ANTA、5月に旅行業務取扱管理者研修 試験の旅行実務など免除に

2025年3月4日(火) 配信

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は5月13(火)~14日(水)に、全国8会場で2025年度旅行業務取扱管理者研修(国内・地域限定)を行う。全研修科目を受講し、修了テストに合格した場合、同年度と翌年度に実施する旅行業務取扱管理者試験の試験科目の旅行実務が免除となる。地域限定の合格者は約款科目のうち、宿泊約款の免除も受けることができる。

 同研修は、旅行業者または旅行業者代理業者で最近5年以内に3年以上旅行業務に従事し、現在も旅行業者などの業務に従事していることが受講の対象となる。なお、人事や経理、総務などの業務のみを取り扱っていた期間のほか、派遣労働者としての従事期間、海外駐在期間などは旅行業務に従事した経験に含まれない。

 受付期間は4月1日(火)午後5時まで。受講費用は国内旅行業務取扱管理者研修が2万6000円(消費税込)で、地域限定旅行業務取扱管理者試験に合格している場合は2万5000円。地域限定旅行業務取扱管理者研修は2万5700 円。このほか、全研修には事務手数料660円が必要となる。価格はいずれも税込。申し込みはANTAのホームページで受け付けている。

 会場は北海道札幌市のコンチネンタルスタジオと、宮城県仙台市のハーネル仙台、埼玉県さいたま市のソニックシティ、東京都千代田区の日本教育会館、愛知県名古屋市のウインクあいち、京都府京都市の京都経済センター、広島県広島市のRCC文化センターエールエールA館、大分県大分市のiichiko総合文化センターとなる。

【国土交通省】人事異動(2月28日付)

2025年3月4日(火) 配信

 国土交通省は2月28日付の人事異動を発令した。

辞職 大臣官房会計課契約制度管理室長 猪狩正昭

大臣官房会計課監査室長〈併〉大臣官房会計課契約制度管理室長(大臣官房会計課監査室長)鈴木慎一

辞職 航空局安全部安全政策課乗員政策室長 藤林健太郎

航空局安全部安全政策課乗員政策室長〈併〉航空局安全部安全政策課安全政策企画官(航空局安全部安全政策課安全政策企画官)藏智彦

「津田令子のにっぽん風土記(113)」花盛りの館山でポカポカ気分~ 千葉県館山市編 ~

2025年3月4日(火) 配信

館山城は桜の名所
館山市観光協会観光まちづくりセンター室長 木村義雄さん

 千葉県・房総半島の南部・館山市は温暖な気候が特徴で、ひと足早く春の訪れを感じることができる。東京都心から約90分とアクセスも抜群だ。海と山の両方のリゾート満載で「ないものがひとつもない館山」といわれるほど。

 館山市観光協会観光まちづくりセンター室長の木村義雄さんに「春の館山の魅力」について伺った。

 「花盛りの館山で、ポカポカ気分を感じていただくには、何といっても花めぐりをおすすめします。日本各地、まだまだ寒いこの時期に春の花があちらこちらで咲いているのですから」と語る。

 まずは、木村さんの朝のジョギングコースにもなっていて、春めき具合を日々確認できるという城山公園の梅だ。「3月初旬まで見られます。梅園や公園内各所でさまざまな梅に出会えます。白梅や紅梅など多品種ありますので長い期間見ることができるのも特徴ではないでしょうか。満開時には、ほのかに香りも楽しめます」。さらに、2月下旬から4月下旬までの長い期間、桜も楽しめる。河津桜(10本)、寒緋桜(15本)、ソメイヨシノ(400本)、八重桜(34本)など、「多品種にわたる桜が順次咲き誇る姿は圧巻です」と話す。

 さらに花暦はツツジへと続く。「ツツジ園や公園各所で4月中旬―下旬に見ごろを迎えます。頂上西側斜面のオオムラサキ・クルメツツジなど、赤・白・ピンクなど約6千本が植えられ、とにかく見事です。館山城天守閣から見下ろせば色とりどりの花が楽しめますよ」と、木村さんの花自慢は続く。

