21年度修学旅行は中学84%、高校73%が実施(時期変更含む) 日修協調べ

2022年11月4日(金) 配信

約82%の中学と高校が「海外教育旅行意向あり」と答えた

 日本修学旅行協会(竹内秀一理事長)が11月1日(火)に発表した2021年度全国修学旅行調査速報版によると、修学旅行を実施または時期を変更した中学が前年度同期比約35・8㌽増の84・2%、高等学校は同34・3㌽増の72・9%だったことが分かった。調査は、中学校の895校と高等学校の933校から回答を得た。

 コロナ感染収束後の「海外教育旅行」再開意向では、「意向あり」と答えた中学校が同2・7㌽減の82・2%、高等学校は同5・4㌽増の82・1%。

 中学校での旅行先は京都が(7・7%)トップ。以降は奈良(7・0%)、山梨(5・9%)、長野(4・7%)、三重(4・4%)と続いた。

 実施時期では、10月が219件で最多。次いで9月の同186件、12月の67件だった。

 班別の自主行動を行った学校は同11・2㌽減の31・1%。

 高等学校の旅行先は京都(7・9%)が最も多く選ばれた。続いて大阪(7・1%)、京都(6・3%)、福岡(5・9%)、沖縄(4・7%)の順。

 実施時期は12月が192件でトップ。2位以降は11月の162件、10月の72件と続いた。

 班別の自主行動を行った学校は同3・6㌽減の54・4%。

富士を望む客室温泉・プール付グランピング 11月26日(土)オープン プライベートヴィラグランピング富士山中湖

2022年11月4日(金) 配信 

プライベートヴィラグランピング富士山中湖は11月26日(土)オープン

 にしがきマリントピアリゾートは11月26日(土)、山梨県・山中湖に全7棟のグランピング施設「プライベートヴィラグランピング富士山中湖」をオープンする。客室温泉やプライベートプール、キャンプファイヤーが楽しめる施設で、富士山を望むロケーションで全棟500平方㍍を超える専有面積を持つことが特徴だ。

 施設が開かれる山中湖エリアは人気の観光地で知られており、スタンドアップパドルボードやカヌーなどのレイクアクティビティで遊べるほか、鳴沢氷穴などの観光スポット・絶景スポットも充実している。

 客室タイプはラグジュアリー仕様のヴィラタイプと、アウトドア仕様のテントタイプの2種類。また、愛犬同伴可能な部屋もそれぞれのタイプで2棟用意した。

 料金は、プレミアムスイート(全3棟、定員2~6人)が1人当たり1万8700円から、プレミアムドッグスイート(全1棟、定員2~6人)が1人当たり1万9800円から、ロイヤルグランピング(全2棟、定員2~5人)1万4300円から、ロイヤルドッググランピング(全1棟、定員2~4人)1人当たり1万8700円から。

 

旅館こうろ(京都市)、デジタルアート展開催 11月5~6日西日本最大規模で

2022年11月4日(金) 配信

イベントでは作品を掛け軸に映す

 旅館こうろ(北原達馬社長、京都府京都市)は11月5(土)~6日(日)、同館でNFT COLOR(竹田陵真社長、兵庫県宝塚市)とデータの改ざんが不可能であり、唯一無二のデジタルアート「NFTアート」の展示イベントを西日本で最大という規模で開催する。

 NFTアートの展示イベントは京都府の旅館では初になるという。旅館こうろは今年4月に、常設展示スペースを設置するなど同アートの可能性を探ってきた。

 当日は、作品を掛け軸に映し、和室とデジタルアートの融合をはかる。さらに、19人のアーティストの作品展示やアーティストと企業のコラボレーションブースのほか、暗号資産に詳しい税理士の講演や琴と作品を掛け合わせた演奏、出展者同士の対談などを行う。また、インターネット上でも特別展示会場を設ける。

