台風被害の3県応援、観光庁長官の感謝状も

 日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)は共催で1月1日から3月31日までの3カ月間、観光庁長官の感謝状などが贈られる「奈良・和歌山・三重応援キャンペーン」を実施している。昨秋に台風の大きな被害を受けた3県の旅行需要の回復をはかるのが目的。両協会が共催で特定の地域キャンペーンを展開するのは初めて。

 期間中にJATAかANTAの会員会社で3県のうち、1県以上に宿泊する旅行を購入し、その旅の想い出を綴った250字程度のメッセージと、現地で撮影した写真を添付して応募する。優秀作品には、観光庁長官と両協会の会長から感謝状が贈られる。応募は宿泊のみの購入でも可。

 告知は、国内旅行振興キャンペーンポータルサイト「がんばろう!日本」や観光庁、JATA、ANTAの各HPにバナーを設置して行う。応募はキャンペーン専用facebookページ(http://on.fb.me/vOZcuO )から。応募は4月20日まで。優秀作品は計30人を選出。観光庁長官からの感謝状とJATA会長からの感謝状、ANTA会長からの感謝状を各10人ずつ授与する。また、それぞれ5千円相当の副賞も贈る。

 JATAの中村達朗理事長はキャンペーンに「3県にぜひ訪れてほしい」という強い想いを込めたとし、「感謝状はなかなか出るものではないので、旅行の思い出をお寄せいただきたい」と呼び掛けた。キャンセル数など3県の詳しい数字については調査ができていないというが、奈良県十津川村は道路の寸断などが影響したものの、昨年11月初旬から客足が戻り始めたという。

国内線就航へ許可申請、会長に旧通産省の福川氏

(左から)ブキャナンCEO、鈴木みゆき社長、福川伸次会長
(左から)ブキャナンCEO、鈴木みゆき社長、福川伸次会長

 ジェットスター・ジャパンは12月21日、2012年中の国内線就航に向け、国土交通省航空局に対し、航空運送事業の経営に関する許可申請を行った。また、同日に開いた会見で、事務次官を務めるなど旧通商産業省で活躍した福川伸次氏がジェットスター・ジャパンの会長に就任することを発表した。

 21日に開かれた会見でブルース・ブキャナンCEOは「最も低い運賃での日本国内就航に向けた大きな1歩」とコメント。会長に就任した福川氏は「今まで関わってきた貿易・産業・観光などの視点から見て航空インフラは重要事項。日本経済の未来には、グローバリゼーションやアジアとの協力が不可欠ななか、新しいビジネスモデルを作る画期的な仕事ができ、ありがたい」と意欲を述べた。

 ジェットスター・ジャパンは現在、成田、関西線をベースとした路線を計画。新千歳、福岡、那覇などの空港とも積極的に協議し、中国や韓国など短距離国際線の就航も検討している。ジェットスターが打ち出す「プライス・ビート・ギャランティー」(最低価格保証)は国内線においても当然適用され、他キャリアの特別キャンペーンにも対応していくという。

 ジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は「低価格な就航を提供するLCCにおいて、グランドハンドリングのコスト削減は必要不可欠。可能な限り業務の自動化を目指す」と語り、着陸から離陸までを30分以内に収め、LCCの生命線である稼働率を上げていくという。また、日本における空港への支払い費用の高さについて言及。「全コスト中、空港へ支払う費用の割合が、日本は25%と圧倒的に高く、オーストラリアは15%、シンガポールにいたっては10%程度」と比較し、「空港コストを下げてもらうよう、空港側との交渉に尽力している」と語った。

安全運航は大前提、低価格と質で他社と差別化

井上慎一CEO
井上慎一CEO

 3月の運航開始を控え、国内初の本格的LCC・Peach Aviation(井上慎一CEO)は11年12月21日、首都圏の報道関係者を集めて、会社概要やビジネスモデルなどを紹介する説明会を開いた。井上CEOは、安全運航を大前提とし、そこにLCCの強みである低価格運賃と日本企業ならではの「質」を加え、他社との差別化をはかりたいと強調した。

 同社の経営ビジョンは「日本とアジアの架け橋に」。そのうえで、顧客との約束として「安全なフライト」「低価格航空運賃」「Japanクオリティ」の3つを掲げる。安全面については安全推進委員会を設置して社員への啓蒙活動に注力。全日本空輸(ANA)から有償で安全のノウハウを提供してもらうほか、2年間で導入予定のエアバスA320―200(180席)10機は、すべて新しい機材を用意する。整備は自社で行い、朝、拠点の関西国際空港(KIX)を飛び立った機は、すべてその日のうちにKIXに戻る。

