名栗温泉大松閣 一棟貸切の別邸「ハミング」 5月14日グランドオープン

2022年6年14日(火) 配信

別邸ハミングの全景

 埼玉県飯能市の名栗温泉「大松閣(たいしょうかく)」に一棟貸切の別邸「ハミング」が2022年5月14日にグランドオープンした。

 一棟貸切タイプの高級離れ「ハミング」は、ラグジュアリーな室内空間とオシャレなテラススペース。巨大なウッドデッキからつながる専用の露天風呂とサウナが楽しめる。室内160平方㍍、ウッドデッキ120平方㍍、専用庭及び駐車スペース325平方㍍の大空間を自然豊かな名栗の自然とともに楽しめる。

 スパエリア(露天風呂+サウナ)は、露天風呂に2つの浴槽(温湯+水風呂)があり、温かい沸かし湯とサウナ後「ととのう」用の水風呂が利用できる。地元の上質な木材をふんだんに使用し、全国でも有名な地元の鍛鉄工芸家・西田光男氏の作品と相まって、柔らかな曲線美を描く。

 カフェテラスのようなテラススペースは、大人数でも対応できるアウトドアリビング、ダイニングとして利用可能。名栗の自然を感じながらのティータイムやディナータイムが楽しめる。

リビング

 室内は周囲の自然環境を取り込み、庭と一体化した開放的な大開口の1階部分。カフェだったころの面影を残すリビングは、ハミングの中心部として人が集うエリアになる。鍛鉄を組み込んだビンテージのウッドカウンターとスツール。カラフルなソファが明るい印象を室内に与える。

 ダイニングスペースは、組み合わせ自由な直径1・8㍍の大テーブルとケヤキのベンチシートが配置され、テラススペース、ウッドデッキに向かって吹き抜けの開放的な空間となる。天井には古民家の梁や希少価値が高い大正時代のステンドグラスがレトロな雰囲気を醸し出す。壁面には鍛鉄の錺鋲が備えられ、アーティスト・柳井嗣雄氏の作品が独創的なエッセンスを添える。

 キッチンは黒とシルバーで統一したスタイリッシュなシステムキッチンで、バルミューダを中心とした最新家電を導入。

1階ベッドスペース

 1階ベッドスペースは、リビングからのスキップフロアとなる落ち着いた空間で、ダブルベッドが2セット。マットレスは銀イオンでキレイが続くフランスベッドの「キュリエス・エージー」を採用した。2階寝室ゾーン「光の間」は、アーティスト畑晩氏作のアートパネル、無数の穴から漏れる間接照明の光に制御されている。木材を加工したアンティークな間接照明は、まるで天の川のような煌めきを灯し、片流れ屋根の天井がおこもり感をより一層引き立てる。ダブルベットが2セットで人数に応じ、布団を3組セットまで対応可能。この部屋には次世代型の冷暖房システム「F-CON」を導入。風のない、光エネルギーで体感温度をコントロールして快適な空間をキープ。最高の眠りを演出する。

 ハミングでの宿泊は、1泊2食付きプランまたは素泊まりプランから選択できる。1泊2食付きの場合、夕食は大松閣での会席料理コース(個室食事処)、またはレストラン「山の茶屋」での炭火焼きコースから選べる。朝食は和食膳での提供となる。素泊まりの場合は食材を持ち込んでハミングのキッチンで調理することも可能だ。

 宿泊料金は7月15日までオープン記念の特別料金で、1泊2食付きプランは大人1人4万4千円から、素泊まりプランは同2万7500円から。

ハミングのイラストマップ

 大松閣の若旦那、柏木宏泰社長は「ハミングに宿泊すると運が良ければ鹿の鳴き声や巣箱にモモンガが出現することもあるので、名栗の大自然を満喫してもらえればうれしいですね。別邸は『健康・家族・自然』をコンセプトに創りました。一棟貸切なので家族や2世帯など大人数での連泊利用がおすすめです」とアピールしている。

