JALなど、愛犬と機内で過ごせる北海道・帯広3日間の旅発売

2022年8月9日(火)配信

愛犬と北海道の快適なグランピングコテージで過ごせる

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)とジャルパック(平井登社長)、イオンペット(米津一郎社長)は8月9日(火)、愛犬と機内で一緒に過ごせる往復チャーター便を利用する北海道・とかち帯広空港着2泊3日のツアーを売り出した。

 同ツアーは「JALワンワンJET」シリーズの旅行商品で、北海道のとかち帯広空港着ツアーは今回初めて。滞在先の十勝・中札内村にある「グランピングリゾート フェーリエンドルフ」は、森に囲まれたグランピングリゾート。貸切コテージというプライベート空間でゆっくりと過ごせるほか、愛犬と一緒に広大な大自然の敷地を満喫できる。滞在中には、愛犬と一緒に愉しめるイベントも用意。旅行中は、イオンペットの獣医師も同行する。

 東京(成田国際空港)発で、出発日は10月1日(土)。旅行代金は1室2人利用で33万円から。最少催行人員は60人。1人からの申し込みもできる。

 申し込みはWeb応募による抽選販売。抽選応募期間は8月19日(金)終日まで。当選者には、8月26日(金)~9月6日(火)午後6時までに電話で連絡が届く。

旭川市の老舗旅館「不二苑」が破産 負債は約1億900万円(帝国データバンク調べ)

2022年8月9日(火) 配信

 老舗旅館「不二苑」(金子倫惠社長、北海道旭川市)は7月19日(火)、旭川地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億900万円。

 同社は1972(昭和47)年10月創業、94年1月に法人改組。経営していた旅館「不二苑」は、本館・別館合わせて43室。家庭的な接客や、イオン化作用が強いとされる薬石を使用した温泉を強みに、建設作業員や観光バスのドライバー、スポーツ合宿の学生などから一定の需要を得て、12年12月期には年間収入高5900万円を計上していた。

 しかし、「支払い利息の負担が重く、低収益で推移。余裕のない資金繰りが続いていた」(帝国データバンク)なか、近隣同業者との競争も激化していた。

 さらに、新型コロナの影響から宿泊客が急減し、今年3月には営業を停止していた。

令和トラベル、韓国ソウルツアー販売 ビザ不要受け

2022年8月9日(火) 配信

最安値のプランは1万9800円(諸税別)
 8月末まで韓国で日本からの観光客に対し、ビザなしでの渡航が認められたことを受け、令和トラべル(篠塚孝哉社長、東京都渋谷区)は8月9日(火)、8~9月出発限定のソウルツアーを発売した。
 
 韓国への旅行には、電子渡航許可K-ETAの取得や帰国前のPCR検査の予約などコロナ禍前と異なる手続きが必要になる。このため、同社は毎日24時間、オンラインでサポートを受け付け、消費者の不安払拭をはかる。
 
 販売中の商品のうち、最安値のプランは1万9800円(諸税別)。成田空港発着で2泊3日、ソウルに泊まる。航空会社とホテルは出発7日前ごろに案内する。最も高額なプランは3万6800円(諸税別)。旅程は2泊3日。4つ星ホテルのL7江南 by LOTTEに宿泊する。エアラインはエアプサンまたはチェジュ航空のいずれかとなる。

JAL、業務企画職のインターンシップ エントリー受付開始

2022年8月9日(火)配信

インターンシップイメージ

 日本航空(JAL)は8月8日(月)、業務企画職のインターンシップの募集を始めた。事務系と数理・IT系、技術系を対象とした3つのコースを用意。業務企画職の業務体験を通じて、航空業界やエアラインビジネスについて理解を深めてもらうことを目的としている。締め切りは8月23日(火)まで、INTERNSHIP GATEからエントリーできる。

