【福島県】テクノアカデミー観光プロデュース学科の指導員を募集 受験申込は10月4日(金)まで

2024年9月9日(月) 配信

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 福島県は、観光ふくしまの復興と創造を担う人材を育成するため、県立テクノアカデミー観光プロデュース学科において、学生指導を担当する福島県職員(職業訓練指導員〔観光〕)を全国から募集している。受験申込は、2024年10月4日(金)まで。

 受験資格は、1975年(昭和50年)4月2日以降生まれた人で、旅行業や宿泊業などの「観光関連業務の実務経験を10年以上有する」など。試験は福島県庁で24年10月22日(火)に実施する。採用は1人程度で、採用予定日は25年4月1日(火)。

 詳しくは、福島県人事課のホームページから受験案内を確認するか、福島県商工労働部商工総務課(電話024-521-7269)まで。

ジャンボフェリー、一日船長を募集 「あおい」2周年記念で

2024年9月9日(月) 配信

明石海峡大橋と写真撮影(前回のあおい船長ようす)

 ジャンボフェリー(山神正義社長、兵庫県神戸市)の新船「あおい」が、10月で就航2周年を迎える。これを記念したイベントとして、小学生を対象に「あおい一日船長体験」を実施する。体験日は10月20日(日)。神戸から小豆島までの航海中、さまざまな仕事を体験できる「一日船長」を募集している。

 当日は、神戸発午前8:15便の小豆島または高松行き「あおい」に乗船。出航の合図やお客様の出迎え、船内アナウンス、操舵体験、無線連絡、船内巡視などの仕事を体験できる。さらに、船長も実際に食べるまかないご飯が用意される。

 募集人数は2人。応募条件は小学生であることのほか、事前の打ち合わせ(オンライン)、当日に必ず参加できること。特典として、1日船長の家族を対象に5人まで、神戸―小豆島(または高松)の往復運賃(車1台含む)が無料となる。

 応募期間は9月30日(月)まで、応募者から抽選で決定する。応募は同社公式ホームページの「お知らせ」内にある募集ページから。

離島シリーズ1周年で記念御翔印 金箔使用の特別デザインに(JALUX)

2024年9月9日(月) 配信

1周年記念御翔印(奄美空港)

 JALUX(髙濱悟社長、東京都港区)は9月20日(金)の「空の日」に、記念御翔印を数量限定で売り出す。“空の御朱印”こと、「御翔印」の第3弾「離島シリーズ」発売1周年を記念したもので、金箔を使用した特別なデザインに仕上げた。北海道・利尻島から沖縄県・石垣島まで、日本航空(JAL)グループが就航する17の離島空港で販売する。

 御翔印は「日本の素晴らしい御朱印文化を空でも展開したい」「御翔印を目的に人々が空港を訪れ、その土地を旅してもらうことで地域を元気にしたい」という想いから誕生。“空の御朱印”としてアレンジし、大空を自由に飛び回る「翔」に掛け、「御翔印」と名付けられた。2022年9月に第1弾として11空港、23年3月に第2弾で27空港、23年9月に第3弾として17の離島空港で展開。現在、55空港でオリジナルの「御翔印」が誕生しており、鶴丸が描かれた専用の「御翔印帳」と共に、好評という。

 今回の記念御翔印は1人1枚までの制限を設け、完売次第終了となる。価格は600円。なお、奥尻空港は奥尻港フェリーターミナルでの販売となる。

10月からのキャンペーンを東京都内で告知 岩手県

2024年9月9日(月) 配信

大沢温泉を手湯とVRで体験

 いわて観光キャンペーン推進協議会は、10~12月の3カ月間展開する秋季観光キャンペーンの周知イベントを9月7、8日の2日間、東京・東銀座の岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で行った。

 花巻市の大沢温泉の源泉を運び、手湯をVRとともに体験するコーナーや同じく大沢温泉で開催中の「もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展」、平泉の金色堂建立900周年などを紹介した。また、遠野の卯子酉様の願い事体験やえさし藤原の郷の12単着付け体験、金婚亭のわんこそば体験、岩泉松茸のお吸い物・釜めしの試食販売などを実施。龍泉洞わっか施設や宮古うみねこ丸日の出クルーズもPRするなど、2日間に渡り岩手の魅力を発信し、キャンペーン期間中の旅行を呼び掛けた。