 出資者と出資比率の内訳は、ANAが39%、産業革新機構が28%、香港のベンチャーキャピタル・First Eastern Investment Groupが外資枠限度の33%。総出資額は150億円。海外企業の出資を受けたことについて「アジアからのインバウンド客も、国内客と同じ比重で考えているため、香港の投資家をパートナーに迎えることで、我われのビジネスに付加価値を付けることができる」と説明した。また、ANAからの独立経営を担保するため、ANAの出資は39%に抑えて連結決算対象外とした。

 運賃体系方針については「プロモーション価格ではなく、365日の低運賃を実現する」と強調。基本はアラカルト型で、付帯サービスは必要に応じて利用者が加えていく形。例えば、受託手荷物は1個1050円。座席指定はすべて有料で210円の指定料がかかる。購入方法についてもインターネット予約は無料だが、コンタクトセンターは1050円、空港カウンターは2100円が加算される。基本運賃は大阪(KIX)―福岡が片道3780円―1万1780円など幅があるが、これは空席連動型のため。「株価のように都度の運賃が空席状況によって上下する」。予約の保留は受け付けないほか、団体運賃の設定はない。

 団体設定はないが、旅行会社との関係について井上CEOは「流通チャネルとして旅行会社を排除することはない」と言及。「ネット販売で8割を考えているので、そのほかをお願いすることも考えている。ただ、コストのかかるお付き合いはしない」と語った。

 今後の路線計画については、KIXから4時間以内の地点であれば、国内外問わず、検討対象。「この範囲内で受益性の高いところを検討したい」と意気込んだ。なお、現在発表しているのは3月1日からKIX―福岡(1日4便)、KIX―千歳(1日3便)、KIX―ソウル・仁川(週7便)。

プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選

第37回
プロが選ぶ
日本のホテル・旅館100選

加賀屋 もてなし部門で
悲願達成
泉慶・華鳳が初の施設1位

 旅行新聞新社が主催する第37回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」、第32回「プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」、第21回「プロが選ぶ優良観光バス30選」と選考審査委員特別賞「日本の小宿」10施設が決まった。総合100選は、石川県・和倉温泉の加賀屋が32年連続1位に選ばれ、もてなし部門でも17年ぶりに1位へ返り咲いた。部門別の上位入賞、各賞入選施設を紹介する。表彰式は1月20日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれる。

(本紙4、5面に関連記事)

<1月20日、京王プラザホテルで表彰式>

 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は全国1万7050の旅行会社(本社主要部門、営業本部、支店、営業所を含む)に投票用紙(専用ハガキ)を配布。昨年10月1―31日までの投票期間中に「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門で優れていると思われる旅館・ホテル、観光・食事施設、土産物施設、観光バス会社を選出してもらった。12月1日には、旅行業団体関係者や旅行作家、旅行雑誌編集者らで構成される「選考審査委員会」が開かれ、100選ランキングが決定した。

 「ホテル・旅館」の総合では、加賀屋(石川県・和倉温泉)が今年も1位に選ばれ、32年連続1位とさらに記録を伸ばした。2位は日本の宿古窯(山形県・かみのやま温泉)、3位は白玉の湯泉慶・華鳳(新潟県・月岡温泉)、4位は稲取銀水荘(静岡県・稲取温泉)、5位は水明館(岐阜県・下呂温泉)、6位は草津白根観光ホテル櫻井(群馬県・草津温泉)、7位は萬国屋(山形県・あつみ温泉)、8位はホテル秀水園(鹿児島県・指宿温泉)、9位は指宿白水館(鹿児島県・指宿温泉)、10位はホテル鐘山苑(山梨県・富士山温泉)となった。1位の加賀屋と2位の日本の宿古窯は第1回から37年連続でトップ10入選。3位の白玉の湯泉慶・華鳳は昨年の4位から1ランクアップ、5位の水明館は昨年の7位から2ランクアップした。また、新たに8軒の施設が総合100選に入選。8軒中7軒が西日本と、昨年は九州新幹線全線開業効果もあり、全体的に西日本のホテル・旅館が善戦した。

 部門別では、「もてなし」部門のトップは加賀屋が17年ぶりに返り咲き悲願を達成。「料理」はホテル秀水園、「企画」は日本の宿古窯が1位に選ばれ、「施設」は白玉の湯泉慶・華鳳が初となる部門1位を獲得した。