 事務系と数理・IT系は、4年制大学か大学院に在籍する人が対象。コースは「オープンコース」と「領域特化型集中コース」の2種類を用意する。

 「オープンコース」は、経営戦略の軸であるESG戦略や、マイルライフ事業、地域事業、教育事業などの航空以外の成長領域、JALを支えるデータ分析やIT企画などの幅広い業務が対象。非航空領域の業務を中心に、航空会社の仕事の魅力やJALの挑戦し続ける社風を体感できる。9月14日(水)~28日(水)までの期間、3回に分けてオンライン形式で行う。全体で300~400人程が参加可能。

 「領域特化型集中コース」は、レベニューマネジメントやデジタル推進、Web販売戦略、IT企画などのデータ分析や最新テクノロジーを駆使する業務を対象とする。業務ごとにプログラムを用意しているため、データサイエンスやIT技術などの自身のスキルを踏まえて、プログラムを選択できる。実施期間は9月26日(月)~30日(金)のうち3~5日程度。全日程、東京・天王洲、羽田地区で実施し、全体で10人程度が参加できる。

 このほか、商品サービスや路線ネットワーク、貨物、運航管理など、航空領域の事業について理解を深められるコースを、12月~2023年2月ごろに実施予定。詳細は10月ごろに発表する。

 技術系は「エアラインエンジニア基礎編コース」のみで、4年制大学か大学院、高等専門学校専攻科に在籍する人が対象。基礎編として、職場の見学や社員との交流を予定する。実施期間9月 5日(月)~29日(木)までの期間、6回に分けて行う。全日程、東京・天王洲、羽田地区で実施し、全体で80~100人程度が参加できる。

サービス連合、夏季一時金1・15カ月 「一定の成果残せた」(櫻田副会長)

2022年8月9日(火) 配信

櫻田あすか副会長

 サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合、後藤常康会長)が6月19日(日)までに集計した2022年春闘のまとめによると、58組合の夏季一時金の平均月数は、前年同期比0・49カ月増の1・15カ月だった。昨年より需要の回復が見込まれることや、低賃金による人材流出の危機感から多くの会社が増額した。

 7月29日(金)に開いた会見で、櫻田あすか副会長は「一定の成果を残せたことは、今後の大きな足が掛かりになる」と評価。コロナ禍前と比較して、総所得は減少しているため、「改善に向けて交渉を続ける」と語った。

 58組合のうち、ホテル・レジャー業は同0・28カ月増の0・86カ月で、合意組合数は21年と同数の25組合。ツーリズム業は同0・85カ月増の1・00カ月。話し合いが終了した組合数は昨年の20組合から25組合と増えた。航空貨物は同0・24カ月増の2・52カ月となった。7組合がまとまった21年から8組合に増加した。

 年間一時金の平均月数は同0・41カ月増の3・51カ月。ホテル・レジャーは同0・47カ月減の1・36カ月。ツーリズムは全組合で交渉がまとまらなかった。長期的な先行きが見通せないことが主な要因。

「産業復活に人へ投資を」 経済回復から時短も要望へ

 同日に発表した22年秋闘と23年春闘の方針では引き続き、「35歳550万年収の実現」を求める。櫻田副会長は「観光の魅力はコロナ禍で損なわれてない。産業の復活には人への投資が不可欠。今後も足を止めずに、交渉したい」と話した。

 一方、コロナ禍での人々の行動の変化など先行きが不透明なことから、「本格的な回復までには時間が掛かる」との見通しを示した。このため、雇用調整助成金の延長などの要望を続け、雇用の維持もはかっていく。

 サービス連合は7月に、年間総実労働時間1800時間の実現に向けた「時短アクションプラン」の第4期を終了したことから、第5期(22年8月~27年7月)を策定した。コロナ禍前の19年度が2010時間13分。20年度は1920時間55分だった。このうち休業が410時間45分で、目標の1800時間を下回った。

 今後、業界の人材不足と経済の回復から、労働時間の増加が予想されるとして、第5期では、残業時間を1カ月当たり45時間以内とするほか、年次有給休暇を1人当たり15日以上確保するなどして、労働時間の減少に努める。

7月の宿泊業倒産は10件 4カ月連続で増加、9割がコロナ関連(東京商工リサーチ)

