JTB、ふるさと納税の返礼品 「旅行クーポン」を統合へ

2024年9月6日(金) 配信 

2つの旅行クーポンを統合して利便性を向上

 ふるさと納税サイト「ふるぽ」を運営するJTB(山北栄二郎社長)は10月1日(火)、ふるさと納税の返礼品で、寄付をした自治体への旅行に利用できる「旅行クーポン」をリニューアルする。

 これまでは店舗予約や電話予約で使える「JTBふるさと納税旅行クーポン」と、同社ホームページでの予約に使える「JTBふるぽWEB旅行クーポン」の2つに分かれていた。今回リニューアルする「JTBふるさと旅行クーポン」は、これまでの2種類の旅行クーポンを統合し、店舗予約、電話予約、同社ホームページと予約方法に関わらず使用できる。有効期間も2年間から3年間に変更する。

 同社は、ふるさと納税を通じて地域と寄付者をつなぐ機会を創出する体験型の返礼品開発、普及に努め、交流人口の拡大・地域活性化に貢献するとしている。

那覇ー大阪路線就航30周年を記念 JTAがプレゼントキャンペーン実施

2024年9月6日(金) 配信

 

 日本トランスオーシャン航空(JTA、野口望社長、沖縄県那覇市)はこのほど、日本航空(JAL)グループの沖縄―大阪(関西)路線が就航30周年を迎えたことを記念し、対象便への搭乗で特典をプレゼントするキャンペーンを開始する。

 1つは「沖縄県内ステーキ店舗コラボキャンペーン」で、沖縄(那覇)―大阪(関西)のJTA005便とJTA009便に9月17日(火)~11月30日(土)に搭乗した人が対象となる。沖縄の対象ステーキ店舗(沖縄ステーキ協会加盟店)で搭乗案内を提示すると、もれなく1ドリンクが無料でサービスされる。また、抽選で300人に次回利用できる1000円分の食事券をプレゼントする。

 もう一方は、「タクシーアプリGOチケットがもらえるキャンペーン」。10月1日(火)~11月30日(土)に大阪(関西)―宮古(JTA121便)、石垣―大阪(関西)(JTA086便)をスペシャルセイバーかセイバー、往復セイバーの対象運賃で購入し、キャンペーンに登録すると「タクシーアプリGO」で使える1000円チケットをプレゼントする。詳細はキャンペーン専用サイトから。

町田駅が「くらげ駅」に!? えのすいのクラゲが駅をジャック

2024年9月6日(金) 配信

くらげ駅(イメージ)

 新江ノ島水族館(えのすい、崎山直夫館長、神奈川県藤沢市)は9月9(月)~15日(日)まで、東京都町田市の小田急線町田駅のコンコースを人気のクラゲたちで広告ジャックし、期間限定の「くらげ駅」を出現させる。

 今年の7月、小田急線2編成の車両内をジャックして話題になった「くらげとれいん」に続く、えのすいクラゲジャックの第2弾。駅名標を模したポスターや、これまで新江ノ島水族館で展示してきたクラゲたちが駅名となった架空の「くらげ電鉄」路線図が登場する。

 カフェ「FORESTY COFFEE」のガラス壁面にもクラゲの装飾が施され、期間中にカフェを利用した人に各日先着でクラゲステッカーをプレゼントする。

 また、新江ノ島水族館では11月4日(月)まで、特別展「“えのすい”のくらげ展」を開催しており、同館は「くらげ駅とあわせてクラゲを存分にお楽しみください」とアピールしている。

大阪・堂島浜に誕生、観光展望施設「WowUs」(9月19日)

2024年9月6日(金) 配信

新施設「WowUs 」は観光、ビジネス、普段利用など幅広く利用できる

 JTBコミュニケーションデザイン(藤原卓行社長、東京都港区)は9月19日(木)、大阪市北区の大阪堂島浜タワー16階に観光展望施設「WowUs(ワオアス)」を開業する。大阪・御堂筋の都市観光を中心に、府域の観光情報を発信して府内周遊を促し、大阪が抱える課題解決につなげる。

