日本で「最も居心地の良い場所」は屋久島に Traveller Review Awards 2022(ブッキング・ドットコム)

2022年2月16日(水) 配信

Sankarahotel&spa屋久島(イメージ)

 ブッキング・ドットコム・ジャパン(東京都港区)はこのほど、世界の126万1273者の宿泊施設やレンタカー貸出所、空港発着タクシードライバーに対して、「Traveller Review Awards 2022」を授与した。併せて、日本で「最も居心地の良い場所」を選定し、発表した。

 同賞は、新型コロナ感染症の影響が長引く状況下で、旅行者の思い出作りや円滑な旅行をサポートしている事業者の功績を称えるもの。世界中の旅行者からの2億3200万件以上の口コミをもとに選ばれた。

 日本では1万3979軒の宿泊施設が受賞し、各地域の受賞施設の割合を比べたところ、1位は3年連続で「屋久島」だった。次いで、2位が長野県野沢温泉市、3位が山梨県富士吉田市、4位が長野県・小谷村、5位が長野県・白馬村──と続いた。

 また、同社はランキング上位の地域の中でアワードを受賞したおすすめの宿泊施設を紹介した。

 Sankarahotel&spa屋久島は、山と海に囲まれたロケーションを持つオーベルジュ型リゾートホテルで、屋久島の地元食材を楽しめる2つのレストランを併設している。

 山梨県富士吉田のHOSTEL SARUYAは、街づくり活動の一環として、地区80年の元美容院をリノベーションしたホステル。地域事業者とコラボしたアメニティが提供されているなど、富士吉田市の魅力を感じることができる。

 長野県・小谷村のHIEDA SANSOは、コルチナスキー場に直結しており、ウインターアクティビティ好き御用達のヴィラ。バーベキュースペースや焚き火台も併設しているため、オールシーズンで滞在を楽しむことができる。なお、クチコミスコアでは、10点満点中10点を獲得した。

JTBガイアレック、福島の今を知る旅 体験型ツアーを発売

2022年2月16日(水) 配信

震災遺構「浪江町立請戸小学校」(外観)

 JTBグループのJTBガイアレックは2月14日(月)、JTBと福島相双復興推進機構と連携し、「ふくしま浜通り いまを知る」をテーマに、東京・大阪・福島発の添乗員同行ツアーを売り出した。出発日は3月15日(火)、23日(水)。東日本大震災により被災し、福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示などの対象地域となった福島県の相双地域などの地域価値創出と交流人口拡大に向け、ツアーを企画・実施する。

 ツアー名は「福島相双地域から いわき湯本温泉へ 3日間の旅」。長らく居住制限区域や帰還困難区域の指定が解除されず、とくに大きな影響を受けた相双地域などに行き、地域の再生に向けて人が集まり、交流・関係人口の拡大をはかっている「今」を知ってもらうことを目的にしている。

 災害時に思いを馳せつつ、復興途上の今この瞬間しか見ることのできないエリアを旅する、まさにホープツーリズムを象徴するツアー。ツアー2日目には、富岡町3・11を語る会代表の青木淑子氏による“口演”、「いこいの村なみえ」(福島県・浪江町)からJヴィレッジ(同・楢葉町)まで同行解説を予定している。

 今後、3社協業により東日本大震災の被災地域別エリアへの添乗員同行ツアーをはじめ、学校向けの学習コンテンツの提供、企業に向けた企業研修旅行など移住や誘致につながる取り組みを検討していくという。

 旅行代金は6万5800円~12万3800円。

アソビュー、5000円分ギフト当たるCP実施 まん延防止解除後に施設来訪を

2022年2月16日(水) 配信 

CPのイメージ。100人に当たる
 まん延防止等重点措置の発令中に、家族で子供のやりたいことを見つけ、解除後に観光施設などを訪れてもらおうと、インターネットでのチケット販売を手掛けるアソビュー(山野智久社長、東京都渋谷区)は同措置終了後まで、5000円分のアソビュー!クーポンを抽選で100人にプレゼントするキャンペーンの応募を受け付けている。
 
 同クーポンは那須りんどう湖ファミリー牧場(栃木県・那須塩原町)や東京ジョイポリス(東京都港区)など全国7500店舗で利用することができる。使用期限は2022年5月8日(日)まで。応募は同社ツイッターアカウント@ASOVIEWofficialをフォローし、CPのツイートをリツイートすることで完了する。当選通知はDMで知らせる。
 

