2月23日、焼酎ツーリズムかごしま2025を開催 芋焼酎蔵と地域の魅力を体感

2025年1月22日(水) 配信

焼酎ツーリズムかごしま2025

 鹿児島県の焼酎ツーリズム実行委員会は2月23日(日)、鹿児島県日置市、いちき串木野市で「焼酎ツーリズムかごしま2025」を開く。芋焼酎が造られる現地でしか感じることができない魅力を五感で体感するイベント。

 当日は、公共交通機関では訪れることができない焼酎蔵間を「焼酎蔵周遊バス」で巡る。各蔵元では、杜氏と話しながら焼酎をテイスティングし、気に入った焼酎を見つけることができる。また、蔵周辺を散策することで、焼酎が生まれた地域の風土や文化を肌で感じることができるのも魅力。

 ツアーは午前9時~午後5時まで。お湯割りグラス・オリジナルホルダー付きは8800円、グッズなしは6600円で、いずれもバスチケットとガイドマップが付く。小学生以上20歳未満は保護者同伴でバスチケット1100円が購入できる。申し込みはWebサイトから。200人の定員になり次第締め切るという。

サービス連合、最高となる6%賃金改善要求 産業間格差埋め、選ばれる業界へ

2025年1月21日(火) 配信

櫻田あすか会長

 サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(櫻田あすか会長)は1月20日(月)に会見を開き、2024年秋闘の結果と25年春闘の方針を発表した。25年春闘では、定期昇給分2%と、過去最高になるベースアップ分4%を合わせた6%の賃金改善を要求する。持続的な賃上げの実現に向けた正念場として、交渉に臨む。

 櫻田会長は「(人手不足のなか)働く人から選ばれる業界になるため、産業間の格差を埋めていく」と強調。さらに、労働時間の短縮やハラスメントの撲滅、ジェンダー平等、勤務間インターバル制度の導入も求めていく方針を示し、「総合的な労働条件の改善に取り組む」と語った。

 定昇制度のない組合は、ベースアップで6%を求める。パートや契約社員は平均賃金の5%分の昇給を要求する。

 また、すべての加盟組合は年間4.0カ月の一時金を求めていく。

 労働条件については、総実労働時間を1800時間、1日の所定時間を7時間30分以内、1カ月の時間外労働を45時間以内にすることも目指す。

 ジェンダー平等社会の実現に向けて、3歳以上小学校3年生までの子供を育てている従業員が始業時間の変更やテレワーク、短時間勤務、新たな休暇を取得できるよう、協議していく。

 労働者をカスタマーハラスメントから守るため、対策マニュアルや相談窓口の設置なども目指す。

 同連合は今後、6%の賃金改善や総労働時間の短縮の実現をはかるため、国会のほか日本旅行業協会や全日本ホテル連盟などの業界団体に協力を要請する。

 また櫻田会長は引き続き、労働条件の向上に向けた組織拡大にも取り組む方針を示した。厚生労働省の調査結果を踏まえたうえで、「労働組合のある企業の方が、賃金をより改善できている」と話した。

 24年6月30日現在の組合員数は前年同日比871人増の4万3人。同連合が未組織企業を訪問し、組織化につなげた。

 24年秋闘で、昨年12月16日までに集計できた80組合の冬期一時金支給月数の単純平均は、前年同季期比0.02カ月増の1.57カ月だった。このうちホテル・レジャー業の48組合は、同0.10カ月増の1.47カ月。ツーリズムは同0.12カ月減の1.51カ月となった。

 櫻田会長は「人手不足の解消に向けて労使で認識を共有できた」と説明した。

【人事】JTB、個所長人事(2月1日付)

2025年1月21日(火) 配信

 JTBは2月1日付の個所長人事を発表した。詳細は次の通り。

【ツーリズム事業本部仕入商品事業部】

 航空仕入部長(名古屋教育事業部長)山田英人

 団体部長(ビジネスソリューション事業本部第七事業部業務課長)遠藤雅幸

 九州仕入販売部長(長崎支店長)平尾武敏

【ツーリズム事業本部ロイヤルロード事業部】

 企画販売部長(千葉西支店業務課長)細川典子

【ツーリズム事業本部Web販売事業部】

 Web販売事業部長(Webシステムソリューション部長)岩田淳

 ホームページ戦略部長〈基幹システムトランスフォーメーションプロジェクト担当、海外旅行ビジネスモデル改革プロジェクト担当〉(事業改革推進部CXM・BPRチームマネージャー〈基幹システムトランスフォーメーションプロジェクト担当〉)宮川藍

