして琵琶湖の恩恵を受ける滋賀県の多様性を、京都大学名誉教授で地理学者の金田章裕氏に解説していただきました。「滋賀の作家」と公言する今村翔吾さんにもお会いして、歴史小説作家としてはもちろん、滋賀県との関わりについても伺いました。湖西では、「宝船温泉湯元ことぶき」を訪れ、元アイドルの女将、大久保琴江さん、石山寺の女性座主の鷲尾龍華さんからお話を聞いています。湖東では喜楽長で知られる喜多酒造の女性杜氏、喜多麻優子さんにお会いしました。旅行ページでは、歴史も踏まえて、地方鉄道を使って巡る滋賀の旅の醍醐味を伝えています。

〈フランスの様子〉相乗り専用車線

「相乗り専用車線:月曜日から環状線で新たな“革命”」(3月2日Le Parisien紙のウェブサイトより)

 昨年10月に最高速度が時速50㌔に制限されたばかりのパリ市のペリフェリック(環状自動車専用道路)だが、3月2日からは、一車線が公共交通と相乗り専用になった。◆「相乗り」とは、2人以上が乗っている自家用車で、バスやタクシー、そしてもちろん緊急車両と同様に専用車線を使うことができる。◆最近の日本でいう有償の「ライドシェア」とは違い、家族や友人、または同僚など、誰でも2人以上が乗っていればよい。◆これは、環状道路を利用している自家用車の8割が1人乗りであることを踏まえ、効率的な自動車道路の利用を促進し、1人乗りの習慣を改善させようとする措置だ。◆新しい交通標識も登場、青地または黒地に縦のひし形になっている。◆パリ以外の都市でも導入が始まっているが、原則として試験的な導入で、罰金の徴収も5月からとされている。◆フランスの都市部では、自家用車の利用がどんどん制限される流れは続いている。とりあえずは、対象区間は限られ、時間も平日の混雑時のみだが、今後さらに広がる可能性がある。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉

 

【国土交通省】人事異動(3月31日付)

2025年3月31日(月) 配信

 国土交通省は3月31日付の人事異動を発令した。

大臣官房付・定年退職(和歌山市副市長)佐藤哲也

大臣官房付・即日辞職(都市再生機構統括役)鈴木修二

大臣官房付・即日辞職〈都市再生機構統括役〉(岐阜県都市建築部都市公園・交通局長)舟久保敏

大臣官房付・即日辞職〈岐阜県都市建築部都市公園・交通局長〉(神奈川県県土整備局大規模公園担当部長兼環境農政局都市緑地担当部長)戸田克稔

大臣官房付・即日辞職(国立大学法人東京大学大学院公共政策学連携研究部特任准教授)三重野真代

大臣官房付・即日辞職〈衆議院事務局庶務部電気施設課長〉(中部地方整備局営繕部長)色川寿喜

大臣官房付・即日辞職〈日本下水道事業団監査室長〉(日本不動産研究所首席研究員)近藤共子

大臣官房付・即日辞職〈水資源機構関西・吉野川支社長〉(国立研究開発法人土木研究所つくば中央 研究所技術推進本部上席研究員〈特命事項担当〉)三戸雅文

辞職〈住宅金融支援機構理事〉(大臣官房付)奥田誠子

大臣官房付(海技教育機構総務部長)神崎悟史

辞職〈鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局計画部長〉(大臣官房総務課企画官〈併〉鉄道局)本堂亮

海事局付・即日辞職(国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所産学連携主幹)緑川和徳

海事局付・即日辞職(海技教育機構審議役)菅原辰男

港湾局付・即日辞職(国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所特別研究主幹)松本英雄

港湾局付・即日辞職(国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所特別研究主幹)野田厳

港湾局付・即日辞職〈鉄道建設・運輸施設整備支援機構助成部担当部長〉(九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所長)北原政宏

