星のや、旧奈良監獄をラグジュアリーホテルへ 26年春に開業予定(星野リゾート)

2023年9月15日(金) 配信

旧奈良監獄イメージ

 星野リゾート(星野佳路社長)が運営する星のやは2026年春に、国の重要文化財の「旧奈良監獄」(奈良県奈良市)を活用したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」を開く。星野リゾートと旧奈良監獄保存活用の2者による協定書の締結に基づき、旧奈良監獄の赤れんが建造物の魅力を最大限に生かした空間づくりを行う。

 同協定では、赤れんが建造物の耐震改修工事や資料館、その他付帯施設の開業準備を進める。今後、ホテル運営に加えて、旧奈良監獄の歴史や施設を知ることができるミュージアム施設の運営計画についても検討を進めている。

 客室数は48室。レストランやラウンジ、ミュージアムを付帯施設として建設する予定。

 旧奈良監獄は、明治政府が監獄の国際標準化を目指して計画し、1908年に完成した。監獄を構成する赤れんが造の建物は歴史的価値が高く、意匠的にも優れた近代建築であるとして、2017年2月に国の重要文化財に指定された。

ビッグホリデー、今季のスキー商品販売 初すべり日帰りバスや北海道ツアー設定

2023年9月15日(金) 配信

たんばらスキーパークイメージ

 ビッグホリデー(岩崎安利社長、東京都文京区)は9月13日(水)、2023-2024シーズンの初すべりスキー・スノボツアーを売り出した。朝出発のバス利用で、全コースリフト券付き日帰りツアーを設定。シーズン初めの足慣らしに最適なラインアップを用意した。また、北海道スキー&スノーボードツアーもすでに売り出しており、シーズンに向けて早期予約を呼び掛けている。

 日帰りバスツアーの最も早い設定日は11月25日で、長野県の湯の丸スキー場と群馬県のたんばらスキーパーク、丸沼高原スキー場が楽しめる。同社は「待ちに待ったシーズンイン!まずはお手頃価格の日帰りバスツアーでオープンしたばかりのゲレンデをぜひお楽しみください!」とアピールしている。

 北海道ツアーは、人気のルスツとトマムエリアで、空港からのバスやJR乗車券、滞在中のリフト券付きで利便性を高めた。同社は「価格変動型なので年末年始などの混み合う日程は早めの予約がおすすめです」としている。

津田令子の「味のある街」「チーズinタルトバウム信州りんご」――あづみ野菓子工房彩香(長野県安曇野市)

2023年9月15日(金) 配信

あづみ野菓子工房彩香の「チーズinタルトバウム信州りんご」1個300円(税込)▽長野県安曇野市穂高柏原4524-4▽☎0120(049)719。

 北アルプスを背景に広がる田園風景は、安曇野を代表する風景だ。あづみ野菓子工房彩香は、その田園地帯の中にある。

 

 「店の裏からは、真正面に常念岳が見えます。イーゼルを立てカンバスに向かっている人をよく見かけますよ」と会長の荻原隆之さん。風光明媚な環境に立つ店の名前には「四季折々の彩りと香りをお菓子にしてお届けする」という思いが込められている。広域農道沿いにあるので車で訪れる人が多いという。

 

 「どの商品も素材にこだわり一つひとつ愛情を注いでいます。おかげさまで、この夏も行列ができていました」と笑顔でおっしゃる。

 

 今回紹介するのは、この店の人気商品の一つ、チーズinタルトバウム信州りんごだ。直径6㌢ほどのまあるいお菓子で周りがバウムクーヘン。その中に濃厚な焼きチーズケーキがたっぷり練りこまれている。上にはコンポートされた長野県産のリンゴ(ふじ)がトッピングされている。

 

 先日、りんごトッピングのほかにプレーン、チョコレート、抹茶にいちごがそれぞれ個包装され化粧箱に入った10個入りの贈答用のものを取り寄せた。冷凍状態で届くので、すぐに食べたいものを取り出し、ほかは冷凍庫で保蔵する。冷凍にしておけば30日間は作り立ての味を美味しく食べられるのだ。解凍後は3日以内に食べればOKだ。

