全国のご当地グルメ集結 「OBAMA食のまつり」 小浜市

2024年10月15日(火) 配信

原田さんと小浜市ご当地キャラクター「さばトラななちゃん」

 福井県小浜市の若狭おばま観光協会の原田優輝専務理事兼事務局長と池田歩主任がこのほど、来阪し、10月26(土)、27日(日)の2日間実施する秋の一大イベント「第21回OBAMA食のまつり」をPRした。地元グルメと全国のご当地グルメが一堂に集まる食の祭典で、毎年、2日間で延べ約1万5000人が訪れる小浜の秋の定番イベント。

 「御食国若狭おばま食文化館」前に設けた特設会場には、鯖で出汁をとったスープが特徴の「小浜ラーメン」や若狭の最高級和牛「若狭牛」を使った「若狭牛ステーキ丼」といった地元グルメのほか、大分の「中津唐揚げ」、香川の「丸亀骨付鳥」、静岡の「富士宮焼きそば」など、全国のご当地グルメが勢ぞろい。「若狭牛カレー」や「越前・坂井辛み蕎麦」、「和歌山ラーメン」などの新メニューも含め、今年は約46店舗が出店する。

 会場には、このほかにも、新鮮な海鮮や一夜干しを七輪で楽しむ「地魚七輪焼き」や、鯖街道起点の地・小浜ならではの「鯖寿司食べ比べ」、地酒コーナーや各地の特産品を集めた物産展、「若狭塗箸研ぎ体験」など、さまざまな催しを用意。石川県能登地域の地酒や海産物をそろえた能登復興応援コーナーも設ける。開催時間は、両日とも午前10時から午後3時まで。荒天の場合は中止となる。

 原田さんは「小浜ラーメンは今では、このイベントでした食べることができない幻の逸品です。ぜひ食べにお越しください」とアピールした。

クラツーとKNT、大阪・関西万博 入場券付ツアーと宿泊プラン発売

2024年10月15日(火)配信 

大阪・関西万博は2025年4月13日~10月13日まで

 KNT-CTホールディングスのクラブツーリズムと近畿日本ツーリストブループラネットは10月13日(日)、「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の入場チケット付きツアーと宿泊プランを売り出した。それぞれ公式Webサイト内の特集ページで販売する。

 「大阪・関西万博」は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日(日)~10月13日(月)まで、大阪の夢洲(ゆめしま)で開催される。「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」というサブテーマのもと、技術革新や文化交流を通じて世界の課題に取り組むため、多くの国や国際機関の英知が結集する。

 クラブツーリズムと近畿日本ツーリストブループラネットでは、「大阪・関西万博」へ案内する多彩なツアーと宿泊プランを販売している。

11月10日まで「紅葉ゴンドラ」を運行 妙高のロッテアライリゾート

2024年10月15日(火) 配信

紅葉ゴンドラのようす

 ロッテアライリゾート(新潟県妙高市)はこのほど、期間限定の観光ゴンドラ「紅葉ゴンドラ」の運行を開始した。標高1429メートルの大毛無山の秋の絶景をゴンドラでの空中散歩で楽しめる。運行期間は11月10日(日)まで。

 ゴンドラは片道約20分間で、山々に広がる紅葉のグラデーションがゆっくり楽しめる。ゴンドラの終着点の「膳棚ステーション」は標高約1000メートルの見晴らしのいい地点で、周辺の山々や空の景色を存分に楽しめるという。「特設テラス」も用意しており、秋の景色を存分に堪能できる。

 乗り場のヴィレッジステーション1階の「Myoko Coffeeアライリゾート店」では紅葉ゴンドラの運行に合わせ、自分で豆から挽いてコーヒーをドリップする体験ができる期間限定の「紅葉ピクニックセット」を売り出している。コーヒー器具のレンタルセットで、山頂などに持参して大自然の中で淹れたてのコーヒーが楽しめる。コーヒー豆2人分からで価格は2000円(税込)~。

 紅葉ゴンドラの運行時間は午前9時~午後3:15まで。料金は13歳以上が1800円、12歳以下が1500円。未就学児とペットは無料。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(165)リピーターもはじめは初回客 出逢いの瞬間に感動を創造