 パートナーシップマネジメント部長(和歌山支店長)田邉淳

 Webシステムソリューション部長(ホームページ戦略部ホームページ販売課長)坂本直樹

【ツーリズム事業本部東日本地区】

 山形支店長(仙台支店業務課長)田中敬輔

 茨城南支店長(事業企画部事業企画チーム事業企画担当マネージャー)大神田浩輔

 甲府支店長(霞が関事業部業務課長)三河真志

 東京東エリア長(事業推進部個人営業チーム個人営業担当部長〈リテール統括〉)颯田友恵

 教育第一事業部長(茨城南支店長)八田孝久

 横浜支店長(教育第一事業部長)青島一典

 提携販売東日本営業部長〈提携販売事業部営業企画部長予定〉(東京東エリア長)中島千夏

【ツーリズム事業本部中部地区】

 名古屋教育事業部長(教育第一事業部営業担当部長)田中賢治

 金沢支店長(豊橋支店長)藤澤靖彦

 福井支店長(名古屋事業部業務課長)鈴木武雄

 提携販売中部営業部長〈提携販売事業部中部営業部長予定〉(提携販売中部営業部長)谷口能弘

【ツーリズム事業本部西日本地区】

 大阪第二事業部長(ビジネスソリューション事業本部マーケティングチームマネージャー)藤原健太郎

 大阪第三事業部長(福井支店長)長谷川智洋

 大阪北エリア長(京都支店広域リテール営業推進統括部長)岡田美保

 京都支店長(事業推進部国内海外政策チームマネージャー〈海外旅行バリューチェーン改革プロジェクト担当〉)谷川正夫

 和歌山支店長(横須賀支店業務課長)吉田正夫

 福山支店長(山陰支店業務課長)秦啓介

【ツーリズム事業本部九州地区】

 長崎支店長(事業推進部法人営業チーム法人営業担当マネージャー〈大阪駐在〉)押田秀展

 熊本支店長(福岡支店営業第一課長)阿部敬行

 提携販売九州営業部長〈提携販売事業部西日本営業部長予定〉(提携販売九州営業部長)芳井英太郎

【ビジネスソリューション事業本部】

 第一事業部長(ツーリズム事業本部大阪第三事業部長)平田圭一

 メディカル事業部長(西日本MICE事業部営業推進課長)市来史生

 第六事業部長(ツーリズム事業本部神奈川西支店業務課長)石井亜矢子

観光庁「地域観光新発見」成果発表会、1月29日(水)開催へ

2025年1月21日(火) 配信

先着100人(申込順)

 観光庁は1月29日(水)午後2時から、 TKPガーデンシティPREMIUM品川HEART(東京都港区)で、「地域観光新発見」成果発表会を開く。参加費無料。

 観光庁観光資源課新コンテンツ開発推進室の豊重巨之室長のあいさつのあと、事業概要の説明を行う。

 事業者による成果発表では、①津和野町(島根県・津和野町)②瀬戸内ウェルネス・フェスタ実行委員会(香川県丸亀市)③摂田屋・宮内エリア観光まちづくり協議会(新潟県長岡市)④大望閣(佐賀県唐津市)⑤出羽庄内地域デザイン(山形県鶴岡市⑥WasshoiLab(宮城県白石市)⑦OUGI(大分県宇佐市)–を予定。

 その後、パネルディスカッション「観光コンテンツの販売戦略」も開かれる。

 参加申込= https://forms.gle/hccAjmm5QMHLiB528

「異なる島だからこそできる価値創造」を 隠岐プラザホテルとEntôが連携協定結ぶ

2025年1月21日(火) 配信

島前・島後が連携して隠岐全体の観光革新へ

 隠岐諸島で島後と呼ばれる隠岐の島にある「隠岐プラザホテル」(横地廉平社長、島根県・隠岐の島町)と島前三島の1つ、中ノ島にあるジオパーク拠点宿泊施設の「Entô(エントウ)」(運営:海士・青山敦士社長、島根県・海士町)はこのほど、連携協定を結んだ。「異なる島だからこそできる価値創造」を掲げ、島の垣根を超えた画期的な連携を開始。隠岐諸島全体の観光革新をはかっていく。

