玉名市内を周遊 「JR九州×温泉むすめ×玉名市コラボスタンプラリー」開催中 

2023年12月20日(水) 配信

金栗四三翁住家・資料館.

 熊本県玉名市と九州旅客鉄道(JR九州)は2024年2月29日(木)まで、「JR九州×温泉むすめ×玉名市コラボスタンプラリー」を展開している。

 市内の観光施設や農産物直売所など9カ所に設置している「QRコードのチラシ」探しながら玉名市内を周遊する企画の第4弾。見つけたQRコードをJR九州アプリの「カメラ機能」で読み取ることで、スタンプを獲得。

A賞 BINGO8 ライン コンプリート ・玉名満美オリジナルどんぶり(レンゲ付き)
D賞 BINGO4 ライン・玉名特産品5千円相当(イメージ)

 スタンプはビンゴ形式となっていて、完成させたビンゴの数に応じて、プレゼントに応募ができる。

 九州新幹線利用者の増加と市の観光の魅力の認知度向上を目指し始められた企画で、回を重ねるごとに実施期間は短くなっているが、スタンプ獲得者数などは増えてきているという。

静岡県「宿泊業新規雇用支援事業」 吉奈温泉・東府やで実習生第1号が業務を体験

2023年12月20日(水) 配信 

「令和5年度宿泊業新規雇用支援事業」の実習生第1号アンマリ・チョンさん

 静岡県は人材総合サービスを行うスタッフサービス(阪本耕治社長、東京都千代田区)と連携し、「令和5年度宿泊業新規雇用支援事業」を行っている。同県の宿泊業界で働きたい参加者と、実習参加施設の人材確保につなげる。実習参加者は、ホテル・旅館で実習を行い、実習先企業への正社員採用を目指す。12月16日(土)、静岡県伊豆市・吉奈温泉 東府やResort&Spa─Izuで、1人目の就労がスタートした。

 同事業では、2~10日間の実習で、ホテル・旅館で働く魅力を体感し、宿泊業の人手不足の解消や観光人材の育成に取り組むもの。

 実習生は、スタッフサービスが提供するe─ラーニングを使って、ホテル・旅館で働くうえで必要なビジネスマナーや知識を事前や実習中に学ぶことができる。実習中は、受入企業と直接雇用契約を結び、フロント業務や接客、清掃などの業務を行う。なお、期間中の給与は、受入企業から参加者へ直接支払われる。なお、実習生の賃金や交通費は支援対象。

実習中のアンマリ・チョンさん(右)

 福岡県から実習に参加したアンマリ・チョンさんは、「美しい自然風景や富士山を臨める静岡県で働けることは嬉しい。ホテル業に従事することで、知識を強化し、コミュニケーションスキルを磨いていきたい」と意気込みを語った。

 チョンさんは、事前にe─ラーニングで安全衛生や情報セキュリティーについて学び、5日間の実習で、レストランサービスやフロント業務、客室清掃などを体験した。

 実習内容については、「接客業やホテルの清掃のアルバイト経験があるので、大きなギャップはなくスムーズに仕事ができた。お客様も優しく話し掛けてくださり、会話をするのが楽しい」と笑顔で話した。

 チョンさんは中学2年生のとき、フィリピンから日本へ引っ越し、現在は福岡県の大学に通ってフードマネジメントを学んでいる。将来はヨーロッパで自分のカフェを開くのが夢だという。

東府やResort&Spa─Izuの岡邦好支配人

 今回の受入企業である東府やResort&Spa─Izuの岡邦好支配人は、「チョンさんは明るく素直で、礼儀正しいという印象。7か国語を話すマルチリンガルでもあるので、インバウンドのお客様の対応で、戦力になってくれることを期待している」と話した。

 同施設では、従来までの長時間業務や中抜けをなくすため、2023年春からマルチタスク制を取り入れている。

 岡支配人は、「業界の人材定着のためには、仕組みを変えていくことも必要。企業と働き手のミスマッチをなくすためにも、実習で業務を体験してもらってイメージの醸成につなげ、意欲のある人に入社していただきたい」とした。