 予約・問い合わせ=☎042(979)0505(※大松閣フロント直通)。

下呂温泉観光協会 瀧康洋会長が再任 変化に即応、宿泊増へ

2022年6年13日(月) 配信

瀧康洋会長

 岐阜県下呂市の下呂温泉観光協会(瀧康洋会長、361会員)は5月26日、第76回通常総会を水明館で開き、任期満了に伴う役員改選では瀧会長を新しい会長に再任した。議事では2021年度の事業報告、収支決算、22年度の事業計画、収支予算を可決承認した。

 21年度、下呂温泉宿泊客数は58万2564人、前年度比13・7%増だった。コロナ禍で多大な影響を受けるなかでの成果について瀧会長は、「観光は水の如し。市場が縮小しても、隙間があれば水のように入り、(宣言発令や県民割実施に伴う)マーケットの変化に即応した」と振り返った。観光協会では昨年度、トヨタ生産方式を用いた「カイゼン」を取り入れ、事務局の2S(整理・整頓)、生産性向上、品質の平準化を行ったほか、観光地域振興に積極的に取り組む重点支援DMOとして、宿泊施設のデータ収集・分析システムの拡充などにも注力した。

 22年度事業では、引き続き隣接観光地との連携強化や客観的データに基づくマーケティング、着地型体験促進事業などを通じ、訪れる人の滞在時間を増やし、消費拡大を目指す。また、エコツーリズムとDMOを組み合わせた「E―DMO」として、他地域との差別化などに取り組む。

 瀧会長は再任のあいさつで「下呂市全体に観光の力を浸透させ、地域住民の生活の質の向上を目指したい」と力を込めた。

瀧多賀男理事長が続投 下呂温泉旅館協同組合

2022年6年13日(月) 配信

総会のようす

 岐阜県下呂市の下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長)は5月27日、下呂温泉旅館会館で第59期通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選では、瀧理事長を再任した。

 組合員36人中、30人が出席した。瀧理事長のあいさつのあと議事に進み、2021年度の事業報告や決算報告、また22年度の事業計画や予算案などすべての議案を可決承認した。

 新理事長あいさつで瀧氏は「大変な時期でもあり、もう1期責任者として努めていきたい」と述べ、組合員のさらなる結束を求めた。

 総会に先立ち、下呂温泉旅館協同組合青年部および下呂温泉料理業組合の総会も開催され、いずれも滞りなく終了した。

〈観光最前線〉湖上に“はくちょう”再び

2022年6月12日(日) 配信

お色直しを終え、再び湖上のシンボルに

 昨秋、福島県猪苗代湖の遊覧船が再開した。感染症拡大の影響で、旧運航会社が2020年春に廃業。地元の有志らが新会社を立ち上げ、クラウドファンディングも活用するなか、1年半ぶりに「はくちょう丸」が動き出した。

 そう、遊覧船と言えば「はくちょう」。誰もが湖上遊覧と聞いて思い浮かべるあの姿。事業を引き継いだ猪苗代遊覧船によると、福島には年間約8千校、延べ宿泊者数で70万を超える学生が来県し、その多くが会津・猪苗代を訪れ、船を楽しんだとか。記憶を紐解けば、その雄姿が浮かぶ人も多いだろう。

 桟橋にはもう一隻、「かめ丸」も停泊している。こちらは船内をリニューアルし、レストラン船や酒どころ「ふくしま」を楽しむナイトバークルーズなどで活躍する。

【鈴木 克範】

静岡県旅行業協会、3年ぶりに会員集う 新ガイドラインの発信へ

2022年6月10日(金) 配信

6月8日に開かれた総会のようす

 静岡県旅行業協会(遠藤勝久会長、152会員)は6月8日(水)に時わすれ開華亭(静岡県・舘山寺温泉)で、2022年通常総会を開いた。3年ぶりに会員を招集し、70人ほどが集まった。

 遠藤会長は冒頭、官公庁などの感染防止ガイドラインが今後、緩和されることを予測。そのうえで、「研修会などで発信していくので、確認してほしい」と呼び掛けた。

遠藤勝久会長

 来賓の全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は「最近は『事業が継続できない』など厳しい言葉で支援を求めている」と活動を報告。「休業に対する支援額が飲食業と比べて大きな差があるため、強く要求していく」と力を込めた。

