帯広支店がリニューアル 旅×アウトドア×ワークスペースの次世代型店舗(日本旅行北海道)

2022年5月16日(月) 配信

日本旅行北海道帯広支店 イメージ

 日本旅行(小谷野悦光社長)のグループ会社「日本旅行北海道」(清水伸一社長、北海道札幌市)は5月16日(月)、「帯広市元気な中心市街地づくり促進事業」を活用して、帯広支店をリニューアルオープンした。

 「旅×アウトドア×ワークスペース」をコンセプトにキャンピングオフィスをイメージした次世代型の旅行店舗へと改修した。内装はアウトドア気分を味わえる空間として、コワーキングスペースや会議スペースを設置し、市民や地元ビジネス層、ワーケーションなどで、多くの人に利用してもらえるように整えた。

 コワーキングスペースでは、アウトドア道具の利点を生かした地域防災研修などイベント開催の場として活用する。将来的には地元学生の自習スペース機能を設置したり、学生の進路や将来を見据えたイベントの場としても利用できるよう実証実験を予定する。

 同社は、「旅行会社の利点を生かし、ワーケーションなどで帯広を訪れる人や地域の方に、十勝観光素材の発信・情報提供や、帯広市発着の周遊ツアー・体験素材の手配も行い、観光産業の推進をはかる」考え。

長門市の老舗「枕水館」が破産 負債は約5億円に(帝国データバンク調べ)

2022年5月16日(月) 配信

 枕水館(水津弘人社長、山口県長門市)は4月19日(火)、山口地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約5億円。

 同社は1831(天保2)年創業、1958(昭和33)年7月に法人改組した。湯本温泉最古の宿を「枕水(ちんすい)」の屋号で経営していた。比較的リーズナブルな料金設定が好評で、95年12月期には年間収入高約4億8700万円を計上していた。

 しかし、その後は景気低迷などで利用客が減少。年間収入高は1億円を割り込み、採算性も悪化した。設備改修などに伴う借入金が重荷となり、厳しい資金繰りが強いられていた。建物の老朽化も課題となるなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響による緊急事態宣言の発令などで休業を余儀なくされ、事業継続を断念した。

津田令子の「味のある街」「だんご2本盛」――新宿追分だんご本舗(東京・新宿)

2022年5月15日(日) 配信

新宿追分だんご本舗の「だんご2本盛」605円~▽東京都新宿区新宿3-1-22▽☎03(3351)0101。

 新宿追分だんご本舗は花園神社から徒歩3分の新宿三丁目駅近くにある。「追分だんご」の由来は、1455年に太田道灌が江戸城を築城中、品川の館から武蔵野に鷹狩りに行った帰り道、高井戸で中秋の名月のもとで宴を催していたところ、地元の名族から手つきの団子が献上され道灌は大いに喜んだ。その後も団子を所望したと記されている。のちに高井戸宿が甲州街道の始駅となり、団子屋は柳茶屋と号し茶屋として大いに繁盛。1698年に内藤新宿が伝馬の宿駅となり、道灌団子をあつかっていた柳茶屋も新宿追分に移転。「追分だんご」と呼ばれるようになったという。

 

 現在の追分だんご本舗の始まりは、1947年の夏、終戦間もない新宿三丁目に掛けられた「やなぎ家」という白い暖簾だという。創業者の藤井藤右ヱ門は、町の老輩に「追分だんご」の成り立ちを聞き、新宿追分の地にその味を復活させようと思い立ち店を開いた。伝統の味の継承と時代とともに変化する味覚を合わせた追分だんごは徐々に広まり、今では東京名物と呼ばれるほどになったのだ。

 

 先日、久しぶりに正午の開店時間を待って追分だんご本舗喫茶室に寄ってみた。いつものように「だんご2本盛」を注文すると、ほどなくして丸皿に2本が行儀よく載せられて運ばれてきた。毎回、一番人気の「みたらし」と定番中の定番「こしあん」をと決めているので、今回も同じものをいただいた。串に刺さっただんごが3つ。みたらしがたっぷりまぶされた1つ目のだんごを口に入れる。「なんというやわらかさだろう」と言いながら2つ目、3つ目と一気に平らげた。これほどまでにやわらかく、しかも美味しく、見た目も美しいだんごにお目にかかったことがない。向かうところ敵なしといっただんご界の王者の風格が漂っているのだ。

 

 勘定を終え、持ち帰り用のだんごを選びお土産用に包んでいただいた。春のお花(桜)見をすませた人々は、この店のだんごを持って今度は何を愛でにどこへ出掛けるのだろう。「季節の花と追分だんご」何とも素晴らしい組み合わせではないだろうか。

(トラベルキャスター)