 開催時間は5日(土)は午後12~7時。6日(日)が午前10~午後5時。入場料は各日1000円。

22年秋の叙勲・褒章、永野末光氏(元全旅協副会長)らが旭日双光章

2022年11月4日(金)配信

永野末光氏

 政府は11月3日(木)付で、2022年度秋の叙勲および褒章受章者を発表した。本紙関連では、旭日双光章に元全国旅行業協会副会長の永野末光氏、滝元館遊季の里会長の中村一氏、ホテルD CUBE社長の森永鈴江氏らが受章した。

 本紙関連の受章者は次の各氏。

 【勲章】旭日双光章 永野末光(西日本トラベルサービス社長)=元全国旅行業協会副会長 観光事業振興功労▽中村一(滝元館遊季の里会長)=元日本旅館協会副会長、岐阜県旅館ホテル生活衛生同業組合副理事長 観光事業振興功労▽森永鈴江(ホテルD CUBE社長)=全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会理事、東京都ホテル旅館生活衛生同業組合副理事長 生活衛生功労

 旭日単光章 渡邊恭宏(ホテルニューセントラル会長)=静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合常務理事 生活衛生功労

 【褒章】黄綬褒章 有本妙子(大根屋専務取締役・女将)業務精励功労▽平良朝敬(かりゆし会長)=日本ホテル協会沖縄支部支部長 業務精励功労

 藍綬褒章 小井戸英典(旅館こいと社長)=全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会副会長、福島県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(213)」「関門」を交流の門に(下関市・北九州市)

2022年11月3日(木) 配信

旧英国領事館(下関市)

 「関門」とは、文字通り関所のことである。突破しなければいけない難所のことを言う。その「関門」の言葉で私たちが真っ先に思い浮かべるのは、下関と北九州門司の間の関門海峡であろう。

 関門海峡は、1942(昭和17)年に世界初となる海底トンネルが開通。それまで「関門」として立ち塞がっていた海峡が、陸路によってつながった。その後、車道・人道トンネルの開通、さらに関門橋の架橋で、関門海峡は「海峡七路」とも呼ばれる多様な交通網の完成により、交通の一大結節点となった。

 もともと関門海峡は、その地政学的位置から、交通の要衝となっていた。官道や主要街道は、関門の地で結びつき、古来より多くの人や物資の交流が行われてきた。瀬戸内海と日本海との結節点でもあり、陸路と海路の十字路が形成されていたことから、幕末には外交や通商を迫る西洋諸国の黒船も通過するようになる。その重要性をいち早く察知していた長州藩の志士は、海峡を封鎖し攘夷を実行したことから下関戦争が起こり、そのことが日本を開国へと向かわせる、歴史の大きなターニングポイントにもなった。

 下関戦争を経て、長州藩と欧米列強4国(英・仏・蘭・米)は、1864年に講和条約を締結、外国船が関門海峡を自由に通行できることとなった。事実上、下関(馬関)港の開港である。

 下関港は、もともと江戸時代から北前船の寄港地として栄え、また対岸の門司港は、背後の筑豊炭田と若松という石炭中継地を抱えていたため、その後の海外との交流の増大により、ともに特別輸出港や大陸との定期航路の寄港地に指定され、国際港湾都市として一躍注目を集めることとなる。そのきっかけは1875(明治8)年の横浜・神戸―上海間定期航路の就航であり、さらには朝鮮との貿易港指定を契機に、創業間もない大阪商船株式会社や日本郵船株式会社が進出した。

門司港駅〈旧門司駅〉(北九州市)

 さらに1889(明治22)年には、九州鉄道の開通にともなって門司駅(現門司港駅)が設置、陸上と海上運輸の集散地としてにぎわうようになる。

 このような関門をめぐる歴史物語は、2017年に「関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶~」として日本遺産に認定された。今年10月29日から30日、この関門(下関市・北九州市)で日本遺産フェスティバルが開かれる。

 明治後期から大正にかけて、関門海峡沿いには日本銀行をはじめ、三菱や三井などの商社、鈴木商店による食品工場群などの拠点が続々と開設され、重厚で最先端の意匠をもった近代建築が林立する街並みが形成されてきた。伊藤博文が下関春帆楼でフグ食を解禁して以来、フグ刺しや鍋などフグ(ふく)料理も名物となった。

