人気のグランピング宿 1位は河口湖カントリーコテージBan(楽天トラベル調べ)

2022年4月7日(木) 配信

河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾート

 楽天トラベル(三木谷浩史社長)はこのほど、「グランピングが人気の宿ランキング」を発表した。宿泊人泊数で集計したところ、山梨県の「河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾート」が1位を獲得した。

 ランキングは、2021年3月1日~22年2月28日の期間中に、全国のグランピング施設が取り扱う宿泊プランと、「グランピング」のキーワードを含む宿泊プランの宿泊人泊数を集計しまとめた。

 2位はGRAN CAMPINGパームガーデン舞洲by WBF(大阪府)、3位はキャメルホテルリゾート(千葉県)、4位はマヒナ・グランピング・スパ・ヴィレッジ(静岡県)、5位はGLAMPING 藤乃煌 富士御殿場(静岡県)──となった。

 なお、同社全体でグランピング宿泊プランの宿泊人泊数は、前年同期比34・3%増と伸長した。

 1位の河口湖カントリーコテージBan&グランピングリゾートは、2年連続でランキング1位を獲得。富士山と河口湖を一望できるロケーションが人気を集めている。各客室に併設している大型のウッドデッキには、ミニテントやハンモックを設置している。21年6月には新たに専用露天風呂が用意されるなど、贅沢な気分を味わいながらアウトドアを堪能できるのが特徴だ。

 宿泊構成別では、ファミリー利用が4割と最多、次いで男女グループ利用が3割となり、友人同士などのグループ利用に支持されている傾向にある。

 2位のGRAN CAMPINGパームガーデン舞洲by WBFは、アメリカのマイアミをイメージした施設となり、ベイエリアで美しい夕日が見渡せる眺望が高く評価されている。宿泊人泊数は前年同期比60・7%増と大きく伸長した。

GRAN CAMPINGパームガーデン舞洲by WBF

市街地観光・ハイキングなどATに対応した通訳ガイド養成講座 (長野県安曇野市)

2022年4月7日(木) 配信 

安曇野市海外プロモーション協議会は、ATに対応した通訳ガイドの養成講座を開く

 長野県・安曇野市海外プロモーション協議会(小岩井清志代表)は5月から、アドベンチャートラベルに対応した英語地域通訳案内士の養成講座を開く。カリキュラムは市街地観光ガイドと、ハイキングガイドの2つを用意した。

 国家資格である「全国通訳案内士」に準じる地域通訳案内士は、定められた地域内で各自治体が独自に定める外国語ガイド資格。

 安曇野市は、同市にある北アルプスという山岳観光資源をインバウンド観光に生かすため、2019年から世界水準のガイディングができる人材の育成に取り組んでいる。この一環として、サスティナブルツーリズムの1つである「アドベンチャーツーリズム」に対応した地域通訳案内士制度を設けた。

 「City Guideコース」は、5~7月に全5回開講する。参加費はテキスト代込みで4万7500円(税込み)。定員は24人。

 「Hiking Guideコース」は5~10月に開講。City Guideコースの受講後に全6回のHiking Guide付加資格講座を受講する。参加費は10万7500円(税込み)。登山案内人資格や、十分な登山経験と体力を有していることが受講の条件となる。定員は12人。

 また、参加条件には、既に英語通訳案内士の資格を有しているか、英検2級以上、TOEIC650以上など、一定の英語能力の証明を求める。

 参加申し込みはどちらも5月6日(金)まで。

 オンライン事前説明会は、4月19日(火)の午後7時から。

渓谷に佇む隠れ宿 峡泉(長野県飯田市)が一新 「天龍峡の自然や食の魅力を堪能してほしい」(小林支配人)

2022年4月7日(木) 配信

小林義道支配人

 「渓谷に佇む隠れ宿 峡泉」(小林義道支配人、長野県飯田市)は3度目の改修後、3月12日(土)にリニューアルオープンした。

 同館は4年前に宿研(矢津達彦社長、神奈川県横浜市)が事業承継し、子会社の良地良宿が運営。「宿泊そのものが旅行の目的となる宿」を目指し、宿研グループのノウハウを駆使しながらリブランディングに取り組んできた。

