日本初 ペット専用新幹線で軽井沢へ JR東日本などツアー販売

2022年4月27日(水) 配信

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 東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、「わん!ケーションツアー」を売り出した。

 日本初の新幹線ペット専用列車の運用実験と軽井沢でのツーリズム企画をセットにした30人限定のツアー。通常愛犬との列車移動時にはケージに入れる必要があるが、今回は往路の新幹線乗車後約40分間を「ファミリータイム」とし、愛犬をケージから出し、利用者の膝の上やカバーをかけた座席シートの上で一緒に旅行が楽しめる。

 使用する新幹線は貸し切りとし、被毛対策の徹底、終了後は車庫に格納後、アレルギー対策として獣医師の指導に基づいた特別清掃を行う。

 JR東日本と子会社のJR東日本スタートアップ、西武ホールディングス(西武HD)が、JR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)の協力で実施する同ツアー。PETOKOTOのペット専門家チーム(獣医師・トレーナー)が同行し、愛犬との安心した旅行をサポートする。

 現地軽井沢では、ツアー専属カメラマンによるドッグランでのフォトシューティングやツアー専属トレーナーによるドッグランでのトレーニングレッスンを実施。

 愛犬と楽しめるレストランでは、獣医師やトレーナーも参加する貸切イブニングパーティが行われ、飼い主同士での交流も楽しめる。また、列車内やパーティーで撮影した写真は後日共有してもらえる。

 ツアーは5月21日(土)から1泊2日の旅程で、旅行代金は2人1組10万6000円から。1人の場合は6万7000円から。旅行代金には往路の新幹線代、宿泊費(朝食付き)、1頭分のペット料金が含まれる。

 なお、ツアーは1日目で終了となるため、復路の鉄道の手配は、個人で行う必要がある。

「52席の至福×ポテくまくん」ニコニコトレイン 6月17日(金)運行

2020年4月27日(水)配信

秩父市イメージキャラクター「ポテくまくん」(昨年のようす)

 西武鉄道(埼玉県所沢市)は6月17日(金)、「52席の至福×ポテくまくん」ニコニコトレインを運行する。

 全席レストラン車両の「西武 旅するレストラン『52席の至福』」)の平日特別企画。今回で5回目となる人気企画で、通常のブランチコースに加え、秩父産の食材を使用したポテくまくん仕様のスペシャルデザートが楽しめる。

スペシャルデザート(昨年開催時)

 また車内ではポテくまくんとの記念撮影会が行われ、撮影した写真はオリジナル写真フレームに入れ当日プレゼントする。

 列車は西武新宿駅発→西武秩父駅着のアーリーランチコースと、西武秩父駅発―西武新宿駅着のレイトランチコースの2便。料金は乗車チケット(西武線 1 日フリーきっぷ) と食事代、諸税込みで1万円。

旅館運営会社「福本」(静岡県・河津町)が民事再生 負債は約1億円(帝国データバンク調べ)

2022年4月27日(水) 配信

 旅館運営会社「福本」(鈴木由紀子社長、静岡県・河津町)は4月5日(火)、東京地裁から再生手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億円。

 同社は1888(明治21)年10月創業、1962(昭和37)年11月に法人改組した。創業後は「福本旅館」の屋号を用いていたが、63年に移転し、屋号を「河津海苑」に改めた。

 和洋室5室、和室2室の計7室を有し、収容人数は30人。各客室から海が見え、地魚や地元産の野菜を用いた会席料理を夕食に提供するなど差別化をはかり、集客につなげていた。

 しかし、旅館設備の改修などの設備投資で銀行借り入れを利用したことで、借り入れ依存度の高い状況が続いていた。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で集客が落ち込み、業容改善の見通しが立たないことから事業継続を断念した。民事再生法の適用を申請し、3月29日に監督命令を受けていた。

 なお、営業活動は継続している。

【PR】観光経営力セミナー&観光事業者交流会 6月6日(月)、都内で開催 テーマは「観光データ活用の実像」

2022年4月27日(水)配信

 東京都と東京観光財団は2022年6月6日(月)、東京都内で第1回観光経営力強化セミナー&観光事業者交流会を開催する。参加は無料。東京都内の観光事業者(旅行業、宿泊業、小売業、観光施設等)や観光産業に関わっている人を対象に、5月30日(月)まで参加者を募集している。
 
