ハウステンボス、「初夏の花の街 ワンダーランド」開く 2000種100万本バラが彩る

2022年4月22日(金) 配信

ブランコのフォトスポット(左)と運河沿いに咲くあじさい

 ハウステンボス(坂口克彦社長、長崎県佐世保市)は5月7日(土)から7月8日(金)まで、2000品種100万本のバラを飾り付ける「バラ祭り」や、1250品種のあじさいを彩る「あじさい祭」などで構成するイベント「初夏の花の街 ワンダーランド」を開く。

 両祭は屋内でバラやあじさいなどで装飾する「フラワーパサージュ」を設ける。隣接する直営施設のホテルヨーロッパでは、ロビーで初夏の花々を飾る。

 バラ祭は5月7日(土)~29日(日)に開催。ブランコのフォトスポットやグランドローズガーデンや運河沿いのバラを眺めながらワインの飲み比べを楽しめる「バラの広場 ROSARIUM(ロザリウム)」を新設する。苗の販売やガイドツアーも行う。さらに期間中には、明るい紫色で、強い香りを感じることができるというバラ「ハウステンボス」が咲く。

 あじさい祭は5月28日(土)~6月26日(日)、運河や花の広場にあじさいを飾り付ける。また、バラのカタチに似たピンク色のあじさい「ハウステンボス」を展示する。

 同社は「ヨーロッパの街並みと一緒に、雨に濡れ、美しく色づいたあじさいを楽しんでほしい」という。

最大規模のまちづくりPJ 高輪ゲートウェイシティ、25年度内開業へ(JR東日本)

2022年4月22日(金) 配信

高輪ゲートウェイシティ(仮称)イメージ

 東日本旅客鉄道(JR東日本、深澤祐二社長)は、品川開発プロジェクトの第Ⅰ期として「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりを推進している。同PJは同社のまちづくりとして最大規模となる。高輪ゲートウェイシティは複合棟Ⅰ(North・South)、複合棟Ⅱ、住宅棟、文化創造棟で構成される。複合棟Ⅰと駅周辺エリアの開業は2025年3月、残りの棟と各棟の周辺エリアを25年度中に開業予定だ。

 JR東日本は4月21日(木)、高輪ゲートウェイシティのまちづくり開発について発表した。開発コンセプトは「Global Gateway」とし、分散型の新しい働き方や暮らし方を作るため、「100年先の心豊かなくらしのための実験場となる街を目指す」考え。同社のネットワークを生かし、日本中および世界中をつなぐ拠点として、新たなビジネス・文化が生まれ続ける街を目指していく。

 SDGsやCO2排出実質ゼロなど、街全体でサステナブルな環境都市づくりを推進するとともに、最新技術を用いて街の利便性向上に努め、スマートシティ構築に取り組む。

 また、150年前に国内初の鉄道が走った地域でもある高輪で、国史跡指定の高輪築堤を保存する。当時の高輪築堤の景観を体験できる展示や、文化創造棟におけるプログラムなどによる取り組みを通じて、まちづくりとの両立をはかる。

 共創パートナーは、マリオット・インターナショナルや東京インターナショナルスクール、コングレなど。ホテルや教育、MICE領域で連携し、開業に向けて準備を進める。

 深澤社長は、「人々の暮らしや働き方も多様化している時代で、分散型社会の実現を目指し、リアルとバーチャルを組み合わせたビジネス共創や、遠隔医療など、最新技術を用いて実証実験を行う。『やってみようか』が叶う街として、100年先の豊かな暮らしを描いていきたい」と期待を語った。

 総事業費は約5800億円。年間収益は約560億円を見込む。

記者発表会で深澤社長が登壇

 

MICEやホテルなど、多様な機能を持つ街に

 高輪ゲートウェイ駅前に複合棟Ⅰ・Northと複合棟Ⅰ・Southのツインタワーを建設する。ハイグレードオフィスや、国際会議などの大規模なコンベンションへの需要に対応できるよう、多機能ホールと会議室、高速大容量通信環境を完備した。