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(136)お客様の心を掴むメッセージ 自慢のスタッフを紹介

2021年5月14日(土) 配信

 

 今年開催する大型イベントで、観光客を案内する添乗員向けの研修を依頼されました。1日目が座学で、「添乗員としてのお客様対応について」の話をして、2日目にバスを使った具体的な行動のロープレ研修を行いました。

 各地から早朝に集まった添乗員を、バスドライバーが笑顔で迎えます。全員が集合してバスに乗り込むと、1本のペットボトルと主催者からの短いメッセージカードが私の座席に置いてありました。

 ホテル・旅館に宿泊すると、こうしたサービスやメッセージカードをよく目にします。とくに、お客様それぞれに準備されたメッセージカードには感動します。ただ用意する側は、非常に手間が掛かります。

 お客様の反応やその効果を考えると、「やった方が良いのは分かるが」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

 メッセージカードの効果を高めるには、同じ文面ではなく、お客様への個別メッセージが重要であると思います。ただ、多くの宿泊者に個別のメッセージを書くのは大変なことです。

 今回の添乗員研修でもらったメッセージカードは、もうひとつのヒントとなるものでした。

 研修バス担当のバスドライバーは、乗降のたびに参加者と「お疲れ様です」「がんばってください」と言葉を交わしていました。

 添乗員のあいさつ研修のときも、ドライバーを紹介するたびに、運転席から帽子を高く上げて応えてくれました。こうした雰囲気だからこそ、添乗員は気持ちよく研修できたのです。

 1日の研修を終えたとき、「ここだ」と思って主催者から受け取ったメッセージカードを読み上げました。すると、多くの添乗員が涙を流しながら、ドライバーに大きな拍手を送ったのです。

 そのカードには、ドライバーが「今日ラストラン」であると、記されていたのです。出逢って数時間を共にしただけで、ドライバーに対してみんなが涙を流すような感動が生まれたのか。

 研修ドライバーの役割を一生懸命に果たしたことも大きな要因です。

 ただ、それ以上に「ラストラン」を伝えた、主催者のスタッフへの想いも忘れてはならないと思います。「チームスタッフを大切に想う気持ち」が、お客様の心を掴んだのです。

 今日書くメッセージカードに、自慢のスタッフを紹介してみてください。本人のやる気にもつながるでしょうし、お客様も逢ってみたいと思われるでしょう。

 カードを読む、お客様の心に残るメッセージとは、丁寧な文字で例文を書き移すことではないのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

阪急グループ21年度決算 営業損失57億円に

2022年5月13日(金) 配信

阪急交通社グループはこのほど2021年度決算を発表した

 阪急交通社グループ4社(阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪急トラベルサポート、阪神トラベル・インターナショナル)は5月13日(金)、2021年度決算(21年4月~22年3月)を発表した。営業収益は604億1900万円と、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた前年(119億6000万円)と比べ、大幅に伸長した。

 営業損益は新型コロナの影響による旅行事業の売上減に伴い、「グループ全体でさらなる経費削減を進め、ソリューション事業の拡大に取り組んだ」(同社)として、57億4800万円の損失(前期は73億9700万円の損失)と16億4900万円改善した。

 国内旅行は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発出で影響を受け、上半期は厳しい状況が続いた。21年10月以降は、集中的に広告量を増やし、フリープランや、添乗員同行の周遊型旅行、県民割を適用できる商品が伸長。第3四半期(21年10~12月)の3カ月間は、コロナ前の70%まで回復した。

 一方で、今年に入ってからはオミクロン株の流行によるまん防の発出があり、国内旅行の需要が伸びず、年間を通じて回復には至らなかった。

 海外旅行と訪日旅行は、各国の出入国制限や渡航制限措置で、前年に引き続き厳しい状況となった。

 今後の見通しについて同社は、「コロナの鎮静化には至っていないが、経済活動の活性化は進んでいる。安心安全を確保しながら、付加価値の高い商品を提供し、さらなる拡大を目指す」とした。

 また、22年度は国内旅行による収益拡大と、ソリューション事業の強化に取り組む考え。デジタル技術を活用したオペレーションの効率化や、デジタルマーケティングによるDX化を推進することで、「競争力を強化し、中長期的には旅行事業全体の最適化と生産性の向上に努める」意向を示した。[blogcardurl=”http://www.ryoko-net.co.jp/?page_id=17562″]

岡山県、地酒セミナー開催 メディアに県産酒米PR

2022年5月13日(金) 配信

伊原木隆太知事

 岡山県(伊原木隆太知事)は5月11日(水)、とっとり・おかやま新橋館(東京都港区)で岡山地酒メディアセミナーを開いた。「雄町」や「山田錦」など岡山産の酒米を使った日本酒をアピールした。