2024年10月14日(月) 配信

 

 初めて泊まるホテルで、エレベーターを降りてチェックインするためフロントに向かうと、数人のスタッフが立つフロントデスク前に、3台の自動チェックイン機が見えました。人手不足の現状では仕方ないので、そのシステムに慣らされてもきました。

 スタッフに声を掛けても、やはり「こちらの機械でお願いします」と自動チェックイン機を案内されました。操作はほかのホテルでも使用して慣れていましたが、この日は上手くいきません。何度か操作しても、チェックインに進めません。

 スタッフに伝えると、直ぐにフロントから出てきて操作してくれました。どうやらその機械は、姓と名の間にスペースを空けなければいけなかったようです。その後、「宿泊税は現金で良いか」と聞かれたので、クレジットカードでの支払いをお願いしました。すると、フロントデスクに戻り、機械を操作して「ポイントでもお支払いいただけますよ」と、ほかのグループホテルを利用したときのポイントで処理してくれました。

 支払い後に、喫煙コーナーの場所を聞くと、フロントから再度出てきて「いつもグループホテルをご利用いただきありがとうございます」と丁寧にお辞儀をして、その場所までわざわざ案内してくれたのです。

 喫煙コーナーから出ると、別のスタッフが待っていて、「グループホテルをいつもご利用いただきありがとうございます。客室へのエレベーターまでご案内いたします」と、まるでVIP客のような対応に驚いてしまいました。

 グループの別のホテルでは、初回の宿泊時からいつも低反発枕が用意されていました。ほかのホテルで依頼したことが、グループ内で共有されて準備されていたのです。リピーターにとっては非常にうれしい対応で、こうした対応を受けると「次もまたお願いしたい」と思うのは、私だけではないでしょう。

 リピーターを大切にすることは重要なことですが、リピーターにも「はじめ」があります。はじめての機会に「次も」と思ってもらうことこそが「創客ビジネス」です。はじめの機会に感動を創造できなければ、いつまでも椅子取りゲームを莫大なコストを掛けて集客し続けなければならないのです。

 今回宿泊したホテルの後半部分では、私にとっては心地よい対応でしたが、リピーターと確認されていなければ、自動チェックイン・アウト機を利用するだけでは、おそらくこの接客を受ける機会はなかったと思います。

 機械に任せるだけでなく、人手不足に悩む企業においても、人による接客の重要性を見つめ直し、はじめの出逢いの瞬間にこそ力を注ぐべきなのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

津田令子の「味のある街」「円揚げ」――辰巳(長野県安曇野市)

2024年10月13日(日) 配信

辰巳の「円揚げ」3個入り700円▽長野県安曇野市明科中川手2795-1▽0263(62)4628。

 先月、一面に咲くキバナコスモスを見に、国営アルプスあづみの公園(長野県安曇野市)を訪ねた。2・5㌶の敷地に80万本がオレンジ色に彩られ、そよそよと風に揺れていた。 

 その帰りに買ってきたのが安曇野名産「円揚げ」だ。北アルプスの湧水が育てた新鮮なニジマスを背開きにしてカラっと揚げ甘味のタレで味付けした地元で人気のおかずだ。

 頭から尾まですべてガブリと食べることができる。商品名の由来は、魚の頭と尾の部分がくっついて、きれいに円を描くので名付けたという。軽くさわやかな甘じょっぱさが後を引く。豪快にまるごとバリバリいただいたが、とにかく美味しくて、「ニジマスってこんなに美味しかったかしら」というのが正直な感想だ。骨周辺の食感のパリバリ感とコリコリ感がたまらない。対照的に実の部分のふっくら食感もしっくりくる。まるまる食べられるから栄養もたっぷりで元気になった気分にもなる。