 観光業界では今、安全・安心へのニーズやデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まるなど、大きな変化を迎えている。こうした状況を踏まえ、都内観光事業者の経営改善などのヒントとなるよう、「観光データの活用の実像」 ~デジタルは魔法の杖なのか?DXの可能性と限界~ をテーマに、セミナーや事業者交流会を企画した。

当日のプログラムは3部構成。第1部のセミナー(午後3時35分-4時40分)は、「観光データ活用の実像」をテーマに京都市観光協会CMO・堀江卓矢氏とイェール大学助教授・成田悠輔氏が講演。両氏に加え、ゼロインの木立徹氏がモデレーター役を務めてのトークセッションも開催する。第2部の東京観光財団事業説明会(午後4時50分-5時20分)では、東京都や東京観光財団が提供する観光事業者向け支援メニューを紹介する。

 知見を深めるだけでなく、第3部では新しいビジネスが生まれる場として、展示会形式の「観光事業者交流会」(午後5時20分-6時20分)も開催する。会場では「観光DX・デジタルマーケティング」に関するサービスを提供する企業がブース出展。参加者をDX・デジタルマーケティングの側面からサポートするサービスを紹介する。名刺交換エリアも設け、参加者同士の交流もはかれるようにする。

第1回観光経営力強化セミナー&観光事業者交流会

開催日:2022年6月6日(月) 午後3:30-6:20(3:00開場・受付)
会 場:TKP田町カンファレンスセンター 2階 ホール2A
     東京都港区芝5-29-14 田町日工ビル
     JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口) 徒歩5分
     都営三田線・浅草線 三田駅 A3出口 徒歩4分
定 員:来場参加 100人、オンライン100人(要事前申込)
    来場参加は、第3部の観光事業者交流会に参加希望のある人が優先
参加費:無料 
対 象:東京都内の観光事業者・観光産業に関わっている人
プログラム:
 第1部 セミナー 午後3:35-4:40 ※オンライン同時開催 
          講演テーマ 観光データ活用の実像
      Part1 京都市観光協会CMO 堀江 卓矢 氏
         「とある地域の観光データと諸行無常」
      Part2 イェール大学助教授 成田 悠輔 氏
         「ある観光客から見た観光の生と死」
      Part3 トークセッション       
         「デジタルは魔法の杖なのか?DXの可能性と限界」
          モデレーター ゼロイン 木立 徹 氏
 第2部 東京観光財団 事業説明会 午後4:50-5:20 ※オンライン同時開催
 第3部 観光事業者交流会 午後5:20-6:20

講師紹介

■観光都市京都を牽引するマーケティングのプロフェッショナル
 京都市観光協会CMO 堀江 卓矢 氏


【プロフィール】京都市出身。京都大学大学院農学研究科修了後、株式会社三菱総合研究所に入社。リサーチャーとして観光マーケティング業務に従事。 2016年、京都市におけるDMO立ち上げを機に、マーケティング責任者として京都市観光協会へ転職。経営戦略の策定、ブランディング、統計データ分析、メディア運営設計などを手がける。

■社会問題をデータの視点からぶった切る
イェール大学助教授 成田 悠輔 氏


【プロフィール】専門は、データ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと公共政策(特に教育)の想像とデザイン。研究者として「社会的意思決定アルゴリズムをデータ駆動にデザインする手法」を開発し機械学習ビジネスから教育政策まで幅広い社会課題に実装。内閣総理大臣賞・オープンイノベーション大賞

■<モデレーター>
株式会社ゼロイン DeepJapanプロデューサー 木立 徹 氏


【プロフィール】専門は、インバウンドと観光DX。100を超えるインバウンド公共事業の企画立案から実行まで担う実践派。東京都世界発信コンペティションで革新的サービス部門特別賞を受賞したサービスの開発・運営リーダーを務める。台湾デジタル担当大臣オードリー・タン氏とともに観光DXについての講演も行った経験も。

お申込み・問い合わせ

 観光経営力強化セミナー事務局(株式会社ゼロイン)
 担当:安野・増田  午前10:00-午後5:00
 TEL:03-5537-5554 E-mail:info_seminar@zeroin.co.jp
 お申し込みはこちらから (Googleフォームへのリンクです)

