Facebook Japan、被災地へ届けるCP 3110本の花を福島へ

2022年3月14日(月)配信

福島と各地域をつなぐ花のゲート「Peace Flower Gate」

 Facebook Japanはこのほど、東日本大震災から11年目となる前にソーシャルキャンペーン「あなたのいいね! が花になるFlowers for 3.11」を実施した。同CPで集めた被災地へ寄せる想いを3110本の花にして、3月11日(金)に復興支援イベント「SONG OF THE EARTH 311―FUKUSHIMA 2022―」(福島県・楢葉町)の会場を彩った。

 同CPは2月22日(火)~3月3日(木)の期間、Meta日本公式Facebookページの特集「11年目の3.11を考える10日間」で実施。この特集の投稿に寄せられた「いいね!」などのリアクションやコメント、シェアの数と同じ本数の花を福島へ届ける企画で、計4909の想いが集まり、届ける花の上限3110本を送った。

 届けられた花は、同復興支援イベントへ訪れた来場者を迎え入れる約2メートルのフラワーゲートなどに使用。復興支援イベントの主催であるLOVE FOR NIPPONのメンバーとして、福島県各地で活動するフラワーアーティスト・小林祐治氏により制作された。

 ゲートは「たくさんの花に触れたり、写真をとったりすることで心の癒しになってほしい」「福島県は孤立していないということを伝えたい」という想いが込められている。来場者からは「福島の生産者さんからもお花が届いていることに復興への明るい兆しが見えてきたと感じた」といったコメントが寄せられた。

 このほか、全国から届けられた被災地へ寄せる想いを具現化した花を髪や身に着けて、イベントをさらに楽しめるアイテムを制作するワークショップも実施した。

地域の看板商品創出 3月23~25日、全国10カ所で事前説明・相談会を開く(観光庁)

2022年3月14日(月) 配信

観光庁は3月23~25日に、「看板商品創出事業」の事前説明・相談会を開く

 観光庁は3月23(水)~25日(金)に、全国で「看板商品創出事業」の事前説明・相談会を開く。

 「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品創出事業」は、地域の関係者が連携して、地域ならではの観光資源を活用したコンテンツの造成から販路開拓までの、一貫した支援を実施する。

 自然、食、歴史・文化・芸術、地場産業、交通などの観光資源を、地域ならではの看板商品創出に生かしてほしい考え。具体例は、ツアーや旅行商品などの企画・開発費、モデルツアー実施費、プロモーション費用──など。

 同事業に21年度経済対策関係予算の約101億円を充当している。

 補助率は500万円まで定額。併せて、500万円を超える部分については2分の1を補助する。補助上限額は1000万円。

 事前説明・相談会は、第Ⅰ部が公募内容や事業スケジュールなどの説明。第Ⅱ部が、個別相談(1回約20分)となる。なお、事前に予約が必要。

 北海道、東北、関東、北陸信越、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄──の10か所において、ハイブリッド(現地会場・オンライン)形式で開かれる。

 東北と四国はオンラインのみ。現地会場定員は、北陸信越と沖縄が20人、そのほかが45人まで。

 申込期限は3月22日(火)の正午まで。現地会場での参加は先着順。

新潟県・栃尾の割烹旅館「恵比仁旅館」破産手続き開始(帝国データバンク)

2022年3月14日(月) 配信

 惠比仁(えびに、西川史朗社長、新潟県長岡市)は3月1日(火)、新潟地裁長岡支部から破産手続き開始決定を受けた。

 同社は、1957(昭和32)年4月に設立。割烹旅館「恵比仁旅館」を経営していた。本格的な割烹料理を味わえる旅館として、栃尾エリアにおける観光客を集客していたほか、料理のみの利用客も多く、近隣住民からも好評を得ていた。

 しかし、2020年に入ってからは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光客数が大幅に減少。経営状態が急速に悪化し、今年2月28日付で事業を停止していた。