 信州サーモンやニジマスなどの川魚の養殖・加工・販売をなさっている㈱辰巳が誇る自慢の一品だ。誕生は25年ほど前。「鮮魚ではニジマスが売れなくなり、すぐに食べられるように」と思案したのが開発のきっかけ。総菜という発想も絶妙な味付けも先代(現会長夫婦)の着想だという。この商品はとにかく鮮度が勝負。水あげ後2~3時間以内、ニジマスの筋肉が生きているうちに急速に加熱することで、皮と身の収縮率の違いからでき上がりがくるりと丸くなる。丸く反り返った姿は、新鮮な証拠なのだという。

 円揚げ定着のために学校給食への参入もはかり、今でも長野県内の多くの小中学校を中心に提供している。「給食で食べたいものランキング」で1位・2位をハンバーグと競うまでになった。安曇野のきれいな水で育てられたニジマスだからこそ生まれた名品。安曇野エリアの道の駅や直売所、スーパーでめぐり合えるはずだが、辰巳に直接予約して、出来立てを入手することもできる。円揚げを輪切りのトマトとレモンを絞りレタスで巻いて食べると頬っぺたが落ちるほど美味しいのだ。お試しあれ。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

【精神性の高い旅~巡礼・あなただけの心の旅〈道〉100選】-その42-恐山(青森県むつ市) 北の霊場は極楽への玄関口 地獄の様相から穏やかな美へ

2024年10月12日(土) 配信

 「人は死んだら恐山に行く」との伝説があるように、恐山は死者と対話ができる場所として知られている。その存在はずっと気になっていたのだが、ようやく訪問することができた。

 

 

 青森県・下北半島の内奥に位置し、なかなかアクセスしづらいところにあるこの恐山は、なぜここまで気になる存在なのか。まず、恐山という名前がおどろおどろしい。恐の文字はその意味はもちろん、字面も怖い。日本三大霊山は、高野山、比叡山、恐山と言われているが、高野山と比叡山と比べてもどうも恐山だけが怖い印象を持ってしまう。そして、恐山の画像をウェブサイトで検索すると、草木が生えていない灰色の世界で、まさに地獄の風景が現れてくる。さらに、恐山ではイタコの口寄せが行われているというところも、さらにあの世に近い印象を感じる。

 恐山菩提寺は、言い伝えによると平安時代の862年、天台宗の僧慈覚大師円仁によって創建された。円仁は「東方行程30余日の所に霊地があり地蔵尊像を安置せよ」という夢を見て、北行したと伝えられている。ちなみに円仁は北行の際、山形の立石寺も開山したと伝えられている。その後、1522年に曹洞宗の僧聚覚が南部氏の援助を受け、円通寺を建立して恐山菩提寺を中興し、その際に曹洞宗に改められた。

 

地蔵堂、手前の小屋が温泉、後ろに地獄が見える

 到着する参詣者をまず迎えるのが六地蔵である。地蔵殿に安置されている本尊は円仁作と言われる地蔵菩薩で、境内奥からは八葉地蔵菩薩が温かく参詣者を見守っている。

 地蔵菩薩とは、自らが犠牲となって人々を救う存在であり、それは地獄においても人々を救済するという庶民に寄り添う慈悲深い仏である。そのような地蔵菩薩とまず出会うことから、当初抱いていた恐山のイメージが最初に覆されることになる。ここは怖い場所ではないのではないか、そんな気持ちを持ちながら境内へと入っていく。

 総門、山門を過ぎると、目の前に小屋が現れる。これはなんと温泉で、参詣者は自由に入浴ができる。地獄の入口とはどうも思えない。

 心身ともに温まって、本尊のある地蔵殿でお参りをしたあと、足を進めると、硫黄のにおいが立ち込めて、草木も生えないごつごつした岩場が見えてくる。所どころから水蒸気が発生していて、荒涼とした景観が続く。

 さらに足を進めていくと、八角円堂にたどり着く。ここには故人の遺品を納める場所となっている。衣服や故人ゆかりの品物を見ることで、会ったこともない人々に対してどんな方だったのかなと思いを馳せる。

 

