英語ガイド人材育成の研修会、中海・宍道湖・大山圏域観光局

2024年9月13日(金)配信

8月28日に行われたワークショップのようす

 島根県出雲市と松江市、安来市、鳥取県米子市、境港市の5市と大山圏域でつくる中海・宍道湖・大山圏域観光局は9月27日(金)、インバウンド受け入れにあたり、地域の魅力を英語で伝えるスルーガイド(ツアーコーディネーター)を養成するため、安来市内で「ガイド人材育成研修」を実施する。

 講師はサイクリングイベントやアドベンチャートラベルなどの企画・運営を行うBREZZA(神奈川県横浜市)の筬島(おさじま)洋敏社長と、同社ホスピタリティ講師の長谷川恭子氏が務める。

 当日は2部構成で、午前に机上研修、午後に実地研修を行う。机上研修は午前10時から正午まで、JR安来駅に隣接する観光交流プラザ内で実施。ゲストの特性をいち早く把握する方法をケーススタディし、挨拶や緊急時対応、地域の魅力の伝え方なども学ぶ。

 午後はレンタサイクルで駅前から臨済宗妙心寺派の古刹・雲樹寺を往復するルートを巡り、サイクリングツアーにおけるガイドテクニックを実践的に学ぶ。午後1時30分から午後5時までの予定。

 参加対象は通訳案内士など英語対応可能な地域のスルーガイドを志す人やインバウンドの取り組みに理解を深めたい人、アドベンチャーツーリズムに興味関心のある人。参加費は無料。午前、午後どちらかの参加のみも可能だ。

 申し込み締め切りは午前の部が24日(火)午後5時まで、午後の部が16日(月・祝)午後5時まで。申し込みはウェブから。

 研修会の運営はクラブツーリズム(東京都江東区)が担う。8月28日(水)には、松江市の松江テルサで「アドベンチャーツーリズムを理解するためのワークショップ」も行い、筬島社長が「アドベンチャーツーリズムが開く地域の未来」を演題に講演した。

大日本印刷、旅館・ホテルの書店開業を支援 第1弾は「定山渓第一寶亭留 翠山亭」内に

2024年9月13日(金) 配信

風呂屋書店(完成イメージ)

 大日本印刷(DNP)はこのほど、旅館やホテルなどの書店開業を支援するサービスを始めた。

 国内の書店が減少するなか、書店以外の各種施設で本を買える場所を提供することで、無書店の自治体(482自治体、全国の27・7%)の課題解決にも貢献したい考えだ。

 具体的には、書店のコンセプト設計や、スペースデザイン(設計・施工)、選書、本や関連物販の仕入れなど、サポート内容は多岐にわたる。

 同サービスの第1弾は、北海道札幌市の「定山渓第一寶亭留(だいいちほてる)翠山亭(すいざんてい)」内で、温泉と読書を楽しむ空間「風呂屋書店」の開業を支援する。同書店では、宿泊客だけでなく誰もが約2500冊の書籍を閲覧・購入できる。

 第一寶亭留の布村英俊社長は、「昔から作家が作品を生み出す場として宿があったように、本と最期まで切れない場が宿である。書店が減っている昨今、宿は本と触れ合う大切な空間だと考えている」とし、「書店の魅力は、自分でいつも選ぶものとは違うものに出会える喜び。売り場に変化があることで、リピーターのお客様に“いつも違う特別な場所”という感覚を伝えたい」とコメントしている。

 「風呂屋書店」では、旅をテーマにした、知的好奇心を刺激する書籍を多数セレクトする予定だ。

NAA、空港の革新を推進するアライアンスAirports for Innovationに加入 ネットワーク生かし快適さ追求へ

2024年9月13日(金) 配信

Airports for Innovationのロゴ

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)はこのほど、空港のイノベーションを推進する空港運営事業者の世界的なアライアンス「Airports for Innovation (A4I)」に、アジアの空港として初めて加入した。

 同社は現在、成田空港を実験場としたチャレンジの積み上げを通じ、新たな価値創造を加速していくことを目指し、他企業との交流や産学連携を推進している。今後、より快適で、便利で、使いやすい空港とするために、世界各地の空港とのネットワークを生かし、新たなサービスの提供や技術の導入を進める。

 A4Iは2021年5月に設立。加盟各社は空港の利用体験を向上を目指し、最新技術やデジタルソリューションを共有し、協力して技術革新を推進することを目的としている。現在、アテネ国際空港(ギリシャ)とコートダジュール空港(フランス)、ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ)、バンクーバー国際空港(カナダ)、ミュンヘン国際空港(ドイツ)、ドバイ国際空港(アラブ首長国連邦)、オマーン空港(オマーン)、成田空港の8空港が加盟している。