 これらの場所を、効率良く巡るには「花海街道サイクリング(電動サイクル)」を使うとよい。館山サイクリングステーション(館山駅1階)で貸し出しており、駅に着いたらすぐに訪ねてほしい。

 寒さ知らずのハウスの中で、5月上旬まで楽しめる甘くて大粒のイチゴ狩りも人気だ。「かおりの、章姫、紅ほっぺなどを食べ比べてみてはいかがでしょうか」。さらに「海岸線を歩きながら雪をかぶった富士山を眺めることも、一押しです。くっきり綺麗に見える日が多く、海の向こうの富士山は格別で、心に響きます」。

 伊戸漁港のだいぼパーキングからの夕景もおすすめという。「大島と神津島の間に夕日が落ちるころ、空間全部が茜色になり、一大パノラマの世界に感動間違いありません」。

 この春、ポカポカ陽気に誘われて花めぐりを愉しみ、想い出の写真を撮りに館山に出掛けてみたい。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

【国土交通省】人事異動(2月27日付)

2025年3月3日(月) 配信

 国土交通省は2月27日付の人事異動を発令した。

【任命】

運輸審議会委員〈非常勤〉 三浦大介(再任)

運輸安全委員会委員 髙野滋

運輸安全委員会委員〈非常勤〉 松井裕子

【日本旅行】役員人事異動(3月28日付)

2025年3月3日(月) 配信

 日本旅行は2月28日に開いた取締役会で、3月28日の定時株主総会に付議する取締役の候補者を決定した。あわせて、役付取締役の選定、取締役の業務分担、執行役員の選任、業務分担などを決めた。

 【取締役候補者

 取締役兼執行役員ソリューション事業本部統括副本部⻑(執行役員ソリューション事業本部副本部⻑、ソリューション事業本部事業統括部⻑)福岡雄二

 【取締役の異動(3月28日付)

 代表取締役常務兼執行役員ソリューション事業本部⻑(常務兼執行役員ソリューション事業本部⻑)吉田圭吾

 常務兼執行役員ツーリズム事業本部⻑(取締役兼執行役員ツーリズム事業本部統括副本部⻑、ツーリズム事業本部デジタルツーリズム推進部⻑、JR横断ソリューション本部統括副本部⻑)三好一弘

 【退任予定取締役(3月28日付)

 常務兼執行役員ツーリズム事業本部⻑ 岡本隆

 【執行役員就任予定者(3月28日付)

 執行役員秘書広報部長(秘書広報部長)佐藤均

 執行役員総務人事部長(総務人事部長)酒井克巳

 【執行役員の業務分担など一部変更

 代表取締役社⻑兼執行役員営業戦略本部⻑(代表取締役社⻑兼執行役員営業戦略本部⻑、DX推進本部⻑)小谷野悦光

 常務兼執行役員グローバル戦略推進本部⻑、グローバル戦略推進本部インバウンド事業推進部⻑(常務兼執行役員グローバル戦略推進本部⻑)喜田康之

 取締役兼常務執行役員ツーリズム事業本部統括副本部⻑、ツーリズム事業本部デジタルツーリズム推進部⻑、MaaS 事業推進本部⻑、JR横断ソリューション本部統括副本部⻑、ソリューション事業本部副本部⻑〈JCLaaS事業推進担当〉(取締役兼常務執行役員ソリューション事業本部統括副本部⻑、ソリューション事業本部企画部⻑)秋山秀之

 常務執行役員首都圏エリア代表、東日本エリア代表、中部エリア代表(常務執行役員首都圏エリア代表、東日本エリア代表、中部エリア代表、ソリューション事業本部首都圏広域営業部⻑)鈴木誠一

 常務執行役員DX推進本部⻑、営業戦略本部統括副本部⻑(常務執行役員DX推進本部統括副本部⻑、営業戦略本部統括副本部⻑)吉田尚史

 執行役員関⻄エリア代表、北陸エリア代表、中国エリア代表、四国エリア代表、JR横断ソリューション本部副本部⻑(執行役員関⻄エリア代表、北陸エリア代表、ソリューション事業本部関⻄広域営業部⻑、JR横断ソリューション本部副本部⻑)関昌博

