電気バスで青森県奥入瀬渓流  電気バスで楽しむネイチャーツアー バイパス完成見据え、社会実験

2022年9月7日(水)配信

 NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会は、2022年9月から「グリスロ(グリーンスローモビリティ、電気バス)で楽しむ奥入瀬渓流ネイチャーツアー」を実施している。バスに乗りながら、2時間トレッキングしているような、新しいスタイルのトレッキングバスツアーだ。

 十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流(青森県十和田市)は、国内外から旅行者が訪れる全国屈指の自然景勝地。現在、国土交通省が奥入瀬渓流(国道102号)をう回する青ぶな山バイパス(トンネル)の工事を進めている。今回実施するツアーはバイパス完成後を見据え、将来の交通体系検討の基礎資料とするため、官民連携し行う社会実験だ。22年9~11月と23年1月の土・日・祝日を中心とする指定日に開催する。

 バスにはネイチャーガイドが同乗し、車内で案内を行う。主要な景勝地では下車して、流れや滝のフォトスポットを巡りながら、奥入瀬渓流の樹木やコケなどを観察する。

 ツアーは事前予約制で、使用するのは8人乗りの車両。運行は奥入瀬渓流館-雲井の滝間の往復で、所要時間や約2時間。途中、石ケ戸と雲井の滝で離団することも可。(下車後の移動は路線バスを利用)参加費は無料だが、傷害保険料とマップ代として500円必要。

山形・かみのやま温泉「おやど森の音」 ジビエや森の食材楽しむサスティナブルなディナーを 9月20日(火)~11月30日(水)

2022年9月7日(水)配信

子リスと秋の収穫祭(料理イメージ)

 山形県・古窯グループの宿泊施設「おやど森の音」(かみのやま温泉)は2022年9月20日(火)~11月30日(水)、「子リスと秋の収穫祭」と題し、ジビエや森の食材、ナチュラルワインを楽しめるディナーを提供する。

 全14室の自然の中に佇むおやど森の音は、「森にも人にも、心地よい宿へ。」を新しいコンセプトに掲げ、環境や人にやさしい「サステナブルなおやど」を目指している。第1弾として、近くの森に住む子リスが「秋の収穫祭」を宿泊客と一緒に楽しむというストーリーに合わせ、ディナーを創作した。

 料理の一部には、ジビエである鹿肉を使用。年々増加し農作物に被害を与えている鹿を美味しく提供することで、無理なく環境保護に貢献する。鹿肉に含まれる「アセチルカルニチン」は疲労回復やストレス軽減に効果があり、脂質も少ないため体にもやさしい食材だ。秋が旬で、食物繊維やビタミンを多く含むキノコや木の実も楽しめる。

 食事を引き立てるのは、山形県産の農薬や化学物質を使用しない(または少量にする)ナチュラルワイン。宿に在籍するソムリエが、料理に合うものをセレクトしてくれる。

 宿泊料金は1泊2食付き 2万900円(2人1室利用時の1人あたり料金、消費税・サービス料込み)から。隣県割「やまがた秋旅キャンペーン」、全国割「ディスカバーかみのやまキャンペーン」の対象宿。

ビッグホリデー、お座敷列車「華」利用ツアー催行 越後の紅葉や鉄道旅も

2022年9月7日(水) 配信

485系お座敷列車「華」

 ビッグホリデー(岩崎安利社長、東京都文京区)は10月29日(土)、上野駅(東京都台東区)~越後湯沢駅(新潟県・湯沢町)間で団体臨時列車485系お座敷列車「華」を利用するツアー「485系お座敷列車『華』で行く! 5つの列車で巡る、越後の鉄道旅2日間」と「485系お座敷列車『華』に乗って秋色に染まる越後へ、紅葉の旅2日間」を催行する。

 「華」は1997年に登場。「心やわらぎ、楽しめる空間の提供」をコンセプトに、丸みを帯びた車体と角のない柔らかさを強調したデザインが特徴。全車両がグリーン車として扱われ、畳敷きに座椅子を備えた掘り炬燵式のお座敷仕様となっている。

華の車内

 ツアーのうち、「485系お座敷列車「華」で行く! 5つの列車で巡る、越後の鉄道旅2日間」は、通常非公開の鉄道関連施設くびき野レールパークを見学するほか、越後湯沢駅~直江津駅(新潟県上越市)まで超快速スノーラビットを貸切で乗車する。

 料金は、夕食と朝食付きホテルグリーンプラザ上越に宿泊するプランが大人1人当たり3万4500~4万3000円。子供は2万5500~3万300円。朝食のみが付くチェンダインターナショナルホテルに泊まる商品は大人2万9800~3万6500円。子供は2万2800~2万6200円。いずも税込となる。