 また同アライアンスはこのほど、初めての取り組みとして、スタートアップ企業から新技術や革新的なアイデアを募るオープンイノベーションプログラムを始めた。具体的には、旅マエから旅アトまで旅行全体をスムーズで効率的な顧客中心の体験を実現する革新的なアイデアや、 より持続可能かつ、環境への影響を低減するためのソリューションを募集している。

 採択されたスタートアップ企業は、A4Iメンバーの2社以上の空港運営事業者と共に、提案したソリューションの有効性を検証。さらに、実際の空港運用の場で実証実験を行うことができる。 

竹富町で”責任ある観光”を JTAが竹富町の観光ブランドイメージ構築へ

2024年9月13日(金) 配信

あの島で「またねっ!と言いたいから。」キャンペーンを展開

 日本トランスオーシャン航空(JTA、野口望社長、沖縄県那覇市)は9月13日(金)から、JALグループ石垣発着路線の旅客を対象にした、沖縄県・竹富町観光ブランドイメージ構築事業「あの島で『またねっ!と言いたいから。』キャンペーン」を開始した。観光客の増加で環境や生活への負荷が発生している竹富町で、観光客に“責任ある観光”を推進し、持続的な観光地を目指していくための取り組み。

 キャンペーンは竹富町が推進する「責任ある観光」の動画を視聴し、アンケート回答と参加登録をしたうえで、対象路線に往復で搭乗した人のなかから抽選で100人に竹富町の島々の特産品をプレゼントする。JALマイレージバンク会員が対象。

 参加登録と搭乗期間は9月13日(金)~2025年1月5日(日)まで。

宿の若旦那・若女将が名古屋市内で「エスカレーター安全利用」呼び掛ける(全旅連青年部)

2024年9月13日(金) 配信

全旅連青年部員が河村たかし名古屋市長らとともに安全利用を呼び掛ける

 宿の若旦那や若女将が名古屋市で「エスカレーターの安全利用」を呼び掛け――。全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)は9月11日(水)、愛知県名古屋市内の金山駅で開催された「エスカレーターの安全利用促進キャンペーン」に参加した。当日、河村たかし市長も参加した。

 名古屋市は、エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例施行に伴い、「止まって乗る」「2列で乗る」ことを推奨し、昨年から啓発活動を実施している。

 外国人旅行者の増加により、大きなカバンやスーツケースを持つ旅行者が増えており、エスカレーターの歩行は大きな事故を起こす危険性が高まっている。

 全旅連青年部は旅に関わる業界として、“心のバリアフリー”の観点からも「正しいエスカレーターの乗り方」を広く伝えることで、安心安全な旅の環境づくりに継続的に取り組んでいく考えだ。

 同CPに参加した全旅連青年部員のコメントは次の通り。

 ・西田太郎東海ブロック長「昨年に引き続き、金山駅での啓発活動に参加させていただきました。名古屋市さんによりますと、現在エスカレーター利用者の約93%の方が立ち止まって乗降されているようです。これからも安心安全な利用促進のため、官民一体となって取り組んでいければと思います」。

  ・荒木政臣政策渉外担当副部長「名古屋市では昨年に引き続き3回目の取り組みとなりましたが、エスカレーターの安全利用の大切さを再認識する良い機会となりました。私たち全旅連青年部は、観光地だけでなく、日常の中での安全意識向上に貢献したいと考えています。この取り組みを通じて、地域社会に寄り添いながら、より安全で快適な環境づくりに努めて参ります」。

秩父鉄道の鉄道体験が秩父市のふるさと納税返礼品に 10・11月に「SL転車台乗車・駅員体験」

2024年9月13日(金) 配信

SL転車時イメージ

 秩父鉄道(牧野英伸社長、埼玉県熊谷市)はこのほど、秩父市(北堀篤市長)のふるさと納税の返礼品として10月、11月に開催の「三峰口駅 SL転車台乗車・駅員体験」が登録されたと発表した。同社が運行する「SLパレオエクスプレス」の停車駅のうち3駅は秩父市内にあるなど、秩父市と深いつながりがあることから、特別な鉄道体験を通じて秩父地域や秩父鉄道に親しみを持ってほしいと企画した。

 三峰口駅でSL運転台に乗車し、転車台で方向転換を体験、三峰口駅構内を走行する。また、駅員体験は出勤点呼や駅放送案内、乗車券作成体験などができる。

 開催日は10月6日(日)、19日(土)、25日(金)、11月8日(金)、15日(金)で各日とも午前10:30~午後2時ごろまで。各回1組2人まで、対象年齢は18歳以上で申込者以外の参加や付き添い(未就学児含む)はできない。