北敏一副会長

 感染対策のガイドラインが変更された際の情報取得を強化するため、今年度は、関係各所との連携を強め、会員への周知を徹底する。

 同日には静旅協・協定会員連盟(風間秀一会長、118会員)が19年度の総会を開いた。

 風間会長は「コロナ禍で旅行会社にアピールできる場が少なかった。商談会と懇親会を設けたので、十分に活用してほしい」と語った。また、光熱費や県内産品などの価格が上昇しているとして、「付加価値を上げ、販売することが求められる」と話した。

風間秀一会長

 今年度の事業計画として、昨年度に引き続き、静岡県旅行業協会との連携を強めるため、湯~旅プランを実施する。さらに、会費を4000円割り引くことを決めた。風間会長は「(資金面で)会の維持に苦労している。来年度は通常通り請求したい」との考えを伝えた。

【北海道釧路市】阿寒湖温泉でワーケーション推進 業務委託の事業提案を公募

2022年6月10日(金)配信

画像はイメージ

 北海道・阿寒湖温泉地区のワーケーションを推進する釧路市は、企業務委託先選定に向け、民間事業者に企業研修向け旅行商品の開発などを提案してもらう、公募型プロポーザルを実施している。企画提案書の提出締め切りは2022年7月4日(月)。

 テレワークやワーケーションの需要が高まるなか、国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」やアイヌ文化など、阿寒湖温泉地区の様々な資源を有機的に組み合わせた企業研修向けワーケーション旅行商品を開発・販売する。

 事業を通じて持続可能性やSDGs等の観点を通した、阿寒湖温泉ならではのワーケーションとしてブランド化を進め、新たな観光需要の喚起を図る。

釧路市ワーケーション推進事業 業務委託

委託業務内容:
(1)企業研修向けワーケーション旅行商品等の開発
(2)モニターツアーの催行
(3)企業商品等の販売

業務委託期間:契約締結日から2022年12月28日(水)まで

スケジュール:
(1)6月8日(水)告示(参加表明書等の受付開始)
(2)6月20日(月)参加表明書等提出締め切り
(3)7月4日(月)企画提案書提出締め切り
(4)7月12日(火)審査委員会(予定)

詳細は釧路市のホームページ

愛知県旅行業協会、22年度通常総会開く 「値下げ合戦終了を」

2022年6月10日(金) 配信

約80人が集った会場のようす

 愛知県旅行業協会(藤田雅也会長、214会員)は6月7日(火)、ホテル竹島(愛知県蒲郡市)で2022年度通常総会を開き、約80人が出席した。会員数が減少したことを受けて、地区の数を7から4に減らし、再編成した。

 藤田会長は冒頭、観光業などをはじめとしたさまざまな業界で、物価が高騰している現状に触れ、「これまで利益率の低い商品が多かったが、この際に魅力的なツアーづくりを目指し、値下げ合戦を終了してほしい」と呼び掛けた。

藤田雅也会長

 コロナ禍で団体旅行が縮小し、個人が増えている現状について、「我われが扱う金額は市場全体の数%だ。全体のトレンドが変わっても、20~30年以上掛けて築いた顧客との信頼関係で、団体を復活させることができる」と鼓舞した。

 来賓の嘉村徹也中部運輸局局長は、コロナ禍の影響を受けた旅行業者に向け、県民割などを創設したことを振り返った。

嘉村徹也中部運輸局局長

 そのうえで、「多くの受入地域は新型コロナウイルスの拡大に不安を覚えている。マニュアルを遵守して、感染防止に協力してほしい」と求めた。

 今年度は名古屋第1~3地区を統合し、名古屋地区へ再編する。さらに、尾張地区と愛知知多地区をまとめ、尾張知多地区にするほか、西と東に分かれていた三河地区を1つにする。

 会員数が12年と比べて3分の2以下に減るなか、地区の力を結集させ、協会全体の一層の活性化をはかる。

 同日には愛知県旅行センター(森川雅史社長、223株主)が株主総会を開催した。

森川雅史社長

 森川社長は「昨年度、県民割の事務局など新たな収益も確保した。今後も、外部からの収益を確保して、株主に還元したい」と意気込みを述べた。

 来賓として出席した(株)全旅の中間幹夫社長は、同協会におけるクレジット決済代行サービス全旅ペイメントの売上が、前年比100%を超えたことを報告。「ネット申し込みの増加でクレジットカードを選択する消費者が増えた。これからもデジタル化を進めていく」と話した。