 「485系お座敷列車『華』に乗って秋色に染まる越後へ、紅葉の旅2日間』は越後路のベストシーズンを迎える紅葉を堪能!」は、苗場ドラゴンドラと田代ロープウェーを乗り継ぎ、約80分間紅葉を眺める。また、奥只見湖遊覧船にも乗船。紅や朱色、黄色などさまざまな紅葉を楽しめるという。

 料金は大人1人当たり3万7800~4万4500円。子供が3万800~3万1800円。宿泊場所は苗場プリンスホテル(新潟県・湯沢町)となる。

クラツー、寛永寺の通常非公開エリア特別拝観ツアーを発売

2022年9月6日(火)配信

寛永寺の通常非公開エリア

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都新宿区)は9月1日(木)、東京都台東区(服部征夫区長)との連携協定のもと、通常非公開の寛永寺御霊廟特別拝観ツアーの販売を始めた。寛永寺では、通常非公開エリアの「有徳院殿(八代吉宗公)御宝塔」「常憲院殿(五代綱吉公)勅額門」「葵の間」を特別に拝観し、同ツアーでしか得られない体験価値を提供する。

 同企画は、昨年11月にクラブツーリズムと台東区が締結した「観光分野における連携協定」の協力内容の1つ「地域資源を活かした観光振興」についての取り組み。今回のツアーは、徳川将軍家の菩提寺である寛永寺の特別拝観と、コロナ禍により鑑賞機会が減っている落語を楽しめる。文化財や伝統芸能の保存・活用を推し進める台東区との連携のもと、実現することになった。なお、今回のツアーは台東区の〝旅行商品化を通じた文化資源の保護〟の一環として実施される。

 「通常非公開 寛永寺徳川将軍御霊廟特別参拝」ツアーは、現地集合日帰りで出発日が11月17日(木)・29日(火)、12月8日(木)。旅行代金は1万2500円。

 「迎賓館赤坂離宮と徳川ゆかりの寛永寺特別公開 噺家と巡る上野パワースポットウォーキングとお江戸・浅草」ツアーは、関西発2泊3日で出発日は2023年1月23日(木)・25日(火)。旅行代金は11万円。

スポーツ文化ツーリズムアワード2022 公募は10月20日(木)まで

2022年9月5日(月) 配信 

観光庁はこのほど「スポーツ文化ツーリズムアワード2022」の公募を行う

 観光庁は10月20日(木)まで、スポーツ庁・文化庁と共同で「スポーツ文化ツーリズムアワード2022」を募集する。「スポーツ文化ツーリズム」を推進させる先進的な取り組みや、スポーツ文化ツーリズムの実現を目指す取り組みを発掘し、観光の活性化をはかる目的。

 同賞は、「スポーツ文化ツーリズム賞」、「スポーツツーリズム賞」、「文化ツーリズム賞」で構成する。「新しい観光」として、コロナ禍ならではの工夫やアイデアが盛り込まれた取り組みや、スポーツ庁と文化庁がそれぞれ推進する分野に対し、優秀な取り組みを「特別賞」として表彰する。

 応募要件として、①「スポーツ」と「文化資源」のいずれか、または両方と「観光」が結びついている②国内外の旅行者の増加、長期滞在を促す仕組みや、地域への経済効果波及につながる工夫③地域の活力の着実な増加につながる④過去19年以降に開催されている──など、すべての要件を満たすイベント・取り組みが対象となる。

 前回のアワードでは、「SHIROFES.2019~踊れ、遊べ、弘前で! 弘前城ダンス&パフォーマンスフェスティバル~」(ひろさき芸術舞踊実行委員会、青森県弘前市)など、応募数42件の中から10団体が入賞した。

NAA、早朝便利用増加へ 10月まで国内線でCP実施

2022年9月5日(月) 配信

CPのロゴ

 早朝便の利用者を増やそうと、成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は10月27日(木)まで、成田空港を月曜日から木曜日の午前6時~7時59分に出発する国内線利用者に向けたプレゼントキャンペーン「朝ナリタ2022」を実施している。

 対象便の搭乗客は、ナリタニスト公式アプリのダウンロードすることで、空港内店舗で使える200円分のクーポン券をもらうことができる。また、5000円分の航空券やポイントのほか、バス運賃が最大無料になる「朝くじ」にも参加可能となる。

 NAAは「早朝便は混雑を避けられる可能性が高まります」とアピールする。

クラツー、「中川家&とろサーモンと行く 近鉄鉄道旅」発売

2022年9月5日(月)配信

2組のよしもと芸人と近鉄貸切列車で日帰り旅を楽しめる

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都新宿区)はこのほど、よしもとセールスプロモーション(稲垣豊社長、同)とコラボレーションをし、近鉄貸切列車を利用した「中川家&とろサーモンと行く 近鉄鉄道旅」を売り出した。大阪・名古屋発の日帰りで、出発日は10月29日(土)。旅行代金は2万5000円。