 

 食べ方は、色々ある。完全に解凍する前にはサクサクっとした食感も楽しめる。しばらくしてから食べるとしっとり感たっぷりにいただける。さらにオーブンで温めれば、より濃厚な味わいになる。二刀流ならぬ三刀流で楽しめる。洋菓子で、温めても冷やしても、半解凍でも、もちろんそのままでも美味しいというのは、珍しい。

 

 「地元の食材にこだわり、農家さんの協力で土の着いた状態の新鮮なものばかりを使ってお菓子にしていますから、口に入れると安曇野の風景とともに、作り手の愛情も一緒に届けられていると思いますよ」と話す。

 

 さて、お皿の上でほどよく解けたチーズinタルトバウム信州りんごをいただくことにしようっと。

(トラベルキャスター)

 

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

日帰りコースは「昭和レトロ」テーマの東京観光コースなどを企画 はとバス、秋の新商品売り出す

2023年9月14日(木) 配信

昭和の東京タワー

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)はこのほど、秋の行楽シーズンに向けて各方面へ向かう新商品の販売を開始した。

 日帰りコースでは、昨今のトレンドである「昭和レトロ」をテーマにした東京観光コースなどを企画。

 日帰りの「はとバス 75 周年限定オリジナル御朱印付き!久能山東照宮と清水港クルーズ」や、宿泊の「浅間連峰を一望!嬬恋プリンスホテルと日本の原風景ハーモニカ列車&シャインマスカット食べ放題」などを展開し、秋(10~12月)全体の利用者数16万6400人を目指す。

 日帰りコースの「はとバスで巡る懐かしの昭和レトロツアー」は、昭和を代表する東京のランドマーク「東京タワー」や昭和にタイムトリップしたかのような気分が味わえる「台場一丁目商店街」、日本最古の遊園地「浅草花やしき」を巡るツアー。昼食は、東京ドームホテル「リラッサ」で開催中の「昭和レトログルメフェア」で、昭和グルメの数々を心ゆくまでブッフェスタイルで堪能できる。運行日は10月7~30日の月・土・日・祝。料金は大人9980円、 子供5030円(4歳以上12歳未満)。

ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明 ハロウィンがテーマのスイーツが楽しめるブッフェを開催中

2023年9月14日(木) 配信 

スペアリブのブルーベリーソース

 住友不動産ヴィラフォンテーヌは10月31日(火)まで、運営する「ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」(東京都江東区)内のレストランでハロウィンがテーマのブッフェを実施している。

 秋の味覚をふんだんに使った料理と、「シックなハロウィン」がテーマのパティシエこだわりのスイーツ、3種のハロウィンスペシャルモクテルが楽しめる企画。

 南瓜の麻婆ソースや秋鮭と南瓜のミルク煮などの料理メニューのなかのおすすめは、ブルーベリーと蜂蜜、調味料を合わせたタレに2日間肉を真空状態で漬け込み味を染み込ませ焼いたスペアリブ。

ゴーストやコウモリをかたどったチョコレートの飾りのガトーショコラ

 デザートは、パンプキンロールケーキや、ゴーストやコウモリをかたどったチョコレートの飾りのガトーショコラなどが楽しめる。

 また、「グランドエール presents ハロウィン 賢者の晩餐会」期間中は、会場となる「オールデイダイニング グランドエール」の入口にフォトスポットを設置したり、スタッフがゴシック調のコウモリのアクセサリーを身に着け菓子の配布やライブキッチンでの料理のとりわけを行ったりと、ブッフェ以外でもハロウィンをお楽しめる仕掛けを用意している。

3種のハロウィンスペシャルモクテル

 さらに、料理ボードのヒントを手掛かりにクイズに正解した人には、秘密のモクテルをプレゼントする。

 料金は、ランチタイム大人3500円、小学生1750円。ディナーは、平日が大人4500円、小学生2250円。休日が大人5500円、小学生2750円。いずれも税込。

 