<浅間酒造センター8年連続で両部門1位>

<はとバスは11年連続首位>

 第32回「プロが選ぶ観光・食事施設100選」の1位は浅間酒造観光センター(群馬県・長野原)、2位は伊達の牛たん本舗(宮城県・仙台)、3位は平泉レストハウス(岩手県・平泉)4位はザ・フィッシュ(千葉県・浜金谷)、5位は佐久乃おぎのや(長野県・佐久インター)、6位はサッポロビール園(北海道・札幌)、7位はSUWAガラスの里(長野県・諏訪)、8位は阿蘇ファームランド(熊本県・阿蘇)、9位はアサヒビール園(北海道・札幌)、10位は山一コーポレーション(静岡県・沼津)の順。平泉レストハウスは世界遺産登録効果もあり、ベスト10に返り咲いた。

 「プロが選ぶ土産物施設100選」の1位は浅間酒造観光センターで、8年連続で観光・食事と土産物の両部門で1位に輝いた。2位は蔵元 綾 酒泉の杜(宮崎県・綾)、3位はいちごの里(栃木県・小山)、4位は上杉城史苑(山形県・米沢)、5位はえびせんべいの里(愛知県・美浜)、6位は日光ろばたづけ鬼怒川店(栃木県・鬼怒川)、7位は庄内観光物産館ふるさと本舗(山形県・鶴岡)、8位は御菓子御殿(沖縄県・読谷)、9位は庵古堂(群馬県・伊香保)、10位は焼津さかなセンター(静岡県・焼津)が入選。御菓子御殿が初めてトップ10にランクインした。

 21回を迎えた「プロが選ぶ優良観光バス30選」では、はとバス(東京都大田区)が11年連続で1位。2位は山交バス(山形県山形市)、3位は名鉄観光バス(愛知県名古屋市)、4位は名阪近鉄バス(愛知県名古屋市)、5位は日の丸自動車興業(東京都文京区)、6位は三八五バス(青森県八戸市)、7位はアルピコ交通(長野県・松本市)、8位は新潟交通観光バス(新潟県新潟市)9位は遠州鉄道(静岡県浜松市)、10位は三重交通(三重県津市)が上位入選を果たした。

 選考審査委員特別賞「日本の小宿」に推薦された10施設は4面で紹介している。

 

※ 詳細は本紙1448号または日経テレコン21でお読みいただけます。

精神性求める旅に ― 快適な宿坊に注目(1/11付)

 昨年のクリスマスは和歌山県の高野山で過ごした。東日本大震災という大災害のあった年の終りに、日本のどこか静かな場所で祈りを捧げたい思いと、昨年9月の台風12号で被災した紀伊半島を訪れたいという2つの気持があったからだ。

 2年前に和歌山を旅行した際には、熊野三山のうち、熊野本宮大社、熊野那智大社を参詣したが、今回は熊野速玉大社を訪れることができ、私の心はすっきりとした。今回の旅では、日本最古の温泉として知られる湯の峰温泉を訪れ、日本秘湯を守る会の「あづまや」や、粉雪が舞い散る幻想的な「龍神温泉下御殿」の温泉にも浴することができた。そして念願だった川湯温泉の冬季限定の仙人風呂にも入ることが叶い、有意義な旅となった。23日に宿泊した山水館川湯みどりやは、台風12号の水害で川沿いの露天風呂が完全に埋まり、1階部分も浸水した。しかし、その気配さえ微塵も感じさせなかった。聞けば、「河原の露天風呂は年に何回か増水によって埋まるし、1階が浸水することも10年に1度はある」とのこと。馴れたもので、自然と密接な関係にある宿の再生力の強さと柔軟性を感じた。

 クリスマス・イブの24日は高野山の宿坊・福智院に宿泊した。当日は歴史的な大雪で、龍神高野山スカイラインで吹雪のなかチェーンを前輪に巻いた。その直後、崖下へダイブするかのような大スリップのあと、自分の車が後輪駆動だと知った。 