2022年8月8日(月) 配信

東京商工リサーチはこのほど、2022年7月の宿泊業倒産状況を発表した

 東京商工リサーチがこのほど発表した2022年7月の宿泊業倒産は10件(前年同月6件)だった。4カ月連続で増加し、このうち新型コロナ関連倒産は9件。22年(1~7月)の累計では既に51件となり、前年同期の49件を上回るペースで推移している。

 負債総額は16億4700万円(前年同月比170.4%増)。新型コロナ関連支援を受けたものの、業績回復が遅れ、先行きの見通しが立たなくなったケースが多く見られた。

 地区別では北陸、近畿、九州が各2件、北海道、東北、中部、中国が各1件。

 おもな倒産事例では、松風(福井県小浜市)が7月1日(金)、福井地裁へ自己破産を申請し、同日保全管理命令を受けた。負債総額は3億6400万円。

 同社は設立当初、ドライブインを経営していたが、1989年高浜町に「料理旅館松月花松風」を開業し、旅館業の併営を始めた。2005年4月には「サンホテルやまね」(小浜市)の経営を譲り受け、事業規模を拡大した。

 しかし、12年には近郊の道の駅との競合により経営不振が深刻化し、ドライブインを閉鎖。21年4月には料理旅館を無期限休業し、ホテルに経営資源を集中して立て直しをはかったが、支え切れず今回の措置となった。なお、ホテルについては、保全管理人が事業譲渡などで存続に向けた対応を進めている。

 今年4月の旅行業倒産は、件数が3件(前年同月は1件)で、7カ月ぶりに前年同月を上回った。3件すべてが新型コロナ関連倒産となり、負債総額は3億2500万円で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。

 同社は、「感染拡大の当初は、国外旅行を主とする事業者の倒産が目立ったが、その後はバスなどで移動する日帰りツアーや合宿といった団体やグループでの旅行を扱う事業者の息切れも見られている」と危機感を募らせている。「22年(1~7月)の倒産件数は14件と前年を下回る水準で推移しているが、感染者数の増加により旅行マインドの低下が懸念される」と先行きの不透明さを指摘した。

北海道・阿寒湖四季の動画、春編完成で4部作が完結 アイヌ文化通じ魅力紹介

2022年8月8日(月)配信

「春編」は阿寒湖アイヌコタンで暮らす母娘を通して、春のカムイからの恵みとコタンの人々の温かさを感じるストーリー。

 アイヌ文化を中心とする北海道・阿寒湖温泉のプロモーション動画「阿寒湖四季の動画【春編】」がこのほど完成し、同動画4部作が完結した。各映像はYouTube『阿寒湖アイヌコタン』チャンネルで公開をしている。

 釧路市が国のアイヌ政策推進交付金を活用し、阿寒アイヌ工芸協同組合(西田正男代表理事)と連携し、制作した。阿寒湖温泉の四季の魅力を、阿寒湖アイヌコタンの人々やその暮らしを通じて紹介している。

 アイヌ文化の発信や観光プロモーションとして、阿寒湖温泉として初、他にもあまり例を見ない取り組みだ。市では、2019年度に【冬編】「TheFuchi」、2021年度には【夏編】「ルーツがぼくに自由をくれた」、【秋編】「秋。カムイの森に、踊りが集う」を制作。【春編】は四季の動画の最終作となる。

近畿日本ツーリスト、ペア宿泊ギフト券 最上級カテゴリ「煌」発売

2022年8月8日(月)配信

「ベストセレクション煌」ギフト券とカタログ

 近畿日本ツーリスト(髙浦雅彦社長)はこのほど、ペア宿泊ギフト券「ベストセレクション」の最上級カテゴリ「煌(きらめき)」を売り出した。料金は全プラン50万円(2人1組)。個人の感謝の気持ちを込めた御礼や御祝い、企業の優良販売店表彰や社員表彰、永年勤続表彰など幅広い用途で利用できる。

 ペア宿泊ギフト券「ベストセレクション」は、同社が厳選した全国の宿泊施設から1泊2日2人利用の宿泊プランを選べるカタログギフト。これまで「ベストセレクション」(5万円)や「ベストセレクション優」(10万円)、「ベストセレクション極」(20万円)の3商品を展開してきた。今回発売した「ベストセレクション煌」は、さらにハイクラスの宿泊施設や客室を選りすぐった特別な商品となる。