 South棟にはラグジュアリーホテル・JWマリオットが入る。客室数は、22~30階までの9フロアに約200室を予定する。レストランやバー、ラウンジ、プール、フィットネスセンター、スパなどを備える。

 North棟高層にはルーフトップレストランを置く。低層部全体には商業施設を開業する。

 複合棟Ⅱはオフィスや商業、フィットネス、クリニック、子育て支援施設、地域冷暖房などのエネルギーセンター──などの機能を備える。

 公園と一体になった低層建物である文化創造棟は、デザイナーに隈研吾氏を迎えた。建物全体で日本の四季を表現した緑豊かなデザインを採用。展示場やホールを備え、文化育成や交流、発信の拠点とする。

高輪ゲートウェイシティ模型。左から複合棟Ⅰ×2、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟

全旅連青年部、370人超の自民党議員に要望書 「Go To早期再開を」

2022年4月21日(木) 配信

観光産業振興議員連盟会長の細田博之議員(左3番目)に提出した星永重部長(左2番目)

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(星永重部長)の部員約150人は4月14日(木)、370人を超える自由民主党の国会議員に、Go Toトラベルキャンペーンの早期再開をはじめ、観光地や観光サービスの高付加価値化推進事業の継続などを求める要望書を提出した。

 青年部の調査によると、休業などによる事業停止で生じた損失補填のため、全国の宿泊事業者が抱えた借入金の債務償還年数は平均17年6カ月だった。 

 「償還年数で得た利益はすべて返済に充てなければならない。長期化に比例して借入額が増えている」(青年部)と危機感を示した。

 こうしたことや、宿泊業が地域に及ぼす経済波及効果は大きいことも踏まえて、Go Toトラベルキャンペーン期間延長と予算の拡充も要望書に盛り込んだ。

 雇用調整助成金については、特例措置を2022年7月以降も継続することや、6カ月以内に解雇を行った事業者に対する受給条件の緩和などを望んだ。

 宿泊施設は近年、多発する大規模災害における避難先として、公の施設を除き、唯一の被災者を受け入れてきた。このため、バリアフリー補助金の増加額をはじめ、非常用電源と断水対策としての貯水槽の整備も要求した。

 宿泊業の重点項目として、生産性向上に資するDX化や脱炭素化をはかるための設備投資に対する支援も求めた。

 全旅連青年部は「宿泊産業がコロナ禍を乗り越え、日本経済復興と観光立国の実現に向け、先導役を担う」と決意を示した。

浜松・浜名湖キャラバン隊「浜名湖花フェスタ」アピール 6月12日まで15施設で開催

2022年4月21日(木) 配信

夏目実季主任。「写真映えするスポットとして撮影も楽しんでほしい」とアピールした

 静岡県浜松・浜名湖キャラバン隊は4月20日(水)、本紙東京本社を訪れ、6月12日(日)まで、市内15施設で開催している浜名湖花フェスタ2022などをアピールした。

 来社したのは、浜松・浜名湖ツーリズムビューローの河野美奈子主任と夏目実季主任、静岡県観光協会東京観光営業所の目黒はるみ主査の3氏。

 同フェスタは、藤やネモフィラ、バラ、あじさいなど14種類の花を展示する。

 このうち、藤は紫や白、ピンクなど5色を用意。あしかがフラワーパークの藤の装飾を担当した塚本こなみ氏が、飾り付ける。見頃を迎える4月23日(土)からは、約170㍍の藤棚のライトアップも行う。

 同フェスタに併せて、観光客に市内を周遊してもらおうと、浜松・浜名湖ツーリズムビューローは浜名湖花めぐり集印帳を販売している。スタンプは会場など中心とした18カ所に設置。全26絵柄を用意。「綺麗な絵柄に仕上げた」(河野主任)と話す。

 また、6月30日(木)まで使えるおもてなし割引クーポンも配布している。同クーポンは、市内46施設で利用することができる。同施設のうち、3カ所を巡り、スタンプを集めた人には、抽選で舘山寺温泉のペア宿泊券やうな重ペアお食事券などをプレゼントする。