 隠岐諸島はコロナ後の観光産業の停滞や少子高齢化、若者の島外流出などによる生産年齢人口の減少など地域経済の低下が進み、持続可能な地域社会の構築が課題となっている。こうしたことから、両者は隠岐諸島全体の観光産業の立て直しをはかるために協働し、島前・島後の旅行者や住民同士をつなぐプラットフォームとしての役割を担うことを目指す。

 具体的には、両館での共通ロイヤリティの導入や、食のコラボレーションなど、共通ターゲット層を意識した企画の実施などを展開する。自然のなかで日常から離れた特別な体験や、その土地ならではの食・文化に触れることなどを求める旅行者に向け、両施設の異なる特徴を生かした価値を提供する。隠岐プラザホテルは「動」をコンセプトに、一方Entôは「静」をコンセプトにし、対照的な魅力を組み合わせることでより深い隠岐体験を実現していく。

 現在、両館を訪れる3月1日からの2泊3日ツアー「勝手に!島びらき」を企画している。隠岐の春を祝う特別企画で、フェリーや飛行機が通常運航に戻る3月に“島びらき”を行う。1日は、隠岐プラザホテルで隠岐酒造「隠岐誉」の鏡開きや磯焼きなどを行う「島びらき」会を開催。地元の方と一緒に春の訪れを祝う。2日はEntôで、ゆったりカルデラ湾を眺めながら「食とお酒で島びらき地産地消ペアリングディナー」が楽しめる。申し込みや詳細は各施設のサイトから。

 今後は、島民自身が隠岐ジオパークの魅力を再発見するツアーや、島後では歴史文化、島前では地質・自然文化をオールインクルーシブで楽しむ企画などを実施する予定だ。

【国土交通省】人事異動(1月17日付)

2025年1月21日(火) 配信

 国土交通省は1月17日付の人事異動を発令した。

 辞職 森隆志(気象庁長官)

気象庁長官(気象庁気象防災監)野村竜一

「稼げるまち」北九州市 企業誘致フォーラム㏌東京2025開く 2月3日(日)東京・丸の内で

2025年1月21日(火) 配信

参加は無料

 福岡県北九州市(武内和久市長)は2月3日(日)午後1時から、JPタワーホール(東京都千代田区丸の内2-7-2 KTTE4階)で、企業誘致フォーラム㏌東京2025「『稼げるまち』北九州市 次世代自動車の拠点都市へ」を開く。

 かつて「鉄の街」として、日本の近代化を支えた北九州市は近年、未来型産業の集積が進んでいる。「稼げるまち」をキャッチフレーズに産業振興をはかる同市の戦略を紹介し、次世代自動車産業のキーマンらと将来構想を深堀りする。

 武内和久市長によるプレゼンテーション「北九州市の挑戦」からスタートし、ものづくり系ユーチューバーのものづくり太郎氏、EVモーターズ・ジャパン社長の佐藤裕之氏らが登壇する予定。

 登壇者・参加者との名刺交換やマッチングができるビジネス交流会も実施する。

 定員は250人(参加無料)。申込締め切りは1月26日まで。

 問い合わせ・申し込み=日経イベント&セミナー https://events.nikkei.co.jp/69764/

港町の魅力を体感、千葉みなとモニターツアー(千葉市観光協会)

2025年1月21日(火) 配信

アマンダンセイルのメインダイニングの1室

 千葉県の千葉市観光協会はこのほど、東京から1時間圏内の「千葉みなと」の魅力を体験してもらうため、旅行会社向けに「エモいぃ~千葉みなとモニターツアー」を実施した。東京湾を望むゲストハウスやレストラン、千葉都市モノレール車両基地、千葉市美術館さや堂ホールなどを見学。見晴らしの良い施設や歴史的建造物を商品造成で活用してほしいと呼び掛けた。

 千葉市は、成田国際空港や東京から電車で30分、東京国際空港(羽田空港)からバスで55分とアクセスが良い。冒頭の説明会で、千葉市観光協会は「国内外の人流を取り込むポテンシャルがある」と力を込めた。