「ムーミン谷へのふしぎな旅」モチーフのアンブレラスカイ ムーミンバレーパークで7月3日(日)まで

2022年4月27日(水)配信

カラフルなアンブレラスカイ

 ムーミンバレーパーク(埼玉県飯能市)で7月3日(日)まで、日本最大級の約1200本の傘が広がる「ムーミン谷とアンブレラ」が行われる。

 同施設の人気企画で、3回目となる今回は「イマジネーションの気球に乗って、どこにでも飛んでいこう」をテーマに、ムーミンの原作絵本「ムーミン谷へのふしぎな旅」をモチーフにデザイン。「ムーミン谷とアンブレラ」初の気球やカラフルなレインボー柄のアンブレラ、リトルミイらムーミン谷の仲間たちなどで構成される約200㍍のカラフルなアンブレラの回廊が広がる。

 同イベントに合わせ、期間限定のメニュー、グッズ、ワークショップなども用意する。「レットゥラ ラウンジ」では、グリーンとブルーのゼリーが二層になった青りんご風味の「アンブレラスカイソーダ」を提供。リトルミイの特製マドラー付で、リトルミイは「ムーミン谷へのふしぎな旅」と同じ服装になっており、アンブレラスカイがより楽しめるようになっている。

 また期間中の雨の日には、特別なグリーティングとして、ムーミン谷の仲間たちが、ムーミンバレーパークで初のお披露目となるレインコートを着て訪れるゲストを歓迎する。

 4月26日に行われた内覧会で、アートディレクターの鈴木マサル氏は「絵本を読み進め、ページをめくってシーンが変わるようなイメージでデザインした。最近は全国でアンブレラスカイが行われているが、ムーミンの物語を感じる、ストーリー性のあるアンブレラスカイが楽しめるここは特別な場所。またムーミンを知らない人も、湖があり森がある豊かな自然の中にリフレッシュしに来ていただければ」と思いを語った。

NTT西日本など5社、第1回地域フォーラム開く 創生への展望など説明

2022年4月27日(水) 配信

小林充佳社長は誰もがどこでも、相互に助け合いながら暮らせる世界「Social Well―being」の実現を目指していることを紹介した

 西日本電信電話(NTT西日本、小林充佳社長)と、パソナグループ(南部靖之代表)、事業構想大学院大学(田中里沙学長)、日本電信電話社会情報研究所(平田真一所長)、地域創生Coデザイン研究所(木上秀則所長)の5社は4月25日、第1回地域創生推進フォーラムを開いた。昨年7月に締結した「地域創生推進コンソーシアム協定」の一環で、協定の目的や展望などを説明した。

 同フォーラムを主催したNTT西日本の小林社長は冒頭、地域の課題として、少子高齢化による働き手不足と、社会インフラの老朽化、都市部との医療格差を挙げた。

 これらの課題を解決するため、同協定では地域活性化に取り組む5社が保有するリソースの相互補完や相乗効果を形成しながら、誰もがどこでも、相互に助け合いながら暮らせる世界「Social Well―being」の実現を目指していることを紹介した。

 5社は6月に、創生ノウハウを地域に提供できる人材を育成する地域創生Coデザインカレッジを開講する。

 さらに、地域の課題と先端技術を結びつける場の創出のほか、成果や情報発信などを行う同フォーラムを継続していく。

 小林社長は「集まった事例や人材など基に、課題を抱える地域と一緒に活性化に努めたい」と意気込みを述べた。

 「『デジタル田園都市国家構想』が目指す持続可能な地域社会」と題した基調講演では、デジタル庁統括官の村上敬亮氏が登壇した。

「『デジタル田園都市国家構想』が目指す持続可能な地域社会」をテーマに基調講演を行う村上敬亮氏

 同構想は政府がデジタル化の推進で地方の活性化を目指すために、推進している。

 村上氏は日本の地方の現状として、免許を返納した高齢者がバスやタクシーを利用する需要があることを示し、「人手不足などで応えることができていない場合がある」との認識を示した。地域の課題には、自動運転技術などのデジタルシステムが解決を支援できることを説明した。

 人口が減少する地方でのデジタル化の推進については、「民間企業が別々に新たな技術を開発した場合、利用者が少ないため利益を得にくい」と話した。

 このため、「さまざまな企業などが複数のシステムを共有し、共に課題へ挑める環境『デジタル基盤』の構築が必要だ」と訴えた。具体例として、自動運転では運行や予約、配車などそれぞれの技術をまとめることを挙げた。

 一方で、さまざまなビジネスへの挑戦を望む創造的な人材にとって、「都会の暮らしは閉塞感を与えている恐れがある」と持論を展開した。

 解決方法の一例として、多様な人が集まるサテライトオフィスを地方で整備することを挙げた。利用者同士が休憩時間などに、現実の場で取り組んでいる仕事について話すことで、「より地域の実情に沿った技術を開発できる可能性が高まる」という。