中間幹夫社長

 また、愛旅協・協定会員連盟(三田幸宏会長、131会員)も同日に、21年度定時総会を催した。

三田幸宏会長

 コロナ禍で旅行会社への営業活動が制限されるなか、三田会長は「3年ぶりに愛旅協と懇親会を開くことができる。各宿の魅力をアピールし、送客につなげてほしい」と語った。

 3者の総会後には、合同懇親会が開催され、盛会裏に終わった。

JTB旅ホ連総会、宿泊販売の回復へ サービス優秀旅館を表彰

2022年6月10日(金)配信

大規模施設(旅館)の表彰式のようす

 JTB協定旅館ホテル連盟(大西雅之会長、3633会員)は6月8日(水)、京王プラザホテル(東京都新宿区)で2022年度通常総会を開いた。宿泊販売目標をコロナ禍前の19年度比98%となる3700億円に設定し、デジタルを活用したJTBへの情報提供や、訪日旅行の回復に向けた取り組みなどを行う。さらに地域・観光振興や人材育成、組織強化に向けた活動をJTBとともに取り組んでいく。

 総会後には、部門ごとに優秀な旅館やホテルを対象に表彰が行われた。「お客様紹介運動実績上位旅館ホテル」の総ご紹介額部門では、1位に「四季の宿富士山」(山梨県・富士河口湖温泉)と「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」(沖縄県・名護)の2施設が受賞。3位に「温泉ホテル中原別荘」(鹿児島県・鹿児島温泉)が選ばれた。

 また、利用者からの宿泊アンケートなどで高評価を挙げた21年度の「サービス最優秀旅館・ホテル」も表彰した。約3700の旅館・ホテルが加盟する同連盟の会員宿泊施設の中から4施設を決定した。選考は、利用者からのアンケート評価点とアンケート回収枚数などを基準に行っている。

 大規模施設のうち、旅館は「佳翠苑皆美」(島根県・玉造温泉)、ホテルは「東京ステーションホテル」(東京都・東京駅付近)を表彰。中規模施設は「鬼怒川金谷ホテル」(栃木県・鬼怒川)、小規模施設は「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」(三重県・賢島)が選ばれた。

 このほか、「サービス優秀旅館・ホテル」の各受賞施設は次の通り。

 【大規模・旅館】<北海道>北こぶし知床HOTEL&RESORT(ウトロ)<東北>ホテル大観荘(松島海岸)<関東>白玉の湯華鳳(月岡温泉)<中部>まつや千千(あわら)<西日本>有馬グランドホテル(有馬)<九州>ラビスタ霧島ヒルズ(霧島温泉)<沖縄>該当なし

 【大規模・ホテル】<北海道>JRタワーホテル日航札幌(札幌)<東北>該当なし<関東>ホテルメトロポリタンエドモント(本郷・九段・神田)<中部>ANAクラウンプラザホテル金沢(金沢)<西日本>ホテルオークラ京都(京都)<九州>ホテルヨーロッパ(佐世保ハウステンボス)<沖縄>ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣島)

 【中規模】<北海道>望楼NOGUCHI函館(函館湯の川温泉)<東北>湯けむりの宿稲住温泉(秋の宮温泉)<関東>強羅花壇(強羅)<中部>加賀屋別邸 松乃碧(和倉)<西日本>いにしえの宿 佳雲(大社)<九州>旅行人山荘(霧島温泉泉)<沖縄>はいむるぶし(小浜島)

 【小規模】<北海道>あかん鶴雅別荘鄙の座(阿寒湖畔)<東北>櫻湯山茱萸(赤湯温泉)<関東>強羅花扇(強羅)<中部>古屋旅館(熱海)<西日本>別邸朧月夜(道後)<九州>きりしま悠久の宿一心(霧島温泉)<沖縄>ザ・テラスクラブアットブセナ(名護)

〈旬刊旅行新聞6月11日号コラム〉バイク1人旅――“日本の素晴しさ”見つける旅を続ける

2022年6月10日(金) 配信

 6月6日に関東甲信地方が梅雨入りした。混雑するゴールデンウイーク後から、梅雨入りする前の短い間がバイクツーリングに適した時期である。

 