 静岡県観光政策課の飯田真理主査は、「新型コロナ禍で宿泊業の人手不足が顕著になった。インバウンドが回復してきているなか、県内への旅行客を確実に受け入れ、観光産業の回復を実現したい。このことから、事業者にヒアリングを行い、繁忙期の人手不足対策と人材定着のための新規雇用の2つの面で支援する」考えだ。

 同事業を受託したスタッフサービスによると、県内の旅館・ホテル45社が受け入れ先として参加している。実習先が決定しているのは12月18日(月)現在でチョンさんを含め3人。「春休み期間中に実習をしたいと考える学生からの申し込みが増すことを期待している。国内人材・外国人材に限定せず、広く募集している」(スタッフサービス)。

 対象地域は、熱海市、伊東市、下田市、賀茂郡東伊豆町、賀茂郡河津町、賀茂郡南伊豆町、賀茂郡、松崎町、賀茂郡西伊豆町、伊豆市、伊豆の国市、沼津市、浜松市西区。

 県内外から実習参加者40人を募集する。

 契約期間は2024年3月15日(金)まで。実習期間は2月上旬までを予定する。

 申し込みは24年1月31日(水)まで。

ぐんまの温泉を巡るキャンペーン 宿泊者に「御湯印」プレゼント

2023年12月20日(水) 配信

各温泉地の御湯印

 群馬県観光物産国際協会は2024年3月24日(日)まで、キャンペーン「ぐんまの温泉 御湯印めぐり」を実施している。県の7つの主要温泉地に宿泊すると、各温泉地先着1万人に「御湯印」をプレゼントする。

 同CPは温泉地が連携し、県内誘客をはかるための「ぐんま湯けむり満喫プロジェクト」の一環。プロジェクトは昨年度からスタートし、今年度は昨年度の5温泉地から7温泉地に拡大している。

 各温泉地の観光協会や旅館組合、道の駅など指定の窓口で宿泊証明を提示すると受け取れる。温泉地は草津と伊香保、みなかみ18湯、四万、万座、磯部、老神。

 また、ユニクロとコラボレーション企画も実施している。ユニクロのTシャツなどにオリジナルのデザインができる「UTme!」というサービスとコラボするもので、ユニクロ前橋南インター店で、対象温泉地の御湯印やロゴ―マークなど17種類のスタンプを用意。オリジナルグッズを作ることができる。9月まで展開する予定という。

 このほか、農林中央金庫前橋支店寄贈の温泉地入り木札を1月中旬から配布する。御湯印めぐり対象温泉地で各500個用意しており、なくなり次第終了する。

年末年始の旅行は「スポーツ観戦やコンサート」 行き先は東京都が1位(じゃらんリサーチセンター調べ)

2023年12月19日(火) 配信

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 じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)はこのほど、「国内宿泊旅行ニーズ調査2023~2024冬」の結果を発表した。調査によると、年末年始の旅行先1位は、「スポーツ観戦や芸能鑑賞(コンサートなど)」を目的とした東京都であることが分かった。

 旅行の行き先は年末年始・年末年始を除く冬ともに東京都が1位だった。次いで2位が北海道、3位が大阪府と続いた。

 年末年始の旅行目的では「スポーツ観戦や芸能鑑賞(コンサートなど)」が最多。年末年始を除く冬では、「テーマパーク・動物園・博物館など」や「スポーツ観戦や芸能鑑賞(コンサートなど)」が同数で1位となった。

 1人当たりの宿泊予定金額の中央値は、年末年始で北海道・神奈川県・千葉県で2万円、東京都で1万5000円、大阪府で1万円だった。年末年始を除く冬では、北海道・千葉県・神奈川県が2万円、大阪府が1万2000円、東京都が1万1500円だった。

 1人当たりの現地消費予定金額の中央値は、年末年始で東京都・北海道・大阪府で2万円、神奈川県で1万2500円、千葉県で1万2000円。年末年始を除く冬では、東京都・北海道・千葉県で2万円、大阪府で1万7500円、神奈川県で1万円だった。