 大阪堂島浜タワーは御堂筋と中之島に面し、眼下に堂島川と土佐堀川を臨む水都大阪を体感できる眺望は、四季折々の変化に合わせてさまざまな表情を楽しめる。御堂筋や中之島を背景に写真撮影、テラス席でのティータイム、新進気鋭のアーティストの作品鑑賞など、日常から観光まで幅広く活用できる。

 また、日本有数の企業が多く集まるビジネスエリアでもあり、中之島エリアを一望できる展望会議室や、フロア全体を貸し出すサービスも用意している。自治体PRやビジネス利用はもちろん、アート作品の展示やワークショップ実施などにも利用できる。

 施設内には観光ラウンジ、イベントスペース、展望会議室、カフェスペース(ダイニングカフェLe Ciel)、ギャラリースペース(WowUs GALLERY)、ウッドデッキテラスを設ける。

 営業時間は午前8:00~午後9:00(カフェスペースのみ午前9:00~午後9:00)。年中無休。

妻夫木聡さんが台湾の観光アンバサダーに就任 台湾交通部観光署

2024年9月6日(金) 配信

(左)台湾交通部観光署・周永暉署長と妻夫木聡さん

 台湾交通部観光署(周永暉署長)は9月4日(水)、台湾の魅力を発信する観光アンバサダーに、俳優の妻夫木聡さんを任命した。妻夫木さんは日本市場向けの観光プロモーションの年間イメージキャラクターを務める。自身も台湾のファンという妻夫木さんは「これまでとは違った台湾ならではの魅力を日本の皆さんへお届けすることで、多くの方が台湾のファンになってもらえたら」と意気込みを語った。

 同署はアフターコロナのプロモーションとして、若い女性をターゲットに「ビビビビ!台湾 さぁ!好奇心の旅へ。」を世界で展開している。また、今年はより多くの日本人観光客を誘致しようと、「したいことぜんぶ!」のキャッチフレーズを加え、日本市場に発信を行う。

 すでに妻夫木さんが出演するプロモーションムービーの撮影は行っており、台湾式朝食や日月潭(にちげつたん)での遊覧ボート、阿里山での茶摘み・製茶体験など現地ならではのアクティビティを体験して収録。動画の公開日程は未発表だが、妻夫木さんも公開を楽しみにしているという。

親湯温泉「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」資格を受講 【対談】親湯温泉支配人・渡邉裕之氏×ケアフィット推進機構代表理事・冨樫正義氏 

2024年9月6日(金) 配信

旅のユニバーサルデザインアドバイザー講習のようす(蓼科親湯温泉)

 親湯温泉(柳澤幸輝社長、長野県茅野市)は今年7月、蓼科親湯温泉で4回目となる「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」資格の教習を受講した。車いすや白内障体験などの学びによって社員のさらなるサービスの向上を目指している。今年4月には改正障害者差別解消法が施行。「建設的な対話」や「合理的な配慮の提供」などには現場の理解は不可欠。同資格を認定するケアフィット推進機構代表理事の冨樫正義氏と、親湯温泉支配人の渡邉裕之氏が語り合った。

聞き手=増田 剛

 

可能な「代替案」を提案する ―― 冨樫氏

 

ケアフィット推進機構代表理事 冨樫 正義氏


未来を見据えた社員教育を ―― 渡邉氏

 

親湯温泉支配人 渡邉 裕之氏


 

 ――親湯温泉についてご紹介ください。


 渡邉: 蓼科親湯温泉の開湯は1601年と、400年余り前で「信玄の隠し湯」として伝えられています。江戸から明治にかけては湯治場としての歴史もありましたが、宿としての創業は1926(大正15)年で、2年後に100周年を迎えます。現在の経営者は4代目となります。この蓼科親湯温泉は合資会社親湯温泉の本社であり、現在52室です。