沖縄旅行でレンタカーとオムツがセットに ジャルパックがDP専用で販売

2022年2月16日(水) 配信

赤ちゃん連れに紙オムツ「ミラフィール」付オプションを設定

 ジャルパック(江利川宗光社長、東京都品川区)は2月14日(月)、オリックス自動車(上谷内祐二社長、東京都港区)協力のもと、乳児連れの顧客の荷物軽減をはかるため、レンタカーとオムツをセットにしたJALダイナミックパッケージ専用オプショナルプランを売り出した。方面は沖縄で、2月17日(木)~9月30日(金)の利用が対象。

 ブリッジウェル(石橋真彦社長、東京都江東区)が提供する、赤ちゃん用の最高品質紙オムツ「Mirafeel(ミラフィール)」の2枚入りパッケージが1日当たり2セット付く(MまたはLサイズを予約時に選択)。オムツはレンタカー配車時に受け取れるため、荷物にならない。配返車場所はオリックスレンタカーJALパックプレミア店限定で、車種のクラスはSクラスおよびWAクラス。

 同社は「安全・安心・高品質に基づく付加価値の向上や細やかな改善を積み重ねることで商品価値を高め、お客様の声をお聞きしながら多様化するニーズに対応し、今後もお客様が望む商品の提供に努めていきたい」とアピールする。

【静岡・伊豆の国市と三島市視察ツアー】鎌倉殿13人ゆかりの地 史跡中心に観光素材を巡る

2022年2月16日(水) 配信

三嶋大社

 今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公、北条義時は現在の静岡県伊豆の国市が生誕の地。市内には義時をはじめ、父の時政など北条ゆかりのスポットも多い。静岡県東京事務所はこのほど、同市や三島市に残る史跡を中心に2市の観光素材を巡る視察会を開いた。

【野村 一史】

 願成就院(伊豆の国市)は北条時政が、源頼朝の奥州攻めの成功を祈って1189(文治5)年に建立した寺。北条義時や泰時によって堂塔が整備された。発掘調査で大御堂や南新御堂、南塔、池などの跡が明らかになり、壮大な浄土様式の寺院だった往時の広さを想像させる。境内は国指定史跡に指定され、時政の墓もある。

願成就院

 また、寺には運慶作の木造阿弥陀如来坐像、木造不動明王像、童子立像(2体)、木造毘沙門天立像の5体が安置され、いずれも国宝に指定されている。運慶が30歳代のときの作品で静と動の対比を感じとれる。

 拝観料は大人700円、中・高生400円、小学生200円。

 伊豆パノラマパーク(伊豆の国市)はかつらぎ山山頂まで架かるロープウェイ。山頂には碧テラスが整備され、富士山と駿河湾の絶景を一望できる。また、3つの水盤を設け、富士山、駿河湾、空の青を鮮やかに水面に映し出す。テラスにはソファも設置され、ゆっくり寛げる。このほか個室感覚の有料のプレミアムラウンジ「かつらぎ茶屋 プライベートガゼボ」(4室)もある。

 ロープウェイの運賃は往復大人2400円、子供1200円。片道同1600円、同800円。

 江間いちご狩りセンター(伊豆の国市)はハウス90棟を要する静岡最大のいちご狩り施設。今年は5月8日まで。利用方法はセンターにある駐車場内の事務所窓口で入園券を購入、指定されたハウスに移動し30分のイチゴ食べ放題を楽しむ。味わえるイチゴは「章姫」もしくは「紅ほっぺ」。料金は3月31日までが大人1800円、幼児1500円。4月1日―5月8日が同1400円、同1100円。

 三嶋大社(三島市)は源頼朝が源氏再興を祈願し、神助を得て成し遂げたことで、より崇敬することになった。

 国指定重要文化財の本殿は1866(慶応2)年に建立。本殿、幣殿、拝殿の3つの建物が連なる複合社殿。総ケヤキ素木造り。正式参拝や御祈祷を執り行う。舞殿は1867(慶応3)年に建立。年間を通じ神事、奉納行事が執り行われる。神門も舞殿と同じく1867年に建立。芸能殿は旧総門。1930(昭和5)年の北伊豆地震で倒壊した後、芸能殿として現在の場所に移築された。総門は北伊豆地震の翌年に建立。門に架かるしめ縄は重さ400㌔、太さ2㍍、長さ6・4㍍もある。