HIS、4期ぶり黒字化 水際終了などで主力の海外旅行回復

2023年12月19日(火) 配信

矢田素史社長

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)が12月15日(金)に発表した2023年10月期(22年11月1日~23年10月31日)連結決算によると、営業利益は13億9700万円(前年同期は479億3400万円の損失)と4期ぶりに黒字化を達成した。

 水際対策終了と新型コロナウイルスの5類への移行で訪日と海外旅行の需要が増加。さらに、国内旅行は全国旅行支援などの観光施策で堅調に回復した。売上高は前年度比76.4%増の2518億6600万円、経常利益は14億4600万円(同490億100万円の損失)となった。

 5月の台風被害を受けたGuam Reef Hotel(アメリカ・グアム)の建物などの固定資産を減損損失として計上し、当期純損失は26億1800円(同95億4700万円の損失)となった。

 事業別では旅行事業の売上高が、同298.4%増の2020億800万円、営業利益は8億300万円(同286億2900万円の損失)。このうち、主力の海外旅行の収益はコロナ禍前の2019年の5割程度まで回復。第4四半期(23年8月1日~23年10月31日)では7割ほどに戻った。主要旅行事業者の平均を13㌽ほど上回ったという。パスポート申請代金の全額負担や取消料を無料にするなどの施策で、夏休み期間が好調に推移したことが主な要因。

 九州産交グループの売上高は同20.7%増の216億7600万円。営業利益は5800万円(同15億5400万円の損失)だった。いずれも国内の人流と海外からの入国者数が復調した。

 24通期の業績予想は、売上高が同55.5%増の3500億円、営業利益は同544.2%増の90億円、経常利益が397.9%増の72億円、当期純利益は52億円を見込む。 

 同日に開かれた決算会見で、矢田社長は「海外旅行は急回復しないだろう」との認識を示し、「他社との差別化によるシェア拡大へ資源を使っていく」と語った。

大分県が新PR動画公開 「風呂そうじ」のおもてなし

2023年12月19日(火) 配信

おんせん県の魅力をアピール

 大分県はこのほど、温泉の源泉数・湧出量とも全国第1位を誇る「おんせん県」をPRする新動画「さ、全力風呂そうじだ。」を公開した。

 同県はこれまで「シンフロ」や「MIDNIGHT OITA―ミッドナイトおおいた―」など、ユニークな動画を制作してきたが、今回は県民の“おもてなしの心”に焦点を当てた。一般公募した県民と県で活躍するタレントやインフルエンサーなど236人が登場し、由布、別府、竹田、九重、日田・天ケ瀬の温泉施設で風呂掃除しているようすを描いた。

 動画は特設サイト「さ、全力おもてなしだ。<みんなで磨こう!おもてなしの心!全力風呂そうじ!>大分県 風呂そうじ企画 (zenryoku-oita.com)」上で公開している。

 県では2024年2月29日(木)まで、「おんせん県に湯こ!湯こ!おおいた旅得キャンペーン」を実施中。期間中、対象となる県への旅行・宿泊利用者に、県内加盟店で使える電子クーポン3000円分を付与する。

近畿日本ツーリスト、旅行券をウェブ対応 リニューアルして発売

2023年12月19日(火) 配信

「フリーセレクション」「ベストセレクション」カード

 近畿日本ツーリスト(瓜生修一社長、東京都新宿区)は12月18日(月)、旅行の支払いに利用できる旅行券をウェブ対応型にリニューアルし、全国の店舗や公式サイトで売り出した。

 これにより、従来発行していた「ツーリスト旅行券」はウェブ対応型の旅行券「フリーセレクション」に、旅のギフト券「ベストセレクション」は旅のデジタルギフト「ベストセレクション」に刷新した。それぞれはウェブサイトで利用登録と旅行の予約後、カード番号と利用登録時に発行されたPIN番号を利用する支払いに簡易化。従来の紙製での利用時に行った店舗への持参や、コールセンターへ郵送する手間が不要となる。

 紛失時の使用停止と再発行、未使用の場合は有効期限の通知が可能となり、店舗で旅行を予約した際の支払いにも従来通り利用可能。公式サイトから購入した場合、贈り先へデジタルデータのみの送付もできる。