 伊原木知事は「雄町は全国の酒蔵がほしがる逸品だ。(現地に来て)ほかの米で製造された日本酒と飲み比べてほしい」と話した。

 また、7月にスタートする岡山デスティネーションキャンペーンと旬を迎える名産品のモモとブドウ、開催中の瀬戸内国際芸術祭2022に触れ、「贅沢に観光を楽しむことができる」と魅力を語った。

 講師にはSSI認定きき酒師兼日本酒学講師の市田真紀氏が登壇した。

市田真紀氏

 市田氏は冒頭、地酒について、「風土を醸し、特色を映し出した酒」と定義づけた。

 そのうえで、全国で生産される雄町の約95%は、岡山県産であることを紹介。県外への流通量は少ないという。

 さらに、「全国の酒蔵は、さまざまな日本酒の品評会で上位に入賞するためには雄町が欠かせないと評価している」と述べた。

 味については、やわらかく、独特の余韻を楽しめるとし、「ほかの品種にはない味わいを表現できる」とアピールした。 

 具体的な商品として、赤磐雄町や御前酒純米美作などを挙げた。

 また、市田氏は高田農産(岡山市)の酒米「山田錦」が4月に、「最高を超える山田錦プロジェクト2021」でグランプリを獲得したことも説明。「上質な酒質で、優しい口当たりを堪能できる酒を製造できる」とPRした。

 十八盛山田錦純米や燦然純米吟醸朝日などで使用されている。

田沢湖高原ハイランド山荘が破産 関係会社と2社合計の負債は約1億9800万円(帝国データバンク調べ)

2022年5月13日(金) 配信

 田沢湖高原ハイランド山荘(山本実社長、秋田県仙北市)と、関係会社の田沢湖トレッキングサービス(同社長、同所)は4月14日に、秋田地裁大曲支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は2社合計で約1億9800万円。

 田沢湖高原ハイランド山荘は2009(平成21)年7月に設立。田沢湖高原で「ハイランドホテル山荘」の名称で観光ホテルを経営していた。帝国データバンクによると、同ホテルは当初、山荘(仙北市、09年8月破産)が経営していたが、経営不振から県外企業のグループ傘下として同社が引き継いだ経緯があるという。

 ホテルは客室数46室を有し、収容人数350人。かつては修学旅行客やスキー客でにぎわっていたが、スキー人口の減少や田沢湖高原自体の集客力の低下により、経営が破綻。同社が再生を目的に事業を引き継いでいた。

 しかし、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用者が激減。この間、赤字決算が続いていたほか、業績改善が見込めないことから、21年夏ごろまでに営業を停止していた。

 田沢湖トレッキングサービスは、09年1月に設立。田沢湖高原ハイランド山荘の業務と連動する事業を行っていたが、同社に連鎖するかたちで同様の措置となった。

 帝国データバンクによると、負債は田沢湖高原ハイランド山荘が約1億6100万円、田沢湖トレッキングサービスが約3700万円。

4月の宿泊業倒産は11件 倒産件数8カ月ぶりに10件超え(東京商工リサーチ)

2022年5月12日(木) 配信 

東京商工リサーチはこのほど、2022年4月の宿泊業倒産を発表した

 東京商工リサーチがこのほど発表した2022年4月の宿泊業倒産は11件(前年同月3件)だった。8カ月ぶりに前年同月を上回り、10件超えとなった。このうち、新型コロナ関連倒産は7件。負債総額も、25億1300万円(前年同月比31・1%増)となり2カ月ぶりに前年同月を上回った。負債10億円以上の大型倒産は発生しなかったが、5億円以上の倒産が2件、1億円以上が7件と、ともに増加した。

 

 地区別では関東の3件が最多となり、次いで東北と中部が各2件で続いた。

 4月の宿泊業倒産のおもな倒産事例として、枕水館(山口県長門市)が4月28日(木)、山口地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約5億円。

 同社は、温泉宿として1831(天保2)年創業の記録があり、山口県の伝統ある湯本温泉の中でも歴史の長い温泉旅館の1つだった。中国縦貫道の開通後には、関西からの団体旅行客や修学旅行需要が増加し、1987年には施設の増築で収容人数を200人に拡大。翌年の12月期は売上高約4億8000万円を計上した。

 しかし、バブル崩壊後は徐々に旅行客が減少。改装などで集客の回復をはかるものの赤字が散発し、信用保証協会の代位弁済を受けるなど厳しい資金繰りが続いていた。

 2020年以降は新型コロナ禍で回復が見込めず、事業継続を断念した。

 北海道帯広市でビジネスホテルを運営していたビジネスホテル宮崎は3月31日(木)に事業を停止し、釧路地裁帯広支部から破産開始決定を受けた。負債総額は約1億9000万円。