 千葉市観光振興検討会議によると、2023年は市の延べ宿泊者数が全体でコロナ禍前の約98%まで回復。一方、インバウンド(訪日外国人旅行)に限ってみると34.72%と、成田市(61.11%)や浦安市(120.09%)に比べ、回復率で遅れをとっている。そこで魅力を広く発信するため、同観光協会がモニターツアーを造成した。

海を一望できる式場、大水槽の飲食施設も

 日本三大貿易港の「千葉港」は、港湾区域の広さが全国1位、取扱貨物量が全国2位の規模を誇る。隣接するケーズハーバー(旅客船ターミナル等複合施設)には、レストランやカフェ、ダイビングショップなどがあり、千葉港発着の高速ジェット船ツアーや季節のイベントが造成され、千葉みなとでの賑わいづくりの拠点となっている。

 はじめにケーズハーバー近くにある、海辺に佇むゲストハウス「アマンダンセイル」を訪れた。結婚式や宴会の会場として利用され、東京湾側が全面ガラス張りのため、チャペルのほか、メインダイニングやラウンジからも海を一望できる。また、少人数から大規模なイベントや会議、セミナーなどの会場としても提供している。

高さ8メートルを超える巨大水槽は圧巻

 続けて、ケーズハーバー内のシーフードレストラン「PIER-01(ピアゼロワン)」を見学した。高さ8メートルを超える巨大水槽をメインに、店内には生簀を完備。吹き抜けの2階席は半個室、テラス席では夕方のサンセットを見ながらの食事を堪能でき、さまざまな用途に合わせられる。

懸垂型を間近で見学、モノレール車両基地

車両基地でモノレールの貴重な話も

 千葉市を代表する、懸垂型で世界最長の営業距離(15.2キロ)としてギネスに認定されている「千葉都市モノレール」の車両基地も潜入した。車両を間近で見ながら、走行の仕組みや非常脱出装置などの説明を受ける貴重な体験だった。車両基地見学は、貸切列車利用者の限定オプションとして提供している。

千葉市美術館の1階、さや堂ホールを視察

千葉市美術館さや堂ホール

 千葉市美術館の1階にある、市指定文化財の旧川崎銀行千葉支店を保存・修復した「さや堂ホール」を視察した。戦前の銀行建築で当時多く見られたネオ・ルネサンス様式の重厚感あるホールでは、会議やイベント、パーティなどの会場として利用できる。最上階に備える講堂も利用可能。

 このほか、オークラ千葉ホテルや千葉ポートタワーなどを巡り、旅行商品や会場に利用してほしいとアピールした。

訪日客に北海道の「旅ナカ旅行」を提案 北海道エアシステムがサイト開設

2025年1月21日(火) 配信

トップページは絵本作家・そらさんのイラスト

 JALグループの北海道エアシステム(HAC、武村栄治社長、北海道札幌市)は1月17日(金)、訪日外国人向けに「旅ナカ旅行」を提案するサイト「FLY Deep Hokkaido」を開設した。同社は「インバウンド旅客を全道へ」を目指しており、札幌やニセコなどに滞在中の訪日客に同社が就航する9都市の情報を発信し、もう一歩足を延ばしてもらうことを狙う。

 北海道を訪れる訪日外国人は2023年に234万人を記録したが、宿泊者の約7割が札幌・倶知安・小樽など、道央の都市に集中しているという。札幌都心から近い「札幌丘珠空港」を拠点に道内7空港を中心に9路線を持つ同社は、同空港を活用し、訪日客の地域送客に注力したい考え。

 新サイトでは、就航都市の情報発信のほか、日帰り航空券や1泊2日の旅行商品が前日まで購入できる。滞在中に思い立って旅行することや、計画中にもう1都市追加してもらうことなど、同社ならではの新しい旅のカタチを提案する。

 なお、トップページには北海道を拠点に活動する絵本作家そら(SORA)さんが描き下ろした、就航都市の魅力が詰まったイラストを使用した。

静岡の街道沿いに美食と体験あり 5市2町連携事業「街道観光モニターツアー」

2025年1月20日(月) 配信

くらさわやの「桜えびセット」(税込み3410円)

