「ふるさとイベント大賞」 富山県高岡市の市場街が大賞に

2022年3月2日(木)配信

受賞者・主催者によるフォトセッション

 地域活性化センター主催の「ふるさとイベント大賞」の表彰式が2月28日(火)にルポール麹町(東京都千代田区)で行われ、富山県高岡市の市場街(高岡クラフト市場街)が大賞(内閣総理大臣賞)に選ばれた。イベントを通じ、伝統工芸や地場産業の振興につながる可能性があることや、同種のイベントを開催している他地域のモデル的な取り組みとなっていることが評価された。

 毎年秋に3日に渡って開催され、クラフトと高岡のまちの魅力の発信を目的に、市内各所でクラフトの展示販売やワークショップ、工場・工房見学などが行われている同イベント。市場街実行委員会代表の國本耕太郎氏は「開催される3日間だけではなく、期間中に出会った人とのつながりや、新たに生まれた価値観によって残りの362日で良い影響が生まれるようになってきている」とこれまでを振り返り、関係者やこれまでの参加者に謝意を述べた。

 「ふるさとイベント大賞」は、地域の個性を生かしたユニークなイベントのうちとくに優れたものを表彰し、全国に紹介することによって、地域におけるイベントの創造、発展、活性化を促し、個性豊かな地域社会を実現する大きな力となることを目的に行われている。今回で27回目を迎え、66イベントの応募があった。地域活性化センターの福田勝之会長は「新型コロナウイルス感染症の影響が長引くなか、全国各地で地方創生に向け地域の活力を生み出していく特色ある取り組みが展開されている。各地で開催されるイベントは地域固有の風土、伝統、暮らしを守るとともに、地域に対する誇りと愛情を育み内外との交流につながるもの」と開会にあたり自身の考えを述べた。

 そのほかの受賞イベントは次の通り。

最優秀賞 (総務大臣表彰)

・房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス 2020+(千葉県市原市)

優秀賞(地域活性化センター会長表彰)

・わらアートまつり(新潟県新潟市)

・第3回小倉城竹あかり(福岡県北九州市)

・吉田皿屋ひかりぼし(佐賀県嬉野市)

ふるさとキラリ賞(選考委員会表彰)

・行田花手水week及び希望の光(埼玉県行田市)

・てぬぐいひらひら(鳥取県境港市)

選考委員特別賞(選考委員会委員長表彰)

・全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)<愛媛県四国中央市>

日旅・JR西・野村総研が提携 ツーリズム事業のデジタル化に向け

2023年3月2日(木) 配信

3者は2月27日、「ツーリズム事業のデジタル化」に向けアライアンス契約を結んだ

 日本旅行(小谷野悦光社長)と西日本旅客鉄道(JR西日本、長谷川一明社長)、野村総合研究所(NRI、此本臣吾社長)は2月27日(木)、「ツーリズム事業のデジタル化」実現に向けたアライアンス契約を締結した。

 日本旅行の基盤となるツーリズム事業において、自らの商品仕入れ・造成・販売力と、JR西日本グループの持つ地域とのつながりや顧客基盤、また、NRIのデジタルの知見とノウハウを生かして、3者が提携し協働する。これにより、新たなツーリズム事業への変革を通じて、地域活性化や持続可能な経済社会の実現などの課題に取り組む。

 また、3者は、デジタルでの顧客接点を充実させることで、顧客一人ひとりに対し、日常生活から旅先での地域の魅力や新たな体験に至るまでのソリューションの提案に取り組む方針だ。

再生・高付加価値化、第1期地域公募始まる 3月13日(月)~4月13日(木)

2023年3月2日(木) 配信

観光庁は3月13日から「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」の公募を始める

 観光庁は3月13日(月)から、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」第1期地域公募を始める。同事業は、宿泊施設や観光施設などの改修、廃屋撤去、面的DX化などの取り組みを複数年度にわたって計画的・継続的に支援する。

 地域の特色や強みを理解したうえで、中長期的なビジョンを持ち、そのビジョンの達成に向けて、事業者が連携して面的な取り組みを進めることを目的とする。これにより、観光需要の拡大、収益・生産性向上など、地域・産業の「稼ぐ力」の回復・強化をはかる。