 休日の早朝、晴れていた。小さなバッグに必要最小限の荷物をまとめ、バイクのエンジンをかけて、1人旅に出掛けた。

 

 東名高速道から新東名を西へと走り、豊田東インターチェンジで東海環状自動車道に入った。今回のツーリングの最大の目的地・郡上八幡に到着したのは午後2時だった。

 

 郡上八幡は清冽な水と、郡上おどりで有名である。今年は8月13、14、15、16日の4日間、徹夜おどりが予定されているようだ。以前、テレビでドキュメンタリー番組を見て以来、いつかこの日本らしい、熱狂と人が織りなす風景を体感してみたいと思っている。

 

 郡上八幡で1泊する予定であったが、当日に宿が取れず、飛騨古川の中心街から少し離れた「ホテル季古里」に予約した。今回は郡上八幡城を真下から眺め、古き良き街並みの空気を思い切り吸い込んで、北上した。

 

 

 郡上八幡から飛騨古川までは、長良川沿いの国道をゆっくりと走った。途中、対向車線を走る多くのツーリングライダーとすれ違い、手を振ったり、お互いの旅の幸運を祈ったりしながら初夏の自然を楽しんだ。5月は日も長い。太陽が大きく傾いた山間の道路をバイクに跨って走りながら、「旅に出て良かった」と思った。

 

 高山市や白川郷の合掌造り集落には何度か訪れていたが、飛騨古川にはまだ行ったことがなく、期待も大きくなった。

 

 日も暮れかかっていたので、宿に直行した。チェックインを済まして、まずは1日の疲れを癒すために露天風呂に浸かった。ここは「飛騨古川桃源郷温泉」という名前だ。これほど旅情を誘う温泉名もない。

 

 ほかの宿泊客は夕食時間のため、露天風呂には1人だけの貸切状態だった。カエルの鳴き声が「大合唱」のように聞こえてきた。私の生まれ育った九州の田舎町でも夜はカエルの鳴き声を子守歌に眠っていたのだが、1万匹はいると思われる大合唱は久しぶりの体験で、懐かしく、自然の中で生きるカエルたちがとても愛おしくなった。

 

 入浴後はレストランで夕食をいただいた。ホテル季古里の料理は美味しい。おすすめである。生ビールを注文し、飛騨牛も堪能した。離れたテーブルでぽつんと食べていたので、宿のスタッフが色々と話し掛けてくれた。明朝行く飛騨古川でバイクを無料で駐車できる場所や、瀬戸川を泳ぐ1千匹を超える鯉についても教えてくれた。

 

 

 飛騨古川の美しい白壁の街並みは素晴らしかったが、それ以上にあちこちに清潔なトイレがあったことに感動した。小さなことかもしれないが、人気観光地では駐車場とトイレで苦労することが多いのだ。その後、平湯温泉方面に向かい、あかんだな駐車場でバスに乗り換えて上高地の河童橋に行って、はちみつ入りのクッキーのお土産を買った。天気も良く、絵葉書のような上高地の景色を満喫した。

 

 

 再びバイクに乗って、松本市方面へ疾走。中央自動車道に乗り、途中のSAで山賊焼きカレーを食べて帰った旅だった。中年男にとって、誰にも気兼ねしないバイクの1人旅は楽しくて仕方ない。日本の素晴らしさを見つける旅を続けていこうと思う。

 

(編集長・増田 剛)

福島県、観光学科の指導員募集 6月30日まで

2022年6月10日(金)配信

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 福島県は、観光ふくしまの復興と創造を担う人材を育成するため、県立テクノアカデミー観光プロデュース学科において、学生指導を担当する福島県職員(職業訓練指導員[観光])を全国から募集している。受験申込は6月30日まで。

 受験資格は、1981(昭和56)年4月2日以降に生まれた人で、「観光関連業務の実務経験を10年以上有する」など。第1次試験は福島県庁で、7月22日に実施。採用予定日は23年4月1日。

 詳しくは、福島県人事課のホームページから受験案内を確認するか、福島県商工労働部商工総務課(☎024―521―7269)へ。

受験案内はコチラ