 高野山は30センチほどの積雪で、白銀の世界に宿坊が建ち並ぶ、まさに静寂の世界だった。

 宿坊・福智院はすごかった。室内装飾の美術品などはどれも歴史を感じさせるもので、壮麗だった。畳敷きの客室は広く、床暖房と暖房器具がフル装備されていて、雪景色を眺めながら暖かく過ごせた。精進料理も美味しくいただいた。若い修行僧が御膳を持って来てくれ、布団も敷いてくれた。トイレも高級旅館並みに綺麗で、宿坊がここまで快適性に優れているとは、正直知らなかった。さらに露天風呂があるのもうれしかった。朝のお勤めに参加したあと、冷え切った体を温泉で温め直した。多くの人が宿坊の快適性とおもてなしの心を知り得ていないのではないだろうか。スピリチュアルな旅には、宿坊が最適だ。空からは牡丹雪が舞い落ち、静かな白銀の高野山で瞑想した。

(編集長・増田 剛)

【発表】37回プロが選ぶ100選

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加賀屋17年ぶり「もてなし」部門1位に返り咲き
旅行新聞新社「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」決定
1月20日(金)京王プラザホテル(新宿)で表彰式開催
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 旅行新聞新社(石井貞徳社長、本社・東京都千代田区)は1月11日発行の「旬刊旅行新聞」と自社ホームページで、第37回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の入選施設を発表しました。今年は「もてなし」部門で加賀屋(石川県 和倉温泉)が第20回(1995年1月発表)以来17年ぶりに1位へ返り咲きを果たしたほか、白玉の湯泉慶・華鳳(新潟県 月岡温泉)が「施設」部門で初の1位を獲得しました。

 加賀屋は総合100選でも32年連続で首位を獲得。その記録をさらに伸ばしました。総合上位入選では、昨年4位の白玉の湯泉慶・華鳳が3位に、同7位の水明館が5位とそれぞれランクアップ。10位のホテル鐘山苑(山梨県 富士山温泉)が新たにトップ10入りを果たしました。

 旅館100選は全国の旅行会社による投票を集計し100選施設を選出するもので、観光業界新春のイベントとして37年の歴史を誇るものです。投票は昨年10月に全国の旅行会社(旅行業登録1種、2種、3種)の本社、支店、営業所など1万7050カ所に、投票案内を掲載した「旬刊旅行新聞」と投票用紙(専用はがき)を直接送り、実施しました。返信いただいた投票はがきを集計し、「もてなし」「料理」「施設」「企画」の部門ごとの100選および、4部門の合計点からなる「総合100選」が決まりました。

 同時に「第32回プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」、「第21回優良バス30選」も発表し、観光・食事、土産物の両部門で群馬県・長野原の浅間酒造観光センターが、バス30選では東京都・大田区のはとバスがそれぞれ1位の座を獲得しました。

 ■第37回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(総合トップ10入選施設)

順位        館名                                    県・地区名                           コメント

1            加賀屋                                石川県 和倉温泉                 (32年連続1位)
2            日本の宿古窯                       山形県 かみのやま温泉
3            白玉の湯泉慶・華鳳              新潟県 月岡温泉                 (昨年の4位からランクアップ)
4            稲取銀水荘                          静岡県 稲取温泉
5            水明館    岐阜県                  下呂温泉                             (昨年の7位からランクアップ)
6            草津白根観光ホテル櫻井       群馬県 草津温泉
7            萬国屋    山形県                 あつみ温泉
8            ホテル秀水園                       鹿児島県 指宿温泉
9            指宿白水館                          鹿児島県 指宿温泉
10           ホテル鐘山苑                       山梨県 富士山温泉              (昨年の12位からトップ10入り)

 総合(11位~100位)、部門(もてなし、料理、施設、企画)、観光・食事施設、土産物施設、優良観光バスの各入選施設につきましてはこのホームページのホテル・旅館100選のページに掲載しています。

 なお、表彰式ならびに新春祝賀パーティーは1月20日(金)に新宿の京王プラザホテルで開催いたします。

ザ・フィッシュ(千葉県・浜金谷)にご当地キャラ集合 1月7-9日

 一足早い春が訪れ、絶好の観光シーズンを迎える千葉県は、1月から3月まで、早春の観光キャンペーン「きらきら房総 誰と行く?」を実施します。

さらに、「がんばろう!千葉」キャンペーンでは、1月から、一人ひとりのアイデアと取り組みで千葉を盛り上げる「ちば盛り上げ隊」が新たに発足します。

両キャンペーンのキックオフイベントとして、「~きらきら房総 誰と行く?~」 を1月7日から9日までの3日間、ザ・フィッシュ(千葉県・浜金谷)で開催します。

県内の観光スポットやご当地グルメ、元気いっぱいのマスコットキャラクターなど千葉の魅力が盛りだくさん。参加した皆さんの笑顔がきらきら輝き、元気が湧いてくるイベントです。