 まさにノスタルチックな海峡都市である。フェスティバルにも足を運んでいただきたい。

(日本観光振興協会総合研究所顧問 丁野 朗)

㈱全旅、JTBとクーポン契約結ぶ 募集旅行など販売可能に

2022年11月2日(水) 配信

会員の収益増加につなげてもらう

 ㈱全旅(中間幹夫社長)はこのほど、JTBと全旅クーポン会加盟契約を結んだ。全旅クーポン会員の旅行会社からの利用申込を、11月1日(火)から受け付けている。会員旅行会社にJTBの宿泊在庫や、募集型企画旅行など販売できるラインナップを充実させ、収益増加につなげてもらう。一方、JTBは販路拡大に期待ができる。

 会員の旅行会社は既に発売可能な日本旅行やエイチ・アイ・エス(HIS)の商品に加え、JTBのツアーなどを取り扱う場合でも、全旅クーポンでまとめて精算することができる。 

 販売可能な商品は、国内募集型企画旅行エースJTBダイナミックパッケージと、海外募集型企画旅行ルックJTBダイナミックパッケージ、国内・海外宿泊単品、インバウンド用募集型企画旅行JTBサンライズツアーなど。導入費は無料で、利用料は1営業所につき毎月5500円掛かる。

 年間必要取扱額や保証料は設定していない。なお、旅行会社は利用前に、審査を通過する必要がある。

JTB、角田市(宮城県)にサテライトオフィス開設 ふるさと納税業務で

2022年11月2日(水)配信

角田市は、“こめ・まめ・うめ・ゆめ・ひめ”の「5つの“め”」の魅力でブランド作りに取り組む

 JTB(山北栄二郎社長)は11月1日(火)、宮城県角田市にサテライトオフィスを開設した。同市内でふるさと納税のサポート体制の強化、ふるさと納税の返礼品を通じた地域活性化を目指す。

 同社は、今年10月から角田市のふるさと納税一括代行業務を受託した。今後は同拠点を通じて地域に根ざし、地元事業者や寄附者と密接なコミュニケーションをとり、角田ブランドの魅力的な新規返礼品の発掘や既存返礼品の価値向上、角田市の活性化に取り組む。

 より多くの寄附者に角田市を知ってもらうきっかけを増やすため、10月に新たな返礼品受付サイトとして「ふるさとチョイス」を新設した。寄附者が返礼品をより検索しやすいように「楽天ふるさと納税」サイト内の角田市ページも刷新する。

 また、地元事業者との協力関係を大切にし、魅力ある新たな返礼品の開発とサイトの掲載内容の拡充をはかりながら、地場産品の販売促進や地元産業の活性化を目指す。主力返礼品の事業者である現地企業・アイリスオーヤマとより密に連携し、共に角田市の寄附額のさらなる拡大と地域活性化に力を入れていく。

 角田市の21年度ふるさと納税受入額は29億1237万円、受入件数6万4008件。総務省の調査によると、受入額が宮城県内第1位を記録した。主な返礼品は、アイリスオーヤマ社製品、仙台牛、角田市産米、クラフトビールなど。

御殿場で温泉とサウナめぐり 周遊キャンペーン展開中

2022年11月2日(水) 配信

各施設にサ飯

 静岡県御殿場市は2023年1月31日(火)まで、市内の温泉サウナ施設・サウナ飯をデジタルスタンプラリーで周遊するキャンペーン「御殿場温泉・サウナ 天国めぐり」を展開している。

8施設と連携

  市内の温泉とサウナの認知拡大、利用促進を目的とするキャンペーンの第二弾で、前回と同じく「木の花の湯」や「富士八景の湯」など日帰り温泉施設や温浴施設など全8施設と連携して実施する。

 第2弾ではデジタルスタンプラリーを取り入れ、「御殿場温泉・サウナ 天国めぐり」の“めぐり”の要素をさらに楽しめるようにした。併せてサウナコンテンツの一つでもある“サウナ飯”にも着目、参加施設のサ飯もスタンプの対象とした。