 これまでの1泊2日の宿泊プランに加え、2泊3日のプランを追加することで、連泊でゆっくりと過ごしてほしいという贈り手の想いを取り入れた内容となっている。

宿泊施設の一例(京都府・ウェスティン都ホテル京都)

 掲載宿泊プラン(宿泊施設)数は、1泊2日プランが7プラン、2泊3日プランが20プラン。有効期限はギフト券発行日の翌日から2年間で、現在公開しているプランは10月1日(土)~2023年9月30日(土)までとする。

九州観光機構 スタンプラリー実施 JR西、九州と初企画

2022年8月8日(月) 配信

スタンプラリーのロゴ

 九州観光機構(唐池恒二会長)は8月1日から10月31日まで、西日本旅客鉄道(JR西日本)、九州旅客鉄道(JR九州)と共同で、九州の旅でスタンプを集めると、200人に豪華賞品が抽選で当たる「AI(あい)して!九州2022スタンプラリー」を実施する。3社共同企画は初めて。

 参加方法は、JR西日本の移動生活ナビアプリ「WESTER」をダウンロードしたあと、エントリーをして、スタンプシートを作成。「新幹線駅」や「D&S列車」、「観光施設」、「グルメ」、「ショッピング」など九州7県の対象スポットでスタンプを集める。

 4スタンプ以上で10人に馬刺しや黒豚などの九州名産グルメ、3スタンプで20人に九州旨いものギフト券、2スタンプで140人に卵かけ醤油セット、1スタンプで30人にD&Sプラレールをプレゼントする。

 スタンプ5個以上は、当選確率が4倍になる。

津田令子の「味のある街」「わさびプレッツェル」――安曇野市観光情報センター(長野県安曇野市)

2022年8月7日(日) 配信

安曇野のイチ押し土産「わさびプレッツェル」1箱216円▽安曇野市観光情報センター▽長野県安曇野市穂高5952-3▽☎0263(82)9363。

 

 長野県安曇野市のJR大糸線穂高駅前にある「安曇野市観光情報センター」は、「わさびプレッツェル」というスナック菓子を販売しており、旅のお供に好評だと聞いている。今回はその人気の秘密について、安曇野市観光協会のカイル千景センター長にお話をお伺いした。

 

 「安曇野市は、北アルプスの雪解け水が地下に潜って豊富な湧水となり、市の一番低い東部一帯から湧き出ています。この水の恵みを受けて、全国一の生産量を誇る『わさび』の栽培地として知られているところです」と語る。

 

 なかでも、広大なわさび畑の面積を持つ「大王わさび農場」では、生食用の出荷わさびのほかに、わさびを原材料とした関連加工商品の製造と販売が盛んに行われている。「わさびソフトクリーム、わさびコロッケ、わさびチーズ、わさびマヨネーズなど、数十種類ものラインナップがあり、多くの来訪者が買い求めていきます」。

 

 そんな「わさびの関連商品」として同センターで販売する「わさびプレッツェル」は絶品。お酒のおつまみ、お子様のおやつにも合い、旅行者が帰りの列車の中で飲む缶ビールと一緒に買い求めていくケースがあると言う。

 

 そもそも「わさびプレッツェル」とは、細くて丸い棒状のクラッカーのまわりに、安曇野産わさびの入った風味豊かなパウダーがまぶしてあるもので、「1回食べると癖になる美味しさで、リピートするお客さんがとても多いです」とカイルセンター長は語る。

 

 今年に入って、地元のテレビ局でも放送されたことから、静かなブームを呼んでいる。お値段は1箱(食べきりサイズ、小袋2個入り)216円(税込)とリーズナブルだが、まとめて買うには4箱入った大箱865円(税込)がある。

 

 安曇野を旅するならば、ぜひ観光情報センターを訪れ、やみつきになる(かもしれない?)「わさびプレッツェル」を買い求めてみてはいかがだろうか。なお、「わさびプレッツェル」は、同センターのほか、市内物産センターでも販売している。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。