松江城周辺をライトアップ 「松江水燈路」9月23日から開催

2023年9月14日(木) 配信

松江城周辺を幻想的に彩る

 島根県松江市の松江ライトアップキャラバン(松江観光協会内)は9月23日(土)から10月15日(日)までの土・日・祝日の計9日間、松江城周辺を行燈などでライトアップするイベント「松江水燈路」を開催する。

 松江城を囲む堀川沿いや武家屋敷周辺に行燈を並べ、幻想的な雰囲気を創出する。“水の都・松江”の秋の風物詩として人気のイベントだ。開催時間は午後6時から9時まで。

 松江城二の丸上の段(興雲閣前)では、市民らによる手作り行燈展を開催する。「松江らしさ」などをテーマとした約400個の行燈が並ぶ。

 期間中、夜間特別営業も行う。松江城のお堀を遊覧する「堀川遊覧船」は、午後6時30分から大手前乗船場と松江堀川ふれあい広場乗船場を結ぶ特別便を運航する。片道1人800円。

 国宝・松江城天守閣の夜間特別入場も実施。午後6時から9時まで。入場料は大人680円。

 なお、松江水燈路は例年期間中の土・日・祝日開催だが、今年は9月28日(木)、29日(金)の平日にも特別開催する。城周辺で石見神楽の特別公演や、松江の伝統行事「鼕(どう)行列」の実演も行う。両日とも国宝・松江城天守閣への夜間特別入場が可能だ。一方、堀川遊覧船の夜間運航は行わない。

第2次岸田再改造内閣 斉藤国交相が留任コメント発表「持続可能な観光を推進」

2023年9月14日(木) 配信

第2次岸田再改造内閣において斉藤鉄夫氏が国交相に留任した

 第2次岸田再改造内閣が9月13日(水)に発足し、国土交通大臣には斉藤鉄夫氏が留任した。斉藤大臣は留任にあたり、「国民の安全・安心の確保」「持続的な経済成長の実現」「個性をいかした地域づくりと分散型国づくり」など、注力していきたい3本柱を示した。

 観光分野に関連する事項では、「GX・DXの加速や、持続可能な観光の推進などに取り組むとともに、社会資本の戦略的・計画的な整備を進める」考えだ。

 

 コメント全文は次の通り。


 今般、改めて国土交通大臣、水循環政策担当及び国際園芸博覧会担当大臣を拝命しました。

 国土交通省は、国民の皆様の命と暮らしを守り、また、経済成長や地方創生に直結する大変重要な分野について、陸・海・空にわたり幅広く所管しております。令和3年10月の就任以来、自然災害や事件・事故等への対応も含めて、これらの幅広い任務に取り組んでまいりましたが、今後とも気を引き締めて対応してまいります。

 国土交通行政が直面する課題はいずれも大変重要ですが、特に注力していきたい事項として、次の3本の柱について重点的に取り組みます。

 第一は、「国民の安全・安心の確保」です。

 激甚化・頻発化する豪雨災害等を踏まえ、流域治水の推進、線状降水帯の観測・予測体制の強化をはじめ、防災・減災、国土強靱化の取組を強力に推進します。加えて、運輸分野の各モードにおける総合的な安全対策の推進、通学路等における交通安全対策、海上保安能力の強化、国民保護・総合的な防衛体制の強化等に資する公共インフラ整備等に取り組みます。

 第二は、「持続的な経済成長の実現」です。

 GX・DXの加速、持続可能な観光の推進等に取り組むとともに、社会資本の戦略的・計画的な整備等を進めます。加えて、物流や建設業に関するいわゆる「2024年問題」の解決と持続可能な産業の実現に向け、担い手確保・育成や生産性向上に取り組みます。

 第三は、「個性をいかした地域づくりと分散型国づくり」です。

 バリアフリー社会の形成、地方への人の流れを創出する移住等の促進による多様なライフスタイルの実現、離島等の条件不利地域の振興、コンパクトでゆとりとにぎわいのあるまちづくり、地域公共交通のリ・デザイン等を推進します。加えて、安心して暮らせる住まいの確保、子育てを応援する「こどもまんなかまちづくり」等を推進します。