 第1期公募は3月13日(月)~4月13日(木)午後5時締切。第2期公募は6月1日(木)~6月30日(金)午後5時締切。

 第1回の採択は5月下旬を予定している。

一休、2月に新たに宿5軒 「一休Plus+」加盟へ

2023年3月2日(木)配信

「一休Plus+」特設ページ

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」を運営する一休(榊淳社長、東京都港区)は3月1日(水)、今年2月に5軒の宿が「一休Plus+」に加盟したと発表した。

 加盟した宿は、「TAPKOP」(北海道・弟子屈町)、「HOTELLI aalto」(福島県・北塩原村)、「ATAMI Funny house」(静岡県熱海市)、「国指定登録有形文化財 葉山加地邸」(神奈川県・葉山町)、「COMICO ART HOUSE YUFUIN」(大分県由布市)。

 「一休Plus+」は、「一休.com」の中でもさらに厳選された宿で構成され、国内のオンライン旅行予約サイトでは「一休.com」でのみ予約ができる。

ジャルパック、24年度新卒採用が再開に 募集は3年ぶり

2023年3月1日(水)配信

新卒採用ページなどからエントリー可能に

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は3月1日(水)、コロナ禍にて中断していた新卒採用を3年ぶりに再開した。同社ウェブサイトの新卒採用ページ、または就職情報サイト「マイナビ」から応募を受け付ける。

 募集職種は総合職で、理系文系問わず全学部全学科から募集している。対象は2021年4月~24年3月までに、4年生大学または大学院を卒業・修了、または卒業・修了見込みの人。新卒採用ページなどからエントリー後、エントリーシート提出と適性検査、グループディスカッション、複数回の面接にて選考を行ったあと、内々定の通知が行われる流れとなる。

 募集要項などの詳細は、同社ウェブサイトの新卒採用ページから。

H.I.S.ホテルHD、旅館で保育サービス提供 新ワーケーションスタイル提案

2023年3月1日(水) 配信

石川県・粟津の温泉旅館「満天ノ 辻のや」で実施する

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は3月15日(水)~21日(火)、運営する石川県・粟津の温泉旅館「満天ノ 辻のや」において、旅館で保育サービスを提供する「旅館のほいくえん」を実施する。「子供を見ながら仕事をすることが難しい」などの悩みに応え、新しいワーケーションのスタイルを提案する。

 同プランでは家族で「満天ノ 辻のや」に泊まる。親は館内のワーキングスペースで庭園を眺めながら仕事。子供はHOIKU(⽔野雄太社長、東京都港区)が提供する人と関わる力や意欲のほか、自己肯定感など非認知能力を高める「見守る保育」を利用する。

 仕事が終わった後は、家族で会席料理や天然温泉、庭園散策を楽しめる。また、実施期間中は小松空港と小松駅から旅館を結ぶ無料送迎バスが運行される。

 朝食と夕食を含めた1泊当たりの宿泊代金は、大人が1人2万900円から。子供は1万1万450円から。

 また、ワーキングスペースの利用料は、午前9時~午後1時までの午前の部が2200円。午後1時から5時までの午後の部は2200円。終日は3300円。見守る保育の代金は、午前8時30分~午後1時の午前の部は昼食が付いて5500円。午後1時~5時30分の午後の部が4400円。終日は8800円となる。

3月10日(金)、100年フードサミット開催 先進事例など共有へ

2023年3月1日(水) 配信

チラシ

 文化庁は3月10日(金)、コングレスクエア日本橋(東京都中央区)で「100年フードサミット」を開催する。当日は会場参加に加えオンラインでもサミットのようすを配信。現在参加者を募集している。

 100年フードとは、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化の名称。今回のサミットでは文化庁による事業報告に加え、2022年度の認定事例や、100年フードサポーター企業・高校の先進事例を紹介するパネルディスカッションを実施する。登壇者は、同志社大学の太下義之教授、本部町観光協会(沖縄県)の當山清博会長、津島六宝保存協会(愛媛県宇和島市)の田村寿一事務局長ら、ファシリテーターは日本観光振興会総合研究所顧問の丁野 朗 氏が務める。