 静岡県静岡市観光交流文化局観光政策課はこのほど、静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町の5市2町連携事業として、食を生かした街道観光プロモーションを推進している。この一環として、メディアを対象とした、東海道ならではの「食」や「体験」を楽しむ「街道観光モニターツアー」を実施した。

 同ツアーは、東京・日本橋の名店が静岡直送の農水産品を生かした創作メニューを提供する「日本橋 しずおか食堂」の一環として行われた。

豊富なグルメに舌鼓 静岡の美食を味わう

 駿河湾の特産品として知られる「桜えび」を堪能できるのは、「くらさわや」(静岡県静岡市清水区)。創業は1950年。漫画『美味しんぼ』にも登場した老舗の名店として知られる。日本では静岡県焼津市の大井川港と、静岡市の由比港のみで漁が許可されている希少な桜えびを、かき揚げ、釜飯、生、釜揚げで楽しむことができる。

 桜えびの釜飯、桜えびのかき揚げ(2枚)、生桜えび、桜えびの釜揚げ、みそ汁、漬物がセットになった「桜えびセット」は3410円(税込み)。

茶畑を望むテラスでテイスティング体験

 静岡といえば茶の名産地。静岡茶の歴史は古く、伝来したのは約800年前の鎌倉時代といわれている。静岡県葵区足久保で作られる足久保茶は、駿府に隠居した徳川家康に上納した茶で知られている。

 

伝統ある足久保茶を満喫

 そんな足久保の茶農家が集まって発足した足久保ティーワークス茶農業協同組合(吉本邦弘代表理事組合長)では、中堅農家が若手農家に足久保茶の育成・改植などを教え、足久保茶を全国に広める活動を行っている。

 

 足久保ティーワークスの茶工場に併設されたオープンテラスカフェ「はじまりの紅茶Terrace Cafe」では、さまざまな茶葉を取りそろえるほか、全種類テイスティングができる。

 また、茶工場とカフェから20分ほど歩いた先にある山の斜面には、茶畑と町並みを臨む完全予約制の「見晴らしの茶畑テラス」が設置されている。

 淹れる温度によって風味も舌触りも変わるお茶のテイスティングを楽しめるメニュー。お茶を飲んだあとの新茶の茶殻は、おひたしのように食べることが可能。塩や梅干し、じゃこなどと合わせて食べると、柔らかく風味豊かでほんのり苦い茶殻とよく合う。

 1月20日(月)現在、フルーツサンドと和紅茶・緑茶をいただくプランと、お茶のほかにフードやスイーツが提供されるアフタヌーンティープランが用意されている。どちらも要予約。

 お茶と料理の組み合わせを楽しむティーペアリングを提供する「ルモンドふじがや」で、「ようこそ静岡お茶コース」を味わった。静岡県産のお茶とともに、静岡の旬の食材を目の前で調理するフルコース。オードブル、ブイヤベース、ステーキ、スイーツなどがお茶と一緒に堪能できる。ワインのペアリングとは違い、アルコールが飲めない人や子供でも、お互いを引き立てあうお茶と料理のマリアージュを楽しめるのが特徴だ。

静岡茶と静岡県産食材を組み合わせたティーペアリング「ようこそ静岡お茶コース」

静岡の新しい体験と暮らし

 2021年にリニューアルオープンした「駿府の工房 匠宿」では、駿河竹千筋細工や木工、漆、染め物、陶芸などの伝統工芸を体験できる。「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、ものづくりの楽しさを、体験を通じて伝えていくことを目的としている。また、古民家をリノベーションし、客室内に工芸品を設えた宿泊施設「工芸ノ宿」も備えている。

 施設内にはカフェやギャラリーも併設されているため、親子や友人同士で工芸体験をすることも、カフェでゆっくり休憩することもできる。

 駿河区用宗にある用宗港近くには、古民家をリノベーションした一棟貸しの宿「日本色」が連なる。

 古くからしらす漁が盛んだった用宗には、漁村文化が根付いている。その特色を生かしながら改装した一棟貸しには、それぞれ日本の伝統色の名前を付けていることが特徴。

 日本色に宿泊すると、グループ施設の温浴施設「用宗みなと温泉」を無料で利用できる。マグロの加工場だった建物をリノベーションした同施設は、漁港の中で港越しの富士山と潮風を感じながら天然温泉に浸かる特別体験が楽しめる。