 執行役員ソリューション事業本部副本部⻑、ソリューション事業本部事業統括部⻑(執行役員中国エリア代表、四国エリア代表、ソリューション事業本部中国広域営業部⻑、ソリューション事業本部四国広域営業部⻑、JR横断ソリューション本部副本部⻑)時永幸雄

 執行役員九州エリア代表、ソリューション事業本部九州広域営業部⻑、JR横断ソリューション本部副本部⻑(執行役員九州エリア代表、MaaS事業推進本部⻑、JR横断ソリューション本部副本部⻑、ソリューション事業本部副本部⻑〈JCLaaS事業推進担当〉大井宇亮

 【退任予定執行役員(3月28日付)

 執行役員グローバル戦略推進本部インバウンド事業推進部⻑、ソリューション事業本部副本部⻑ 緒方葉子

HIS、夏旅行CP開始 予約例年より早期化で

2025年3月3日(月) 配信 

CPのポスター
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は2月28日(金)から、夏の旅行を最大6万円割り引く「HISの夏先ドリ家族旅行」キャンペーンを始めた。今年の夏休みの予約が例年より早期化していることを受け、約2週間前倒しにして開始した。
 
 同CPは海外旅行では1人20万円以上の申し込みに対し、1グループ最大6万円を、国内は1人10万円以上の予約に1グループ最大1万円をそれぞれ割り引く。2月28日(金)~5月8日(木)に予約した、7月19日(土)~9月30日(火)までの旅行が対象。
 
 また、HISは7月21日(月)~9月29日(月)、家族旅行の人気目的地アメリカ・ワイキキから車で約1時間の西オアフに位置するウォーターフロント施設「ワイカイ」で、水上アスレチックやアクティビティで遊べるほか、HIS貸切エリアでサンセットを眺めながらのBBQディナーや星空観賞を楽しむことができる特別企画も実施する。

KNT-CTHD、創立70周年に向けて 特設サイトに記念企画も

2025年3月3日(月) 配信

70周年記念ロゴ

 今年9月に創立70周年を迎えるKNT-CTホールディングス(小山佳延社長、東京都新宿区)は3月3日(月)、同社ホームページ内に「70周年記念サイト」を公開した。近畿日本ツーリストやクラブツーリズムなど、同社グループの創立から現在までの歩みを綴るヒストリーのほか、グループ各社の記念企画などのコンテンツを発信していく。

 これまでの感謝の想いを込めて、数々のテーマ型旅行を提案するクラブツーリズムでは、「70周年記念ツアー」を用意する。企画内容にこだわった海外や国内旅行、バスツアーを同社サイト内の「創立70周年記念」特集ページで公開している。

 一方の近畿日本ツーリストは、修学旅行をはじめとするさまざまな団体旅行や、MICE事業に長年携わった経験やノウハウを生かしたツアーを提案する。6月にはハワイで行われる「まつりインハワイ」期間にあわせて、車いす利用者などを対象にした「バリアフリービーチプロジェクト」を初実施。誰もが安心してハワイのビーチで海水浴を楽しめるという。

 今後もグループ各社の記念商品や記念企画、キャンペーンなどの実施を予定している。詳細は70周年記念サイトのほか、グループ各社のホームページで発信していく。

24年訪日クルーズ旅客数は143万8000人 ピークは17年の253万人(国交省港湾局)

2025年3月3日(月) 配信

 国土交通省港湾局はこのほど、2024年(1~12月)訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港回数(速報値)を発表した。これによると、訪日クルーズ客数は前年比約4倍の143万8000人(前年は35万6000人)と大幅に伸びた。

 コロナ前のピーク17年の252万9000人と比べると、57%まで回復した。コロナ前には訪日クルーズ旅客数の8割を占めていた中国発クルーズは95万1000人。217万3000人を記録した17年比で44%にとどまり、回復が遅れている。

 一方、日本発クルーズによる訪日クルーズ旅客数は、15万9000人と過去最高を記録した。

 日本の港湾へのクルーズ船寄港回数は、同約1・3倍の2479回と、コロナ前のピーク(18年)の約85%まで回復。このうち、外国クルーズ船は1923回、日本クルーズ船は556回。