 夏目主任は「さまざまなカラーやカタチが異なる藤を用意しました。写真映えするスポットとして撮影も楽しんでほしい」と語った。

庭園支援制度に登録 訪日客に映像提供

 同ツーリズムビューローは地域の複数の庭園の連携により、魅力的な体験や交流を創出する取り組みを支援する国土交通省の制度「ガーデンツーリズム」に登録し、国内外の誘客に努めている。

 具体的には、市内の7施設を構成庭園とした共通入場券やパンフレットなどを作成した。さらに、コロナ収束後に構成庭園を訪れてもらうため、訪日外国人観光客には、3D映像で藤などの魅力をアピールしている。

観光品質認証協会、宿向けSDGs認証 試験的運用と提供開始

2022年4月21日(木)配信

An ESG Practice認証

 観光品質認証協会(北村剛史統括理事、東京都千代田区)はこのほど、宿泊施設向けSDGs認証(An ESG Practice認証)の試験的運用と認証提供を始めた。対象は、同協会が提供するホテル旅館向けの品質認証「サクラクオリティ」の参加施設。宿のSDGsに関する取り組み情報を観光市場に提供することで、国内外の観光市場回復を積極的に支援する狙い。

 サクラクオリティAn ESG Practice認証基準は、今年3月24日(木)に持続可能な観光の国際基準団体GSTCから、基準の承認を受けた。認証希望宿泊施設は、同協会設置のAn ESG Practice第三者委員会より当該基準に照合。「安全で安心、誠実(サクラクオリティ)」でかつ、「国際的に求められるSDGsの取り組みを実践する宿泊施設」として認証される。

 同基準は172項目で内訳は、環境関連項目が約68%、事業性関連項目が約22%、社会性関連項目が約10%で構成されている。感染症拡大防止対策に関する項目を含めた「必須項目」を60項目とし、そのほか、加点項目として「取り組むことが望まれる項目」や「高度な取り組みと評価される項目」を用意している。

 認証の表象には、希少な緑の桜であり「永遠の愛」を意味する「御衣黄(ギョイコウ)ザクラ」を採用。1御衣黄ザクラから5御衣黄ザクラまでの5段階で認証を行う。

第2のふるさとPJ本格始動 19地域でモデル実証へ(和田観光庁長官)

2022年4月21日(木) 配信

観光庁の和田浩一長官は4月20日(水)に会見を開いた

 観光庁の和田浩一長官は4月20日(水)に開いた会見で、2地域・他地域居住や移住の推進をはかる「第2のふるさとづくりプロジェクト」において、今年3月までに寄せられた約200件の中から19の地域を選定し、モデル実証を始めることを報告した。

 同事業では、宿や街中での滞在環境、移動の足の整備、マーケティングなど地域づくりに必要な取り組みを支援する。

 このほか、モデル実証の対象であるかどうかに関わらず、地域・企業・団体などが参画するコンソーシアムなどの「情報交換の場」の立ち上げを、関係省庁と連携して検討している。

 和田長官は、「新たな国内交流市場の開拓や、旅行者による訪問・消費の増加をはかり、地域の所得向上などを通じて、観光を核とした新たな経済の好循環を地方から創出していきたい」と意気込みを語った。

 また、「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」と「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の第1次公募が4月中に締め切られた。

 高付加価値化事業では274地域、看板商品創出事業では1667件の応募があったと報告した。

 和田長官は、「1次公募の締切までに準備が間に合わなかった地域も含め、第2次公募ではどちらの事業でも多数の地域からの応募を期待する」と話した。

 採択予定件数は、高付加価値化事業が100件、看板商品創出事業が800~1000件程度としていたが、「寄せられた事業の内容と予算の規模感を精査し、柔軟に対応しつつ選定する」(観光庁)。

 いずれの事業も、6月中を目途に第2次公募を実施する予定だ。

 

県民割支援 5月31日(火)まで延長

 政府は同日、県民割支援(地域観光事業支援)を5月9(月)~31日(火)宿泊分まで延長することを決めた。4月29日(金)チェックアウト分までとしていた同支援を、6月1日(水)チェックアウト分まで延長する。なお、4月30日(土)~5月8日(日)のゴールデンウイーク期間は含まれない。