美しい宇曽利湖畔の極楽浜。この山の向こうに故人がいる

 ここまで来ると、目の前の景色が一変する。今までの荒涼としたいわば地獄の様相だったものが、宇曽利湖の静かな湖畔にたどり着く。7色の湖面と言われるように、えも言われぬ美しさを保っている。今まで歩いてきた地獄的な景観からは想像のできない穏やかな美しい景色が待っていたのだ。

 この砂浜は極楽浜と名付けられていて、湖の先にある山を越えた先に、死者がいるとされている。私が訪問したときも、亡くなった家族に向かってであろうか、「元気でやってるかー」と大声で呼び掛けている人、ずっと山の先を見つめながら座って祈っている人がいた。

 恐山は地獄の先に極楽があった。

 ここには穏やかで温かい心があった。

 私が訪問したのはちょうど夏の例大祭の期間で、イタコの口寄せも行われていた。実はそれを目当てにこの時期にしたのだが、実際に自分が極楽浜に立ったとき、イタコの助けなしで死者と対話ができたと感じたので、口寄せの列に並ぶことなく、すがすがしい心持ちで恐山をあとにした。

 

旅人・執筆 島川 崇
神奈川大学国際日本学部国際文化交流学科教授。2019年「精神性の高い観光研究部会」創設メンバーの1人。

伊豆・修善寺で推しロス旅宿泊プラン「ヒーリングジャーニー」発売 大仁神社でグッズお清めも(伊豆マリオットホテル修善寺)

2024年10月11日(金) 配信

「大仁神社 推しグッズお清め祓い」イメージ

 伊豆マリオットホテル修善寺(石黒邦彦支配人、静岡県伊豆市)は12月1日(日)~2025年2月28日(金)までの期間、「推し」の熱愛や結婚、グループ脱退などにより感じる喪失感「推しロス」を癒す宿泊プラン「ヒーリングジャーニー」を発売する。

 近年では、自分にとってイチオシの人やキャラクター(=推し)を応援する活動である「推し活」が定着してきている。このなかで、応援していたにも関わらず、急な脱退、熱愛・結婚報道、作品の連載終了などで心に大きなダメージを受ける「推しロス」状態になる人も多くいる。

 同プランでは、「推しロスで推しグッズを手放したいが、ただ処分するには忍びない」という需要に応え、伊豆の国市の大仁神社で「推しグッズお清め祓い」を行う。

 推しグッズお清め祓いは、25年1月11日(土)と2月8日(土)の2日間。該当日以外はホテルで預かったのち、お清め祓いを実施する。グッズのお清め後は、ホテルで処分される。

 ホテルチェックイン後、希望者はデジタル機器を専用BOXに入れて、滞在中はSNSをはじめとした情報を遮断することができる。

 また、思いっきり泣いてストレス発散したい人向けに、伊豆名産のわさびを使用した「わさびモナカ」や、大人も泣ける絵本を用意した。

 同プランは、12月1日(日)~25年2月28日(金)まで。12月28日(土)~25年1月4日(土)、1月20(月)~24日(金)は除外。

 料金は、2人1室利用時、1人当たり3万2097円から。

 温泉露天風呂付デラックスルームでの宿泊となり、午後2時アーリーチェックインが可能。大仁神社での推しグッズお清め祓いのほか、旅のしおり「推しロス旅の心得」などがついてくる。

 3日前までの事前予約制。1日3室限定プランとなる。

 

豆乳月間で箱根小涌園ユネッサンなどとコラボイベント 日本豆乳協会が市場の拡大目指す

2024年10月11日(金) 配信

箱根小涌園ユネッサン内の元湯森の湯に「イソフラボンの湯」が登場

 日本豆乳協会(山﨑孝一会長、東京都千代田区)は10月12日の「豆乳の日」を中心に、10月を豆乳月間と位置付けている。今年は初めての取り組みとして、神奈川・箱根町で藤田観光が運営する「箱根小涌園ユネッサン」と「箱根ホテル小涌園」とコラボレーションしたイベントを開き、豆乳市場の拡大を目指す。箱根小涌園ユネッサン内の日帰り温泉施設「元湯 森の湯」では10月1日(火)から豆乳の原料となる大豆エキス配合の入浴剤を使用した「イソフラボンの湯」を展開しており、利用者からも好評という。