 港湾別では、①博多港(204回)②那覇港(175回)③長崎港(160回)④横浜港(147回)⑤石垣港(120回)――の順。

 外国クルーズ船が寄港する港湾数は前年と変わらず97港だった。

 23年3月31日に閣議決定された観光立国推進基本計画では、クルーズ再興に向けた25年の目標として、①訪日クルーズ旅客250万人②外国クルーズ船の寄港回数2000回③外国クルーズ船が寄港する港湾数100港――を掲げている。

 港湾局は、「訪日クルーズの本格回復や、持続可能なクルーズ振興に向けた取り組みを進めていく」考えだ。

世界遺産やバラ祭り楽しむ 旅作家・小林希さんとトルコ・ブルガリアの旅

2025年3月3日(月) 配信

バラ祭り(イメージ)
バラ祭り(イメージ)

 産経新聞社はこのほど、6月5日(木)出発の「旅作家小林希さんと行く ブルガリア・バラ祭りとイスタンブール 7日間」を企画した。世界遺産やバラ祭りを楽しむツアーで、主催はセブンカルチャーネットワーク。

 成田空港からトルコ共和国最大都市イスタンブールへ向かい、世界遺産「アヤソフィア」「ブルーモスク」「トプカプ宮殿」や、世界最大級の市場「グランドバザール」などを訪ねる。国際夜行列車でブルガリア共和国へ移動し、世界一のバラの生産国ブルガリアのカザンラクで年に一度開催される「バラ祭り」を見学する。首都ソフィアでは、世界遺産「ボヤナ教会」「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」「聖ソフィア教会」を巡る。

 小林氏は「広大なユーラシア大陸で、アジアとヨーロッパの分岐点になるイスタンブール。ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国と移り変わってきた歴史の中で、それぞれの時代の遺構や長い時を経て醸成された文化を見ることができます」とし、「異文化・異世界を感じれば、日本という国が見えてくるのも海外旅の魅力。今回の旅は、『海外を歩く、日本を見る』です! ぜひ、一緒に旅をしましょう!」と参加を呼び掛けている。

 定員になり次第、受付終了となる。人気のツアーで、現在の空席は1人1室利用(料金は69万8000円)のみとなっている。

NAA 1月、春節好調で旅客数362万人 コロナ影響前の2020年に次ぐ2番目

2025年3月3日(月) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)2月27日(木)に発表した2025年1月の総旅客数は、前年同月比18%増の362万714人と大きく伸長した。新型コロナウイルスの影響が広がる直前の20年に次ぐ2番目。春節期間中における1日当たりの中国と台湾、香港線の出国旅客数が前年比26%増となり、19年と20年も超えたことが主な要因。

 国際線の外国人旅客数は、同16%増の215万1163人と2カ月連続で過去最高だった。19年同月比では1%増。

 国際線の総旅客数は前年同月比23%増の301万8870人。このうち、日本人旅客数は同16%増の32万7073人。19年同月比では64%減。

 また、春節期間中における1日当たりの中国線の出国旅客数は前年比56%増と大幅に伸びた。

 国際線旅客便の発着回数は14%増の1万4425回だった。

 国内線旅客数は前年同月比4%減の60万1844人。19年同月比1%増となった。発着回数は同12%減。田村社長は「国内線はLCC各社が機材や人員繰りで減便しており、搭乗率が高くなった」と説明した。

中国前年比59%増 上海での乗継需要増

 2月1(土)~22日(土)の国際線出国旅客数は前年同期比21%増の106万2000人。19年同期比では同5%増となった。このうち、中国線は同59%増の18万3700人。19年同期比では45%増。韓国線は前年同期比8%の19万400人。19年同期比では52%増だった。

 田村社長は「春節後、中国・上海を経由し、欧州や東南アジアを訪れる旅客が増えている」と中国路線における需要増加の要因を説明した。3月以降については、「桜のシーズンやイースター休暇で、北米からの予約が好調に推移している」と述べた。一方、アウトバウンドは「卒業旅行需要で東南アジアへの予約数が伸びている」と話した。