 帝国データバンクによると、「負債は調査中」という。

【まもなく締切】36旅館の宿泊券が当たるプレゼントアンケート

2022年3月14日(月)配信

 旅行新聞新社では昨年12月に発表した「第47回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」入選施設の宿泊券、「第42回プロが選ぶ土産物施設100選」の名産品が当たるアンケートを、旅行新聞新社サイト内で2022年3月14日(月)-3月31日(木)まで実施しています。奮ってのご応募をお待ちしております。

 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」、「プロが選ぶ土産物施設100選」は、全国の旅行会社の本社・支店・営業所に投票ハガキを郵送、優れたホテル・旅館や土産物施設を推薦してもらい、集計・発表する事業です。ホテル・旅館100選には「総合100選」のほか、「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門の100選があります。また「土産物施設100選」は、オリジナルの土産やその土地ならではの土産を販売する施設(道の駅も含む)を推薦してもらうもので、土産物施設のほか「観光・食事施設100選」も設けています。

プレゼントアンケート詳細

 旅行に関するWebアンケートにお答えいただいた人のなかから抽選で、「第47回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」入選施設の宿泊券(1組2名様、1泊2食付)を36組に、「第42回プロが選ぶ土産物施設100選」の入選施設おすすめの名産品を32名様にそれぞれ、プレゼントします。

応募期間:2022年3月31日(木)まで
当選発表:
 宿泊ご当選者様につきましては、「旅行新聞新社」から当選のご連絡をさせて頂いたうえ、宿泊券は各お宿より、直送させて頂きます。宿泊券プレゼントにつきましては5月中旬に「旅行新聞新社」ホームページで当選者名(都道府県名と苗字)を発表させて頂きます。名産品の当選につきましては発送をもって発表に代えさせて頂きます。
応募方法:
 以下のページリンク先の「キャンペーンに応募する」から

安来市観光協会 地域発信の人材育成へ スキルアップの講座開く

2022年3月14日(月)配信

ローカルナビゲーター養成講座のようす

 島根県の安来市観光協会は2月22日、JR安来駅に隣接した観光交流プラザ内で、「旅の文化カレッジ事業・ローカルナビゲーター養成講座」を行った。地域の魅力をストーリーとして紹介するなど、新しい旅をコーディネイトできる人材を育成する。

 同市は、雲南市、奥出雲町の2市1町で構成する日本遺産「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」を抱えており、コロナ禍のなかでテーマ性を持ったマイクロツーリズムが注目されるなか、コロナ収束後を見据え、現場で働く人々の観光案内スキルをアップさせ、新しい旅のスタイルを構築する狙いだ。

 講座は、宿泊施設や観光施設、旅行会社の担当者のほか、山陰インバウンド機構や同市観光振興課職員など約30人が参加した。

 講師はクラブツーリズムのテーマ旅行部顧問を務める黒田尚嗣氏が務めた。同氏はクラブツーリズムの旅の文化カレッジで「旅する世界遺産・日本遺産の語り部」として各種講座を担当しながら、日本遺産関連のテーマ旅行を自ら企画するなど、地域の魅力発信に注力している。

 講座のなかで黒田氏は、ローカルナビゲーターは、その地域のスペシャリストとなり、土地の人の営み(歴史・風習)を紹介し、日本遺産の構成文化財や観光資源による公式的なストーリーだけでなく、自身の体験に基づいたオリジナルのストーリーを作成することが重要とした。

 また、旅行者に対し鋭い観察眼を持ち、案内しながら顧客情報を引き出すことがリピーターにつながり、観光消費拡大に結び付くとした。

 同協会の門脇修二事務局長によると今後も定期的に同様のセミナーを開催する予定。地域一体となり、コーディネイト力向上をはかる。門脇局長は「駅を起点にしたサイクリングツアーのナビゲーターも養成していきたい」と意気込んでいる。

西九州新幹線 武雄温泉―長崎間 9月23日に開業

2022年3月13日(日)配信

水戸岡鋭治氏デザインの「かもめ」(写真提供:JR九州)

