「ヨーロピアン・ホーリー・クリスマス」開幕、 シャンデリアツリーが初登場、 ハウステンボス

2025年11月7日(金) 配信

グランド・シャンデリアツリー

 長崎県佐世保市のハウステンボスは11月7日(金)から2026年1月5日(月)まで、冬の特別イベント「European Holy Christmas(ヨーロピアン・ホーリー・クリスマス)」を開催する。

 園内の中心に位置するアムステルダムシティに、無数のクリスタルで織りなされた高さ約15メートルの新たなシンボルツリー「グランド・シャンデリアツリー」が今年初登場。同社によるとシャンデリアを模したクリスマスツリーは日本初という。幻想的な光に包まれたヨーロッパの風情漂う街並みのなかで、本場さながらのクリスマス体験を提供する。グランド・シャンデリアツリーを囲むように、「クリスマスマーケット」も登場。ホットワインやチキン、チーズ、ソーセージなどの屋台が並ぶ。

 聖歌隊によるナイトショー「メロディー・オブ・クリスマス」もあり、コーラスと光の演出で冬の夜のひとときに彩りを添える。

HIS、韓国の大手旅行会社ハナツアーと観光コミュニティ構築へ 互いのコンテンツ合わせた新商品などで競争力強化目指す

2025年11月7日(金) 配信

ソン・ミソンCEO(左)と矢田素史社長
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長、東京都港区)はこのほど、韓国の大手旅行会社「HANATOUR SERVICE INC.」(ハナツアー、ソン・ミソンCEO、韓国・ソウル)と、両社のグローバルネットワークと知見を生かした「グローバル観光コミュニティ」の構築を目指す戦略的パートナーシップ協定を結んだ
 
 両社は最初に、互いの旅行コンテンツを組み合わせ、顧客ニーズに最適化された新商品を企画・提供することで競争力を強化。世界のOTAとの競争においても持続的な優位性を確保するため、緊密な協力関係を築く。
 
 今後はアジアやオーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなどのグローバル市場に向けた旅行コンテンツを拡充し、スケールメリットを生かした収益の最大化をはかるビジネスモデルを構築していく。

森宮交通、ツアー×採用説明会実施へ 地域の名所や文化に触れ暮らしの雰囲気体感

2025年11月7日(金) 配信

ツアーのポスター

 旅行事業やバス事業などを展開する森宮交通(山岸博之社長、長野県・栄村)は11月8日(土)、名所を巡りながら移住や就職を促す「日帰りバスツアー×採用説明会」を催行する。観光バスドライバーの確保につなげたい考え。

 今回のバスツアーは家族も一緒に参加できる内容となっている。参加者は家族と観光を楽しみながら地域の名所や文化に触れ、その土地の魅力や暮らしの雰囲気をイメージできる。またガイドは山岸社長が行うため、仕事のことや現地での暮らしについて聞くこと可能となっている。

 当日は飯山駅を出発後、新潟県・津南町の津南見玉公園・石落としや見玉不動尊を見学。昼食場所として山源木工(新潟県・津南町)に立ち寄る。午後は、栄村の大瀬の滝や切明温泉などを巡る。

大瀬の滝

26年度の新商品「もう一歩先の海外の旅」を発売 阪急、海外旅行のさらなる需要喚起を

2025年11月7日(金) 配信

 

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)はこのほど、2026年度の海外旅行商品として、目的やテーマのある旅「もう一歩先の海外の旅」を売り出した。海外旅行リピーターを対象に、さまざまな体験価値を提供することで、海外旅行市場のさらなる需要喚起を狙う。東京と大阪では10月中旬から販売を開始し、11月から名古屋や福岡など、全国各地で会報誌や説明会を通して売り出していく。

 新たに展開する「もう一歩先の海外の旅」は方面別ではなく、目的・テーマ別の商品構成となっており、趣味嗜好やライフスタイルに応じて商品が選べるのが特徴。「祭り」「長期滞在」「巡礼」「音楽祭」「留学」「日食観測」「秘境」「列車・バスの旅」の8つの区分で80コース以上をそろえた。