 寄付金額は18万円以上。寄付受付はポータルサイトのふるさとチョイスから。

東武トップツアーズ、奥日光を早朝から 「日光紅葉夜行」乗車プランを発売

2024年9月12日(木) 配信

奥日光の色鮮やかな素晴らしい紅葉を早朝から楽しめる

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は9月12日(木)、東武鉄道の臨時夜行列車「日光紅葉夜行23:45」に乗車する旅行商品を売り出した。

 同列車は、東武鉄道浅草駅を午後11:45に出発する期間限定の臨時夜行列車。今シーズンは10月12日(土)、19日(土)、25日(金)、26日(土)、11月1日(金)、2日(土)の計6日間運行する。

 往路は浅草駅から東武日光駅まで夜行列車で行き、バスに乗り換えて、奥日光(中禅寺温泉・湯元温泉)へ向かう。週末の深夜に出発するため、混雑を避けて仕事を終えたあとでも乗車でき、奥日光の色鮮やかな紅葉を早朝から楽しめる。復路は、東武鉄道利用の「往復プラン」(1人1席利用・基本プラン7800~9000円)と、自身で自由に行程を組める「片道プラン」の2種類を用意する。

 使用する車両「リバティ」は、「TOBU FREE Wi-Fi」を使用でき、各座席にコンセントも設置されている。なお、全日程、出発駅から東武日光駅まで隣の座席を気にすることなく、ゆっくりと過ごせる「ゆったり2座席利用」(追加代金1人1000円)も設定できる。

「カンドゥー新利府」で大人向けイベント 16歳以上が対象の「大人カンドゥー」

2024年9月12日(木) 配信

6つの仕事が体験可能

 子供がさまざまな職業を疑似体験できる施設「カンドゥー新利府」(宮城県・利府町、イオンモール新利府内)」は9月13日(金)、17(火)~23日(月・祝)の期間限定で、大人向けの特別イベント「大人カンドゥー」を実施する。従来は対象外の16歳以上を対象に仕事体験を提供する。

 体験できるのは「ファイヤーファイター」「カンドゥートレーニングセンター」「ポッピンクッキン(寿司)」「コールドストーン」「カンドゥー警備保障」「カンドゥー交番」の6種。当日のアクティビティ予約は先着順で定員数があるため、事前に体験したいものを決めておくのがおすすめ。

 時間は平日が午後5:45~7:55、土日祝が午後6:30~8:45の約2時間。チケットは3000円から。なお、この時間は15歳以下の体験はできない。

ATTAと連携し、「Adventure Week2025東北」開催へ (JNTO)

2024年9月12日(木) 配信 

 

 日本政府観光局(JNTO)は2025年秋ごろ、アドベンチャートラベル業界団体Advanture Travel Trade Association(ATTA)と連携し、東北エリアで「Adventure Week」を実施する。

 「Adventure Week」は、ATTAが定める基準を満たした特定の地域で、ATTAが厳選した旅行会社、メディア関係者が実際に開催地のアドベンチャートラベル商品を体験し、地域との商談会を通じて商品のさらなる磨き上げを目的としたプログラム。日本では、2024年11月に開催予定の沖縄県に続いて2回目の開催となる。

 「Adventure Week2025東北」の参加者は、海外の旅行会社から12人、メディア関係者3人を想定する。

 1週間程度のファムトリップを実施し、参加者と地元サプライヤーとの商談会を実施する予定だ。

森の京都QRトレイン貸切列車で行く福知山ツアー (日本旅行×JR西日本×森の京都DMO)

2024年9月12日(木) 配信

杜の京都QRトレイン

 日本旅行、西日本旅客鉄道(JR西日本)、森の京都地域振興社(森の京都DMO)の3者は、福知山駅開業120周年にあわせて、ラッピング列車「森の京都QRトレイン」を利用した貸切列車ツアーを実施する。

 同ツアーでは、通常運行しない区間に乗車できるほか、沿線の地元団体によるおもてなしが楽しめる。

 福知山駅到着後は、列車に乗ったまま吹田総合車両所福知山支所(車両基地での洗車体験)に乗り入れる特別企画を用意している。また、「福知山鉄道館フクレル」や「福知山城」の見学、福知山駅北口公園で開かれる食のイベント「Farmers Tables FUKUCHIYAMA EKIKITA」に参加できる。

 日帰りツアー「森の京都QRトレイン貸切列車で行く福知山ツアー」は、11月3日(日)に出発。復路は特急はしだて6号。販売数は120席。抽選販売となり、申込期間は9月13日(金)の午後3時から9月23日(月)午後11時59分まで。当選発表は9月27日(金)。

 旅行代金は大人5900円。子供(3歳~小学生)は3900円。大人のみ、「Farmers Tables FUKUCHIYAMA EKIKITA」で使える1000円分の割引券付き。