港湾局付・即日辞職〈国際協力機構社会基盤部技術審議役〉(運輸総合研究所主任研究員)鈴木淳

航空局付・即日辞職(航空大学校事務局長)有岡省治

国土技術政策総合研究所付・即日辞職 〈国立研究開発法人土木研究所理事〉(国立研究開発法人土木研究所つくば中央 研究所道路技術研究グループ長)藪雅行

辞職〈国立研究開発法人土木研究所企画部研究企画監〉(国土交通大学校建設部長)古本一司

グランプリは読売旅行の大矢千尋氏 4年ぶりにTCSAが添乗員表彰事業を開催

2025年3月30日(日) 配信

(左から3人目)大矢氏らが3月25日に表彰を受けた

 日本添乗サービス協会(TCSA、金澤悟会長)はこのほど、4年ぶりに開催した「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2024」の受賞者を発表。3月25日(火)に開いた総会時に表彰式を行った。グランプリ(国土交通大臣賞)は読売旅行所属の大矢千尋氏が受賞した。大矢氏は2017年に準グランプリを獲得しており、2度目の受賞で大賞に輝いた。

 今回の表彰では、コロナ禍で開催していなかった期間も対象として募集を行ったところ、32人の添乗員の応募があった。昨年12月に選考委員会を開き、受賞者を決定した。委員長を務める東日本国際大学総長、早稲田大学名誉教授でエジプト考古学者の吉村作治氏は「皆さん素晴らしい経歴をお持ちで、しかもコロナ禍で添乗が少なかった時期を乗り越え、今回応募があったことを考えると、全員グランプリをあげたい気持ちだ」と称賛した。

 グランプリを受賞した大矢氏は、2011年の入社から一貫してオーケストラの海外公演添乗に従事。これまで20カ国・35都市を訪れており、渡航業務やクラシック音楽についての知識も豊富だという。今回の受賞については、音楽団の添乗でアメリカからの帰国時、空港到着後に楽器の通関を行うターミナルと帰国便の出発ターミナルが異なることが判明。帰国便が迫るなか、通関手続きとターミナル移動を迅速かつ的確に誘導し、無事に予定便で帰国した。団員60人の精神的・肉体的負担を軽減したとして、優れた旅程管理能力を楽団から称賛されたことが評価された。

 大矢氏は、音楽団の添乗は税関の手続きや楽器の運搬など、細心の注意が必要な作業が多く気も体力も使うが、達成感は大きいと言及。「これからも海外公演が成功できるようしっかり準備を行い、陰ながらサポートできるように励みたいと思います」と今後への意欲を新たにした。

 準グランプリ(観光庁長官賞)はTEJ所属の山中浅子氏。山中氏は過去に「国土交通大臣表彰」を受けているベテラン添乗員で、英語からフランス語、イタリア語、スペイン語まで習得している。海外のみならず、日帰り国内添乗やコールセンター業務、MICE、インバウンドなどマルチにこなす。ツアー客からは「何度か訪れている観光地でも、山中さんと一緒だと初めて経験することばかりで感動した」という言葉が多数届くなど、多くのリピーターを有している。また、ボランティア活動や寄付活動などにも熱心で、添乗員の社会的地位向上にも寄与したと評価された。

 このほか、選考委員会委員長賞は、丁寧な添乗姿勢が定評で旅行会社からの信頼が厚いジャッツ所属の近藤英之氏が受賞。会長賞には、ツアー中に遭遇した令和6年能登半島地震の混乱の中でツアー客に献身的に寄り添い、無事に帰着に導いた、近鉄HRパートナーズ所属の対馬眞代氏が輝いた。

 優秀賞以下は次の各氏。

 【優秀賞】和泉芳則(フォーラムジャパン)▽原田務(TEI)▽榎原四季(同)

 【奨励賞】和田真由美(旅行綜研西日本) ▽久保田優樹(阪急交通社)▽尾崎愛(同)▽今泉哲さん(近鉄HRパートナーズ) 田村香(トップ・スタッフ) ▽町田文彦(同) 小笠原伸江(はとバス)▽比企真由美(ジャッツ)▽滝本佳子(J&Jヒューマンソリューションズ)▽飯田晃子(同)手嶋恭子(同)▽山田早苗▽(同)細野之子(同)▽稲垣美穂さん(同)▽千田美穂子(阪急トラベルサポート)三谷順子▽(同)根岸宏典(同)五味美江(同)▽園田昌代(同)副島孝廣(TEI)▽佐藤早苗(同)小野信行(同)三浦代里子(同)古川啓子(同)野口崇大さん(同)