 26年は8月12日にヨーロッパで皆既日食が観測できるため、注目されているアイスランドやスペインの皆既日食観測ツアーを商品化した。また、「暮らすように」をテーマとする長期滞在の旅や世界の祭りを巡る旅を充実させた。このほか、サンディエゴ巡礼道やマルタ島英語語学研修など特徴ある商品をラインナップしている。

 

東武トップツアーズ、ブラックフライデー開始 対象商品拡大

2025年11月7日(金) 配信

対象を拡大して第1弾、第2弾に分けて実施する

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は11月7日(金)、「ブラックフライデー(特別旅行代金キャンペーン)」を開始した。今年はキャンペーン期間や対象商品を拡大し、第1弾が7日(金)午前11時から、第2弾が翌週14日(金)午前11時から実施する。どちらも12月1日(月)午後6時まで。

 第1弾では人気の国内ツアーを対象とした内容で、第2弾はさらに対象商品を追加し、日光・鬼怒川エリア限定のデジタルフリーパスプランや、人気ホテルなども用意する。

 対象出発日は11月9日(日)~2026年2月28日(土)。同社旅行販売サイトに掲載されている商品のうち、プランの名称に「◆ブラックフライデー企画◆」または「◆BF企画◆」の記載が含まれる商品が対象となる。

ANA X、26年4月以降の海外パッケージツアーを発売 現地ガイド・添乗員同行の12コース

2025年11月7日(金) 配信

人気の定番商品から新規まで12コース用意

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、2026年4月以降に出発する、現地ガイド・添乗員同行の「ANAトラベラーズ 海外パッケージツアー」を売り出した。ヨーロッパ方面から発売し、定番コースに加え、大自然やクルーズを満喫する企画など、12コースを用意した。

 また、2026年4月1日以降の出発分から、ANAトラベラーズの海外募集型企画旅行に、海外で万が一のときに利用できる「24時間日本語救急医療サポート海外旅行保険」が自動に付帯されるサービスを新たに開始する。今回発売する商品も対象となり、旅行先での治療費や救援者費用などの費用サポートのほか、24時間の日本語サポートも利用できる。

 商品はANAが昨年就航を開始したミラノやイスタンブール、ストックホルムをはじめヨーロッパ線のネットワークを活用し、12コースのうち6コースが新規となる。新規コースの一例では、季節限定コースとして「ANA ビジネスクラスで旅する フラワーカーペットと七大秘宝を観る ベルギー礼賛9日間〈成田発着〉」を用意。クルーズからは「ANAビジネスクラスで旅する 美しい島々と世界遺産 遺跡を堪能 神話の国ギリシアとエーゲ海クルーズ12日間〈羽田発着〉」を設定した。

 このほか、特別企画として「ANAビジネスクラスで旅する 兼高かおるも魅せられた国 好奇心が導く“新たな視点”と“心ふれあう交流”のトルコ周遊9日間〈羽田発着〉」~「兼高かおる基金」コラボレーション~を設けた。日本人へ海外旅行の魅力を発信した兼高かおる氏の足跡をたどる旅で、兼高氏が大切にした「人とのふれあい」をテーマに、現地では日本語を学ぶ大学生と共にカッパドキアを観光する。なお、同ツアーは売上の1%を兼高かおる基金に寄付する。

 

名鉄観光、スカイマーク国内ツアー ブラックフライデー開催

2025年11月7日(金) 配信

12月3日までの期間限定

 名鉄観光サービス(岩切道郎社長、愛知県名古屋市)は12月3日(水)まで、年に一度の特別イベント「BLACK FRIDAY(ブラックフライデー)」として、スカイマーク利用のダイナミックパッケージ商品を対象としたタイムセールを実施している。同社の国内旅行で、初めてのブラックフライデーを開催する。

 対象出発期間は、11月11日(火)発~2026年3月28日(土)着まで。幻想的な雪景色が広がる北海道(札幌)や、冬でも平均最高気温が20度前後の沖縄(那覇)、屋台グルメで人気の福岡など、冬から初春にかけての魅力的な旅先を用意した。