 このほか境内には北条政子奉納と伝えられる蒔絵手箱(国宝)など大社に伝わる御神宝、文書、資料などを保管する宝物館、樹齢1200年と推定される国指定天然記念物の金木犀、源頼朝や北条政子が腰を掛けて休息したと伝わる腰掛石などがある。

 宝物館の拝観料は大人500円、高校・大学生400円、小・中学生300円。

西武HD ホテルやゴルフ場、スキー場31物件を売却

2022年2月15日(火) 配信

後藤高志社長

 西武ホールディングス(後藤高志社長)はこのほど、GIC rivate Limited(GIC)関係会社のReco Pine Private Limitedに「ザ・プリンスパークタワー東京」や「サンシャインシティプリンスホテルグ」、「万座温泉スキー場」などホテルやゴルフ場、スキー場31物件を売却すると発表した。

 資産譲渡の実行日は、今年9月を予定する。譲渡価格は約1500億円、譲渡益は約800億円となる見通し。売却後の31施設の運営は、同HD連結子会社の西武・プリンスホテルズワールドワイドが担い、ホテル・レジャー資産のビルマネジメント業務は同HD連結子会社の西武SCCATが行う。

 今回の決定は、21年5月13日に公表した「西武グループ中期経営計画(21~23年度)」に基づいており、収益の極大化を企図するとともに、西武グループのアセットライト化の推進とホテル・レジャー事業の一層の発展、西武グループ全体の企業価値の極大化につなげることが狙い。GICとの長期的なパートナーシップを構築することも目的だ。

佐渡島の「やまきホテル」事業停止 負債は約11億円に(帝国データバンク)

2022年2月15日(火) 配信

 新潟県佐渡市の「やまきホテル」(山口美津江社長)は1月27日(木)に事業を停止し、債務整理を弁護士に一任した。帝国データバンクによると、負債は約11億円。

 同社は1946(昭和21)年創業、56(昭和31)年法人改組。「両津やまきホテル」の経営を手掛け、客室数92室、収容人員約430人で、コンベンションホールなども完備していた。佐渡島ではトップクラスの設備を誇り、民謡ショーなどのサービスを展開。新潟県内や関東を中心とした県外からの宿泊客に対応していた。台湾など海外からの観光客も積極的に受け入れ、96年3月期には年間収入高約10億200万円を計上していた。

 しかし、その後、佐渡島内の観光客減少により業績が悪化していった。積極的な設備投資に充当した借入金返済の目途が立たず、2008年には金融債務がサービサーに譲渡されるなど、資金繰りの逼迫が表面化していた。

さらに20年春から新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足は急減し、21年3月期の年間収入高は約5000万円に落ち込んだ。新型コロナ対応融資などを利用してしのいでいたが支えきれず、今回の事態となった。

NAAなど、5G活用した自動運転バスを実験 危惧される人手不足解消へ

2022年2月15日(火) 配信

実験で使用する自動運転車両「GSM8」

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は2月28日(月)まで、東日本電信電話(NTT 東日本)とティアフォー、KDDIと連携し、同空港内で場所を限定して構築された高速通信網「ローカル5G」を活用した遠隔監視型自動走行バスの実証実験を行っている。少子高齢化の急速な進行で労働人口が減少するなか、将来空港でも危惧される人手不足を解消し、人に起因する車両事故の軽減もはかる。

 同実証実験は、国土交通省航空局主催の「空港制限区域内における自動走行の実現に向けた検討委員会」における自動運転レベル4相当の導入に向けた実証実験と、総務省「令和3年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の一環で実施する。

 今回は、同空港制限区域内の第2~3ターミナル間で自動運転車両「GSM8」を自動で走行させ、緊急時にもドライバーが対応せず、システムが運転の主体として責任を持つ自動運転レベル4の実装に向けて課題を抽出する。

 4社は実験終了後、「空港制限区域内における自動走行の実現に向けた検討委員会」で成果を報告し、制限区域内での自動走行のルール策定に貢献していく。さらに、ローカル5Gなどを活用して同空港の制限区域外でのレベル4相当の自動運転の実装や他空港への普及も目指す。