 また当日は、100年フード認定団体同士の交流や、有識者、文化庁との交流がはかれるビジネスマッチングの場も設けられる。

地場産の食材を生かした「新しい食の魅力創出」へ 開発メニューをお披露目

2023年3月1日(水) 配信

ジャージャー麺⾵にアレンジした「ジビエ⾁味噌

 徳島県三好市は2月21日(火)、第2回三好市フェアを行った。同市は昨年、地場産の食材を生かした「新しい食の魅力創出」を目指し、「ガストロノミープロジェクト」をスタート。「世界中の人がおいしいモノを求めて訪れたくなるまち」の実現を目指し、市内の飲食店が集まった「まちなかグループ」と旅館ホテルなどで組織する「大歩危・祖谷いってみる会」の料理人がメニューを考案した。菊乃井常務の堀知佐子氏や、タレントで三好市食のアンバサダー、三好市観光特使のタレント大桃美代子氏らと試食・検討会を行い、東京で披露するメニューを決定した。

 関係者を招き行われた同イベントでは、ジャージャー麺⾵にアレンジした「ジビエ⾁味噌」や、鮎の腹に⽟味噌を塗り込んで焼き上げた「鮎の⽟味噌焼き」、そば⽶とたかきびを使ったお粥に茶出汁と鮎のほぐし⾝、すだちを⼊れた「茶粥 すだち、鮎のほぐし⾝⼊り」など全6品が提供された。

 開会に先立ち高井美穂市長は、これまでのガストロノミープロジェクトの取り組みとして、昨年10月に開催した「第4回ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 大歩危・祖谷温泉郷」や、12月に奈良県で開催されたガストロノミーツーリズム世界フォーラムのガラレセプションなどで国内外の多くの人に食の魅力を発信したことを報告。「(フェアを通じ)魅力に触れ、三好市を身近に感じていただき、そしてファンとなり、世界中に魅力を発信してください」と呼び掛けた。

「日本料理の接客サービス サービススタッフの仕事」〈三谷柚紀子著〉 旭屋出版が発刊

2023年3月1日(水) 配信

日本料理の接客サービス サービススタッフの仕事

 料理と食の出版社「旭屋出版」は、着物の着付けや作法、言葉づかいなど、おもてなしの基本から実践まで習得できる「日本料理の接客サービス サービススタッフの仕事」(三谷柚紀子著)を発刊した。

 日本料理にとって、おもてなしの接客は、お客様の心をとらえる重要な仕事。日本料理サービス・マナー講師の三谷氏が、基本編・実践編に分けて、着物の知識から着付け、お辞儀や歩き方、和室での作法、しつらえ、お膳のセッティング、料理の提供の仕方など、接客係の心得と実技を写真とイラストで分かりやすく解説している。A5判362㌻。定価3600円(+税)

 問い合わせ=☎03(5369)6423。

JALPAK AWARD2022、136施設・9団体を表彰 19年以来3年ぶり

2023年3月1日(水)配信

「JALPAK 大賞」に6施設が表彰された

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は2月28日(火)、利用者から高評価を得た取引先などを表彰する「JALPAK AWARD2022」を発表した。今年の発表で7回目を迎え、今回は19年以来3年ぶり。22年にとくに協力を得た取引先を対象とし、全国を6エリアに分けて表彰する。

 今回から利用者評価も含め、すべての指標が総合的に高かった取引先を表彰する「JALPAK大賞」を新設し、1エリアにつき1軒の取引先を選出。加えて、「お客さま評価部門」「企画部門」「セールス部門」の各部門に金賞、銀賞を設定し、合計136施設・9団体が表彰された。

 今後、3月上旬から各地で開催される商品発表会に合わせて、同表彰事業の受賞取引先を紹介。合わせて、同社のWebコンテンツやJAL機内誌「SKYWARD」、SNS(交流サイト)などを通じて幅広い周知を行う。また、受賞された宿泊施設から特典マイル付きの「アワード受賞プラン」を提供する。同プランの提供は、3月31日(木)に開設を予定しているJAL公式ウェブサイト内の販売ページから。

 「JALPAK大賞」の表彰施設は次の通り。

 【北海道エリア】新富良野プリンスホテル(北海道)【関東エリア】シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県)【関西エリア】ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)【四国エリア】大和屋本店(愛媛県)【九州エリア】ホテル日航福岡(福岡県)【沖縄エリア】ホテル日航アリビラ(沖縄県)