2025年2月25日(火) 配信

日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は2月27日(木)の午後1時から、「第33回JATA経営フォーラム2025」をWeb上で開催する。今回のテーマは「柔軟で強靭な組織作りと協調共創が織りなす旅行業の未来~レジリエントな組織作りを目指して~」。フォーラムは事前登録制で、参加費は無料。公開は4月4日(金)までで、期間中はいつでも視聴ができる。
開催に先立ち、2月10日(月)に東京都内で、髙橋会長のあいさつと、モダンボーイズ社長の竹中功氏による基調講演の公開収録を行った。
髙橋会長は旅行業の未来について、「稼げる業界に生まれ変わらせる」ことをゴールに据え、そのために何をするのか考えるための場がこの経営フォーラムだと言及。「今年こそ、業界挙げて回復が遅れている海外旅行を復活させ、国内と訪日と合わせて三位一体で稼げる業界への実現に向けた大きな一歩を歩んでいきたい」と意気込みを語った。

竹中氏は「危機管理に強い組織・人が辞めない組織の育て方」と題し、基調講演を行った。元吉本興業グループの役員として、広報や危機管理担当を務めていた“謝罪マスター”の竹中氏は「広報と宣伝はまったく違う分野。守ることこそ攻めることと捉え、広報を軸足に売上を上げることを考えてきた」と述べ、事故を未然に防ぐためのマネジメント術などをアドバイスした。
竹中氏は「旅行ほど最高なライブコンテンツはない。テレビやネットなどの旅コンテンツは予告編。それをしっかりアナウンスして行きたい人に届けてほしい」と激励した。
このほか、フォーラムはセミナー「近未来の旅行業における『生成AI』活用の可能性」、「旅行会社の採用活動における『2024年の成功事例』&『2025年の傾向と対策』」や、分科会として、国内旅行と訪日旅行、海外旅行、輸送ガイドライン、カスタマーハラスメントの5つのテーマを設定している。
フォーラムの事前登録は専用フォームから。