下関市立大学、旅館専門家養成コース開講 日本旅館協会と組んだカリキュラム用いる

2022年2月15日(火) 配信

プログラムのポスター。オンラインと対面で実施する

 下関市立大学附属リカレント教育センター(山口県下関市)は2020年6月から社会人を対象とした授業を行っている。22年4月16日(土)から23年2月18日(土)には、初の産学連携で日本旅館協会と協働で組んだカリキュラムを用いたプログラム「旅館マネジメント専門家養成コース」を開講する。対象は旅館やホテルの現場で働く人をはじめ、接客やそのマネジメントの学習を希望するサービス業従事者。

 今の時代に求められる「旅館」ならではのホスピタリティと人材育成を専門的に学び、現場につなげることを目指す同プログラムは、宿泊業に関する基礎だけでなく、これからの社会を見据えた組織とサービスのマネジメントに必要な知識や技能を育てる。日本旅館協会の会員も講師を務める予定だ。

 具体的には「組織論①リーダーシップの種類と変遷」や「他者理解とマネジメント④ダイバーシティの理解」、「旅館が取り組むべきこれからのSDGs」、「旅館が備える災害対応、災害時の事業継続計画(BCP)」など40コマを60時間で開く。

 社会人でも受講しやすいようにと、開催時間は月2回程度の土曜日に約3時間とした。また、講義はオンラインと対面で実施。遠方からでも参加してもらう考えだ。募集人員は20人程度。申込期間は2月22日(火)まで。受講料は6万円となる。

スタジオジブリ初の観光動画「風になって、遊ぼう。」が好評 愛知県

2022年2月15日(火) 配信

ジブリの世界観が観光動画に(※こちらから動画は開けません)

 愛知県はこのほど、スタジオジブリが制作した同県の観光動画「風になって、遊ぼう。」の再生回数が、公開から2週間で約30万回に達したと発表した。スタジオジブリが初めて手掛けた観光動画で、ジブリ作品に通底する、風や飛翔、走る喜びや、歴史を感じるノスタルジーを巧みに織り込んだ構成に加え、映像や音楽とのシナジーも相まって、公開直後からYouTube上では好意的な反響が大きいという。

 動画は、全編を通して愛知県内で撮影を行った実写作品。県内の観光スポットを単に紙芝居的に見せるのではなく、主人公の少女が「風になって」各地を駆け巡るストーリー仕立ての構成になっている。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、1月27日(木)に開かれたメディア向け発表会で、「(ジブリが)アニメーションでないものを手掛けるのは、非常に珍しい」と語っている。

 中川龍太郎監督は、「スタジオジブリの素晴らしい作品たちが表現してきた、疾走感や冒険への憧れを表現する『挑戦』」と受け止め、制作をスタート。ジブリの作品世界に通じるロケ地を探すため、この種のショートムービーでは異例となる、通算10日以上に及ぶロケハンを愛知県内で実施した。中川監督は、出演者の「走り方」にもこだわり、オーディション参加者に実際に走ってもらう選考を重ねて、ランニングフォームが美しい園原ららさん(愛知県在住)を少女役に選定した。

疾走感を表現するため、ランニングフォームが美しい園原さんを選定©2022 Studio Ghibli

 YouTube上のコメントでは、「少女が走り出した瞬間、カメラの視点がまるで風になったような気持ちにさせてくれた」「カメラワークのおかげで臨場感が本当に凄すぎるし、現実世界なのにジブリの中に入ってるみたいだなって思ってたらメイとサツキの家(原文ママ)が出てきて鳥肌立ちました…」「風に乗って、豊かな自然と暮らす人々の気配や歴史を感じながら旅している様で、心地よく、この土地を大切にしたいなぁ、と胸に迫るものがありました。商業的じゃなく、物語を展開させるPR動画…流石です」など、絶賛する声が多数寄せられているという。

 動画には県民にも良さを再認識してもらいたいという狙いもある。愛知県の調査では、県民が友人や同僚に対し、愛知県への観光を薦める可能性は低い傾向が続いており、2020年の調査でも、48.0%が「可能性が低い」との選択肢を選んでいる。2週間以上県内を巡った神奈川県出身の中川監督は、「この作品を通じて、実際に愛知にお住まいの方々にふるさとの素晴らしさを再発見してもらえたら、こんなに嬉しいことはない」とコメントしている。

 なお、動画で紹介しているのは全15スポット。(※番号は動画内での紹介順)。