 日本一の漫才師を決める大会「M-1グランプリ」優勝の実績を持つ、「中川家」「とろサーモン」の2組のよしもと芸人が近鉄貸切列車に同乗。元近鉄名物広報の福原稔浩さんとともに、鉄道にまつわるトークで車内を盛り上げる。

 さらに、奈良県橿原文化会館を会場にしたトークショーのほか、クラブツーリズム専用列車「かぎろひ」と、近鉄団体専用列車「あおぞらⅡ」の普段なかなか見られない連結運転を実現する。

 ツアーの詳細は、クラブツーリズムの「よしもとスマイルクラブ50」特設サイトから。

第38回備前焼まつり、3年ぶり対面開催 約4000点を2割引で販売

2022年9月5日(月) 配信

(左から)難波歩由未さん、上田彩乃さん、髙見柚月さん

 第38回備前焼まつりが10月15日(土)~16日(日)、岡山県備前市の伊部駅を中心に開催される。備前焼約4000点を展示。値札から2割り引きで販売する。コロナ禍で2020~21年はオンラインで実施したが、今年は3年ぶりに対面で行う。

 期間中には、備前市の名産品カキオコのほか、備前焼せんべいやきびだんごなども売り出す。また、陶友会青年部会員の器に野の花を生けて展示するほか、駅前の備前日生信用金庫前では、作家がろくろの使い方を披露する。

 会場に行けない人にも楽しんでもらおうと、10月14日(金)~31日(月)にはオンラインでも開催する。

 祭りに先立って、9月2日(金)には、岡山県備前焼陶友会の長﨑信行理事長と山本竜一副理事長に加え、備前焼小町の難波歩由未さんと上田彩乃さん、髙見柚月さん、岡山県東京事務所の渡邊実穂主事がキャラバン隊として本紙を訪れた。

 山本副理事長は備前焼の特徴として、「内部に微細な気孔があり、若干通気性が生じる」と説明。そのうえで、長﨑理事長は「お酒が一段階薫り高く、まろやかになる」とアピールした。

 高見さんは「触ることで魅力を感じてもらえます。県外からのお客様もお待ちしております」と語った。

 上田さんは「焼き加減で模様が変わるため、同じ作品はない。色々な商品からお気に入りを見つけてほしい」と来訪を呼び掛けた。

JAL、使ってマイル貯まる オンライン診療アプリで

2022年9月5日(月)配信

オンライン診療アプリ利用でJALのマイルがたまる

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)とジェイフロンティア(中村篤弘社長、東京都渋谷区)は8月29日(月)、両社の会員利用者のサービス向上のため業務提携契約を結んだ。ジェイフロンティアが提供するオンライン診療アプリ「SOKUYAKU」サービスを利用するとJALのマイルが貯まるサービスを、9月1日(木)から開始した。

 同サービスは、JALマイレージバンク(JMB)会員が「SOKUYAKU」の新規会員の登録時(無料)や、オンライン診療、オンライン服薬指導のサービスを利用することが条件。新規会員の登録時は70マイル、初回サービス利用時が80マイル、2回目以降のサービス利用時で利用ごとに10マイルを付与する。

 今後の展望として両社は、JMB会員限定サービス「JAL Wellness & Travel」の充実を目的に、「SOKUYAKU」とのアプリ連携や、両会員の健康増進に貢献する取り組みを行っていくと明かした。

観光庁、訪日受入ガイドラインを改訂 9月7日からの水際緩和受け

2022年9月5日(月) 配信

観光庁はこのほど「外国人観光客の受入れ対応に関するガイドライン」を改訂した

 観光庁はこのほど、9月7日(水)から添乗員の同行を伴わないパッケージツアーの受け入れを始めることに合わせて、「外国人観光客の受入れ対応に関するガイドライン」を改訂した。

 改訂したガイドラインでは、「添乗員が伴わないパッケージツアー」において、日本の旅行業法の登録を受けた旅行業者または旅行サービス手配業者がツアー参加者の受入責任者となり、ツアー参加者の入出国時の往復航空券と、滞在期間中のすべての宿泊施設の手配を入国前に行う。

 ツアー中の旅行者の行動管理において、添乗員が伴わない代わりに、旅行業者と常時確実に連絡を取れる体制でいることが必要。

 政府は8月31日(水)、外国人観光客の入国について、9月7日(水)から添乗員を伴わないパッケージツアーについても認め、対象国・地域もすべての国・地域に拡大することを決めた。これに加え、1日当たりの入国者数上限を2万人から5万人へ引き上げた。

 2点の緩和措置のほかにも、9月中旬からは検疫手続きのシステムを改善し、MySOS(入国者健康居所確認アプリ)を活用したファストトラックの利用者について、空港検疫の登録手続きを事前に行うことを可能とし、入国手続きの円滑化をはかる。

 また、9月7日(水)以降に入国する人のうち、「ワクチン3回接種完了者に対しては、陰性証明書の提出を求めない」こととした。