客室「風花」

 コンセプトは「天龍峡を味わいつくす隠れ宿」。小林支配人は「天龍峡の岬に佇むロケーションで美食を堪能できる宿を目指したい」と話す。

 食は、新たに山本健料理長を迎え、グルメ宿にふさわしい地元の食材を中心に物語性を感じられる内容となっている。

 2期目(19年)に行ったリノベーションでは全8室のうち4室を和洋室ベッドタイプに一新。今回は残り4室も同様に、宿が刻んだ歴史を残しながら、最新の機能も取り入れた快適性を重視した客室となっている。全客室に温泉風呂が付いており、リラックスできる。

客室「深山」

 小林支配人は「多くの方にお越しいただき、天龍峡の自然や食の魅力を堪能していただきたい」と語る。

NPO法人ふるさとオンリーワンのまち 「認定事業を再開へ」

2022年4月7日(木) 配信

津田令子理事長

 NPO法人ふるさとオンリーワンのまち(津田令子理事長、30会員)は3月29日(火)、東京都内で2022年度(第12期)定期総会を開いた。

 津田理事長は、「地域の魅力を発掘する『ふるさとオンリーワンのまち』の認定事業を再開したい」と語り、機関誌の発行や会員の増強などに取り組んでいく姿勢を示した。

 さらに、FMチャオ熱海・湯河原のレギュラー番組「津田令子の土曜旅カフェ」で認定先関係者などが出演して、地域の情報発信やPRも継続して行う計画だ。

野口観光グループ「1000ポイントプレゼント」キャンペーン  新規会員登録でもれなく

2022年4月6日(水)配信

 野口観光グループ(北海道登別市)は2022年4月28日(木)まで、公式ホームページで新規に会員登録すると、もれなくグループ宿泊施設で利用できる1000ポイント(1000円相当)をプレゼントするキャンペーンを実施している。

 同グループで利用できるNポイントは、会員が公式サイトから予約すると、宿泊代金の5%がポイントとして加算される仕組み。キャンペーンでは、会員登録完了後、自動的に1000ポイントが付与される。貯まったポイントは、野口観光グループの各ホテル公式サイトで1ポイント=1円として利用できる。

夕陽と音楽を堪能する 「新冠温泉 ホテルヒルズ」の運営開始(北海道ホテル&リゾート)

2022年4月6日(水) 配信

露天風呂から眺める夕陽を音楽とともに堪能

 北海道ホテル&リゾート(小林英樹社長、北海道富良野市)は4月1日(金)から、新冠町の指定管理を行う事業者として、「新冠温泉 ホテルヒルズ」の運営を始めた。健康朝食をコンセプトに朝食メニューを刷新し、リニューアルした施設を「夕陽と音楽を堪能する眺望リゾート」としてサービスを提供していく。

 新冠町の名産である日高昆布を使った「日高昆布だし茶漬け」は、普段朝食を摂らない人も食べやすい一品。トッピングは全20種類から選べる。

 「女子力UP応援バイキング」では、発酵食材と新冠名産のピーマンを使った料理や、オリジナルスムージーなどで1日に必要な栄養とビタミンの摂取に貢献する。

 また、同ホテルでは2月から2カ月間休館し、老朽化した温泉施設をリニューアルした。以前から好評だった露天風呂から眺める夕陽や、館内と客室で流れるレコードの音楽は引き続き楽しめる。同ホテルの強みである「夕陽」の眺望を生かし、空が美しく変化する時間帯「マジックアワー」を体感できる工夫を施していく。

WILLER EXPRESS、広島~福岡・佐賀線 4月29日から運行

2022年4月6日(水)配信

広島~福岡・佐賀線の運行開始記念キャンペーンを実施

 WILLER EXPRESS(平山幸司社長、東京都江東区)は4月29日(金)、高速バスの広島~福岡・佐賀線運行と、博多バスターミナルへの乗り入れを始める。それに先駆け、予約サイト「WILLER TRAVEL」で予約受付の開始と、広島~福岡・佐賀線の運行開始記念キャンペーンを実施している。

