ホテルメトロポリタン鎌倉、いざ鎌倉︕鎌倉版図 建⻑寺特別参拝付き宿泊プランの販売へ 

2022年9月2日(金) 配信

建長寺 三門

 ホテルメトロポリタン鎌倉(神奈川県鎌倉市)は9月5日(月)、いざ鎌倉︕鎌倉版図 建⻑寺特別参拝付き宿泊プランの販売を開始する。

 僧侶による境内特別案内のもと、通常では⼀般公開をしていない国指定重要⽂化財「三⾨」の楼上に安置されている釈迦如来・⼗六羅漢・五百羅漢や、仏殿、法堂などを参拝。最後は、応供堂か得⽉楼で750年以上受け継がれてきた伝統の味、建⻑寺の僧侶が作った本物のけんちん汁を味わう。

建長寺 けんちん汁

 同特別体験は観光庁の「地域独⾃の観光資源を活⽤した地域の稼げる看板商品の創出事業」を活用し、鎌倉市観光協会と鎌倉旅館組合が行う「〜いざ鎌倉︕鎌倉版図(ハント)〜」事業の1企画。同事業では、北鎌倉エリアの「建⻑寺」、⼆階堂エリアの「覚園寺」、材⽊座エリアの「光明寺」の協⼒のもと、「⾮公開⽂化財の特別公開」や、「⽂化財である境内での鎌倉⽂化体験」を特別参拝プログラムとして⽤意。5日からモニター参加者の募集を開始する。

 鎌倉時代の中世の雰囲気を感じられ、鎌倉で最も鎌倉らしいお寺ともいわれる覚園寺では、世界で1 つの“鎌倉守”づくりと、和光茶と伝統和菓⼦を味わう体験が楽しめる。

 光明寺では、開宗850 年記念事業として“⼤改修”中の国の重要⽂化財の⼤殿(本堂)のようすを見学できる。併せて、僧侶の案内による境内全体の特別拝観と、普段は⾮公開の⼭⾨楼上の公開も行われる。

 また同事業では「鎌倉鉢の⽊」と、「鎌倉御代川」が、特別参拝に合う弁当を開初。両店の弁当は今後、⼀般販売も予定している。

個性的な商店と西新井大師の魅力体験 だるま製造会社「はっぴーだるま工房」がツアー造成

2022年9月2日(金) 配信

ツアーようす

 だるま製造会社「はっぴーだるま工房」を運営するCrista(高橋美帆代表、東京都足立区)は8月5日(金)から、同工房のだるま作り体験に参加した団体を対象にしたツアーを開始した。

 「Let’s go 開運ハッピーツアー」は、「西新井大師」の数々の文化遺産と、個性豊かな周辺商店の魅力を「多くの人と共有したい」と考え企画。「西新井大師」の魅力と謂れを再認識してもらう機会を提供するとともに、西新井大師周辺に存在する個性的な商店により多くの人が足を運ぶきっかけをつくることが狙いだ。

 ツアーでは西新井大師の境内をツアーガイドの案内を聞きながら巡るだけではなく、普段は公開していない「書院」で日本庭園を眺めながら休憩したり、商店街にある清水屋のツアー限定草団子を用意したりと、同ツアーならではの体験も多数盛り込んでいる。4~10人の団体での受付で、参加費は3900円(だるま作り・寺院境内巡遊・草団子込み)。実施は平日のみ。

 Cristaは同ツアーを実施するにあたり、工房を開設した20年に2~3人向けの無料ツアーを実施。今年6月からはツアーを有料化し、本格販売への磨き上げを行った。高橋代表は、「地元バス会社と協力し、区内にある『都市農業公園』も組み込んだ本格的なツアー企画への深化も予定している。それに加え、東京都内に『ビジネス』で訪れる訪都客をターゲットとした『隙間ツアー』の実施に向けた準備も進めている」と今後の展開を説明。

 そのうえで、「江戸時代には、豊かな自然で人気を博していた観光地であった足立区の魅力を発掘し、微力ながら地域活性化に貢献したい」と語る。

よみうりらんど、2024年春「HANA・BIYORI」の敷地内に天然温泉を楽しめる日帰り温浴施設を新設

2022年9月2日(金) 配信

新温浴施設の外観(イメージ)