 西九州新幹線(武雄温泉―長崎間)の開業日が今年9月23日に決定した。

 武雄温泉―長崎間の延長は66㌔。駅数は、武雄温泉と嬉野温泉、新大村、諫早、長崎の5駅。このうち、嬉野温泉駅と新大村駅は、新幹線開業に合わせて設けられる新駅となる。

 また、在来線の大村線には、新幹線・新大村駅と併設する「新大村駅」と、新幹線の車両基地になる「大村車両基地駅」も設置される。

 西九州新幹線は、新幹線「かもめ」と博多―武雄温泉間を走行する在来線特急「リレーかもめ」を、武雄温泉駅の同一ホームで乗り換える対面乗換方式を採用。開業により、博多―長崎間の所要時間は最速で約1時間20分と、現行より約30分短縮される。

 「かもめ」の車両は、東海道新幹線で運行する「N700S」がベース。内外装のデザインは、豪華寝台列車「ななつ星in九州」など、これまでにJR九州の多くの車両デザインを手掛けてきた水戸岡鋭治氏が担当した。

 「九州らしいオンリーワンの車両」をデザインコンセプトに、エクステリアデザインは白地にJR九州のコーポレートカラーである赤を配色。車両側面には、シンボルマークとともに、毛筆書体で「かもめ」と書かれたロゴマークを配置した。

 インテリアデザインは「優しい・明るい・心地良い・美しい」をテーマに色、形、素材をセレクト。和洋折衷、クラシックとモダンを組み合わせることで、懐かしくて新しい空間を表現する。

 6両編成で、1―3号車が指定席、4―6号車が自由席となる。指定席は2席×2席配列、自由席は2席×3席配列となる。定員は1号車40人、2号車76人、3号車47人、4号車86人、5号車86人、6号車61人の計396人。

 

指宿白水館 地元の魅力伝えるオリジナルチョコを開発

2022年3月13日(日)配信

フレーバーの異なる6粒入り

 鹿児島県・指宿温泉の指宿白水館(下竹原利彦社長)はこのほど、南薩エリアの6事業者と著名なパティシエ、ショコラティエ協力のもと、新たに地元の素材を生かしたオリジナルチョコレートを開発した。3月11日から、同館売店とオンラインショップにおいて、数量限定で販売する。

 同商品は鹿児島県と、さらに南薩摩の魅力を全国に伝えるとともに、地元を盛り上げられるものを作れないかと社員全員で検討し、生まれた。

 オリジナルチョコレート「ショコラ ドゥ カゴシマ」は、選りすぐりのカカオと、南薩摩の素材だけを使用。フレーバーの異なる6粒入りで1箱4千円(税込)。

 開発は、鹿児島とも縁が深い気鋭のパティシエ、江藤英樹氏が担当。さらに、名だたるハイエンドブランドチョコレートをプロデュースしてきたトップショコラティエの野口和男氏が技術面をサポートした。江藤氏は、素材選びに際し、何度も現地に足を運び、吟味を重ねたという。

 そうして完成した6粒は、マンゴー(トロピカルファーム山川)、さつま紅茶(瀬戸茶生産組合)、ハーブ(開聞山麓香料園)、金柑(清木場果樹園)、知覧茶(お茶のはまだ)、焼酎(佐多宗二商店)と、どれも個性的。いずれも南薩の風土や文化の香りを感じさせる、これまでにない風味のチョコレートに仕上がっている。

 また、6粒には、南薩摩の魅力を多くの人に伝えたいという願いを込めて、それぞれ指宿・枕崎・開聞・津貫・知覧・頴娃と、地元の地名が冠されている。同館の金丸芳久常務は「今回のチョコレートが鹿児島県や南薩摩のことを知り、足を運ぶきっかけとなってもらえれば」と話す。

「ららぽーと福岡」オープン 九州初進出で、4月25日に

2022年3月12日(土)配信

オーバルパーク(イメージ)

 三井不動産と九州電力、西日本鉄道が青果市場跡地(福岡県福岡市)で再開発を進める商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」が4月25日に、グランドオープンする。