 秋季観光キャンペーンは今回若者をターゲットに開催。「いわてのカフェ」「アクティビビティ」「歴史・文化」「自然・絶景」「グルメ・酒」「イベント」の6つのテーマを柱に魅力的なコンテンツを用意している。

「観光人文学への遡航(51)」 戦時の国家総動員体制下における教育

2024年9月8日(日) 配信

 複線型学校制度の特徴のひとつとして、教員養成を担う師範学校が独立していることが挙げられる。師範学校は、給費制が採られ、授業料はかからなかった。そのため、学業が優秀だったにもかかわらず、裕福ではない家庭に生まれた人材の能力発揮の場ともなっていた。「坂の上の雲」で有名な秋山好古、東急の創始者五島慶太、朴正熙も師範から教員を経て立身出世した人々である。

 師範学校の学生は、最大25年の徴兵の延期が可能とされていた。また、師範学校を卒業して小学校教員に就職する学生は、短期現役制度により5カ月間の兵役のみとされていたのである。戦前、戦中は教員養成に手厚い支援がなされていたことがここからもわかる。

 現在、教員のなり手不足が大きな社会問題となっているが、戦前の教育行政と比較しても現在は大きく見劣りがする。戦前の教育行政を調べていくと、「教育は国家百年の大計」との気概を感じる。

 戦時下も、複線型学校制度はそのまま維持され、尋常小学校が国民学校となり、実業補習学校と青年訓練所が青年学校と改称され、国民学校初等科卒業後、旧制中学校、高等女学校に進まずに職業に従事する勤労青少年男女に対して教育を行う学校として設立された。

 第二次世界大戦において、次第に日本の敗色が濃くなると、1943年10月閣議決定された「教育に関する戦時非常措置方策」において、理工科系統および教員養成所学校学生を除き、一般学生の徴兵猶予を停止し、学徒の全面的な出陣となった。 

 さらに、文科系大学および専門学校は入学定員を従前の2分の1程度になるように転換・整理・統合し、理工科大学および専門学校は整備・拡充することになった。

 勤労動員については、これを教育実践の一環として強化した。学徒の勤労動員に対する要求はさらに強くなり、1944年12月以降は、中学校以上の学生・生徒は1年を通じて常時勤労そのほかの非常任務に出動し、やがて予想される本土決戦の態勢について万全の備えをなすこととなった。

 また、学校を工場、軍用非常倉庫、非常病院、避難住宅その他緊急の用途に転用するなど、学校教育すべてをあげて決戦の体制を整えた。遂に1945年3月には「決戦教育措置要綱」の閣議決定によって、国民学校初等科を除き学校における授業は停止することとなり、5月22日勅令「戦時教育令」によって最後の決戦段階に突入することとなった。

 1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受け入れて終戦となった。終戦を契機として、日本の国政全般は連合国軍最高司令部(GHQ)の占領政策のもとに実施されるようになり、教育行政もGHQの指示のもと、根本からの改革に迫られることとなる。

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(236)」 朝ドラ「あんぱん」と博覧会(高知県・物部川流域地域)

2024年9月7日(土) 配信

アンパンマンミュージアムのエントランス

 皆さんは高知龍馬空港に隣接する「物部川」という河川をご存じだろうか。四万十川や仁淀川は全国区だが、「物部川」は、未だ無名である。

 しかしこの流域は、高知県最大の平野が広がり、紀貫之ゆかりの土佐国府(国衙)や土佐国分寺・国分尼寺などが創建、1300年前の律令時代から、土佐國のまほろばであった。万葉集や古事記に出てくる「周囲を山に囲まれた実り豊かな地域」であり、土佐発祥の地である。

 その物部川流域(南国市・香美市・香南市)は、来春のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の舞台となる。当地ゆかりの漫画家、「アンパンマン」生みの親である、やなせたかしさんとその妻・小松暢さんをモデルとしたドラマである。今田美桜さん主演も大きな話題になっている。

