東京の森でサステナブルツアー企画 はとバス×檜原村

2025年4月22日(火) 配信

檜原村・森林セラピーロード

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)はこのほど、東京都・檜原村(吉本昴二村長)とタイアップした「はとバス×檜原村タイアップ企画 東京の森へ…檜原村サステナブルツアー」を売り出した。エコツーリズム推進法でエコツーリズム推進全体構想認定地域に認定された檜原村で、人と環境に優しいツアーを実施する。

 ツアーでは、同村のエコツアーガイドの案内で森林セラピーロードを散策する。昼食は村で採れた山菜を使用した料理を提供。ツアーの車両は環境に優しい大型観光ハイブリッドバスを使用する。なお、ツアーの売上の一部は「檜原村エコツーリズム推進協議会」に寄付し、環境保全に活用する。

 吉本村長は「檜原村は、都心からわずか 2時間で来ることのできる距離にありながらも、秩父多摩甲斐国立公園に指定されている東京都と思えない豊かな自然が魅力」とし、「はとバスでぜひお越しください」と呼び掛けている。

 ツアーの催行日は5月10日(土)、6月8日(日)・14日(土)・28日(土)。料金は大人1万1500円、子供(6歳以上12歳未満)1万1000円。東京駅発着となる。

「阿蘇の司ビラパークホテル」運営会社、特別清算開始命令受ける(帝国データバンク調べ)

2025年4月21日(月) 配信

 AT清算会社(代表清算人=國米昭吉氏、熊本県熊本市)は3月27日(木)、熊本地裁から特別清算開始命令を受けた。帝国データバンクによると、負債は推定27億円としている。

 同社は1983(昭和58)年11月に、熊本市のホテル運営会社の支店だった「阿蘇の司」(1965年5月創業)を譲り受け、分離独立するかたちで設立された。

 運営していた「阿蘇の司ビラパークホテル」は、阿蘇山近隣エリアで立地に恵まれ、県内では一定の知名度を有していた。団体旅行や修学旅行を受け入れて、2008年7月期の年間収入高は約13億3600万円を計上していた。

 しかし、阿蘇山の噴火や集中豪雨といった自然災害や、その風評被害を受けることが多く、宿泊客数が安定しない点が課題となっていた。

 16年4月には熊本地震が発生。予約キャンセルが相次ぎ、稼働率が大幅に低下して連続赤字を計上。その後、復興が進み稼働率も向上していたが、新型コロナの影響で再び業績が悪化した。

 「アフターコロナを見据えて金融機関と協議を重ね、支援を受け事業再建を進めていたものの計画通りに進まず」(帝国データバンク)、24年3月29日に商号を阿蘇の司から、AT清算会社に変更し会社分割を実施。同年7月31日開催の株主総会の決議により、解散していた。

 なお、ホテルについては、マイステイズ・ホテル・マネジメントが運営管理を担当し、「亀の井ホテル阿蘇パークリゾート」として営業を継続している。

JALダイナミックパッケージの予約サイトを一新 地図から検索など新機能多数

2025年4月21日(月) 配信

サイトを全面リニューアル

 日本航空(JAL、鳥取三津子社長、東京都品川区)とジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、国内旅行商品「JALダイナミックパッケージ」の予約サイトを全面リニューアルした。デザインを一新したほか、地図から検索できる機能など、多くの新機能を備えた。

 国内航空券と多種多様な宿泊プランの組み合わせや観光地のチケット、レンタカー、豊富なオプショナルプランの追加など、多くの選択肢から一人ひとりのニーズを満たす旅程をより簡単に探せるようにした。

 新機能の一例としては、グーグルマップ上で宿泊施設を検索できるようになったほか、「こだわり検索」として、100を超える条件から絞り込みができ、キーワードや予算なども指定できるようになった。

 リニューアルを記念して、6月15日(日)までプレゼントキャンペーン第1弾を実施している。キャンペーン期間に「往復航空券」+「宿泊」を検索し、応募した人のなかから、2組4人にJALダイナミックパッケージ国内旅行が当たる。

早咲の「うす紅藤」が満開に 栃木・あしかがフラワーパーク

2025年4月21日(月) 配信

4月20日現在のうす紅藤

 足利フラワーリゾート(早川公一郎代表、栃木県足利市)が運営する「あしかがフラワーパーク」は4月12日(土)から、「ふじのはな物語~大藤まつり2025」を開いているが、4月20日(日)に早咲の「うす紅藤」が満開を迎えたと発表した。

 同園は桜色と紫色、白色、黄色の4色の藤を合計約350本所有している。シンボルの「大藤」は現在2~3分咲きで、あと数日で見ごろを迎える見通し。このほかの藤の4月20日時点の開花状況は、むらさき藤が見ごろ、白藤が開花、きばな藤がつぼみとなっている。

 大藤まつりは5月18日(日)までの開催で、夜はライトアップも行っている。ゴールデンウイーク(GW)期間の4月25日(金)~5月6日(火)までは通常の営業時間より長く、午前7時~午後9時まで開園する。

HISとニュージーランド政観、映画マインクラフト記念CP ロケ地への需要喚起へ

2025年4月20日(日) 配信

CPのイメージ
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)とニュージーランド政府観光局は5月4日(日)まで、映画「マインクラフト/ザ・ムービー」の公開を記念し、リアル・ニュージーランド・キャンペーンを実施している。
 
 マインクラフトは2011年に発売されたゲーム。売上本数が3億本を突破し、世界的に人気だという。HISとニュージーランド政府観光局はロケ地となったニュージーランドへの需要を喚起するため、ニュージーランドツアーを予約した人に、特製エコバッグを贈呈。さらに、抽選で3人にマインクラフトのゲームソフトをプレゼントする。
 