 東日本大震災が発生した翌月の2011年4月に、諏訪湖畔に「上諏訪温泉しんゆ」(39室)を開業。16年6月に、隣接する場所に全8室の「萃sui―諏訪湖」という小規模高単価の宿を新設し、現在3店舗の宿を経営しています。


 ――「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」資格とは。


 冨樫: 旅を手段として共生社会を創造することを目的としています。

 公式テキストを使って自宅で学び、所定の会場で座学・実技教習と検定試験を1日完結で受講していただきます。旅行会社や旅館、交通系の企業など旅に関わるすべての方に学んでほしい内容を網羅しており、ケアフィット推進機構が認定をしています。

 コロナ禍の2020年8月に講座がスタートしました。旅行会社を目指す学生などが就職活動に向けて資格を取得されるケースも多く、さらに今年4月には改正障害者差別解消法が施行し、合理的配慮が義務化されたことで、改めて「資格を学びたい」という問い合わせが増えてきています。

 観光庁が創設した「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の研修にもつながることもあり、さまざまな業種から現在500人以上の方が資格を取得して、それぞれの現場で活躍されています。


 ――「すべての人に旅の安心と楽しさを」という宿の方針はいつごろから始まったのですか。


 渡邉: 7~8年前に、人口減少時代を見据え、「3世代旅行」を一つのキーワードとしてプランを作りました。しかしながら残念なことに、高齢のお客様の体が思うように動かなくて、「自分たちは留守番をしているよ」という声をいただくことも多くありました。

 これに合わせて時代的にはやや早過ぎましたが、蓼科親湯温泉にユニバーサルデザイン(UD)ルームを2部屋設置したのが始まりです。今は「コンフォートスイート」などの名称で人気の客室となっています。 

 また、お布団やベッドからの立ち上がりが困難なお客様には「たっちアップ」という用具を備えたり、手すりやスロープを設置したり、UDへの取り組みを進めています。ハード面の整備に加え、さらにソフト面のサービス向上へ「社員の学びとなるものはないか」と探していたところ、「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」資格に行き当たりました。

 毎年1回、蓼科親湯温泉で資格取得教習を実施しており、今年7月で4回目となりました。フロントや飲食部門だけではなく、清掃や駐車場、ドライバーなどのスタッフも受講しています。

 観光庁の……

〈観光最前線〉あの曲名がわからない

2024年9月6日(金) 配信

アサヒ飲料「アサヒ-十六茶」のCM「わたしの味方」編

 テレビCMを観ていると、絶対に聴いたことがある曲なのだが、たまに曲名が思い出せないことがある。

 CMの商品名を覚えていれば、パソコンで「商品名+CM曲」と検索すれば、大抵の曲名は判明するのだが、極まれに曲名までたどり着けないケースがあるのも事実だ。

 最近では「アサヒ十六茶」のCM曲がそうだった。妻にも鼻歌を聴かせると「知っているメロディだけど曲名が思い出せない」「たぶんクラシックの曲だと思う」というところで壁にぶち当たった。

 そういうときはスマートフォンの「鼻歌検索」を利用するに限る。マイクに向けて鼻歌を聴かせると、一発で曲名がわかった。フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーの「アルルの女」第2組曲「ファランドール」だった。ああ、スッキリした。

【古沢 克昌】

“推しポケモン”情報が満載「るるぶ ポケモンローカルActs」(9月10日発売)

2024年9月5日(木) 配信

「るるぶ ポケモンローカルActs」表紙

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は9月10日(火)、「るるぶ ポケモンローカルActs(アクツ)」を売り出す。日本各地の“推しポケモン”に会いに行く旅を楽しむために必要な情報が満載の1冊。初めて訪れる土地でもプランニングしやすいように、王道観光スポットやモデルコースも合わせて紹介する。

