2024年9月13日(金)配信
島根県出雲市と松江市、安来市、鳥取県米子市、境港市の5市と大山圏域でつくる中海・宍道湖・大山圏域観光局は9月27日(金)、インバウンド受け入れにあたり、地域の魅力を英語で伝えるスルーガイド(ツアーコーディネーター)を養成するため、安来市内で「ガイド人材育成研修」を実施する。
講師はサイクリングイベントやアドベンチャートラベルなどの企画・運営を行うBREZZA(神奈川県横浜市)の筬島(おさじま)洋敏社長と、同社ホスピタリティ講師の長谷川恭子氏が務める。
当日は2部構成で、午前に机上研修、午後に実地研修を行う。机上研修は午前10時から正午まで、JR安来駅に隣接する観光交流プラザ内で実施。ゲストの特性をいち早く把握する方法をケーススタディし、挨拶や緊急時対応、地域の魅力の伝え方なども学ぶ。
午後はレンタサイクルで駅前から臨済宗妙心寺派の古刹・雲樹寺を往復するルートを巡り、サイクリングツアーにおけるガイドテクニックを実践的に学ぶ。午後1時30分から午後5時までの予定。
参加対象は通訳案内士など英語対応可能な地域のスルーガイドを志す人やインバウンドの取り組みに理解を深めたい人、アドベンチャーツーリズムに興味関心のある人。参加費は無料。午前、午後どちらかの参加のみも可能だ。
申し込み締め切りは午前の部が24日(火)午後5時まで、午後の部が16日(月・祝)午後5時まで。申し込みはウェブから。
研修会の運営はクラブツーリズム(東京都江東区)が担う。8月28日(水)には、松江市の松江テルサで「アドベンチャーツーリズムを理解するためのワークショップ」も行い、筬島社長が「アドベンチャーツーリズムが開く地域の未来」を演題に講演した。