ドライブイン「インターヴィレッジさくら」(大分県)運営のダイヤ商事、破産手続き開始(帝国データバンク調べ)

2024年10月3日(木) 配信

 ドライブインの運営業者「ダイヤ商事」(星野靖子代表、大分県別府市)と、関係会社の「SKY」(代表=星野恵理氏ほか1人、同所)は9月11日(水)、大分地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は2社合計で約4億3600万円。

 ダイヤ商事は1970(昭和45)年3月に設立されたドライブインの運営業者。九州横断道路沿いのドライブイン「インターヴィレッジさくら」で、観光客や団体客を対象に飲食店を運営するほか、土産品や飲料水などを販売し、97年11月期には年間売上高約6億6000万円を計上していた。

 しかし、その後は競合店の進出などから来店者が減少。21年11月期の年間売上高は約1100万円に落ち込み、事業を停止していた。

 SKYは05(平成17)年12月に設立。「インターヴィレッジさくら」の不動産を保有し、関係会社を対象に不動産賃貸業を手掛けていたが、ダイヤ商事に連鎖した。

 負債は、ダイヤ商事が約3億8400万円、SKYが約5200万円。

東武トップ、「日本遺産オフィシャルパートナーシップ」締結

2024年10月3日(木)配信

9月27日に行われた締結式で都倉俊一文化庁長官(左)が登壇した

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、文化庁と「日本遺産オフィシャルパートナーシップ」を締結した。

 日本遺産オフィシャルパートナーシップは、文化庁と企業などが相互に協力し、日本の文化・伝統の魅力を国内外に向けて発信。日本遺産ストーリーの体験・体感につなげることで、日本の有形・無形の魅力ある文化資源への理解を深め、日本遺産地域の活性化につなげるためのもの。

 今回の締結を機に、訪日高付加価値旅行者層や富裕層に対して「日本遺産」の認知度とブランド価値の向上に向けた取り組みを行っていく。これにより、日本遺産が持つ豊かな自然、歴史、文化を生かしたコンテンツを通じて、地域の活性化と地域経済の振興を目指す。

近畿日本ツーリスト、「パートナーシップ構築宣言」公表

2024年10月3日(木)配信

サプライチェーン全体の共存共栄を目指す

 近畿日本ツーリスト(瓜生修一社長、東京都新宿区)は10月2日(水)、「未来を拓くパートナーシップ推進評議会」が導入する「パートナーシップ構築宣言」を公表した。

 パートナーシップ構築宣言とは、事業者が、サプライチェーン全体の付加価値向上、大企業と中小企業の共存共栄を目指し、「発注者」側の立場から「代表権のある者の名前」で宣言するもの。同宣言により、サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列などを超えた新たな連携、「振興基準」の遵守などに重点的に取り組み、中小企業の事業継続と取引適正化を後押ししていく。

 近畿日本ツーリストは、旅行業で培った知識とデジタル技術を最大限に活用し、事業パートナーとの良好な協力関係を築き上げ、新規事業の開発に取り組むとともに新たな価値を創造する。そして、これらの取り組みを通じて、社会課題の解決に積極的に貢献することを目指す。

東京メトロ創立20周年記念 オリジナル24時間券を販売へ

2024年10月3日(木) 配信

東京メトロオリジナル24時間券イメージ

 東京地下鉄(東京メトロ、山村明義社長、東京都台東区)は10月5日(土)から、東京メトロ創立20周年を記念した「『東京メトロ20周年記念』東京メトロオリジナル24時間券」を売り出す。かつて活躍した車両や現在も使用している車両を表面にデザインした20種類・20枚をセットで販売する。

 発売価格は1万2000円で5000セット限定。24時間券は大人用で、小児用の販売はない。10月5日の「YOKOHAMAトレインフェスティバル2024」や、10月13~14日の「第31回鉄道フェスティバル」で販売するほか、オンラインショップ「メトロの缶詰ANNEX」でも10月15日(火)午前10時から売り出す。オンラインショップは別途送料が発生する。

 24時間券は2025年6月30日(月)までの1日(24時間)に限り利用できる。有効期限内であれば、使用開始前のものに限り1枚につき220円の手数料で払い戻しが可能。

鳥取県のブランド米「星空舞」おむすびフェア とっとり・おかやま新橋館で10月8日から

2024年10月3日(木) 配信

星空舞おむすびは全7種を展開する

 鳥取県のブランド米「星空舞」がこのほど、新米の出荷を開始したことから、東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の2階ビストロカフェ「ももてなし家」は10月8日(火)から、「鳥取県ブランド米『星空舞』贅沢おむすびフェア」を開く。星空舞は今年6年目を迎えたブランド米で、炊いたご飯のツヤが優れ、美味しさの指標である「味度値(みどち)」が高いのが特徴という。

 フェアでは、1日限定20食で鳥取県の食材である鳥取和牛、ベニズワイガニを使用した「贅沢おむすび」のうちいずれかと、らっきょうやきくらげなど名産品を使用した「ご飯のおともおむすび」5種の中から1つを選択できるセットで提供する。

 和牛セット、蟹セットともに価格は1500円(税込)で、いずれも豚汁が付く。フェアは10月21日(月)まで。

〈観光最前線〉今さらですが、文楽に字幕

2024年10月3日(木) 配信

ホントにあった事件を題材にしたという演目

 8月、国立文楽劇業(大阪市)で、近松門左衛門没後300年公演「女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)」を観てきた。文楽は「難しい人形劇」と感じて以来、実に40年ぶり。「油まみれになりながら、滑ってもがいて」との解説にしびれて、「人形の動きだけでも」と足を運んだ。