 巻頭特集では「ポケモン旅でしたいこと7」と題し、乗り物や公園、コラボ商品、宿泊などの推しポケモンとの旅を楽しむ7つのテーマを紹介。このほか各地域の推しポケモンがひと目でわかる「早わかりMAP」や、今年新たに仲間入りした長崎県・沖縄県の推しポケモン情報など最新情報をまとめた。

 付録は、推しポケモンと旅をしている気分になれる「クリアスタンドシート」。旅行先で一緒に写真を撮ったり、推しポケモンの集合写真を撮ったりなど、ポケモン旅のお供にピッタリなアイテムが付く。

特別付録「クリアスタンドシート」

 定価は1595円(税込)、AB判、オールカラー80ページ。全国の書店、ネット書店で販売する。

©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

JALダイナミックパッケージ商品、和歌山エリア初の設定

2024年9月5日(木) 配信

 西日本旅客鉄道(JR西日本)と日本航空(JAL)は、和歌山県・紀伊半島地域の振興と活性化をはかるため、羽田空港―南紀白浜空港の往復航空券と、白浜駅―新宮駅の往復鉄道乗車券、アドベンチャーワールド1日入場券、宿泊をセットにした和歌山エリア初のJALダイナミックパッケージ商品を共同で企画し、9月2日(月)から予約受付を開始した。

 JALダイナミックパッケージ「アドベンチャーワールドへ行こう!入場券+ミールクーポン+JR券付きコース」で、出発期間は9月18日(水)から2025年2月27日(木)。年末年始など設定除外日あり。旅行代金総額8万円以上(オプション代金除く)の申し込みで、1グループ5000円引きの特典がある。

ベルーナ、ホテル事業を”攻め”の成長戦略に位置付け 安野社長「年2施設の開業目標に」

2024年9月5日(木) 配信

(左)安野清社長、安野洋開発企画本部長

 婦人服の通信販売事業などで知られる、ベルーナ(安野清社長、埼玉県上尾市)は9月4日(水)、同社の東京本部(東京都中央区)で会見を開き、2024年から成長戦略に位置付けている「プロパティ(不動産)・ホテル事業」について説明した。安野社長は「攻めていく領域」とし、宿泊施設は年間ごとに2施設の開業を目標にしたい考えを示した。同日は新たに、2025年7月、北海道小樽市に「小樽グランベルホテル」を開業することも発表した。

 同社の24年3月期の連結売上高は2083億円。このうち、主力のアパレル・雑貨事業は35・6%を占める。プロパティ・ホテル事業は15・4%と第3位の項目で売上高は320億1000万円、営業利益は42億6000万円となった。25年3月期の売上高は前期比14・3%増の366億円、営業利益は同25・5%増の53億5000万円を目指す。

 ホテルは子会社のグランベルホテル(安野清社長、東京都中央区)が主に運営し、現在は北海道から沖縄まで国内22施設、海外4施設を手掛ける。宿泊施設は都市型ホテルからリゾートホテル、旅館まで幅広く展開している。

 安野社長は「なぜアパレル通販事業者が他の事業を手掛けるのかよく聞かれる」と述べたうえで、約30年前の阪神淡路大震災を機にそれまで年20%増と順調に伸びてきた売上の成長が止まったことを受け、「事業の柱を増やす必要があった」と明かした。そこで「通信販売総合商社」を掲げ、ワインの通信販売事業などを開始。その結果、5つの「日本一」を成し、とくにワインの通信販売は10年以上にわたり売上高ナンバーワンを誇っているという。「ポートフォリオ経営を理念とし、それが実践できている」(安野社長)。

 そのなかで、約20年前に渋谷でホテル事業に参入。安野社長によると専門人材は入れずに「ド素人でスタートした」というが、見事成功。その後は赤字だった温泉旅館を取得し、黒字化するなど順調に推移している。

 同社のホテル事業の特徴として、安野社長は……