 やなせたかしさん(1919~2013年)は、東京生まれだが、父方の実家が高知県香美郡在所村(現・香美市香北町)にあり、幼少期は後免野田組合小学校(現・南国市立後免野田小学校)や高知城東中学校(現・高知県立追手前高等学校)で学んだ。少年時代は「少年倶楽部」などを愛読し、中学生のころから絵に関心を抱いたという。

 実家の香北町には、やなせ作品を展示する「アンパンマンミュージアム(やなせたかし記念館)」や、やなせさんのイラストや詩が楽しめる「詩とメルヘン絵本館」などがあり、全国から多くのファンが詰めかける。

 連続テレビ小説を契機に、来年3月29日から2026(令和8)年2月8日までの間、「観光博覧会」が開催されることになり、筆者もアドバイザーとして参画している。事務局は、この3市にまたがる物部川DMO協議会が担う。

 8月初旬、この博覧会の名称やロゴデザイン、各市の取組計画などを議論する委員会が開催され参加した。

土佐のまほろばの中心、土佐国分寺

 各市には、やなせたかし記念館をはじめ、やなせたかしロードなど、やなせさんゆかりの拠点施設があり、これらの整備計画とともに、ガイド養成や域内2次交通、混雑対策などの受入環境整備、さらには龍河洞や絵金蔵など周辺の観光施設への周遊促進、滞在性向上のための街並み整備や高知の強みである食や夜のエンターテインメントなどの施策が盛り込まれた。

 こうした対策はもちろんだが、今回の博覧会で何を訴求するのか。地域への滞在価値は何なのか。まんが・アニメは国際的なブームであり、海外のまんが・アニメファンへの訴求とその受け入れ体制の整備などが急務である。

 9月下旬には、日本漫画家協会理事長で、やなせたかしさんとも親交があったマンガ家・里中満智子さんをお迎えした講演会も予定している。

 「愛と勇気だけがともだちさ」とアンパンマンに語らせたやなせさんの世界観が体感できる博覧会。これこそが重要なテーマともいえる。

(観光未来プランナー 丁野 朗)

マリアナ政府観光局、電通とPR契約 北マリアナ諸島のイメージ向上へ 

2024年9月6日(金) 配信

約3時間で行けるリゾート

 マリアナ政府観光局は9月1日(日)付で、日本で北マリアナ諸島自治連邦区をPRする新パートナーとして、電通と契約を結んだ。同社はデジタル化に対応する効率的な広告展開やマーケティング基盤の変革などが提供できるとし、マリアナ政府観光局は今回のパートナーシップでマリアナの豊富な観光資源などの魅力を発信して同地域のイメージ向上を狙う。

 北マリアナ諸島はサイパン島やテニアン島、ロタ島など14島からなる群島で、西太平洋に位置。先住民のチャモロ人やカロリニア人、また世界中から集まった20以上の民族が暮らしている。東京からは約3時間で行くことができる、熱帯のリゾート地だ。

 マリアナ政府観光局のクリストファー・A・コンセプシオン氏は、「電通は、数多くのグルーバルブランドや観光地の認知・価値の向上で高い評価を得ている。国際的な知見は、豊富な観光資源を始めさまざまな魅力を備えるマリアナ諸島のサイパン、テニアン、ロタ島にとっても最適だ。今回のパートナーシップにより、マリアナ諸島は、居住地や観光地としてだけではなく、ビジネスの展開においても最適な場所として、イメージを向上できることを期待している」とコメントした。

「ジアイーノ×休日いぬ部」コラボ宿泊プラン販売、軽井沢や湯河原など ペットとの快適旅を応援(10月27日まで)

2024年9月6日(金) 配信

プラン対象期間は9月5日~10月27日のチェックアウトまで

 パナソニック空質空調社はこのほど、業務用 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」と、ペットと泊まれる宿や旅行情報を発信するペット旅行専門メディア「休日いぬ部」とのコラボレーションを開始した。「休日いぬ部」にて9月5日(木)から期間限定で、宿泊施設での滞在中に「ジアイーノ」の脱臭効果を体感できる「ペットとの快適旅を応援!『ジアイーノ』脱臭力体感宿泊プラン」を売り出した。