 よみうりランドは2024年春、遊園地に隣接する新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」の敷地内に天然温泉を楽しめる日帰り温浴施設を新設する。

 温浴施設では、標高約100メートルの高さから都心を一望できる抜群の眺望が楽しめ、「HANA・BIYORI」の四季折々の花々に包まれた「癒し」の空間も創出。

露天風呂からの都心の眺望(イメージ)

 このロケーションを生かした「絶景露天風呂」、 開放感あふれる岩盤浴、 サウナなどで構成する予定という。

 また同社は、日帰り温浴施設を新設伴い、「よみうりランド丘の湯」および併設する「丘の湯プラザ」は、 2024年1月に営業を終了する予定であることも発表した。

JTB、新しい観光交流拠点 道頓堀に9月3日オープン

2022年9月2日(金)配信

外観

 JTBと道頓堀ナイトカルチャー創造協議会は9月3日(土)、観光交流拠点「Pivot BASE~Travel Café@Tonbori~(ピボットベース~トラベルカフェ アット トンボリ~)」を大阪・道頓堀に開設する。当日は13:00オープン。

 店内に設置するタブレットやサイネージでは、次世代動画サービス「Tig(ティグ)」を利用した「街歩き動画」が視聴できる。視聴中に気になる大阪や関西の店舗などをタップすると、詳細情報の確認と自身のスマートフォンへの情報の持ち出しができる。AR(拡張現実)グラスを装着することで、より没入感のある迫力ある映像体験も楽しめる。

 さらに、大阪を舞台にしたオリジナルストーリーで展開するドラマコンテンツや、空中ディスプレイによる観光動画などデジタル技術による新たなショーケースを体感できる。

店内のようす

 SNS(交流サイト)連動型サイネージも設置。SNS上で話題となっている情報を自動収集し、そのなかから地域に精通したトラベルコンシェルジュが厳選した旬なローカル情報をサイネージに投影する。

 トラベルコンシェルジュは、アフターコロナのインバウンド回復と大阪・関西万博を見据えて多言語に対応。外国人を含む観光客にも対応する一方、地域の人も気軽に利用できるカフェとしても営業し、多くの観光客と地域の人が交流する拠点としての役割も担う。

 また、デジタル技術の導入による「旅行者への情報発信」とともに、「旅行者のデータマーケティング」を同時に行い、「道頓堀観光DX化計画」の取り組みを推進していく。

 店舗は道頓堀・中座くいだおれビル1階。営業時間は11:00~23:00(土日祝日の前日は0:00)まで。年中無休。

エリアマネジメント構想「COCOONプロジェクト」第1弾は平和島 地域連携のエリアマネジメント活動を沿線全域に拡大

2022年9月1日(木) 配信

「COCOON ひろば平和島」 イメージ

 京浜急行電鉄はこのほど、京急沿線で地域と共創するエリアマネジメント構想 「COCOONプロジェクト」を開始すると発表した。

 目指すのは、三浦半島エリア「三浦 COCOON」や、横浜市南部「みんなの富岡・能見台 丘と緑のまちづくり」など、沿線各エリアで進めてきた地域連携のエリアマネジメント活動を沿線全体に拡大することで、京急沿線版の「自律分散型まちづくり」の実現。

 2020年から取り組む「三浦 COCOON」で構築したMaaS基盤を沿線全体に拡大することで、地域の個性を生かした「暮らしたい、働きたい、訪れたいまちづくり」に取り組む。

 同プロジェクトの第1弾として23年8月末(予定)まで、東京都大田区、日本工学院専門学校、シンクロ・フードとともに産官学連携でフードトラックやシェアスペースオフィス、モビリティステーション、地域イベントスペースなどを運営する地域交流拠点「COCOON ひろば平和島」を平和島駅前に設置する。

 これに加え、地域共通予約(シェアスペースなど)やオンライン決済、デジタルチケット、マルチモーダル経路検索の機能をもつ地域情報・MaaSサイト「おおた COCOON」を開設。平和島地域の魅力拡大をはかる。

企業×地域ワーケ実証事業 30件をマッチング(観光庁)