 同社は、北海道外の大学やスポーツ団体とのつながりで、スケートや自転車競技などの合宿需要で売上を伸ばし、ピーク時の1997年11月期には、売上高約2億4000万円を計上していた。

 その後、施設の老朽化や競合のビジネスホテルとの競争激化で客足が減少。食事や弁当などのサービス面の改善や、設備改修を行うなどで再建をはかったものの、2019年11月期には7910万円、21年11月期は6500万円まで売上高が落ち込んでいた。22年に入り、借入金の返済の目途が立たないことから事業継続を断念し、今回の措置となった。

 今年4月の旅行業倒産は3カ月ぶりに発生しなかった(前年同月は3件、負債総額10億1700万円)。

 同社は、「長引く海外への渡航制限などの影響による先行き不透明感は色濃いものの、雇用調整助成金などの支援策の継続で、旅行業の倒産が抑制された」と分析する。

 また、まん延防止等重点措置解除後初めての大型連休があり、宿泊需要は回復基調にあった。同社は、「訪日観光客の受け入れ解除については今後も段階的制限が続くと見られる。インバウンド向けを主力とする施設を中心に、本格的な復調には時間が掛かる」との見方を示した。

JTBなど、奥多摩で夏休み体験型教室 6月3日まで参加者募集

2022年5月11日(水)配信

日帰り野外教室プログラム

 JTB(山北栄二郎社長)と東レ(日覺昭廣社長)、リバネス(丸幸弘CEO)は8月4日(木)~6日(土)の3日間、東京・奥多摩で小学校3~5年生対象の夏休み体験型教室「青空サイエンス教室2022」を開く。今回は、日帰り野外教室を4日(木)と5日(金)、オンライン教室を6日(土)に実施。6月3日(金)まで参加者を募集している。

 「青空サイエンス教室」は、子供たちが理科を好きになるきっかけの場となることを目指し、小学校3~5年生を対象に、自然の中での「遊び」を通して楽しみながら理科の原理を学んでもらうための夏休み企画。2015年から開始した同企画は、19年まで宿泊体験型教室として開催していたが、コロナ禍で20年は中止に、昨年はオンラインのみでの開催となっていた。

 日帰り野外教室は、奥多摩の自然をふんだんに活用し、「森(木)の不思議」をテーマにした日帰りプログラムを体験・学習できる。自然豊かな奥多摩フィールドの中でさまざまなサイエンス実験を通し、SDGsの目標に挙げられている陸の豊かさを守ることの大切さや、森が海の豊かさにもつながっていることを学べる。持続可能な世界をつくっていくことの大切さを実感できると同時に、理科が好きになるきっかけとなるプログラムとなっているという。

 集合・解散場所はJR立川駅。募集人数は各日40人(最少催行人数は各日20人)で、応募者多数の場合は抽選となる。参加費は8000円。

オンライン教室プログラム

 一方のオンライン教室は、事前に実験キットを送付し、全国どこからでも参加可能なプログラムとなる。募集人数は200人(応募者多数の場合は抽選)。Web会議システム「Zoom」を使用したオンライン授業となる。参加費無料。

 応募方法などの詳細については、「青空サイエンス教室」Webページから。

クラツー、北海道新幹線ツアー発売 函館車両基地の見学など

2022年5月10日(火)配信

 クラブツーリズム(酒井博社長)はこのほど、1泊2日の北海道新幹線ツアー「大人の社会科見学! JR北海道・函館車両基地特別見学と北海道新幹線トンネル工事見学2日間」を売り出した。インフラツーリズムの人気を受け、普段は見ることのできない新幹線の裏側を見学できるツアーを企画した。

 同ツアーは、通常非公開の北海道新幹線の心臓部「函館車両基地」と、路線延伸に向けたトンネル工事の現場を特別に見学できる。両スポットともに企画担当者が交渉を重ねた結果、北海道新幹線建設促進期成会との共同企画のもと、JR北海道とJRTT鉄道・運輸機構が協力。ツアー参加者20人限定の貸切ツアーとして実現した。

 1日目に訪れる函館車両基地は、入出庫する新幹線を間近で見学し、新幹線に関わる設備などの見学や説明などを予定している。2日目は、2030年度末の完成を目指し、JRTT鉄道・運輸機構により建設が進められている北海道新幹線の札幌延伸に向けたトンネル工事現場の最前線を、重機と共に見学する。

 宿泊は、JR函館駅直結のJRイン函館。すべてトレインビューの客室を用意し、大浴場やロビーからも鉄道を眺められるようにした。

 出発日は6月19日(日)。旅行代金は2人1室利用が7万9900円、1人1室利用で8万6900円。