■イベントの内容は次の通りです。

名 称 がんばろう!千葉×早春の観光キャンペーン キックオフイベント~きらきら房総 誰と行く?~

主 催 千葉県

日 時 平成24年1月7日(土)~9日(月・祝)11:00~15:00 ※雨天開催

場 所 ザ・フィッシュ(千葉県富津市金谷2288)

主な内容

7日(土) がんばろう!千葉「ちば盛り上げ隊」発足式 ~キャラクター大集合~
地域のPRや盛り上げに頑張っているご当地キャラクターが大集合!
「ちば盛り上げ隊」の特別隊員に任命します。 

8日(日) 新春グルメ大会 ~ちばの恵みを食べ尽くそう~
B-1グランプリin 姫路で7位入賞の「勝浦タンタンメン」と、白いスープが特徴の
袖ヶ浦「ホワイトガウラーメン」が紅白競演。県産米を使った「もちつき大会」など。

9日(月・祝) チーバくんのお誕生日会
1月11日はチーバくんのお誕生日。関東近県のマスコットキャラクターもお祝いに
駆けつけてくれます。

広場のイベント(7日~9日)

ご当地グルメ、物産市、チーバくんグッズの販売、「ちば盛り上げ隊」の受付、観光PRブース など

●7日の「ちば盛り上げ隊」発足式に参加予定のキャラクター(昨年12月8日時点)

※★印:8日(日)も参加、☆印:9日(月・祝)も参加

きみぴょん(君津市)★☆ 
ドラム(栄町)★☆ 
ガウラ(袖ヶ浦市)★
ソーサマン(匝瑳市)★
ダッペエ(館山市)☆
なんぼーくん(安房郡市)☆ 
うなりくん(成田市)
カムロちゃん(佐倉市)
勝浦カッピー(勝浦市)
オッサくん(市原市)
なし坊&かおり(白井市)
一宮いっちゃん(一宮町) 
げんき君(白子町)
千葉県マスコットキャラクター
エビアミーゴ(御宿町) 
鳳神ヤツルギ(木更津市ご当地ヒーロー)
駅長犬(JR 東日本千葉支社)
チーバくん ★☆

●9日の「チーバくんのお誕生日会」に出席予定の関東近県マスコットキャラクター

ハッスル黄門(茨城県) 
とちまるくん(栃木県)
ぐんまちゃん(群馬県)
コバトン(埼玉県)

「平清盛」ドラマ館、呉と宮島に同時オープン

宮島・広島・岩国・呉・廿日市市の首都圏観光宣伝隊

 宮島・広島・岩国・呉・廿日市市の首都圏観光宣伝隊が12月8日、本紙を訪れ、大河ドラマ「平清盛」関連情報、旬を迎える冬の味覚カキのイベント情報などをPRした。訪れたのは、広島観光親善大使の木本知佳さん、宮島観光親善大使の田中智子さん、ミス岩国の水間美香さんら6人。

 広島市では1月3日まで、「ひろしまドリミネーション」を開催している。平和大通りや、広島県庁舎前の交差点エリアなど市内中心部で140万個の電球によるイルミネーションが輝く。「おとぎの国」をメインテーマに、ハートランド、もみじの丘、スタードームなど25の独立した作品が展示される。今年は全体の97・5%はLED電球を使い、節電には十分に配慮した。2月は、カキを味わうイベントが続く。毎年恒例の宮島かき祭りは2月11、12日の開催。浜焼き、土手鍋、雑炊など地元産のカキをたっぷり使った格安料理コーナーが展開される。

 1月8日から放送が始まる大河ドラマ「平清盛」に合わせ、宮島と呉に14日、ドラマ館が同時オープンする。宮島ドラマ館は歴史民俗資料館の一角を使い、清盛と宮島の関係を示す資料や、オリジナル映像、ドラマ出演者が実際に着た衣装や道具などを展示する。入場料は大人が500円、小中高生が250円。

 宮島では土・日・祝日、プロの登録ガイドさんと歩くツアーガイドを実施している。今年は、平清盛ゆかりの場所を巡る1時間30分のコースを新たに設定した。宮島桟橋の観光案内所で当日、申し込むことができる。料金は500円。

 岩国の名勝、5連のアーチが特徴的な錦帯橋は1月下旬まで夜間、黄色のライトで橋の裏面をライトアップ。「黄金の錦帯橋」として昼とは違う景観を楽しめる。約3千本の桜が植えられている吉香公園は3月下旬から4月上旬、桜のシーズンを迎える。満開の桜が並ぶ土手と錦帯橋との対比は絶景という。