 広島~福岡・佐賀線は、広島から小倉・博多・佐賀間を、昼行3往復と夜行1往復運行する。停車駅はバスステーション広島駅北口、小倉駅新幹線口バスターミナル、博多バスターミナル、金立サービスエリア、佐賀駅バスセンター。広島―佐賀間の所要時間は、昼行便が6時間から6時間30分、夜行便は広島発が6時間55分、佐賀発が7時間10分を予定する。

運行ダイヤ

 片道運賃は、広島~小倉が2700円から、広島~博多が3200円から、広島~佐賀が3700円から。往復割適用時は片道600円引き。

 博多バスターミナルへの乗り入れ路線は、大阪~福岡・佐賀線、広島~福岡・佐賀線の全便。博多バスターミナルは博多駅徒歩1分に位置し、複合商業施設が併設された利便性の高いバス停。福岡市内各地への路線バスや九州各地・本州方面への高速バスが数多く発着し、乗り継ぎの利便性も向上する。

広島~福岡・佐賀線の運行開始記念キャンペーンを実施

 運行開始を記念して、2つのキャンペーンを実施している。1つ目は、6月30日(木)までの出発便限定で、広島~福岡・佐賀線をお得に利用できる「ばり割(片道2500円)」、「ばりばり割(片道880円)」の販売。いずれも席数限定で、「ばりばり割」は1便2席のみを販売している。

  2つ目は、広島~福岡・佐賀線の予約に使える5000円クーポンが、抽選で5人に当たるツイッター投稿キャンペーンを実施している。WILLER TRAVELの公式ツイッターをフォローして、「#ウィラーで広福2500円」をつけてツイートすれば応募完了。合わせて、「#広島派」「#福岡派」「#佐賀派」のいずれかのタグを付けて、各地の“推し画像”の投稿も呼び掛けている。投稿キャンペーンは、5月8日終日のツイート投稿まで。

省エネルギーセンター、省エネ大賞の候補事例募集 製品などの普及目指す

2022年4月6日(水) 配信

賞のロゴ。6月22日(水)まで受け付けている

 省エネルギーセンター(藤洋作会長、東京都港区)は6月22日(水)まで「2022年度 省エネ大賞」の候補事例を募集している。

 同賞は、 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルの達成に向け、省エネルギーに対する意識や活動を浸透させ、省エネルギー製品などの普及に寄与することを目指す。11年からは、経済産業省が後援している。

 応募は2部門で受け付ける。このうち、「省エネ事例部門」は 優れた省エネルギー活動を推進し、成果を挙げた事業者を表彰。「製品・ビジネスモデル部門」は製品などを表する。いずれも、経済産業大臣賞と資源エネルギー庁長官賞、中小企業庁長官賞、省エネルギーセンター会長賞、審査委員会特別賞を用意している。

 審査は、省エネルギー性に加え、先進性や独創性、開発プロセス、汎用性、波及性などを加味して、総合的に行う。

 応募は同者のホームページで受けている。1次審査は6~7月に書類を基に判断する。2次は9月に、ビデオまたはプレゼンテーションの形式で実施する。その後、審査委員会による3次経て、23年2月1日(水)に表彰式を開く。

 「省エネ事例部門」は1975 年、「省エネルギー実施優秀事例表彰」に端を発した。「製品・ビジネスモデル部門」は90年に、「省エネルギー機器・システム表彰」としてスタート。両部門は国の事業の一環で、行われてきた。2009 年には「省エネ大賞」に一本化。 11年から、同者が主催する事業に変更された。

津田令子の「味のある街」「あんずジャムS」――沢屋(長野県・軽井沢)

2022年4月6日(水) 配信

沢屋旧軽ロータリー店の「あんずジャムS」540円(税込)▽長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢811-2▽☎0267(42)0050。

