九州産交リテールと⻄⽇本⾼速道路サービスHD、北熊本SA下り線リニューアル 熊本の土産や食事を提供

2025年3月7日(金) 配信

建物の外観(左)とくまもと旬彩館

 九州産交リテール(松原靖社長、熊本県熊本市)と、⻄⽇本⾼速道路サービス・ホールディングス(川村健⼀社長、大阪府⼤阪市)は3月27日(木)、九州自動⾞道の北熊本サービスエリア下り線(熊本県熊本市)をリニューアルオープンする。

 同サービスエリアは、1971年に開業した九州⾃動⾞道において最古のサービスエリア。今回が初めてとなる改装で、 ⼟産店くまもと旬彩館のほか、熊本の食材にこだわり季節感溢れた食事を提供するフードコートやテイクアウトコーナーなどを設ける。

 具体的にくまもと旬彩館では、「お菓⼦の香梅」直営店のみで販売している同県の土産を数量限定で販売。同商品は、100層に折り込んだバター風味豊かなパイ生地と濃厚なチョコレート餡を用いてる。フードコートでは、県の名物だご汁や、高菜飯、馬肉のホルモン煮込みがそろった熊本名物だご汁⾼菜飯セットのほか、熊本県産あか牛を使用した焼肉丼を提供する。

手塚治虫「火の鳥」展、3月7日~5月25日まで開催 約400点の直筆原稿を間近で鑑賞

2025年3月7日(金) 配信

会場入口の手塚治虫「火の鳥」展キービジュアル

 手塚治虫「火の鳥」の展覧会「手塚治虫『火の鳥』展―火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴―」が、3月7日~5月25日まで、東京・東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)で開催される。会期中無休。

 数々の名作を生みだした手塚治虫が、みずからのライフワークと宣言したマンガ「火の鳥」は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥〝火の鳥〟を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した本作の壮大な世界観は「火の鳥」の連載開始から70年が経過した今もなお人々の心をとらえてやまない。

 本展の企画には、生物学者の福岡伸一氏が携わり、30年以上の長きにわたって執筆された壮大な叙事詩を読み解く。原画を中心に、映像、関連資料、そして「火の鳥」の世界感を表現したグラフィック等、計約800点の展示を通して、新たな生命論の視点から「火の鳥」の物語構造を読み解き、手塚治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とはなにか」という問いの答えを探求する。

プロローグ「火の鳥・輪廻シアター」のようす

 展示会場は、プロローグから始まり、3章立てで構成。エントランスは「火の鳥」の世界感を表現するシアタールーム。第1章「生命のセンス・オブ・ワンダー」は作品の時間軸で、紀元前から西暦3000年を超える未来まで、物語の舞台は邪馬台国から果ては宇宙のかなたまで、作品舞台の時代背景とともに年表形式で辿る。第2章「読む!永遠の生命の物語」は主要12編(「黎明期」から「太陽編」まで)の貴重な原稿を多数展示、第3章「未完を読み解く」手塚治虫はいったいどのようにして物語を完結する予定だったのか。「火の鳥」最大の謎に、福岡氏が1つの答えを導き出す。現代美術家・横尾忠則氏が描いた作品「火の鳥」も特別展示。

第2章展示室

 開館時間は、午前10時~午後10時(最終入館午後9時)。入館料は平日が一般2300円、高校・大学生1700円、4歳~中学生800円、65歳以上2000円。土・日・休日は一般2500円、高校・大学生1800円、4歳~中学生900円、65歳以上2200円。

 主催は東京シティビュー。企画監修は福岡伸一、企画協力は手塚プロダクション、朝日出版社、後援はJ-WAVE、WOWOW。(※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記)ⓒTezuka Productions

ハイグレード貸切バス「SPACIA X NIKKO CRUISER」25年10月運行開始へ

2025年3月7日(金) 配信

2025年10月運行開始

 東武鉄道は2025年10月から、スペーシアⅩと日光エリアの各スポットをつなぐハイグレード貸切バス「SPACIA X NIKKO CRUISER」の運行を開始する。

 車両はスペーシアⅩのデザインコンセプトを受け継いだデザイン。座席数はスペーシアⅩのコックピットスイートや、コンパートメントなどの貸切利用にも対応できる18席を配置。

国内線ファーストクラスと同等の座面幅

 グループ旅行や少人数の団体利用などを想定し、3列シートや国内線ファーストクラスと同様の座面幅を確保。ゆったりとした快適な移動を実現する。

 同社は「日光エリアにおける上質な2次交通の充実をはかることで、魅力的な日光エリアの観光スポットや、体験コンテンツ、ハイエンドな当社グループの宿泊施設などをつなぐ『高付加価値な旅行パッケージ』の造成が可能となる」とし、日光エリアの経済活性化やブランドイメージの向上を目指す考えだ。