 4月20日(水)時点で県民割を実施しているのは、東京都、大阪府、愛知県を除く44道府県。

日大矢嶋ゼミナール、産学連携の宿泊プラン販売 学生が企画やPR行う

2022年4月21日(木) 配信

矢嶋ゼミの学生たち。2つのプランを造成した

 日本大学国際関係学部の矢嶋ゼミナールと富士山三島東急ホテル(久保田直樹総支配人、静岡県三島市)、伊豆箱根鉄道(伍堂文康社長、同)はこのほど、三島市の産と学が連携して企画した宿泊プランを売り出した。

 矢嶋敏朗准教授のゼミ生はプランの企画やホテルへのプレゼンテーション、パンフレットの写真撮影のほか、ポスターの作成やラジオでの告知などのPRも行った。

 今回販売する2つのプランは、コロナ禍で外出しにくい時勢のため、三島市近隣の住民をターゲットに設定している。

 このうち、「畳のお部屋で楽しむ和風アフタヌーンティー プラン」は、主に主婦層をメインターゲットとした。ホテル随一の眺望と内装の豪華さを誇る和を基調とした客室「ファミリーコーナー畳ルーム」で、同県産の掛川茶や本山茶、川根茶などを提供する。料金は2人1室利用で、1人1万2500円(税・サ込み)。

 親子で楽しむ鉄道プランは、コロナ禍で自由に思い出を作ることができないなか、安全な客室で多くの子供に思い出を残してもらおうと企画した。客室からは、東海道新幹線や伊豆箱根鉄道、貨物列車、保線車などを眺めることができる。さらに、三島周辺の鉄道写真や、伊豆箱根鉄道の塗り絵などを置いている。

 宿泊客は、三島駅の駅員と記念撮影を行うこともできる。朝食は、駅弁風の弁当を用意。矢嶋ゼミ生が同ホテルのシェフと内容を決めた。

 価格は、デラックスコーナー和洋ツインの客室を日曜日から木曜日に、4人1室で利用した場合大人1人1万5000円、子供6000円。いずれも税金とサービス料込み。

ジェットスター、新型機の運航など 10周年の事業戦略を発表

2022年4月20日(水)配信

(左2人目から)ジェットスター・ジャパンの片岡優社長、田中正和執行役員構造改革室長、阿部元久CCO代行兼コマーシャル本部長

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は4月14日(木)、東京都内で報道関係者向けの事業戦略発表会を開いた。現状を航空需要の回復期と捉え、新しいブランドキャンペーン「飛べ飛べエビバディ!」を開始。需要回復と拡大に向けた施策として、①新機材の導入②成田空港の機能拡充③日本航空(JAL)との連携――の3本柱に注力すると明かした。

新デザインの新型機、環境への負荷を軽減

 1つ目の新機材は、就航10周年を迎える7月3日(日)に先立ち、同月1日(金)から初号機の運航を開始するエアバス社製A321neo(LR)の導入。現行のA321ceoと比較して燃費効率が約15%向上するほか、CO2排出量が20%削減し、新しいエンジンの搭載で静粛性にも貢献する。さらに、新たな塗装システムで塗装が長持ちすると同時に、塗料重量を最大30%削減するなど、環境への負荷の軽減をはかる。

 外観デザインも一新した。ジェットスターのコーポレートカラーであるオレンジ色を、尾翼と機体下部に塗装。主翼端のシャークレットにジェットスターロゴを入れた。

 国内の定期便で運航する予定で、成田~新千歳・福岡線で1日最大6便を運航する。

成田第3ターミナル、機能強化と路線網拡充

 2つ目の成田空港は、4月21日(木)から運用開始の成田国際空港第3ターミナルの拡張に合わせた機能性の強化と路線網の拡充により、利用客の利便性を向上させた。第2ターミナルからの移動距離が従来の約500メートルから約300メートルに短縮し、フロア面積が約1.5倍の11万平方メートルに拡大した。さらに、自動チェックイン機は16台から36台、自動手荷物預け機も8台から24台を増設した。