 元湯 森の湯内湯で実施中のイソフラボンの湯は10月31日(木)まで。また、元湯 森の湯では、豆乳の効果や成分を訴求する資料配布を行うとともに、10月12日(土)の「豆乳の日」限定で、豆乳飲料のサンプリングを実施する。先着300人限定。

 一方、箱根ホテル小涌園では10月1日から、ビュッフェレストラン「フォンテンブロー」に朝、昼、夕食時に豆乳コーナーを設置。またこちらでも10月12日には豆乳のサンプリングを先着300本用意している。

 日本豆乳協会の杉谷智博事務局長は「我われはいつでもどこでも豆乳生活を掲げている」とし、旅先などでも「朝から寝るまで豆乳に触れ合ってほしい」とアピールした。来年度以降も観光地や観光施設などとのコラボレーションは継続していきたいとし、さまざまな展開を協議していく考えだ。

日本国際観光学会「旅行業の人材育成」セミナー開く 「人間力」めぐり熱い議論交わす

2024年10月11日(金) 配信

(左から)島川崇氏、田川博己氏、神田達哉氏

 日本国際観光学会(崎本武志会長)は9月26日(木)、ツーリズムEXPOジャパン2024の会場(東京ビッグサイト)で、「今後の旅行業の人材育成」をテーマにセミナーを開いた。JTB相談役の田川博己氏の講演、さらに神奈川大学国際日本学部教授の島川崇氏、宝塚医療大学観光学部准教授の神田達哉氏も加わり、3氏によるツーリズム産業における人間力などについて、熱い議論が交わされた。

日本国際観光学会の崎本武志会長

 冒頭、崎本会長は「当学会の柱は『業界との結びつきを大切にする』こと。コロナ後、過渡期にある旅行業、観光業の人材育成をテーマに、業界を代表する3氏から貴重な卓見を披露していただける。肝に銘じながら今後の観光人材を担う若い世代を育てていきたい」とあいさつした。

ツーリズム産業への脱皮が必要

 基調講演に登壇した田川氏は、「パンデミックが始まって人流が止まったとき、改めて人流の大切さを感じた」と切り出し、これまでの日本の観光産業は人流について多くの議論がなされてこなかったことを指摘した。

基調講演で登壇した田川博己氏

 観光産業とは「T&T」、つまりTravel(旅行)&Tourism(移動・交流)であり、新たな旅行業について田川氏は「ツーリズム産業への脱皮が必要」との考えを示した。さらに「人々の流れを創出し、交流・消費を促すとともに、『新たな価値観、豊かなライフスタイルを創り出す活動』こそが、旅行業の源流」と述べた。

 観光立国の基本理念「住んでよし 訪れてよしの地域づくり」にも触れ、「2010年ごろからムードによって、まちづくりが観光地づくりとなってしまったが、……

湯本富士屋ホテルが12月15日に湯本富士屋寄席を開催 笑点の桂宮治師匠も

2024年10月11日(金) 配信

笑点メンバー「桂宮治」を迎え年末のひと笑い

 湯本富士屋ホテル(勝俣克教総支配人、神奈川県・箱根町)は12月15日(日)、落語と箱根湯本温泉を楽しむ年末の特別イベント「湯本富士屋寄席」を開く。例年お馴染みの林家正雀師匠と、今回初登場の笑点メンバーで若手落語家・桂宮治師匠を特別ゲストに招き、年末のひと笑いを誘う。

 また、寄席には日帰りの入浴招待券が付く。同宿は「寄席鑑賞までの待ち時間や鑑賞後に温泉で日々の疲れを癒し、心身ともにリフレッシュを」とアピールしている。

 開演は午後2時、終演は午後4時。料金は5000円。申し込みは電話(0460-85-6111)のみで、予約後に事前支払いが必要になる。大浴場の日帰り入浴は入浴券1枚につき、1度限りの利用だが、期間内であれば後日でも利用可能。時間は正午~午後8時まで。なお、入浴券にはバスタオルやフェイスタオルの貸出も含まれている。