 これらの取組について、現場の声にしっかりと耳を傾けながら、国土交通省の総合力を最大限発揮し、新しい資本主義の実現や内外の環境変化への的確な対応を図ってまいります。

 また、水循環政策については、健全な水循環の維持又は回復を図るため、施策を総合的かつ一体的に推進してまいります。

 さらに、国際園芸博覧会については、意義ある博覧会として開催できるよう、万全の準備を進めてまいります。

2024年夏に「コートヤード・バイ・マリオット札幌」開業へ

2023年9月14日(木) 配信

国内7軒目のコートヤード・バイ・マリオットに

 積水ハウス(仲井嘉浩社長兼CEO、大阪府大阪市)とマリオット・インターナショナル(アンソニー・カプアーノ最高経営責任者兼CEO、米国メリーランド州)はこのほど、北海道札幌市に「コートヤード・バイ・マリオット札幌」を開業すると発表した。開業予定は2024年夏。

 国内7軒目のコートヤード・バイ・マリオットとして、客室数は321室を予定する。ゲストルームとファミリールーム、スイートルームを用意。1階にはカフェ&バー、2階にはダイニングを備えるほか、宿泊客専用の大浴場を設ける。

 所在地は札幌市中央区南10条西1―1―57。地上13階建て。

ホテルコンチネンタル府中、全室のベッド入替 「黄金焼きそば」も提供中

2023年9月14日(木) 配信

ベッドを入れ替えた「スーペリアツインルーム」

 ホテルコンチネンタル府中(大住佑総支配人、東京都府中市)は、今夏にベッドの入れ替え工事を行い、8月末に全117室の工事が完了した。

 今回導入したベッドは、フランスベッドの高級ラグジュアリーラインのひとつ。羊毛を使用した厚さ30㌢のマットレスで、上質でソフトな寝心地が体験できると評判だ。

 ベッドはリサイクル繊維を使用したエコマーク認定のマットレスを採用。エコマークは「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付けられる環境ラベルという。

 従来シングルルームには120㌢セミダブルサイズのベッドを設置していたが、今回147㌢のワイドダブルサイズベッドを導入し、より広々としたサイズで寛げるようになった。ツインルームでは、ベッドとしても利用できる新しいソファベッドを設置した。

新メニュー「黄金焼きそば」が登場

 また、館内の「レストラン東北牧場」ではディナーバイキングにおいて実演調理ワゴンを実施中。なかでも新メニュー「黄金焼きそば」は、鉄板で焼いた自社農場「東北牧場」の野菜たっぷりの焼きそばに、東北牧場のブランド卵を贅沢に丸ごとのせている。

 東北牧場で採卵された卵は一玉300円のブランド卵「青玉」で、鶏のエサとなるトウモロコシは東北牧場内で無農薬・無化学肥料で栽培されたものを使用。残留農薬ゼロが証明された初めての卵だ(検査機関SRL)。

 東北牧場の野菜も完全無農薬で、堆肥には東北牧場で育ったサラブレッドの堆肥を使用して野菜栽培を行っている。

 現在は東北牧場の野草を練り込んだ翡翠麺を開発中で、近日完成予定だという。

 黄金焼きそばは「レストラン東北牧場」のディナータイム(午後5~10時)にて提供中。

 問い合わせ=☎042(333)7115。

菅平パークホテルが破産手続き開始決定 負債は約2億円(帝国データバンク調べ)

2023年9月13日(水) 配信

 菅平パークホテル(宮崎健代表、長野県上田市)は8月29日(火)、長野地裁上田支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約2億円。

 同社は1975(昭和50)年10月創業、86(昭和61)年11月に法人改組されたホテル経営業者。菅平高原において、グリーンシーズンはサッカーやラグビーなど、ウインターシーズンにはスキーの学生合宿に利用され、2010年10月期には年間収入高約6800万円を計上していた。

 しかし、スキー人口が減少し、競合が激化するなか、施設の老朽化もあって業績は悪化していた。さらに、新型コロナの影響を受け、21年10月期の年間収入高は約800万円に落ち込み、資金繰りは逼迫。先行きの見通しが立たなくなり、22年11月ごろには事業を停止していた。