2022年9月1日(木) 配信#旬刊旅行新聞

観光庁はこのほど、「ワーケーション推進事業」モデル実証事業における企業×地域を決定した

 観光庁は8月31日(水)、「ワーケーション推進事業」企業と地域によるモデル実証事業の採択企業と採択地域を決めた。このほど採択した企業・地域のマッチングは30件。

 従来の日本の旅のスタイルとして、「特定の時期に一斉に休暇を取得する」、「宿泊日数が短い」などの特徴があった。これにより、旅行需要が特定の時期や場所に集中してしまうことで混雑が生じやすい傾向があり、国内旅行消費額の伸び悩みの原因として懸念されている。

 観光庁は、コロナの流行やテレワークなどによる働き方の多様化により、ワーケーションへの関心が高まっていることから、「旅行機会の創出や旅行需要の平準化につながる」ことを期待し、送り手である企業と、受け手である地域のモデル実証事業を実施するため、6~7月にかけて、企業と地域の両方を募集した。

 同事業では、企業には効果検証や制度導入、地域には受入体制整備の推進をはかる。また、取り組みの定着や継続的な関係性の構築につなげるため企業と地域のマッチングを行った。

モデル実証事業 採択企業・地域及びマッチング 一覧(観光庁資料より編集部作成)

HIS、ハウステンボス売却 1000億円で、財務改善へ

2022年9月1日(木) 配信

PAGはアトラクションの導入やイベントなどへの投資でテーマパーク事業を拡大する考え

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、アジア最大級の資産運用会社「PAG」(伊藤宏一社長、東京都港区)にハウステンボスを1千億円で売却することで合意した。コロナ禍で悪化した財務状況の改善をはかる。

 ハウステンボスの株式の66.67%に当たる全保有分を売る。残りの株式は所有する九州電力やJR九州など地元企業5社から取得後、売却される。株式譲渡日は9月30日(金)。

 PAGは、より強固なブランド醸成を通じた集客力の向上の可能性やレジャー市場の回復の見込みなどを評価。2013年にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府大阪市)の再生に関わった実績を生かしながら、アトラクションの導入やイベントなどへの投資でテーマパーク事業を拡大する考えだ。

 運営とブランディングについては、西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)やネスタリゾート神戸(兵庫県三木市)などのテーマパークのマーケティングを支援した刀(森岡毅社長、大阪府大阪市)が担う予定。

 ハウステンボスは1992年の開業以来、18年間赤字が続いていた。HISの傘下に入った2010年からは、10期連続で黒字化を達成。コロナ禍の影響で21年9月期決算の営業損失は29億600万円の赤字だった。

 HISは22年10月期決算で株式売却益として、特別利益646億6千万円を計上する。連結決算でも特別利益に反映させる。

 

東武トップツアーズ、水と緑の町・東庄町 モニターツアー参加者募る

2022年9月1日(木)配信

トレイルやサイクリング、カヤックなどが体験できる

 東武トップツアーズ(百木田康二社長)は、千葉県・東庄町で実施する「水と緑の町とうのしょうのヘルスツーリズム アクティビティツアー」のモニターツアー参加者を募っている。第1回が10月22日(土)、第2回を11月26日(土)に実施する。

 同ツアーは、千葉県の東庄町観光協会と千葉銀行の協力のもと、観光庁の「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の一環として催行する。

 ヘルスツーリズムをテーマに、町の北部を流れる黒部川での「リバーカヤック」や、豊かな森林地帯が広がる景勝地「東庄県民の森」や、町中を駆け抜ける「トレイルランニング」を体験。浪曲や講談で有名な「天保水滸伝」ゆかりの地など、町の史跡をガイドによる案内付きでまわる「史跡めぐりサイクリング」など多彩なアクティビティを楽しめる。

 第1回はリバーカヤックと史跡めぐりサイクリング、第2回がトレイルランニングと史跡めぐりサイクリングを体験できる。両日ともアクティビティ終了後、天然鉱石を使用した準天然温泉でくつろげる時間を用意している。さらに、ツアー当日は地元事業者の協力のもと企画・開発した、同町特産のSPF豚を使用した栄養・ボリューム満点の「アスリート弁当」を提供。健康増進の3本柱である「運動」「栄養」「休息」のすべてを東庄町で体験・体感できるツアーとなっている。

 募集人数は先着順で各回20人。申し込みは第1回が9月30日(金)、第2回が10月31日(月)まで。ツアー参加費用は実証事業のため無料。申し込みは同社ウェブサイト内の特設サイトで受け付けている。