 またニュージーランドをより身近に感じてもらおうと、同観光局はマインクラフト/ザ・ムービーのロケ地を再現したゲーム「アオテアロア・ニュージーランド」を作成した。プレイヤーはゲーム内でワイトモ洞窟やアベル・タスマンなどを訪れ、現地のアクティビティを楽しむことができる。
 

伊東市の小室山公園でつつじ鑑賞会開催中 4月30日まで

2025年4月19日(土) 配信

小室山公園つつじ園

 静岡県伊東市(小野達也市長)は4月30日(水)まで、小室山公園で「小室山公園つつじ観賞会」を開催している。広大な園内に40種類約10万本のつつじが植栽されており、見ごろには赤い絨毯のように一面に咲き乱れるという。天気が良い日には、真っ赤なつつじと一緒に富士山を眺めることもでき、絶景の写真スポットとなる。

 園内ではつつじのトンネルも人気で、人間の背丈よりも大きく色鮮やかなつつじの中を歩くことができる。恐竜広場という大きな恐竜のモニュメントやアスレチックのあるエリアもあり、小さな子供連れの家族も楽しめる。

 また、小室山山頂には「小室山リッジウォーク“MISORA”」があり、「Cafe・321」を併設。「小室山リッジウォーク“MISORA”」からは相模灘や伊豆諸島、富士山などが一望できる。「Cafe・321」は、全席オーシャン&スカイビュー。カフェ利用者限定のウッドデッキでくつろぐこともできる。


NBIホールディングス、「星野リゾート 界 阿蘇」取得

2025年4月18日(金) 配信

現状の「星野リゾート 界 阿蘇」

 NBIホールディングス(金谷隆行社長、東京都港区)はこのほど、子会社のNBI地方創生インベストメントを通じ、「星野リゾート 界 阿蘇」を取得するため、売主の星野リゾート・リート投資法人(秋本憲二執行役員、東京都中央区)と不動産売買契約を締結した。

 「星野リゾート 界 阿蘇」(大分県・九重町)は客室数12室。全客室露天風呂付きのヴィラタイプ。取得後は、一定期間経過後に改装工事を実施し、「さらなる地域の魅力を感じられる宿泊施設として展開していく」(同社)予定という。

那須地区ホテル&レジャー施設連絡協議会、現地商談会を開催 会員と旅行会社33社参加

2025年4月18日(金) 配信

あいさつする大輪洪一会長

 那須地区ホテル&レジャー施設連絡協議会(会長=大輪洪一・関東自動車執行役員)は3月17日(月)、ホテルラフォーレ那須(栃木県・那須町)で旅行会社やバス事業者向けに現地商談会を開いた。会員施設の魅力をアピールし、地域内での滞在時間の増加につなげたい考え。

 当日は那須町観光協会が、同エリア全体の魅力を紹介。その後、同会会員の宿泊・観光施設20社が、出席した旅行会社やバス会社13社に各施設の魅力をアピールした。

 夜には懇親会も開かれ、出席者は交流を深めた。

大船渡市観光PR隊、山林火災から観光復興へ 「大船渡で海の幸を味わって」

2025年4月18日(金) 配信

観光PR隊。中野主事(中央左)、多田係長(中央右)

 岩手県大船渡市(渕上清市長)の観光PR隊は4月18日(金)、旅行新聞東京本社を訪れ、山林火災からの復興へ、観光促進に向けた取り組みをアピールした。

 訪れたのは、大船渡市観光物産協会の中野貴之主事と、同市観光交流推進室の多田宗係長に加え、岩手県の観光担当者4人の計6人。

 今年2~3月にかけて山林火災が発生した大船渡市は、4月7日に鎮火を宣言した。火災があった地域は山側で、碁石海岸など人気観光地や、宿泊施設のある市街地は影響を受けていないものの、「観光控えにより宿泊予約などはかなり少ない状況」という。

 5月3~4日には毎年恒例の「大船渡碁石海岸観光まつり」が開催される。周辺地域のグルメ販売コーナーやお祝い餅まき、商品付きスタンプラリーなどが人気で毎年遠方からも多くの観光客が訪れる。

 また、5月からはホヤやウニも最盛期を迎え、港はさらに活気づく。中野主事は「市内には三陸大船渡の海の幸を満喫できるさまざまな宿もあるので、自慢のグルメを堪能してほしい」と語る。 

 多田係長は「大船渡の『さんまラーメン』はおすすめ。行列のできる人気店も多く、ぜひ味わってほしい」と話す。

NBIホールディングスが長栄館(岩手県・鶯宿温泉)取得 26年夏営業再開へ

2025年4月18日(金) 配信

 NBIホールディングス(金谷隆行社長、東京都港区)はこのほど、子会社のNBI地方創生インベストメントを通じて、岩手県・鶯宿温泉の長栄館を取得するために不動産売買契約を結んだ。

 長栄館は東北エリア有数の老舗名門旅館だったが、2024年に経営破綻し、現在は運営を休止している。

 一方、NBIホールディングスは「MACHIづくり共創会社」として、地方創生や地域活性化に寄与するホテル・旅館などへの投資事業を行っており、同館の再建に向けて不動産を取得。一部改装工事を実施し、「地域の魅力を再発見できる上質な旅館の展開を目指す」(同社)としている。26年夏の営業再開を予定。

長栄館は2026年夏の営業再開を目指す

 今後、同社は国内機関投資家や金融機関などの協力を得ながら、27年3月期までに全国のホテル・旅館などに200億円の投資を行っていく計画だ。