 同社によると、「スカイマーク利用のダイナミックパッケージは、出発の21日前までキャンセル料が無料のため、先の予定が立てやすく、年末年始や春休みの旅行計画に安心して利用できる」とアピールする。このほか、受託手荷物が20㎏まで無料、事前座席指定も無料で可能となるサービスを提供している。

【第50回旅館100選】兵庫県・洲本温泉 「淡路インターナショナルホテル ザ・サンプラザ」

2025年11月7日(金) 配信

展望大浴場「遊湯」(男女入替制)

湯あそびお部屋あそびの楽しみを

 こまやかな気配りが随所に感じられる「淡路インターナショナルホテル ザ・サンプラザ」は、淡路島の東海岸、サントピアマリーナ内に建つ。全室オーシャンビューの客室からは、一枚の絵のような絶景を望むことができる。

貸切風呂「東雲(しののめ)」

 大浴場は露天風呂や釜風呂、気泡風呂などを備え、2棟ある展望貸切風呂も好評。リラクゼーションサロン「季沙羅」もあり、心身共に癒される。また、夏季限定で屋外プールも用意されており、宿泊者は無料で利用できる。

絶景の海空間が広がる最上階の「準特別室」

 あらゆるニーズに対応した館内は、身体が不自由な方や高齢者のため各所にスロープや手すりを設置。子供連れでも安心して宿泊できるよう配慮されている。

特別フロア「波の音」温泉内風呂付客室

 2023年7月には「海風が通り過ぎる展望大浴場」が完成。そのほか、スナック&バー「阿波路」や麺処「舞扇」、スーベニアショップなどが揃い、充実した時を過ごせること請け合いだ。

新鮮な淡路島の素材を盛り込んだ会席料理

展望大浴場&フィンランドサウナオープン!

 2023年7月、「海風が通り過ぎる展望大浴場」が完成。刻々と変化する海を眺めながら、開放的な浴場で思う存分温泉を満喫。1階には本格的なフィンランドサウナを併設し、話題のロウリュサウナで心地よくリラックス効果を体感できる。

交通:《車》神戸淡路鳴門自動車道 洲本ICから国道28号を洲本方面へ10km、P60台(無料)
   《電車》JR東海道本線 三ノ宮駅下車、バスで洲本高速バスセンター下車後タクシーで10分 
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕・朝食》部屋食、食事処
部屋:全54室(和室33室、和洋室19室、特別室1室、準特別室1室)
風呂:男女別大浴場各1(打たせ湯、気泡湯、露天風呂、男性用サウナ、女性用ミストサウナ)、貸切風呂、展望大浴場(男女入れ替え制)、プール(夏季限定)
泉質:アルカリ性単純泉
料金:2万5,300円〜7万7,000円

〒656-0023 兵庫県洲本市小路谷1279-13
☎0799(23)1212 FAX0799(22)5823
https://www.the-sunplaza.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

長崎空港、ラウンジをリニューアル ビジネスとリラックス2つのゾーンに再編

2025年11月6日(木) 配信

ラウンジのようす

 長崎空港ビルディング(衛藤勇社長、長崎県大村市)は11月1日(土)、誰にでも居心地の良い空間を目指し、長崎空港ターミナルビル2階ビジネスラウンジ「アザレア」をリニューアルした。

 同社はカウンター席とワークスペース席のビジネスゾーンと、ソファ席のリラックスゾーンの2つのエリアに再編し、利用者のニーズに応じてより快適に過ごせる環境を整えた。さらに、県内の伝統陶芸品の魅力を発信する展示ギャラリーも新設した。

 最初の2時間の利用料金は大人が1100円、子供は550円。アザレアでは、ソフトドリンクを無料で提供しているほか、有料でアルコール類やおつまみ、軽食を用意。提携カード会社の指定するカード会員は、本人名義のクレジットカードに加え、航空会社のアプリ画面やeチケット控えなど当日の利用便を確認できるものを提示することで、2時間の無料利用が可能になっている。