 「ジアイーノ」は、安心・快適な空気環境づくりのために「除菌」「脱臭」「集じん」が1台で可能な空気清浄機。「ジアイーノ」の脱臭効果を体感し、より快適に愛犬との時間を楽しんでもらいたいという想いのもと、ペットと泊まれる宿泊施設を紹介する「休日いぬ部」とのコラボが実現した。

コレドール湯河原 Dog&Resort(イメージ)

 同プランは、「休日いぬ部」で人気の4施設(神奈川県湯河原、長野県阿智村、長野県軽井沢、神奈川県元箱根)にて販売。宿泊施設では、客室とロビー・レストランなどの共用部に「ジアイーノ」が設置され、宿泊者はニオイが軽減された空間で、ペットと快適に旅行を楽しめる。プラン対象期間は9月5日(木)~10月27日(日)のチェックアウトまで。

 さら、「ジアイーノ」を体感し、アンケートに回答した人の中から抽選で5000円分のギフトカードが当たるキャンペーンも実施する。

宿泊コラボプランの実施施設

 【コレドール湯河原 Dog&Resort】(神奈川県・湯河原町)

 【阿智星降りの宿 やま星】(長野県・阿智村)

 【DOG DEPT GARDEN HOTEL KARUIZAWA】(長野県・軽井沢町)

 【CARO FORESTA 元箱根 LUCIA】(神奈川県・箱根町)

9月21日から「さんだまち博」を開催 千丈寺湖の体験ツアーも実施(三田市)

2024年9月6日(金) 配信

52プログラムを実施

 兵庫県三田市(田村克也市長)は9月21日(土)から、まち全体を博覧会場に見立て、魅力を満喫する体験型プログラム展開するイベント「さんだまち博」を開く。今回は来年の万博を見据え、ひょうごフィールドパビリオンに認定されている「千丈寺湖の恵みがもてなす体験型観光プログラム」のモニターツアーも実施する。

 まち博は11月10日(日)までの開催で、マリオネットミュージカルや、酒蔵見学、野菜収穫、座禅、アウトドア、ダンスなどさまざまな分野の体験ができる52プログラムを用意する。各プログラムにより、主催団体は異なる。事前予約制で先着順。詳細・申し込みはさんだまち博サイトから。

 千丈寺湖の周遊体験ツアーは9月23日(月)に実施する。ツアーは「千丈寺湖 青野ダムを感じる自然体験ツアー」と「千丈寺湖 心とからだを癒すワクワク自然体験ツアー」、「五感フル活用 千丈寺で自然体験満喫ツアー」の3コース。参加費は1人2000円で、小学生の子供と一緒に参加できる家族が対象。申し込みは9月13日(金)まで。応募多数の場合は抽選となる。

北杜市がアコー、グランドメルキュール八ヶ岳と連携 インバウンド促進を

2024年9月6日(金) 配信

(左から)真柳宏二氏、上村英司市長、ディーン・ダニエルズ氏

 山梨県北杜市(上村英司市長)は9月2日(月)、フランスのホスピタリティグループ、アコー(日本法人=エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン、ディーン・ダニエルズ日本代表)、アコーが展開する「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」(運営=ヤマナシ・ヤツガタケ2、真柳宏二社長)と連携協定を結んだ。インバウンド誘客の促進を念頭に、同市の観光振興や環境に配慮したツーリズムの推進、新たなコンテンツの拡販に向けて取り組む。

 「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」は今年4月に開業した新ホテル。地元の食材を使用した食体験などを通じ、五感でその土地の文化・慣習を楽しめる滞在を提案している。同市には豊富な自然資源や日本酒・ワイン・ウイスキーなどの酒、甲州牛、高原野菜など世界に誇れる特産品が多く、三者は今回の協定締結を通して、この「北杜ブランド」や伝統文化、人々との触れ合いなどの魅力を伝える体験プログラムの開発などを行う。官民連携の強化をはかり、年間での安定した集客につながるイベントの実施や、国内外からの誘客を促進して観光の活性化を目指していく。

 上村市長は今回の連携にあたり、「本市の誇る魅力を最大限活用し、ここでしかない体験プログラムなどを連携により共につくり上げ、より多くの方に満足していただけるサービスを創出していけることを大いに期待する。海外からのお客様に満足される地にし、世界に本市の価値を発信できる場所にしていきたい」と述べた。