【きたゆざわ森のソラニワ】春季営業再開「ムササビ」 ロングジップライン無料CPも

2025年3月7日(金) 配信

「ムササビ」のジップラインが1回無料に

 野口観光マネジメント(野口和秀社長、北海道登別市)が運営する宿泊施設「きたゆざわ森のソラニワ」(猪股貴美恵執行役員支配人、北海道伊達市北湯沢温泉)は、冬季休業期間を経て、ホテルの裏の森にある野外アドベンチャーパーク「ムササビ」が約5カ月ぶりに再開すると発表した。

 4月の宿泊利用促進へ、公式ホームページから宿泊予約するとロングジップラインが無料となるキャンペーンを展開している。

 期間は4月5(土)~30日(水)まで。小学生から大人まで1人1回限り。天候不良などでジップライン体験ができない場合は、館内利用券(1室1000円分)に変更する。

レストランと宿の複合施設 3月19日「那須パラダイスヴィレッジ」が開業

2025年3月7日(金) 配信

那須パラダイスヴィレッジ外観

 飲食店事業を展開するグローバルダイニング(長谷川耕造社長、東京都港区)は3月19日(水)、栃木県那須塩原市に宿泊施設を備えたレストラン複合施設「那須パラダイスヴィレッジ」を開業する。1階のフードホールには12店舗のレストランが入居し、2階には「ホテル パラディソ」が開業する。

 同施設は同社が訪れる人々に「非日常の体験」を提供しようと、構想10年を経て開業する。新たな価値や挑戦を育むインキュベーター拠点を目指す。

 1階には居酒屋タイプの飲食店「権八(GONPACHI)」や、イタリアンレストラン「CAFE La Boheme(カフェ ラ・ボエム)」など12店を予定。全店舗オープンキッチンで、ライブ感ある調理風景を間近に楽しめる。

客室の一例

 2階の宿泊施設は全37部屋で、ドミトリーからラグジュアリールームまで幅広く用意する。

 夜にはライトアップされるほか、中庭に焚火台を設置し、施設全体が幻想的な雰囲気に包まれる。

 所在地は栃木県那須塩原市鹿野崎字戸屋109-7。黒磯板室インターすぐで、那須ガーデンアウトレットに隣接しているため観光拠点として便利な立地という。

阪急交通社、世界お茶まつり2025前に講座 静岡茶の歴史や魅力を発信

2025年3月7日(金) 配信

講座のようす

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は、静岡茶の歴史や魅力などを座学で学び、お茶の総合博覧会「世界お茶まつり2025」開催中の静岡県を訪れるツアー企画を展開している。3月6日(木)には、阪急たびコト塾東京(港区)で講座を開いた。

 同祭はお茶の総合博覧会として、01年から「世界お茶まつり」を3年に1度実施されてきた。今回で9回目を迎える。

 ツアーでは、普段入れない静岡茶市場で、取引のようすやお茶の見極め方を見学するほか、こだわりの抽出体験や、茶畑での新茶摘み体験、ツアー限定のお茶フレンチの夕食などを楽しむ。5月8日(木)、9日(金)、15日(木)に1泊2日の行程で催行される。講座に未参加の人も申し込むことができる。

 同講座の冒頭、静岡県お茶振興課の大石哲也課長代理は「見て、聞いて、学び、味わいながら、静岡茶の魅力を知り、静岡県へ来訪してほしい」と呼び掛けた。

大石哲也課長代理

 講座の第1部では、帝京大学経済学部講師で、ふじのくに茶の都の粟倉大輔客員研究員が講師として、登壇した。

 日本茶は室町時代から飲まれており、1859年にはアメリカやカナダなどへの輸出が始まった。

 静岡では戦前に総生産量の約6~7割を外国へ販売していた。現在は県内の清水港からの輸出量が全国で最多となっている。県内のお茶は富士や清水、牧之原、川根、掛川などで栽培されている。産地によって香味や色の濃さなどが違うという。

 第2部では、つちや農園(静岡県・川根本町)の土屋和明氏が登壇。自身の生産する川根茶が、1947年から毎年行われている全国茶品評会で農林水産大臣賞や産地賞などを受賞したことを説明した。寒暖差が激しいことから、「香り高く、おいしい」とアピールした。

土屋和明氏

 一方、茶葉は傾斜地で育てているため、「収穫に大型農機を使えず、人が刈っている。地域では高齢化が進み、産業として続けることが難しくなってきている」とした。

 こうしたなか、「多くの人がお茶について知り、楽しんでもらうことで、生産の継続に向けたチャンスを感じる」と、産地への訪問が茶畑の維持に対するモチベーション向上にもつながっていることを説明した。

 最後に、静岡県お茶振興課の三浦佑太主事がツアーの内容を説明し、申し込みを促した。

JTB、カスハラ方針を策定 安心な職場環境に向けて

2025年3月7日(金) 配信 

従業員が安心して働ける職場環境を確保する

 JTBは3月6日(木)、顧客からの迷惑行為であるカスタマーハラスメント(カスハラ)に対応する基本方針を定めたと発表した。従業員への不当な要求や悪質な言動などのカスハラに当たる行為が認められた場合、今後はサービスの提供を断る場合もある。とくに悪質な行為に対しては、警察や弁護士などの機関に相談のうえ厳正に対処する。