江戸からの歴史・文化を東京の観光資源に 東京都が事業者対象にモニターツアー実施

2025年11月6日(木) 配信

和楽器演奏エンターテイメント いやさかプロジェクト

 東京都は、江戸の歴史・文化の活用を東京の観光振興の大きな柱に位置付けている。今年度は「観光まちづくりにおける江戸の文化財等の活用促進事業」を新規事業として立ち上げるなど、観光資源化への取り組みを加速している。こうした施策の一環で11月5日から、観光関連事業者を対象に「江戸・東京の魅力を活用した観光周遊モニターツアー」を開始した。おもに訪日外国人観光客向けのツアーコンテンツ、モデルコースの紹介や魅力の発信が狙い。

 モニターツアーは「浅草と屋形船で江戸文化体験三昧」「日野で新選組を体感」「日本橋で江戸の町人文化と伝統工芸を体感」の3コースを用意。11月~2026年1月にかけて各3回催行する。ツアー初日の11月5日は「浅草と屋形船で江戸文化体験三昧」コースを実施し、旅行会社の担当者やインフルエンサー、報道関係者ら約30人が参加した。コース内容を紹介する。

「ブロードウェイ六区」で伝統芸能に触れる

麻生子八咫さんが活弁を英語で披露

 同コースはまず浅草ビューホテルアネックス六区で、日本の伝統文化を体験。同ホテル1階のレストランに設置する檜の舞台「ブロードウェイ六区」では、定期的に伝統芸能を披露するイベントを開催しており、宿泊者は無料で楽しめる。各テーブルには翻訳タブレットを設置し、外国人も楽しめるよう工夫されている。今回はそのプログラムのなかから活弁(かつべん)士・麻生子八咫(あそうこやた)氏による「活弁」を観賞した。

 活弁は、昭和初期ごろまでに制作された無声映画に語りをつける日本芸能で、現在活躍する活弁士は全国で約10人と貴重なものになっている。麻生子八咫氏は父の麻生八咫氏の舞台を見て育ち、10歳で舞台デビュー。現在は海外公演も数多くこなすという。今回は訪日客を想定し、英語での活弁を披露した。

 また、伝統芸能の太鼓や神輿を160年以上にわたり制作している、宮本卯之助商店プロデュースの和楽器エンターテイメント「いやさかプロジェクト」が太鼓と尺八、三味線による迫力ある舞台演奏を行った。

屋形船で江戸前御膳やお座敷文化体験

晴海屋の屋形船

 後半はバスで吾妻橋乗船場へ移動し、屋形船に乗船した。屋形船は平安時代貴族の舟遊びを起源に、江戸時代17世紀中ごろには華美な大型船が登場したが、幕府の倹約令により次第に小型化し、質素なものになっていったようだ。

 今回は晴海屋が運営する屋形船に乗り込み、同社のお台場周遊コースを巡りながら、ツアーのために食作家の園山真希絵氏が考案した「特別江戸前御膳」(料理制作は晴海屋)を堪能した。

幇間の八好さん(右)と芸者さんたち

 船内では、宴席で接待をする男性「幇間(ほうかん)」の最若手である、松廼家八好(まつのやはちこう)さんや芸者さんたちによるお座敷芸が披露された。幇間は宴席を盛り上げ、客の話し相手にもなる、「男芸者」「たいこもち」などとも呼ばれる職業の男性で、とくに江戸時代から明治時代にかけ活躍したという。現在、見番(けんばん、芸者の所属事務所)に正式に所属している幇間は日本で6人のみ、それも浅草にしか残っていない存在だ。

 松廼家八好さんは江戸川区生まれ。パントマイムなどで培った技術と座敷芸を融合させた唯一無二の芸風で、浅草をはじめ全国の花柳界、また舞台や寄席でも活躍しているほか、企業研修や講演にも対応するという。問い合わせは浅草見番へ。

 なお、同ツアーはヒト・コミュニケーションズが東京都から江戸・東京の魅力を活用した観光周遊促進事業として受託し、実施している。