 「フリーセレクション」は1000円、5000円、1万円、5万円、10万円、20万円、50万円の7種類。有効期限は発行日の翌日から5年。国内・海外のダイナミックパッケージ、宿泊商品、クラブツーリズム旅行商品に利用できる。なお、クラブツーリズム店舗・コールセンターでの利用、クラブツーリズム公式サイトから申し込むクラブツーリズム主催の旅行商品には現段階では利用できない。

 「ベストセレクション」はスタンダードが5万円、優が10万円、極が20万円、煌が50万円の4種類。有効期限は発行日の翌日から1年。

JAL、国内線・国際線とも予約開始を360日前からに変更へ

2023年12月19日(火) 配信

 日本航空(JAL)はこのほど、国内線・国際線とも予約開始を搭乗日の360日前午前零時に変更すると発表した。変更後は世界トップレベルの早さとなり、約1年前から旅行の予約が立てられる。適用は2024年3月26日(火)午前零時から。ただし、適用開始時点で予約可能なのは2025年3月21日(金)搭乗分まで。

 現行は国内線が330日前午前9:30、国際線は360日前午前10時から予約可能だが、分かりやすく統一し、より早期に予約可能にする。

 また、現在はJMBダイヤモンド会員・JGCプレミア会員を対象に、JALグループ便の国内線航空券予約、国内線特典航空券予約を通常予約より先行して行っているが、今回の変更に伴い、予約開始を361日前の午後10時に変更する。

 なお、時間はいずれも日本時間となる。

ホノルル・レインボー駅伝2024、島谷ひとみさんがオフィシャルサポーターに

2023年12月18日(月)配信

歌手の島谷ひとみさん

 ホノルル・レインボー駅伝(EKIDEN)を主催するJTBハワイトラベル(梶原友幸社長、米国・ホノルル市)は12月15日(金)、2024年大会のオフィシャルサポーターに、歌手の島谷ひとみさんの就任を発表した。駅伝大会は2024年3月10日(日)、ハワイ州ホノルル市で開催される。

 ホノルル・レインボー駅伝(EKIDEN)は、13年3月にハワイ初のアマチュアランナー対象の市民駅伝として幕を開けた。20年3月開催予定であった第8回大会以降、新型コロナウイルス感染症のため中止としていたが、5年ぶりに開催することが決まった。

 オフィシャルサポーターに就任した島谷ひとみさんは、1999年7月のデビュー以降、ジャンルを超えてさまざまなタイプの楽曲を歌いこなす歌唱力が支持され、数々のヒットソングを生み出している。このなかで、2022年に配信したシングル「より速く!」は、市民ランナーへの応援ソングとして制作されたもの。その趣旨が合致するため、大会公式イメージソングに決定した。

 島谷さんは、駅伝大会の開催日前日に行われるオフィシャルサポーター就任記念スペシャルミニライブの中で「より速く!」を歌唱する予定だ。

福島県・下郷町、春夏の観光PR動画 動画部門優秀賞を受賞

2023年12月18日(月) 配信

下郷町観光PR動画のオープニング

 福島県・下郷町(星學町長)が制作した観光PR動画「EMOTIONAL SHIMOGO 春夏総集編」が、日本地域情報振興協会が主催する「日本地域情報コンテンツ大賞2023」で、動画部門優秀賞を受賞した。

 受賞した下郷町観光PR動画は、春から夏の時期にかけて楽しめるおすすめ観光スポットや撮影スポットを4K動画で紹介している。会津鉄道の湯野上温泉駅の茅葺き屋根駅舎と桜のコラボレーションや、四季の光景が美しい観音沼森林公園など、春夏の美しい花々と自然、そこに暮らす人々の郷愁を感じさせるエモーショナルな動画が収録されている。

茅葺き屋根駅舎の湯野上温泉駅と桜

 下郷町は、観光PR動画で紹介した場所の撮影情報をまとめたポータルWebサイト「フォトナビ下郷」を今年10月に公開。下郷町の美しい被写体の検索や撮影時期を案内し、今後、「撮影観光」で観光誘客の活性化をはかり、将来的には東日本エリアでの「撮影観光の先進地」を目指す。