観光庁がこのほどまとめた2009年度主要旅行業62社の取扱状況(速報)によると、総取扱額は前年度比13・9%減の5兆5402億8350万円と大きく落ち込んだ。
部門別では、国内旅行が同10・6%減の3兆5338億8829万円。海外旅行が同19・3%減の1兆9541億6977万円、外国人旅行が同15・8%減の522億2544万円と全部門で2ケタの減少となった。
総取扱額で前年度実績を上回ったのは、阪急交通社(同0・4%増)と、I.JTB(同0・7%増)の2社のみ。
国内旅行で前年度実績を上回ったのは、エイチ・アイ・エス(同0・3%増)、I.JTB(同2・8%増)、日立トラベルビューロー(同1・5%増)、JTBグローバルマーケティング&トラベル(同71・9%増)の4社。
総取扱額の上位10社は、(1)JTB(7283億6291万円)(2)近畿日本ツーリスト(3803億4061万円)(3)阪急交通社(3528億6283万円)(4)日本旅行(3474億2699万円)(5)JTB首都圏(2892億4734万円)(6)エイチ・アイ・エス(2800億1268万円)(7)JTBトラベランド(2239億5315万円)(8)ANAセールス(2044億3392万円)(9)JTBワールドバケーションズ(1919億5280万円)(10)JTB西日本(1756億4761万円)の順となった。