 米軍岩国航空基地との共用使用という形で、2012年度の開港を目指し、岩国錦帯橋空港の整備も進められている。岩国―羽田間を1日4往復する。アクセスは岩国駅から車で7分。

被災地に教育旅行、米の大学生24人が訪日

 カリフォルニア州立大学機構をはじめとするカリフォルニアの大学に在籍する学生24人は、テラサキ・ファミリー基金が主催・助成する訪日クリスマス教育旅行に参加し、被災地である宮城県南三陸町、石巻市、仙台市を訪問した。

 日本への教育旅行は、東京以西に限定する傾向が顕著ななか、同基金は「学生たちに、困難から復興しようと尽力する日本の姿を見てほしい」と、今回の被災地訪問を企画。日本政府観光局(JNTO)ロサンゼルス事務所が、旅行手配を担当するYamato Travelを通じ、宮城県の協力を受け、参加学生と保護者へのプレゼンテーションや各地の資料、情報提供を行った。

 参加学生は12月17日から13泊15日の旅程で訪日し、南三陸町、石巻市、仙台市に滞在後、東京、広島、京都を訪問。石巻専修大学坂田学長による震災とその後に関する講義をはじめ、各都市の大学で日本の社会構造、第二次世界大戦と日本の教育構造、仏教と心理学などテーマに沿った講義を受け、学生との交流プログラムに参加した。東京ではトレンド発信地での観光、広島と京都では原爆ドームや金閣寺、清水寺などの見学、和菓子作りや着物ショーの見学など、文化・歴史の象徴的施設への訪問と、日本文化の体験を行った。 

奈良県南部の風評被害地、観光地は安心安全

金峯山寺
金峯山寺

 昨年9月、台風12号により紀伊半島地域で大きな被害が発生したが、被害の無かった観光地や温泉地も風評被害の影響で宿泊客が減少した。昨年11月24―25日に、近畿運輸局が主催した奈良県の現地視察に参加し、風評被害に翻弄された吉野町や洞川(どろがわ)温泉など訪ね、安心安全の観光地を確認した。
【有島 誠】

 最初の目的地は大阪市内からバスで1時間半の吉野町。桜と修験道で有名な吉野山は「紀伊山地の霊場と参詣道」の中核としてユネスコの世界遺産に登録され、年間約100万人の観光客が訪れる。

 山や谷を埋め尽くす桜の木は約3万本。9割が山桜で、4月10日前後の満開をはさみ20―25日間、全山がピンクに染まる。山の下から、上から歩きながら楽しめるのが吉野の桜で、期間中は約40万人の見物客でにぎわうという。

「千と千尋」の世界の洞川温泉街
「千と千尋」の世界の洞川温泉街

 周辺に旅館15軒、民宿7軒の宿泊施設があるが、吉野町の山本茂之観光参事によると「9―10月の予約が3―4割も減少した」という。ただ、現地のようすは以前とまったく変わらず、紅葉の名残が見られるだけだった。

 吉野は南北朝時代に後醍醐天皇から4代にわたり南朝方の拠点となり、後に太閤秀吉が花見を開くなど数々の歴史の舞台に登場する。国宝・金峯山寺の仁王門や蔵王堂、後醍醐天皇、秀吉ゆかりの吉水神社など見どころは多い。

 吉野町から約2時間。天川村の洞川温泉は、温泉街の風景がアニメ「千と千尋」の世界を彷彿とさせる癒しの地。古くから修験道のメッカ・大峰山への登山基地として栄えたところだ。

 山上川に面した温泉街は、提灯を下げた木造旅館20軒余りが両側に建ち並び趣ある風情。ごろごろ水という名水が知られ、各旅館の玄関前に置いた石や木の鉢には、水があふれる。

 温泉街でも10月で約2千人の予約キャンセルが発生したという。温泉街はもちろん、近くの龍泉寺、名水取水場、みたらい渓谷ハイキングコースなど直接の災害はまったくなかった。ただ、日本三大弁財天の天河大弁才天神社だけは、一時社務所付近が水に浸かったが、現在は完全に復旧し、参拝を受け付けている。

 奈良県では今年3月31日まで、南部への「泊りに行こう」キャンペーンを実施。額面1万円が8千円で購入できる宿泊旅行券も販売し応援する。

天河神社で当時のようす説明
天河神社で当時のようす説明