 雄大な浅間山の裾野に広がる軽井沢は、日本のみならず世界を代表する高原リゾート地だ。子供のころ両親に連れて行ってもらって以来訪ねた回数は200を超えている。軽井沢好きを自称する私が毎回必ず買ってくるのが沢屋のジャムだ。軽井沢といえば沢屋のジャムというぐらい有名かつ人気のある一品だ。「新鮮な果実の美味しさそのままに」をモットーにイチゴ、リンゴ、白桃、イチジク、ラフランスなど季節の味を楽しめる。

 

 毎朝欠かさずヨーグルトに載せて食べている信州の代表的な果樹「あんず」を皮ごと使い、さわやかな酸味と風味が特徴の「あんずジャム」を紹介しよう。125㌘入りのSサイズは1瓶540円とありがたい価格だ。この店のジャムはフルーツそのものの風味を生かすよう、淡白な甘みの北海道産ビート(甜菜)100%のグラニュー糖を使っている。糖度は40度を目安に一般のものより低糖度で仕上げ、さらに保存料等無添加なのでヘルシーでもある。開栓後は必ず冷蔵庫に入れ2週間ぐらいで食べきるようにしているのだが、ヨーグルト以外にもパンやパンケーキ、デザート、アイスクリームと何に合わせてもしっくりくるので、あっという間に空瓶が並ぶことになる。

 

 1952年に旧軽井沢テニスコート通りに看板を掲げた小さな青果店は、今や日本を代表するジャム屋になった。店の歴史には「滞在する外国人宣教師や外国大使別荘の方々へ新鮮な野菜や果実を納めていた沢屋では、お客様のご要望で無添加、低糖度の手作りジャムを作り始めます。当時は甘いジャムが多いなか、低糖度で甘さ控えめのジャムは口コミで評判を呼び、いつしかジャム専門店に生まれ変わりました」と記されている。

 

 すべて手作りをモットーに、イチゴのヘタ取り、白桃の皮むき、きんかんの種取りなど、一つひとつ人の手で丁寧に下作りし加工している。新鮮な果実を使い衛生管理の行き届いた自社工場でジャムにするという。沢屋ジャムファクトリーは製造のようすを見ることもできる。春の軽井沢を訪ねたら、ぜひ沢屋に立ち寄ってほしい。

 

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

NAA、第3ターミナル拡張エリア公開 4月5日から一部供用

2022年4月5日(火) 配信

拡張した出発ロビーと通路。出発ロビーの面積は約2倍になる

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は4月4日(月)、第3ターミナルの拡張エリアを報道陣に公開した。同月5日には通路をオープンし、21日には出発ロビーを供用する。

 同社は、2017年度における同ターミナルの取扱能力は年間750万人だったが、利用者数が764万人と収容能力を超えたため、混雑の緩和をはかろうと、18年4月に増築を決定していた。

 また、コロナ禍前にほかのターミナルを使用するLCC各社から、移転の問い合わせがあったことから、収束後の需要増加に備え、受入体制を強化した。

 出発ロビーでは、自動チェックイン機が36台追加され、合計60台となる。自動手荷物預け機は24台加わり、全40が稼働する。面積は約2倍となる。

 ジェットスター・ジャパンとジェットスター、チェジュ航空の3社が同エリアに移る。

 隣接する第2ターミナルとの距離は約500㍍から300㍍に短縮され、移動時間も約10分から6分ほどへ削減した。

 同ターミナルをつなぐ新たなアクセス通路は、2階部分に設置することで、車と歩行者を分けるほか、幅も拡大し、歩行性と視認性をより向上させた。

 なお、既存の通路は閉鎖され、今年秋ごろに、連絡バスや高速バスなどが発着するカーブサイドに変わる。

 今後は、需要動向を踏まえて、国際線の制限エリア内に、飲食店4店舗と物販店3店分のスペースを設ける。

 旅客ターミナル部の肥田達矢マネージャーは「成田空港の強みであるLCCのネットワークを生かし、1日も早い需要回復に努めたい」と話した。

肥田達矢マネージャー。「1日も早い需要回復に努めたい」と語った