 村上氏は今後について「地域で住民の意見も参考にしながら、デジタル化を進める環境を整えていく」と語った。

【特集No.609】SUWAガラスの里 人と文化をつなぐ拠点に

2022年4月27日(水) 配信

 SUWAガラスの里(岩波太佐衛門尚宏社長、長野県諏訪市)は1月14日(金)、旅行新聞新社が取材活動などを通じて見聞きした観光業界の取り組みの中から、創意工夫の見られるものを独自に選び、表彰する「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2021」の優秀賞を受賞した。コロナ禍で作品を発表する機会を失ったアーティストや商店を救済する目的で設置した「アーティストスクエア」が評価につながった。人と文化をつなぐハブとして施設を提供する「クラフトツーリズム」の考え方と、今後の展望について岩波社長に話を伺った。

 

「クラフトツーリズム」の醸成へ

 

──「アーティストスクエア」を設置したきっかけは。

 新型コロナの影響で団体バスが激減し、それに伴って来館者数も減少しました。団体客の穴埋めが必要な状況で、個人のお客様に目的を持って訪れていただくのを一番の狙いとし、アーティストスクエアを始めました。

 コロナ禍において極力接触を控えなければいけないなかで、アーティストの作品を紹介し、お客様と作品をつなげられるようにコーナー展開を行いました。

 ガラスの里の売店フロアに、ハンドメイドによる制作活動を行っている作家さんを対象に公募し、90㌢四方のスペースを提供して自由に展示販売をしてもらえるよう整えました。

 作品はガラスだけではなく、石や木工、漆工芸、陶器など、ハンドメイドであることを条件に、好きに並べてもらいます。点数や値段にも制限は設けていません。

 展示スペースには、アーティストのメールアドレスや電話番号など連絡先を記載することで、お客さんが直接アーティストに連絡が取れるようになっています。

 また、最近は作品に出会える場をリアル以外にも作り、間口を広げる目的で、オンラインストアも開設しました。アーティストスクエアを知ってもらうだけではなく、ガラスの里に来ればこういった作品を直接目にして出会えるのか、ということも知っていただければ幸いです。

 また、ネームバリューがない若いアーティストは、作品を発表する場に参加しても展示販売するのがなかなか難しいようです。若い作家を育てるという意味では、どういったものがお客様に好まれるのかを分析してもらい、またより良い作品を作ってほしい願いも込めて、アーティストスクエアへの参加を歓迎しています。

 作品を気に入って購入してくださったお客様には、その作家さんのファン、パトロンになっていただきたいですね。

 

──参加したアーティストやお客からの評判は。

 正直に言いますと、コロナ禍なこともあり、ここまで作家さんが集まるとは思っていませんでした。

 現在は52作家(3月2日時点)が参加し、10作家が待機しています。募集展示は3カ月交代で入れ替え制としています。作家さんからの問い合わせが多く、参加したいという声を寄せていただいており、需要の高さを感じました。ここ長野県で展示を行うにも関わらず、一番遠方では佐賀県のアーティストが参加しています。作家さんの間での口コミでアーティストスクエアが知られているようで、とても光栄です。

 展示作品は作家さんの裁量に任せています。作家性をイメージングできるものがあれば、数点だけでも、数十点でも構いません。

 どれも非常に質の高い作品ですので、お客様もじっくりと吟味し、場合によっては二度三度と見に来られて、購入を決める場合があります。

 こうした出会いが、ガラスの里を訪れてくれるだけではなく、作家さんとお客様とをつなぐ動線づくりに寄与しているのだと考えています。

 コロナが収まればアーティストスクエアに参加した作家によるワークショップや、作家交流会の開催、地方への出張イベントなども計画しています。

 また、コロナ禍で試み始めた「クラフトツーリズム」の醸成を目指します。将来的には諏訪市内の宿泊施設と連携し、作品が出来上がるまでの滞在を楽しんでもらうようなコンテンツ作りを考えています。そのアクセスポイントとしてガラスの里を生かしていけるよう、今後も色々と考えていきたいと思います。…

【全文は、本紙1868号または4月28日(木)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

KNTーCT、山陽山陰の春夏の旅 ニッポン旅列島CPで展開

2022年4月26日(火)配信

春から夏の観光シーズンに最適な旅行商品を展開

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長)はこのほど、「ニッポン旅列島 山陽山陰キャンペーン」を始めた。グループ会社の近畿日本ツーリストやクラブツーリズムを中心に、「山陽山陰」の春夏の旅行商品を造成し、4~9月まで展開していく。