 同社は、従業員が安心して働ける職場環境を構築することが顧客の実感価値の向上につながるという考えのもと、今回の基本方針を策定した。

 今後は従業員に向けたカスハラに関する対応マニュアルの策定を進め、教育や研修を実施するほか、社内の相談窓口でメンタルケアを行う。また、日本旅行業協会(JATA)とも連携する。

JALが日本各地の魅力を再発見する「DEEEEP JAPAN」を提案 小泉孝太郎さんの体験映像も公開

2025年3月7日(金) 配信

「ニッポンに、はまろう。」

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長、東京都品川区)はこのほど、「ニッポンに、はまろう。」をキーワードに、観光地だけではない日本各地の魅力の掘り起こし、これまでにない発見や出会いを提供する「DEEEEP JAPAN」の提案を始めた。これに伴い3月6日(木)から、俳優の小泉孝太郎さんが提案プランを実際に体験した映像シリーズ「MY DEEEEP TRAVEL LOG」を公開している。

 「DEEEEP JAPAN」は旅先での体験を軸に、目的やテーマごとに地域に根差した文化や伝統、自然、食などの魅力を掘り起こし、新たな視点から奥深い日本を再発見できる、多彩なプランを提案している。オーバーツーリズムを緩和し、地域ごとの魅力を生かした持続可能な旅のスタイルを提案することで、訪れる人々と地域社会の双方にとって豊かなつながりを生み出すことを狙う。

 今回、小泉さんはこのなかから「アドベンチャートラベル(沖縄県北部)」、「旅アカデミー(香川県三豊市)」、「サ旅(鹿児島県・屋久島)」の3つを体験。旅先でミッションに挑戦しながら、食や学び、アクティビティなどさまざまな体験を通して、日本の魅力を等身大で体感している。同社は「開放感あふれる小泉さんの表情はもちろん、旅先でのかけがえのない出会いや大迫力の自然にもご注目ください」とアピールしている。

箱根・ユネッサンにキャンプ初心者向け施設 「キャンプ&スパ 山の音」4月開業へ

2025年3月7日(金) 配信

キャンプサイトイメージ

 箱根小涌園ユネッサン(松山元信支配人、神奈川県・箱根町)は4月、キャンプ初心者向けのアウトドア体験施設「キャンプ&スパ 山の音」を開業する。ユネッサンまで徒歩5分ほどの第2駐車場内の遊休地にオープンする。

 「山の音」はキャンプ場以上、グランピング未満の立ち位置で、1区画100平方メートル以上の広々としたサイトに、「ogawa」のテントやタープをあらかじめ設営。寝袋などの寝具一式やテーブル、チェア、バーベキューグリル、焚火台、食器などキャンプに必要な道具をすべて取りそろえ、キャンプ初体験でも気軽に楽しむことができるという。食材は自由に持ち込めるほか、事前予約でバーベキュー食材の用意も可能。

 ユネッサンの付帯施設のため、水着で遊べる温浴施設「ユネッサン」と日帰り温泉施設「森の湯」が滞在中は何度でも利用できる。

 グランドオープンに先駆け、3月20日(木・祝)からプレオープンとして営業を開始する。詳細は公式ホームページから。

Zenken、宿向けに無料モニター募集 インバウンド向け接客英会話

2025年3月7日(金) 配信

「越前あわら温泉 つるや」が監修

 語学研修などを展開するZenken(林順之亮社長、東京都港区)はこのほど、「越前あわら温泉 つるや」(小田與之彦社長、福井県あわら市)と、語学アプリなどを手掛けるfondi(野原樹斗社長、東京都渋谷区)と連携し、オンライン英会話研修「おもてなし英会話 心・旅館基礎編」を開発した。4月にプレリリースを行う予定。これに先立ち、宿泊法人向けのモニター募集を開始した。

 日本の伝統的な「おもてなし」を体現するつるや旅館が監修することで、伝統的ホスピタリティ理論とAI英会話の新たな研修アプローチを目指す。具体的には、出迎えやチェックイン、客室案内、旅館における主要シーンを取り上げ、つるや旅館の接客映像を通じて、接客英会話と和のおもてなしの精神を学ぶことができる。

 宿泊業界の勤務体系でも気軽に学べるように、スマートフォンがあれば24時間365日いつでも受講できるように設計。ホスピタリティ接客のほか、外国人講師とのマンツーマン研修やAIスピーキングトレーニングなどを通じて、英語運用能力を段階的に向上させることが可能という。

 モニターは、正式な有料リリース前に改善すべき点を吸い上げるために実施する。対象はホテル・旅館など宿泊業界の法人で、個人受講はできない。対象レベルは入門・初級者で募集人数は20人、1企業あたり2人まで。申し込みは3月28日まで受け付けているが先着順となる。開始時期は4月7日からで、全48回のうち最初の4レッスン分を受講する。申し込みは専用URLから。