八丈島サスティナブル・アイランド実現へ 八丈町、みずほ銀行が包括連携

2022年8月31日(水) 配信

(右から)梅宮副頭取、山下町長、牛窪みずほリサーチ&テクノロジーズ副社長

 八丈島サスティナブル・アイランド実現へ――。みずほフィナンシャルグループ子会社のみずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは8月30日(火)、東京都・八丈町と包括連携協定を結んだ。

 DXの促進を通じ産業振興と定住促進・島外からの移住受入推進、安心・安全な地域社会インフラ整備、島民の生活利便性の向上の4項目で連携。八丈島ならではの魅力を生かした持続可能な地域社会の創出することが狙い。

 まずは、八丈町が取り組む東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」の事業遂行にあたっての伴走支援を行う。

 八丈町は東京都が2022年度に新設した「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」を活用し、観光、水産業、防災・減災、行政のDXとデータ連携基盤の導入に取り組んでいる。観光DXでは、八丈島の自然環境や固有資産とデジタル技術を掛け合わせ、AIを活用しザトウクジラの来遊状況予想精度を現状の2倍に高めたり、魅力を発信する観光アプリを開発したりすることで観光業の活性化を目指す考え。

 同事業に関しみずほは、戦略パートナーとして、事業計画や個別政策の企画立案、連携する企業や大学、研究機関との調整、協働など事務局機能を担う。

 同日、みずほ銀行丸の内本部ビルで調印式が行われた。

 執行役員の梅宮真福頭取は、「東京都の事業の最終年度となる2024年度は、八丈島の町政70周年でありみずほ銀行の特別出張所の開設60周年でもある。両者にとって節目の年となるこの最終年度に向け、八丈島スマートアイランド、サスティナブル・アイランドとして新しい社会生活の仕組みを構築したい」と持論を展開。そのうえで「みずほが目指すのは、自治体と連携した社会課題解決の取り組みの強化」と語り、「八丈島での取り組みを通じ、みずほグループとしてDXやサステナビリティの知見・ノウハウを実践を通じ高度化するとともに、他の地域の先進事例となる事業の創造を通じ、今後、全国の自治体が抱える社会課題の解決に資するサービス展開を強化する」と力を込めた。

 一方の山下奉也八丈町長は「町の取り組みが今後全国の離島地域のモデルとなるような先進的な取り組みになることを期待している」と思いを語った。

ウェスティンホテル東京で本場のBBQ  9月12日からWeber Inc.とともに「Westin Special BBQ featuring Weber」開始

2022年8月31日(水) 配信

本場のBBQを提供

 ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)は9月12日(月)から、「Westin Special BBQ featuring Weber」を開始する。今年創業 70周年の節目を迎えるアメリカのBBQグリルブランド Weber Inc.とともに、同ホテルのインターナショナルレストラン「ザ・テラス」で、厳選された食材と Weber 流のユニークな調理法による、ここでしか味わえない本格派 BBQ が楽しめる。

 同ホテルでは昨年から、恵比寿という都会にありながら喧騒を忘れさせてくれる緑豊かなレストラン「ザ・テラス」のパティオを生かし、ラグジュアリーさを加味したバーベキュープランを提供していた。今回の企画は、70周年を迎えるWeber Inc.が日本人にBBQグリルや調理法を広めるための最適な手段を模索するなか、ウェスティンホテル東京が同社のグリルを使用しバーベキュープランを提供していることを知り実現した。

大型のWeberガスグリルだからこそ調理可能な骨付きの厚切り肉や丸ごと野菜をふんだんに使用

 Weber らしい豪快さとウェスティンホテル東京らしい上質な味わいの両方が楽しめる期間限定メニューは、両社のシェフが意見交換を行い、Weber流の本場アメリカらしいオリジナルスパイスを効かせた調理法をもとに、ウェスティンホテル東京の一流シェフが素材の魅力を存分に生かす技で仕上げた。

 また Weber Inc.は今回のコラボレーションを機に、ウェスティンホテル東京を同社のグリルや器具を使って誰でも簡単に本格的なBBQ体験ができる「Weber Select」の施設として認定した。

 「Westin Special BBQ featuring Weber」は、10 月 31 日(月)まで実施。提供時間はランチ が11:30~14:00、(土日祝は12:00~16:00)、ディナーが18:00~21:30(土日祝は17:00~21:30)。料金は、1万5800円(税・サービス料込)。