 アプリをダウンロードし、対象施設で温泉やサウナ、サ飯を楽しみながらデジタルスタンプを集める今回のキャンペーン。参加者へはスタンプの数に応じ、オリジナルステッカーやデジタル認定証をプレゼントするほか、オリジナルロゴ T シャツや対象施設の入浴券・ペア宿泊券なども等が当たる抽選へも応募で切る権利も付与する。

 担当者は「御殿場は知る人ぞ知る『温泉・サウナ』天国。都心から約1時間の良好なアクセスに加え、広々とした施設の中で富士山の絶景と富士山の伏流水を使った水風呂が楽しめます」とPRする。

オープンバスで東京の夜景と東京メガイルミを一度に楽しむ 日の丸自動車 11月19日から土曜限定で運行

2022年11月2日(水) 配信

イメージビジュアル

 日の丸自動車興業(東京都文京区)は11月19日(土)から12月17日(土)の期間、土曜日限定で「スカイバス東京in東京メガイルミ」を運行する。東京駅丸の内南口の三菱ビル前から出発し、東京タワーやレインボーブリッジなど東京都内の夜景を楽しみながら会場となる大井競馬場に向かう「大井競馬場・東京メガイルミ」とのコラボレーション企画。

 「東京メガイルミ」は東京都競馬と、特別区競馬組合が行う、冬季限定のイルミネーションイベント。

 4年目となる今年は新たに、噴水とレーザーが織りなす圧倒的なスケールの「メガイルミショー ~噴水とオーロラのきらめき~」やクリエイティブカンパニーNAKED, INC.(ネイキッド)とコラボした新スポット、日本の情緒あふれる新演出などが登場する。

 また、東京メガイルミ(大井競馬場)ならではのイベントとして人気の「お馬さんイベント」に加え、ミニチュアホースやポニーのさまざまななようすが見られる放牧場も新設した。

 料金は東京メガイルミの入場券付きで大人 (中学生以上) 2500円、子供1800円、未就学1000円(ただし膝上対応は無料)。発車時刻は午後5時30分、発着場所は東京駅丸の内南口の三菱ビル前。途中東京メガイルミの会場や品川駅で下車することも可能だ。

車体験を音から体感できる仕掛けも 渋谷エクセルホテル東急に東急8500系トレインルーム 

2022年11月2日(水) 配信

客室

 渋谷エクセルホテル東急(東京都渋谷区)は2023年8月31日(木)まで、東急8500系トレインルーム宿泊プランを販売する。銀色のオールステンレスの車体と赤い帯が懐かしい東急田園都市線の顔「東急8500系」で使用されていた車内扇風機、3、4人掛けロングシート、天井吊り広告、つり革、手摺などの鉄道部品を設えた2室限定のコンセプトルーム。1室には、マスコンと乗務員椅子も設置されている。

マスコンも設置

 これまで同ホテルで展開してきた他のコンセプトルームと一線を画す仕掛けとして、8500系の乗車体験を音から体感できる仕掛けも用意。クレプシードラの最先端空間音響技術「Re:SenseTM (リセンス)」を採用することで、8500系電車のモーター車両の音と東急電鉄の車掌のアナウンスを客室に設置されている音響デバイスからヘッドホンで聞くことができるようにしている。

 またプラン特典として、プラン限定特典として8500系電車の画像をデザインした客室カードキー、電車座椅子の生地を使用した「座席モケットキーホルダー」、東急グループ100周年トレインの車内広告に使用されている「TOKYU TRAIN HISTORY車内広告ポスター」もプレゼントする。

 今回のコンセプトルームは8500系が23年1月で退役することから、東急グループ100周年と掛け合わせ、企画された。

 担当者は「電車の近未来化により世代交代が進む中、50年近く活躍した車両は珍しく、しかもオールステンレスでできている古い電車で、多くのファンがいます。8500系大好きなファンの方だけでなく、小さなお子様にも東急電車を存分に味わっていただける客室となっています」とPRする。