 「ニッポン旅列島キャンペーン」は、全国を12エリアに分けて四半期ごとに展開。グループ各社が連携し、国内の観光関係事業者や自治体、DMO、観光協会などの協力のもと、地域の魅力を掘り起こし、各地域の活性化をはかる。

 今回は「山陽山陰」である、岡山、広島、山口、鳥取、島根の5県を対象地域とし、グループ各社がキャンペーン商品を設定している。

 近畿日本ツーリストは、広島県から瀬戸内の島を3つの楽しみ方で巡る「せとうちの島々をめぐる」や、島根県の温泉や出雲大社を訪れる「玉造温泉と出雲大社いやされ旅」などを用意した。

 一方、クラブツーリズムは、島根県で幻想的なローソク島遊覧などを楽しめる「一生に一度は訪れたい神秘の島『隠岐の島』」や、山口県や広島県の「青海島・角島大橋・元乃隅神社・秋吉台 安芸の宮島5時間滞在と名湯・長門湯本温泉」などを設定した。

国土交通省、下竹原実穂女将など 15人を観光功労者大臣表彰

2022年4月26日(火)配信

受賞者には表彰状が贈られる(イメージ)

 国土交通省はこのほど、2022年観光関係功労者国土交通大臣表彰の受賞者を発表した。受賞者は、指宿白水館の下竹原実穗女将、岡田旅館の岡田昇社長(=日本旅館協会中部支部連合会常任理事)ら15人。表彰式を4月25日(月)に行う予定だったが開催を延期し、延期後の日程はあらためて発信するとした。

 受賞者は次の各氏。

 【ホテル業・経営者】中村雅昭(ロイヤルホテル代表取締役専務執行役員)

 【ホテル業・従事者】髙橋義明(帝国ホテル調理部センターキッチン課専門職課長)▽佐藤進一(京王プラザホテル取締役総料理長)▽折田道明(富士屋ホテル湯本富士屋ホテル宿泊課マネージャー)▽前田忠司(高山グリーンホテル調理本部調理部主厨房)▽藤原浩二(倉敷国際ホテル本館支配人兼料飲部長)▽塚脇邦浩(リーガロイヤルホテル広島総支配人室〈施設〉課長)

 【旅館業・経営者】田中榮一(元日本旅館協会北陸信越支部連合会長野県支部常務理事、ホテル亀屋代表取締役会長)▽市川行雄(日本旅館協会理事、蒲郡竹島観光取締役相談役)▽岡田昇(日本旅館協会中部支部連合会常任理事、岡田旅館代表取締役)

 【旅館業・女将】堀美惠(つるやホテル常務取締役〈女将〉)▽渡邉やゑ(海栄館取締役〈大女将〉)▽下竹原実穗(指宿白水館取締役〈女将〉)

 【旅行業・従事者】坂井信予(シーエム・ネット添乗員)▽野渕直美(TEI添乗員)

Airbnb、読谷村と連携協定結ぶ 関係人口創出や新価値創造へ

2022年4月25日(月) 配信

(左から)田邉泰之代表と石嶺傳實村長。「暮らすように旅をする」体験型観光などを促す

 Airbnb(エアビーアンドビー、田邉泰之代表)は4月20日(水)、沖縄県・読谷村(石嶺傳實村長)と関係人口創出と新しい価値創造を目的とした包括連携協定を締結した。

 両者はワーケーションを行いながら「暮らすように旅をする」体験型観光をはじめ、同村が誇る自然や歴史文化、伝統工芸などの地域資源に触れる質を重視した滞在型観光「ゆんたんざ型 ツーリズム」を推進する。また、県外からのゲストと訪問先の地域コミュニティが共に新しい価値を創造する機会を設ける。ホスト向け勉強会なども開く予定だ。

 石嶺村長は「コロナ後に地域社会や経済を立て直すためには、『量から質への地域観光』の実現も必要だ。今回の協定で自然や歴史文化、伝統工芸などを最大限生かしたうえで、長期間滞在をしてもらいたい」と述べた。

 田邉代表は「コロナ禍では長期滞在や分散型の滞在への効果が期待できる宿泊施設でワーケーションの利用を促進している。ゲストと地域社会が互いに新しい価値を創造し、学び合う機会となるように積極的にサポートしていく」と意気込みを語った。