 「ららぽーと福岡」は、9つの多彩な“パーク(広場)”をはじめ、ファッションやフードマルシェ、レストランなどの食、エンターテインメント施設などを集めた商業施設で、九州初進出となる。

 店舗数は九州初出店57店を含む全222店となる。九州最大級(約1450席)のフードコート&レストランゾーンや福岡発をはじめとした多彩な物販店舗、「機動戦士ガンダム」の世界観を楽しめる複合エンターテインメント施設「ガンダムパーク福岡」なども展開する。

 パークでは約4千平方メートルの広場と、その広場を階下に眺める遊歩道が特徴的な「オーバルパーク」や、200メートル陸上トラック、テニスコート、3×3バスケットボールコートなどを設けた。「スポーツパーク」、「フットボールパーク」などのスポーツの拠点化も目指す。

 さらに目玉が、3―15歳までの子供を対象に職業・社会体験できる施設「キッザニア福岡」の開業。現実社会の約3分の2サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、約100種類の仕事やサービスを体験しながら学べる。開業は今年の夏を予定する。

 九州初登場の木育ミュージアムの「福岡おもちゃ美術館」も開業する。アナログのおもちゃ約 8千点が展示され、国内外の美しいおもちゃや、福岡の伝統玩具などで実際に遊ぶことができる。

KNTーCT、「TEAM EXPO 2025」共創パートナーに登録

2022年3月11日(金) 配信

「TEAM EXPO 2025」プログラムロゴマーク

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長、東京都新宿区)は3月8日(火)、2025年日本国際博覧会協会が推進する「TEAM EXPO 2025」プログラムの共創パートナーに登録されたと発表した。

 同プログラムは大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGs達成に貢献するために多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共創するもの。KNT-CTホールディングスはSDGs17の目標のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」「4:質の高い教育をみんなに」「8:働きがいも経済成長も」の3つを最重点テーマとして定めている。共創パートナーとしてグループ各社においても、「旅」を通してこれらの目標達成に貢献することを目指す。

 グループ各社が取り組む共創チャレンジは、同日現在で次の通り。

 【近畿日本ツーリスト】企業連携で「SDGs×教育×旅」学びのプログラムを開発・提供【近畿日本ツーリストコーポレートビジネス】観光を通じたSDGsビジネスを推進するプラットフォームの構築【クラブツーリズム】ウェルビーイングツーリズムの推進▽わたりグリーンベルトプロジェクト(被災地域の活性化や地元の方々のウェルビーイングの支援)▽大人の社会科見学(共創によるSDGsツーリズム)▽「長期滞在型ツアー」の促進(地域の活性化を促進し住み続けられるまちづくりを目指す)▽届けよう!大阪・関西万博の魅力(会員誌等での大阪・関西万博の情報発信と関連ツアーの造成)

今後の観光起爆剤は徳川家康と市の歴史のPR 静岡市が都民対象にイメージ調査

2022年3月11日(金) 配信

歴史博物館・家康に関する調査

 静岡県静岡市はこのほど、東京都民を対象にした7回目のイメージ調査の結果を発表した。

 2023年1月、駿府城公園近くに開館を予定している「静岡市歴史博物館」への来館希望者が65%を占めた。一方、来年放送のNHK大河ドラマの主人公でもある徳川家康が静岡市ゆかりの武将であることは、66%が知らないと回答。市は、23年の大河ドラマ「どうする家康」に向けて、徳川家康と市の歴史をPRすることが、アフターコロナを視野に入れた今後の観光起爆剤になり得るとの分析結果を示した。

 なお、「静岡市の印象」ベスト10は、1位がお茶で920人、2位が富士山で827人、3位がちびまる子ちゃんで409人と、コロナ禍で移動が制限された状況などもあり昨年とほぼ同様の結果となった。

静岡市の印象ベスト10

 同調査は、市の魅力を客観的に把握する目的で2016年から毎年行われている。今回の調査は2月16日~18日の3日間、東京都在住の20~50代の男女1038人(男女各519人)を対象に、インターネットリサーチ法で調査した。