 チェックインカウンターは、利用客の動線周りのスペースに自動チェックイン機や自動手荷物預け機を設置。これで利用客の待ち時間が短縮されるほか、ソーシャルディスタンスも確保でき、より円滑かつ快適な搭乗手続きが可能となった。

 このほか、搭乗手続きの非接触化やセルフサービス化、モバイルを活用したCX(カスタマーエクスペリエンス)をさらに推進する方針。現在、旅行の計画・準備から旅行先の決定まで楽しい体験を提供する次世代アプリを開発中で、今夏リリース予定と述べた。

JALのマイレージ、5月から提携を拡大

 3つ目のJALとの連携については、5月以降にマイレージ提携を順次拡大。両社がこれまで提供してきたJALのマイルを活用した提携サービスに、マイルが利用しやすく、たまりやすくなるサービスが加わる。

 1つは、お得に航空券を予約・購入できる「クラブジェットスター」の年会費を、5月9日からJALのマイルで支払えるようになる。これを記念して、同日からお得に入会・更新ができるキャンペーンも実施する。

 同日には、JALのマイルをジェットスターのフライトバウチャーへ交換できるようにもなる。また、6月1日(水)搭乗分から、ジェットスター・ジャパン利用時のJALのマイル積算率が25%から30%に上昇。ジェットスター・ジャパン国内線特典航空券の引き換えに必要なJALマイル数が、これまでより500マイル少なくなる。

 片岡社長は「旅行需要と飛行機の利用客が回復してきていると実感している。昨年夏以降、需要が回復基調になり、年末年始、春休みも好調な状況に戻っている。ゴールデンウイークは計画通り運航予定。航空需要が戻ってくるのではないか」との見通しを示した。

8カ所のシェラトンの料理が堪能、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルでフェア開催

2022年4月19日(火)  配信 

淡路鶏の柔らか蒸し、灘の酒粕と六甲味噌の香り(神戸ベイシェラトン-ホテル&タワーズ)

 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市)は5月31日(火)まで、「オールシェラトンフェア」を展開している。

 同ホテル含む8カ所のシェラトンの料理が堪能できる企画。各ホテルが厳選した3品、計24の料理とスイーツを日替わりで提供する。担当者は「コロナ渦で遠くへ出掛けることが難しいなか、各地の食材を通じて旅行気分を味わっていただければ」とPRする。

 浦安市・舞浜に居ながら全国を旅行した気分になれる宿泊プランも用意した。

 土産品としてシェラトン特性のマグカップと、ご当地キットカット、サイダーが付くプランで、自宅でも旅行気分に浸れる仕掛けになっている。

両国駅、“幻の3番線ホーム”で熱燗の魅力を発信

2022年4月19日(火) 配信

熱燗を選ぶ参加者

 全国燗酒コンテスト実行委員会(狩野卓也代表=酒文化研究所社長)は4月14日(木)~17日(日)、熱燗の魅力を発信するイベント「まだまだお花見 おでんで熱燗ステーション」を開いた。

 会場は、普段立ち入ることができないJR両国駅“幻の3 番線ホーム”。赤ちょうちんが吊るされた会場で参加者は、行き交う電車を眺めながら、熱燗とおでんを楽しんだ。

 会場には、同委員会が実施した「全国燗酒コンテスト2021」で入選した酒が並んだ。酒蔵の社員がスタッフを務め、酒ごとの特徴やおすすめポイントをわかりやすく参加者に説明した。

 参加者からは「ここには新しい日本酒との出会いもある。コロナ渦でこういったイベントを開いてくれるのはありがたいので継続してほしい」との声も聞かれた。

 主催者は「外れのない燗酒を提供することによって、燗酒を呑んだことのない人に美味しいと思ってもらうことが狙い」と語り、「冬になったら『熱燗が呑みたい』と思う人が増えなければ、日本酒の市場を大きくできない」と思いを語った。