 幕が開いて驚いたのが「字幕」だ。語りにあわせて、舞台上の横長スクリーンに文字が映し出されるではないか。これなら大夫(たゆう)の難解な言葉も、8割方理解できる。「幕見」なんてケチらず、1等席にすればよかった。

 後日、新聞記事データベースで調べたら、字幕の初登場は2002年。中高生の鑑賞教室で採り入れられたとか。現在は、字幕アプリ(日本語・英語対応)が利用できる公演もある。20年の無知を嘆くより、楽しみが増えたということで。

【鈴木 克範】

岐阜県 緑化ぎふフェアPR 大阪で旅行社向け商談会

2024年10月3日(木) 配信

商談会のようす

 岐阜県観光連盟(葛西信三会長)は9月12日、大阪ガーデンパレス(大阪府大阪市)で関西圏の旅行会社を対象とした観光商談会を開いた。関西圏での商談会は今年で10回目。岐阜県内の自治体や観光協会、宿泊施設など54団体、約80人が参加し、集まった関西圏の旅行会社14社、約40人に、それぞれ旬の話題や魅力をアピールした。

 会場では、岐阜県都市公園課の担当者が、来年4月23日―6月15日まで実施される第42回都市緑化ぎふフェア「ぎふ グリーン・ライフフェスティバル2025」の概要を紹介。

 全国都市緑化フェアは、都市緑化の知識の普及や意識の高揚を目的に、1983年から毎年、全国各地で開催されている国内最大級の花と緑の祭典。岐阜県での開催は初となる。

 ぎふフェアは、県内に7つの会場を設置。テーマは「ぎふワールド・ローズガーデン」(可児市)がバラ・花、ぎふ清流里山公園(美濃加茂市)が里のみどり、養老公園(養老町)は歴史文化・アートなど会場ごとに、それぞれ異なるテーマを設けた。花・みどりを切り口に「清流の国ぎふ」の自然と共生した暮らし(グリーン・ライフ)を体感・体験できるさまざまな取り組みを展開する。

 同連盟の服部敬常務理事は「コロナからも回復してきた。来年は緑化ぎふフェアが開かれるので、ぜひこれを機会に岐阜県へ訪れてほしい」と述べた。

東武トップツアーズ、訪日旅行者向けに着地型販売サイト開設

2024年10月2日(水)配信

インバウンド向け着地型観光商品の販売サイト(イメージ)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月1日(火)、インバウンド旅行者向け着地型観光商品の販売サイトを、LINKTIVITY(孔成龍社長、同千代田区)のプラットフォームを活用して運用を開始した。

 同プラットフォームにより、日本到着前の旅マエに東武鉄道浅草駅、東武日光駅、鬼怒川温泉駅を訪れる観光商品の予約・決済が可能となった。同様に、滞在中や日光・鬼怒川温泉へ向かう旅ナカで予約・決済も可能。旅行者は現地に到着後、スムーズに目的とする観光や体験を楽しめる。

 販売する着地型観光商品は、「NIKKOPASS」をはじめ、日光東照宮など日光の寺社拝観券や、東武ワールドスクウェアや日光江戸村などの入園券などが含まれる。現地で楽しめる着地型観光コンテンツの開発・販売も順次予定しているとした。

東武ホテル10ホテルで2025年おせちの予約開始 今年は二段重も

2024年10月2日(水) 配信

和洋中冷凍おせち 二段重

 東武ホテルはこのほど、2025年のおせちの予約をグループ10ホテルで始めた。24年に全面リニューアルを行い、冷凍おせちの販売を開始。好評だったという。商品は手元に届いてから約1カ月の保存が可能で、好きなタイミングで食べることができる。今年は新たに和洋中二段重を加えた。

 開発には東武ホテルの味を冷凍で再現するため、各料理長が集結し、検討を重ねた。国産和牛や北海道産のブランド豚、トリュフなど上質な素材を使用し、製法は「3Dショックフリーザー」を用いた。

 おせちは「和洋中冷凍おせち 二段重」が和洋中計54品で2万9500円(税込)。11月20日(水)までの予約で早割が適用され、2万6550円(税込)になる。「和洋中冷凍おせち 三段重」は計61品で、3万8000円(税込)、早割は3万4200円(税込)。いずれも別途、送料が2100円となる。

 配送方法はクール冷凍便で12月30日(月)の配送となり、時間指定は不可。予約や詳細は各ホテル公式ホームページへ。

ファンタジースプリングスのラッピング新幹線運行へ  JR東日本×オリエンタルランド

2024年10月2日(水) 配信

ラッピングのイメージ(C)Disney

 東日本旅客鉄道(JR東日本、喜㔟陽一社長、東京都渋谷区)とオリエンタルランド(吉田謙次社長兼COO、千葉県浦安市)は10月10日(木)から、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」をテーマにした特別車両の新幹線を期間限定で運行する。E5系でのフルラッピング新幹線は初めての運行。

 特別車両「Magical Journey Shinkansen」は、「ファンタジースプリングス」を構成する3つのディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の象徴的な場所やキャラクターが描かれ、新エリアの世界観が表現されている。車内でもカーテンや車内メロディなどで、その雰囲気が体験できるという。

 運行区間は東北・北海道新幹線(東京~新函館北斗間)で、おもに「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」として運行する。初便ははやぶさ2号で、仙台駅発午前6時35分の予定。運行期間は2025年6月上旬ごろまで。